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[20180831]

Tiny People Singing Over The Rainbow
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。邦題はグーテフォルクと流星群。イントネーションはジャズ的ですが、もはやジャズであろうとはしていません。童謡的な雰囲気も溶け込ませて、これまで散りばめられていた様々な要素が一つになって、Gutevolkとしての音楽を確立させています。それによって、これまでには無いポップ性を表現出来るようになっています。

1. Portable Ram
2. Dream Walker
3. This Moon Following Me
4. Seed Of Sky
5. I Like Rainbow
6. Ao To Kuro
7. The Door To Everywhere
8. Planetarium
9. Sing A Ring
10. Antenna

サンプラーを含めたプログラミングに幾つかの生演奏も重ねています。これまでと同じ様にシンセ、電子音と感じさせる音源は少なめで、生演奏のようでありながら生演奏とは違う不思議な表情を持った音楽という世界観は変わっていません。無表情のように歌う声を際立たせる役目になっていて、それでいてジャズ的な躍動感を持っている。そのスタイルは変わりなく進化させています。

彼女の音楽履歴は、自主制作の映画のサウンドトラックを手がけた事から始まっていて、ヴィジュアルを想定したような音楽というスタンスは変わっていないと思います。その映像も独特のインディーズな映像だと思いますし、そこに電子音を感じさせない音源が独特の質感を作り出しています。独特の質感を作り出すのにサンプラーが活用されています。その空間を切り取る事が出来るサンプラーの特性を活かす事が出来る素晴らしいセンスの持ち主だと思います。

Portable Ram
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[20180830]

Suomi
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。ジャズの面を強調したスタイルで生演奏の割合が増えています。インプロヴィゼーションのような演奏による童謡の様な音楽。不思議な感じですが、ジャズによる童謡というスタイルは矢野顕子が確立しています。矢野顕子ほど癖がないところが彼女の特徴で、さらりと聴かせるところが魅力です。

1. Kikyu Ni Notte
2. sora
3. horizonto
4. Hajimete No Yuki
5. parallel land
6. clock waltz
7. travel of rain
8. snow flake
9. air train
10. final land
11. strange seed

日本語の割合も増えてきました。日本語のイントネーションが海外では不思議な印象を与えますので、これが武器になる時代が来たのです。現在に至るオタク文化による日本の評価は上昇していきますから、的確な表現になっていると思います。海外のアーティストが日本のインディーズから影響を受けるパターンも出て来ます。その中でも明快な存在感を示しています。

シンプルな歌とビバップな演奏。このコントラストが彼女の武器であり、ポップスとしても洗練されていない、ジャズとしても洗練されていないネイキッドな感触。決して癒し系にはならない、だけどほのぼのとした気分になれる。この不思議な感触は日本ではありそうでも、ここまでの質感は滅多にありません。あまりエレクトロニカな部分を感じさせないようになっています。

Kikyu Ni Notte
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[20180829]

The Humming Of Tiny People
(1998/07/14)

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西山豊乃改め、Gutevolkという名義にて一人プロジェクトを開始、2002年のファーストアルバムです。柔らか目の電子音によるエレクトロニカポップな世界を展開しています。西山豊乃時代と同じくジャズやボサノヴァ、シャンソンなどの雰囲気を持った曲作りになっています。

1. musical balloon
2. dream fish
3. rainy dragoon
4. yume-kitan
5. arrested
6. coquille
7. morrow
8. see you tomorrow
9. voice in a pool
10. hinagiku
11. moon tripper
12. the humming of tiny people
13. strange dream
14. mizuno soko(live version)

邦題はグーテフォルクは水の中、フランス語や英語で歌っていますが、日本のインディーズだという印象が全面に出ています。90年代には世界に通用する日本のインディーズからの女性アーティストがいくつか登場しましたが、その流れを汲んでいると思います。才能実力共にその力を十分に兼ね備えています。

日本の童話のような世界観をエレクトロニカスタイルで、世界にも通じるような感性で表現しています。シンプルでポップな内容ではありますが、敷居はそんなに低くなく、大人のための童謡のような作品です。サンプリングも使っていますが、音質的に統一された世界観を生み出しています。新たな才能の幕開けです。

Musical Balloon
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[20180828]

Yura Yura Yureru
(1998/07/14)

