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[20180901]

Hello Tiny People ! I Will Catch
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。7年ぶりの作品で、それまでに制作していたCMソングなども含まれています。邦題はグーテフォルクの声飛行で、声の多重録音によるヴォイスオーケストレーションを作り出しています。アンニュイな歌声ではありますが、自分の一番の武器は声だという事に辿り着いたようです。

1. 声飛行
2. Dring Dring!
3. Rainbow Rainbow
4. Over The Moon
5. Galop
6. Betises
7. Light Shadow Flower People
8. Dreamer
9. Meteorite
10. Je m'en fiche
11. Pardon Pardon
12. Luv Luv Luv

独自のポップ世界を追求しながらも、サンプラーの使い方も巧妙になっています。Space Shower Musicレーベルに移籍しています。同じレーベルで2つと続けてリリースした事がありません。毎回変わります。何故一つのところに落ち着かないのか、これだけの才能、作品を作れる人なのに、その対価を払えるレーベルが無いのか、いっそ海外のレーベルに移った方がいいのではないかと思います。もっと世界に知らしめていかなければならない人だと思います。

素朴な音源をいつものように使っていますが、音の粒立ちが鮮明で、素晴らしいミックスになっています。それでも日本のインディーズならではの雰囲気は全く崩していません。それがいい事なのか、マイナス面なのかは判断しかねますが、これだけの作品が作れるようになったので、その先に進んでいただいた方がよろしいかと存じます。日本に小さく閉じこもっているべきでは無い人だと思います。

声飛行
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[20180901]

太陽のシャンデリア
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。どんどんポップ感覚を磨いてきて、ジャズ的なアレンジはアクセントのみになってきています。ファンタジーな雰囲気はありますが、童謡の感じでは無くなっています。自分のスタイルを確立してきていると言ってよいでしょう。しかし、作品ごとにレーベルを移籍するほど状況は思わしく無いと思います。世界的にな知名度はどんどん上がってきていますが、知名度ほど売れていないのが現状のようです。

1. Picnic
2. Cornflakes joyride
3. Garland garland
4. Pupa
5. Pio
6. Taiyo no uta
7. Illuminations
8. I am rain
9. Hinagiku
10. Wonder eden

思い切って海外のレーベルに移籍してしまえばもっと活動環境も変わってくると思いますが、日本にこだわるのは何故なんでしょう。アルバムタイトルが日本語になっている事も自信の現れだと思いますし、それにしては日本語で歌うのは少ないし、作風は完全に海外向けです。しかし、この凝り方というのは完全に日本流なのです。隙間を埋めようと完璧なアレンジをしないといけない、という強迫観念が日本の音楽業界には昔からあるのです。それは洋楽に対するコンプレックスからくるものだと思いますが、西洋の真似をするだけの時代はもう終わっているのです。

日本ならではの文化を発信出来る能力を兼ね備えたアーティストだと思いますし、ここまで作り込まなくても、彼女の世界観は作り出せると思います。逆に彼女の個性を散漫な形にしてしまってはいないか。ここが日本で活動している盲点だと思います。もっと海外に出ていって問答無用の音楽を作って欲しいと思ってしまいます。それほど完成度の高い内容になっています。

Picnic
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[20180831]

Tiny People Singing Over The Rainbow
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。邦題はグーテフォルクと流星群。イントネーションはジャズ的ですが、もはやジャズであろうとはしていません。童謡的な雰囲気も溶け込ませて、これまで散りばめられていた様々な要素が一つになって、Gutevolkとしての音楽を確立させています。それによって、これまでには無いポップ性を表現出来るようになっています。

1. Portable Ram
2. Dream Walker
3. This Moon Following Me
4. Seed Of Sky
5. I Like Rainbow
6. Ao To Kuro
7. The Door To Everywhere
8. Planetarium
9. Sing A Ring
10. Antenna

サンプラーを含めたプログラミングに幾つかの生演奏も重ねています。これまでと同じ様にシンセ、電子音と感じさせる音源は少なめで、生演奏のようでありながら生演奏とは違う不思議な表情を持った音楽という世界観は変わっていません。無表情のように歌う声を際立たせる役目になっていて、それでいてジャズ的な躍動感を持っている。そのスタイルは変わりなく進化させています。

彼女の音楽履歴は、自主制作の映画のサウンドトラックを手がけた事から始まっていて、ヴィジュアルを想定したような音楽というスタンスは変わっていないと思います。その映像も独特のインディーズな映像だと思いますし、そこに電子音を感じさせない音源が独特の質感を作り出しています。独特の質感を作り出すのにサンプラーが活用されています。その空間を切り取る事が出来るサンプラーの特性を活かす事が出来る素晴らしいセンスの持ち主だと思います。

Portable Ram
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[20180830]

Suomi
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。ジャズの面を強調したスタイルで生演奏の割合が増えています。インプロヴィゼーションのような演奏による童謡の様な音楽。不思議な感じですが、ジャズによる童謡というスタイルは矢野顕子が確立しています。矢野顕子ほど癖がないところが彼女の特徴で、さらりと聴かせるところが魅力です。

1. Kikyu Ni Notte
2. sora
3. horizonto
4. Hajimete No Yuki
5. parallel land
6. clock waltz
7. travel of rain
8. snow flake
9. air train
10. final land
11. strange seed

日本語の割合も増えてきました。日本語のイントネーションが海外では不思議な印象を与えますので、これが武器になる時代が来たのです。現在に至るオタク文化による日本の評価は上昇していきますから、的確な表現になっていると思います。海外のアーティストが日本のインディーズから影響を受けるパターンも出て来ます。その中でも明快な存在感を示しています。

シンプルな歌とビバップな演奏。このコントラストが彼女の武器であり、ポップスとしても洗練されていない、ジャズとしても洗練されていないネイキッドな感触。決して癒し系にはならない、だけどほのぼのとした気分になれる。この不思議な感触は日本ではありそうでも、ここまでの質感は滅多にありません。あまりエレクトロニカな部分を感じさせないようになっています。

Kikyu Ni Notte
⇒ 続きを読む

[20180829]

The Humming Of Tiny People
(1998/07/14)

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西山豊乃改め、Gutevolkという名義にて一人プロジェクトを開始、2002年のファーストアルバムです。柔らか目の電子音によるエレクトロニカポップな世界を展開しています。西山豊乃時代と同じくジャズやボサノヴァ、シャンソンなどの雰囲気を持った曲作りになっています。

1. musical balloon
2. dream fish
3. rainy dragoon
4. yume-kitan
5. arrested
6. coquille
7. morrow
8. see you tomorrow
9. voice in a pool
10. hinagiku
11. moon tripper
12. the humming of tiny people
13. strange dream
14. mizuno soko(live version)

邦題はグーテフォルクは水の中、フランス語や英語で歌っていますが、日本のインディーズだという印象が全面に出ています。90年代には世界に通用する日本のインディーズからの女性アーティストがいくつか登場しましたが、その流れを汲んでいると思います。才能実力共にその力を十分に兼ね備えています。

日本の童話のような世界観をエレクトロニカスタイルで、世界にも通じるような感性で表現しています。シンプルでポップな内容ではありますが、敷居はそんなに低くなく、大人のための童謡のような作品です。サンプリングも使っていますが、音質的に統一された世界観を生み出しています。新たな才能の幕開けです。

Musical Balloon
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