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日本人女性西山豊乃の本人名義による99年に残された唯一のフルアルバムです。後に一人プロジェクトGutevolkを名乗る事になるのですが、この時点でも類まれな才能を発揮しています。フランス語や日本語で歌っていて、シャンソン、ボサノヴァ、ジャズなどをアンニュイにエレクトロポップに仕上げています。

1. 六月の散歩
2. L'Été
3. イロノプリズム
4. Je, Peux, Te, Voir
5. ひまわり
6. ユレテル・ウカンデル
7. Foot Fall #1
8. ヨル・トリ・カゼ
9. なしのかたちの曲
10. ホシノオト
11. ソファミ
12. Foot Fall の主題による変奏曲
13. よるのうた

一人打ち込みによるアレンジにしても、相当の知識とセンスが無ければ、これだけのものは作れません。90年代後半からサンプリングミュージックに疲れていたアーティストが電子音によるエレクトロニカを作る事が多くなっていて、それは日本のインディーズにも影響を与えていました。当時の日本のインディーズには独特のアンニュイな雰囲気があり、それにエレクトロニカな感覚が新たな可能性を与えています。

生演奏、生楽器の使用など、完全にエレクトロニカにはなっておらず、ほのぼのとした柔らかなサウンドでありながら、ジャズのインプロビゼーションな感覚のアレンジなど、一癖も二癖もある素晴らしい内容になっています。それをシンプルにポップにまとめる才能は日本人離れしています。日本のインディーズのみに埋れさせるわけにはいかない才女です。

L'Été
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[20180827]

Any Place But Here
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。サンプラーにハマったみたいで、フレーズサンプリングを組み合わせたビッグビートみたいな内容になっていますが、いつものゆるい感じは健在で、独特のグルーヴを作り出しています。以前よりはこなれてきているようですが、あくまでもひねくれたビートに終始しています。

1. Educational Archive I (Intro)
2. No Hidding Place
3. Dark Lullabies
4. Harvest Of Shame
5. Educational Archive II (Take Something)
6. 3 AM
7. X-Ray Film
8. Mistery Of Time
9. Feel Like Crying
10. Any Place But Here
11. Carefully
12. Summer Solstice Transistor
13. Educational Archive III (Biofeedback)
14. This Year, Next Year, Sometime
15. Marco Polo Street
16. The Sword And The Flute
17. Educational Archive IV (Health Triangle)
18. Walk Away
19. Erasing Memories

もう決定的に意図的にこのへたうまな感じを作り出しています。ラップトップミュージックなのにへたうまとは恐れ入ります。サウンドコラージュの延長線にある感覚ですが、しっかりビート感は作っています。かなりヨレヨレのビートですが、あくまでも踊らせないビートです。ここまで徹底しているのも珍しいです。

フォークトロニカの異形なスタイルだと思えば納得いかなくもありません。鳥や動物の鳴き声もしっかりビートの一部に変形させているのはすごいです。素人みたいだと言っていた事を訂正します。変態的にプロフェッショナルです。これも小慣れてきたが故でしょう。誰も真似できない世界を生み出しています。

Full Album

[20180826]

Patterns For Smartness
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。サンプリング素材のコラージュを紡いでいく内容になっています。打ち込みというよりカットアンドペーストという現代音楽的な手法になっていますが、ここでも素人ぶりを遺憾無く発揮しています。サンプリング素材同士のベクトルを無視した、ただつなぎ合わせているだけのやり方なので違和感を覚えるという効果になっています。

1. To New Horizons
2. School Rules
3. Your Own Vocabulary
4. Pot Kids
5. Everything Goes Wrong
6. Sentinel In The Sky
7. The Mechanical Paradise
8. How Do You Know It's Love
9. Arise And Shine
10. Remember These Faces

今時素人でもこんな作り方はしません。ラップトップミュージックの機能も進化して、意図しているものに近い表現が簡易的に作れるようになっています。だからもっとスマートに音をつなげていく事が出来るし、違和感を持たせるなら、もっとドラマティックな演出も出来ます。しかし、本当に独学なのかは不明ですが、ただソフトをインストールして、音の素材を集めてきて、全く予備知識がなければこんな音楽が出来上がる事でしょう。

しかし、意図的にこのファジーな雰囲気を演出したいという事で制作されているのだとしたら、相当強気なミュージシャンだと思います。一般的に売れるようなレベルに達していないからです。しかし、彼の場合、常にこのスタイルですから、意図しているようにも感じられます。これが彼のスタイルであり、それを問答無用で提示していく。そんな硬派なミュージシャンはかなり久方ぶりです。でももう少しかっこよく決めてほしいものです。

Everything Goes Wrong
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[20180826]

El Drama Del Descenso
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。今回はエレクトロ、プログラミングの方が全面に出ています。それにしてもプログラミングについては素人レベルですね。それだけなら愛嬌がありますが、選択している音源がレトロなので、ダサさが倍増しています。音源が新しければ何とか救いもあったかもしれませんが、これは何をやりたいのか全く不可解な作品です。

1. A Hint Of Sadness
2. No One
3. Una Vida Tranquila
4. Los Paises Del Este
5. Desaparecer
6. El Hijo Tonto
7. Carla
8. Indecisiones
9. El Drama Del Descenso

一人多重録音の大半をデスクトップ編集するようになった、それだけなのでしょう。しかし、覚えたてのプログラミングでやりたい事をやっていたらどうしてもベーシックなレトロ嗜好になってしまった。サンプリングも見よう見まねで組み合わせていますが、ビートを作ろうとか、踊れる音楽を作ろうという回路がありませんので、こんなゆるい感じになってしまったというのが概要かと思います。

フォークトロニカ系で言えば、このゆるい感じはおかしく無いので、このままでいいやという感じなのでしょう。部分的に鋭い感じが少しでも見え隠れしていれば、意図的に作り出している雰囲気だと理解出来ますが、完全に独学で情報量も少ない中で制作しているとしか思えません。ある意味個性的なのです。多少エレクトロニカに寄せてきてはいますが、あくまでもそれは手段の一つであり、自分の音楽を作る、その過程の中にある、こなれていない微妙さが逆に魅力かもしれません。

A Hint Of Sadness
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[20180825]

Buenas Son Tortas
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。スペインのレーベルError! Lo-Fi Recordingsからのリリースになっています。契約期間が短いのか、年代でレーベルが変わっていきます。全ての楽器を一人で演奏した多重録音になっていて、今回はプログラミングがほぼ無いような演奏になっています。曲調もラテン、スパニッシュな雰囲気のトロピカーナっぽい感じになっています。

1. This Car Is Going Nowhere
2. Consejo Para Dormir Bien #1
3. Aquel Miedo Idiota
4. Y La Tarde Del Domingo
5. Cosas Que Nunca Hice
6. Consejo Para Dormir Bien #2
7. Un Día Perfecto
8. El Arco
9. Maniobra De Valsalva
10. Bonjour Tristesse
11. Too Late Blues... Again

トロピカーナ、ブラジリアンポップのような少しサイケ感もあるポップロックになっています。打ち込みじゃ無く生演奏で録音しているのも意図的な事かと思います。それでもバンドっぽい感じにしていないのは、トロピカーナの影響でしょうか。パーカッションも豊富にありますが、サンプリングループにしないで生演奏しています。

手作り感満載で、曲調も60年代後半のサイケフォークポップな雰囲気です。ポップだけど明るいわけでは無い、どこか斜に構えている当時の若者のスタンスに似ています。テクノロジーの発展したご時勢にこの内容はかなり挑戦的です。どこか印象派、現代音楽に近い感覚もあり、非凡な感じが伝わってきます。ヒット曲の一つくらいあればきっと世界は変わってくるのに。

This Car Is Going Nowhere
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[20180825]

Health Needs
(1998/07/14)

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ポルトガルのアーティストMikel Martínezの一人プロジェクトAitänna77の2007年のファーストアルバムです。プログラミングと生演奏をミックスさせたポップなフォークトロニカになっています。曲のタイトルが医療関係の言葉でまとめられたコンセプトアルバムになっています。

1. Ambulance
2. Emergency Department
3. Pain Unit
4. Lithostripsy And Shock Wave For Pain Unit
5. Intensive Care Unit
6. Patients Hotel
7. Sleep Disorder Unit
8. Hemodynamics, Arrhythmia Treatment And Cardio Rehab
9. Pre-op Unit
10. Vascular Surgery
11. Intensive Care Unit II
12. Patients Hotel II
13. This Must Be Heaven

サンプリング素材も医療関係の音でまとめられているのでしょうか、そこは定かではありませんが、医療現場を想像させるようなフィールドレコーディングした音源ではないかと思わせるところがあります。ポルトガルのインディーレーベルTest Tubeからダウンロード販売のみされていますから、広く知られていませんが、ポップでありながらユニークな内容になっています。

生演奏の部分が中心ですが、エレクトロニカな、音響派とまではいきませんが、シンプルな音でもかなり作り込んでいる感じがします。テクノ系も演奏が得意な人と、そうでない人では出来上がる音楽に大きな違いが出てきます。この人の場合はできる人なので、曲の作りがしっかりしています。装飾としてデジタルサウンドを使っている感じです。ポルトガルらしさはありませんが、独自に育まれたポップセンスが個性的です。こういうところにロックの未来が隠されているのかもしれません。

Full Album

[20180824]

Walls Became The World
(1998/07/14)

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2005年のアルバムで現在までの最新作になります。この後2012年にサントラのThe Georgia Guidestones Movie Soundtrackをダウンロードリリースしますが、ミニアルバムなので、彼のソロ作品としてはここまでとなります。エレクトロニクス、アコギだけでは無くエレキギターも含めて彼一人だけで制作されています。フォークトロニカならぬアコギトロニクスと命名している人もいます。

1. Prelude
2. Everyday (This Happens To You)
3. Warpaint
4. ...And Every Single One Of Them Went Up For Air
5. Sticks And Stones
6. The Nest
7. A New Place
8. Walls Became The World
9. The Hatching Ground
10. Sightings

クラシック音楽をベースとしてますが、ネオクラシカルといいますか、エレクトリックなのでプログレ的な雰囲気も持っています。打ち込み、DTMも覚えたのでやってみました的な内容で、サンプリングループの使い方も独特です。コンクリートミュージックのような切り貼りの仕方で、ビート感を出そうとか、そういう意識がありません。そういうところが特徴であり、そこが巧みになってくると面白みが半減すると思います。

生演奏で十分疾走感を出せる人ですから、プログラミングの方がそれについていけてないような逆転現象がユニークさと魅力になっています。これ以降作品を作っていないのはある意味正解です。プログラミングが上達してきたら普通になってしまうからです。情報量が多い昨今、他に類を見ない音楽を作るのは至難の技です。本来こういう譲歩しないような自由な音楽を求めるのがロックファンのマナーだと思うのですが、本当のロックファンも化石化してしまっているのではないでしょうか。

A New Place
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[20180823]

Conasauga
(1998/07/14)

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アメリカのギタリストKyle Dawkinsの2002年のファーストアルバムです。アコースティックギターやバンジョーを生演奏してオーバーダビングした内容になっています。まだエレクトロニカなサウンドは無く、ギタリストとしての可能性を模索している作品になっています。クラシックギターのみにあらず、フラメンコ、カントリーなどの要素も含まれています。

1. Conasauga
2. Kite
3. Water Witch
4. A Quiet Strand
5. Sticks
6. The Crow
7. Left, in a Room
8. Flight
9. Spindle [unlisted]

一人でアコースティックギターやバンジョーをダビングして制作されていますが、FlightではThe Georgia Guitar Quartetによる四重奏になっています。Kyle Dawkinsもその中のメンバーの一人なのですが、より自分の音楽を追求する意味でソロ作品としてリリースされました。クラシックギターだけにこだわっていないので、プログレやジミー・ペイジなどによるアコギの雰囲気にも似ています。

一人で伴奏、旋律を同時に演奏するクラシックギターですが、カルテットではそれを四人で分割、付け加えて演奏するわけですが、それを一人で多重録音で再現しています。クラシカルな内容だけでは面白味がありませんので、モダンな雰囲気としてカントリーやケルト、スパニッシュな奏法も取り入れています。次の作品でエレクトロニクスも取り入れますので、現代的な音楽としてのクラシックギターの可能性を追求している人だと思います。

Flight

[20180822]

Mozaika
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。専属のレーベルVidlik Recordsからのリリースになります。ウクライナでは大人気ですから、経済的にも力をつけてきているようです。エスニックな雰囲気もあるダイナミックなエレクトロポップで、まるで80年代サウンドのようでもありますが、音が全く違います。音のダイナミズムが80年代ではありえないほどクリアな輪郭を持っており、現在の技術でしかありえないようなサウンドになっています。

1. Vsesvit
2. Golos
3. Animal
4. Strum
5. Xto
6. Arka
7. Guns Don't Shoot
8. Alone
9. All Friends
10. Vatra

80年代の欠点は、出始めたばかりのポリフォニッックシンセの音のチープさにあり、音を入れ替えるだけで見事な作品に生まれ変わります。それを目の当たりにするような内容になっています。サンプラーの進化も大きいですし、地上アナログ放送と8Kテレビくらいの開きがあります。アレンジは80年代っぽいですが、ドラマティックな演出など、物創りがしっかり出来る人達ばかりのようで、非の付け所がありません。

ファーストは英語ばかりでしたが、今作はウクライナ語での歌もいくつかあります。それだけ自分たちに自信をつけてきたからこそだと思います。ウクライナではどんどんビッグになっていっていますが、世界に認められるのも遠く無い事だと思います。サウンドメイキングが的確なので古臭さを全く感じさせませんし、なんでこれまでこれだけの音楽を作って来れるものがいなかったのっだろうと、反省すべき作品だと思います。完璧な内容だけに、もう少し遊びがあった方が面白くなると思いますが、過不足は全く感じさせない素晴らしい出来栄えです。

Vsesvit
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[20180821]

Onuka
(1998/07/14)

Onuka商品詳細を見る


ウクライナのバンドOnukaの2014年のファーストアルバムです。アナログ盤では限定販売、ダウンロード販売ですが、Chillwave系でメジャー級のサウンドメイキングになっています。ウクライナ伝統楽器のバンドゥーラやソピルカなど生楽器も使ってフォークトロニカとしても新しい形を生み出しています。

1. Intro
2. Around Me
3. When I Met U
4. Misto
5. Time
6. Noone
7. Look
8. Untitled
9. Zavtra
10. UA

女性シンガーのNata Zhyzhchenkoを全面に出して、女性キーボードのDaryna Sert 、女性パーカッションのMariya Sorokinaの紅3点を看板にしたバンドで、11人くらいいる大所帯です。シンフォニックなIntroでのダイナミズムは素晴らしい出来栄えで、只者では無い予感を十二分に期待させてくれます。曲自体は女性ボーカルのシンセポップですが、生楽器をサンプリングしたサウンドが従来には無かった輪郭を与えてくれます。ライブでは生楽器をそのまま演奏しています。

ウクライナの配信チャートで1位を記録するなど大人気で、ほぼメジャー級の扱いになっています。もちろん内容的にも世界に通用する出来栄えで、レディガガみたいにレトロテクノリバイバルな風潮もありますから十分通用します。こちらはレトロではなく、エレクトロニカ、音響派なアレンジも出来る強者揃いです。どれだけのポテンシャルを秘めているのか、今後が大いに期待出来る存在です。

Intro
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[20180820]

Klang!
(1998/07/14)

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イギリスのアーティストEwan Gordonの一人プロジェクトConey Island Soundの2013年に残された唯一のフルアルバムです。中古のシンセを集めて作られた打ち込みにアコースティック楽器などのサンプリング音源をミックスさせて作られたインストポップワールドを展開しています。

1. Introducing Mr Kellogg
2. Schroeder's Cat
3. Romaji
4. The Lemonade Song
5. Science And Health
6. Klang!
7. Holmpton
8. Kiss And Fly
9. Nautical By Nature
10. Life In A Northern Town

明るいノリのあるポップな曲ばかりですが、アレンジや音源など、一時期のプログレを連想させる音色がきらめいています。音数も多く、インストでも飽きさせない楽しい作品になっています。凝りすぎると売れない世の中ですが、曲の雰囲気を邪魔するような余計な音は入っていませんので、凝りすぎているような感じはしません。これを凝りすぎていると感じるようだったらもう音楽を聴く資格がありません。

完璧なアレンジになっていると思いますが、シンプルに聴こえる素朴さがあります。これに歌でも入っていたらきっと売れて、この作品だけでは終わっていないでしょう。インストでも楽しい歌が聴こえてきそうな、いろんな旋律を呼び起こしそうな包容力を持った音楽だと思います。中古シンセの音色が古い感じがありますが、今の耳では新鮮に聴こえるはずですし、チャーミングな音色を選んでいると思います。シンフォニックな広がりを感じさせるポップロックの玉手箱のような名盤です。

Introducing Mr Kellogg
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[20180819]

Return To The Light
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。通常ビニール盤での100枚限定販売でしたが、CDによるTranscendental Voicesがついた200枚限定販売もあります。かなり奥行きのあるエフェクト処理をするようになっていますが、今回はコーラスなどの声を使ったループも多様しています。

1. Outer Light
2. Inner Voice
CD1. Transcendental Voices

宇宙シリーズから光シリーズに発展していて、外に広がる光と内に広がる声を題材にしています。カセットループによるアンビエント作品としてはかなり完成度の高い内容になっています。ここまで音がクリアになっているならテープである必要もないと思いますが、そのこだわりを捨ててしまってはTape Loop Orchestraでは無くなってしまいます。

この手法でどこまで続けていくのやら、もっと違う事をやりたいとは思わないのか、自主制作だから続けられる事ですが、本人は飽きて来ないのだろうか。音素材を変えていけばどんどん面白くなるとは思いますが、アンビエントである必要も無い、とも思います。自主制作なので誰も文句を言えない。だから続けられるのでしょう。

Inner Voice

[20180819]

Before The Light
(1998/07/14)

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2018年のアルバムです。自主制作200枚限定販売で、ボーナスCDでPolaritiesが付いているバージョンもあります。これまで以上に奥行きがあり、音色も増えています。アンビエント作品として完成度が上がっています。宇宙シリーズから派生して光シリーズになっているみたいです。

1. Emanations
2. Before The Light
CD1. Polarities

シンセサウンドも確認できますが、これはテープループではなくて音を被せているのでしょうか、それなら全部シンセでまかなっても問題ないと思いますが、そこはこだわりなんでしょう。テープループを使わなかったらTape Loop Orchestraでは無くなりますから。でもここまで音を極めてきたらテープループである意味は薄れます。

ループといっても小節単位でのループというよりドローンサウンドのいい感じなところでループさせているようですが、そこは小節感を持っていないとミックス出来ません。でもそこをぼやかすのがアンビエントの流儀です。かなり音数も増えていますから、電子音もミックスしているように感じます。

Solar Light Emissions Boxset

[20180818]

Held Against The Light
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。豪華ブックレット付きで200枚限定販売されていました。1曲のみ内容ですが、いくつかのパートに分かれています。自主制作で限定販売してでも世に出したいプロジェクトのようですが、彼のキャリアならインディーズで作品をリリースしていく事は可能ですが、自分でもよっぽど内容が偏っていると感じているのでしょう。

1. Held Against The Light

テープループにエフェクト処理といういつもの手法ですが、音源的にもエフェクトの種類としても幅が広がっています。淡々と続くアンビエントの波は、どれも同じように聴こえてしょうがありません。それをやり続けるのですから、これまでと同じ事を繰り返していても意味がありません。今までにない事をやって、初めて新作と呼べるものだと思っています。

しかもアンビエントの世界も最近ではかなりの人数の作者がいる訳で、その中でも際立つ為には普通の事をやっていてはらちがあきません。テープループなんて20世紀の産物であって、これを今やる意味を提示しなければ人は聴かないでしょう。そこまでの主張は持っていませんが、自主制作だから許される世界になっています。

How to make and use tape loops

[20180818]

Solar Lunar
(1998/07/14)

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2017年の作品です。これもボックスセットのSolar Light Emissionsから単体で100枚限定でリリースされています。内容としてはミニアルバム的な容量です。シリーズ的に似たような内容のものを集めたボックスセットですが、コンセプト的に別作品を集めた形になっています。

1. Solar
2. Lunar

宇宙をテーマにしたような内容のボックスセットですが、今作は太陽と月がテーマになっています。Solarでは複雑なループを重ねた動きのあるアンビエントで、Lunarではピアノ音源がゆっくりと流れて行きます。パッドサウンドに比べてピアノの音は硬いので、逆に動きを感じさせますが、太陽と月という対比を見事に表現しています。

宇宙、それは簡単に二つに表すと光と影という事になります。それを太陽系で象徴させる存在が太陽と月になります。太陽系というより、地球における価値観になるかもしれません。私たちはこの二つの大きな存在に影響を受けながら存在しているのです。それは宇宙と言う膨大なスケールの縮図なのかもしれません。そんなロマンを感じながら聴いていればこのボックスセットもあっという間に聴き終える事が出来ます。

Making a Cassette Tape Loop

[20180817]

Illuminating Emissions
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。この年にリリースした作品のボックスセットSolar Light Emissionsがありますが、そこからバラ売りとしてリリースされた作品になります。つまり、ボックスセットからの後売りという形になります。こちらはアナログ盤100枚限定販売となっています。

1. Illuminating
2. Emissions

宇宙的な響きを持ったアンビエントの王道のような内容になっています。いつもよりも、かなり長めのドローンサウンドをエフェクティヴに響かせています。カセットテープループの限界に挑戦したような作品で、オープンデッキなら普通の事でも、カセットテープとなると容易ではありません。しかもかなりレイヤーで重ねられた重厚なサウンドになっています。

初期の頃からすれば相当厚みのあるサウンドを作るようになっています。しかも初期の頃はモノラルな感じでありましたが、しっかりステレオに広げられたサウンドになっています。これはエフェクト処理によるものですが、それだけ機材にも金をかけられるようになっています。そこまで苦労しなくてもシンセで代用する事は簡単ですが、あえてこの作法にこだわっています。変態です。

Illuminating Emissions

[20180816]

Instrumental Transcommunications
(1998/07/14)

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2017年の作品です。いつもは1曲45分くらいですが、今回は50分の曲に挑戦しています。ドローンサウンドもいくつかのパターンが続けられており、途中違うテープに入れ替えるという手法を取っているようです。ミックスしている素材もいつもより多いので、カラフルな内容になっています。

1. Instrumental Transcommunications
2. Inter-Frequency Energies

自主制作ですが、200枚限定の販売になっています。それだけ経済的にも余裕が出てきたようです。テープループだからといって、ドローンサウンドばかりじゃなくてもいい訳で、違うパターンもあってもいい訳で、しかも2台のテープをミックスさせる訳ですから、1台には歌やスピークの素材を入れています。

フィールドレコーディングみたいな感じになっていますが、それだとテープループとしての特徴が薄れてくるので、ドローンサウンドも織り交ぜるという、かなりやり方に制限が課せられるテープループの手法ですが、それでもこれだけ複数の作品を作り続けるというのは、マッドサイエンティストに近い変態だと思います。

Tape loop 2

[20180815]

The 1915-16 Panama Pacific Expo
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。パナマ運河開通ならびに太平洋発見400周年を記念して1915年に行なわれた、サンフランシスコ万国博覧会をテーマにしたコンセプト作品で、博覧会のための架空のサウンドトラックとなっています。ビニール盤とCD-Rのセットになっていて、万博のガイドブック、会場のマップ、ポストカードも付録でついた豪華盤で200枚限定販売という、これまでにない破格のリリースとなっています。アイルランドのWist Recレーベルの力によるものです。

1. Novagems
2. Augmented Light
CDr-1. Tower Of Progress
CDr-2. Total Illumination Plan

Wist Recレーベルは小説にサントラ的な音楽を付けていく企画を持っていて、そのシリーズ的な作風になっています。コンセプトアルバムとなっていますが、やっている事はいつもと同じで、テープループによるアンビエント作品です。ガイドブックなど視覚的なものも付いているので、いつもりイメージを持って聞く事が出来ます。

いつもは自主制作でリリースしているので100枚限定が限界のようですが、レーベルがついても200枚限定というのは悲しい限りでありますが、こういう変わった作品が世に出る事はありがたい事だと思います。限定販売といってもダウンロード販売出来るようにしたり、それなりに頑張っていますが、自主制作で知名度を上げるのは至難の技です。

Illuminating Emissions

[20180814]

In Our Light
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。電子音がかなり鮮明になったアンビエント作品で、これまでのようなテープによるローファイな感じが薄れていて、もうテープループである必要もないくらいになっています。いつまでも同じ事を繰り返すわけにも行きませんから、機材等も変えて変化していくのも必要な事だと思います。

1. There Is A New Light
2. And The Light Is Ours

いかにシンセを使って演奏しているかのように聴かせるのがテーマだとも思いますし、そういう意味ではしてやったりな出来栄えです。ただ、このやり方はアンビエントな作品しか作れないのか、もっと違う形も見せて欲しいと思うのですが、結局アンビエントなものばかり作っています。

この年も限定盤を複数リリースしており、内容も姉妹作品みたいなシリーズものになっています。ここまでやってしまうというのは、やはり変態気質故ではないでしょうか。アンビエント作品も素材探しが大変だと思いますが、シリーズ化する事によって、似たような内容でも幅を広げる事が出来ます。

Live Tape Loop Session

[20180813]

The Invisibles
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。300枚限定ですが、限定作品を同じ年に複数の作品をリリースしています。この辺の感覚がよく分かりませんが、限定販売というのは経済的な理由だと思いますが、同じ年に複数リリースすると言う事は、それだけ経費がかかりますから、よっぽど次から次に作品が生まれているようです。

1. Part One
2. Part Two

今作は女性ボーカリストBeth Robertsとのコラボレートというか、ボーカルとして参加してもらっています。アンビエント作品で歌うのは結構挑戦だと思いますが、いくつかのフレーズを歌ってもらって、それをループさせて使っています。エフェクトをたっぷり使うようになって、ステレオ感が増しているので、空間的にも過不足はありません。

歌、しかも女性の歌が入る事で、アンビエントな作品でも飽きる事なく聴き入る事が出来ます。かなり透明感がある歌声なので、自然に音楽に溶け込んでいます。歌もテープループの手法でミックスさせているのか、だとしたらカセットウォークマンも2台では足りない状態か、どうやっているのかは不明ですが、普通にDTMなら特に問題の無い事なので、多少やり方も工夫してきたのかもしれません。

Part One

[20180812]

Go Straight To The Light Of All That You Love
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。ビニール盤で250枚限定販売でしたが、その後ダウンロード販売されるようになりました。自主制作や限定販売が多くなっています。ライブ盤も出すようになって、ライブでの即興性、テープの題材は決まったものになりますが、ミキシングの操作は即興的になります。そうやってこの分野での可能性を模索しています。

1. Go Straight Towards The Light
2. Of All That You Love

久しぶりのスタジオ作品という事もあってか、エフェクトを多用するようになっています。アンビエントらしい残響音、フェイジング効果など、テープ素材の原型を留めないくらいに加工するようになりました。そうしないといつも似たような作風になってしまうので、アンビエントという分野も難しい領域だと思います。

音源素材に恵まれるという必要もありますし、それで何を表現したいのか、明確なビジョンが無ければ長続きしないでしょう。ライブもこなし、経験をつけてきた事で見えてきたものもあると思います。これまで以上に素材のバリエーション、エフェクト処理の多様さで、何とかこの分野を維持できています。これからどうなるのでしょうか。

Go Straight Towards The Light
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[20180812]

The Word On My Lips Is Your Name / The Burnley Brass Band Plays On In My Heart
(1998/07/14)

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2012年の作品で、The Word On My Lips Is Your NameとThe Burnley Brass Band Plays On In My Heartの二つの作品を合体させたものになっています。いずれにしても自主制作でリリースしていたCDを合わせたものであり、どちらも45分くらいの曲なのですが、カセットテープのループを組み合わせるとちょうどこれくらいの長さで収まるようです。

Disc 1. The Word On My Lips Is Your Name
Disc 2. The Burnley Brass Band Plays On In My Heart

二つのターンテーブルを回してミックスさせるDJプレイと言うのがありますが、2台のカセットウォークマンをPCでミックスさせるという発想もDJスタイルからきているのでしょうか。ロバートフィリップ卿は2台のオープンデッキを組み合わせてフリッパートロニクスというマシーンを作っていましたが、ドローンサウンドを作り出すと言う意味合いにおいてはフリッパートロニクスに近いのか。

音素材も多様でなければ多くの作品は作れないと思いますが、この名義でかなりの作品をリリースしています。PC内でエフェクト処理したりしている模様ですが、この制作方法にこれだけ没頭出来ると言うのも変態的です。自主制作出来る経済力がなければ、普通はこれだけの作品をリリースするのは困難でしょう。

live at 下北沢 富士見丘教会 2012

[20180811]

In A Lonely Place
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。テープループと言う事で、オープンデッキによるループだとばかり思っていたら、カセットウォークマン2台を使ってPCで編集すると言う作業を行なっているようです。どうりでオープンデッキ特有の質感とは違う印象を持っていましたので、何を持ってテープループなのだと思っていましたが、ウォークマンならこの質感になるのかと合点がいきました。

1. I Was Born When She Kissed Me
2. I Died When She Left Me
3. I Lived A Few Weeks While She Loved Me

ただ家にカセットウォークマンがあったから試しただけなのか、オープンデッキだったらもっと大掛かりな感じになると思っていましたので、このモノラルな質感も何か納得が行きました。かなり不自由な環境で作っているループ感、制限を強いられる状況で面白い事をやろうとしているのが理解出来ました。

今回もアンビエントな内容ですが、旋律をしっかり留めているので、ビジュアルなイメージを膨らませる事が出来ます。何でも出来るDTM環境では無く、ここまでしか出来ないという環境下でどれだけのものを作れるか、それがこの名義でのテーマになっているようです。何でも作れる環境では作れないものがある、発想が生まれる。それも音楽を作る上での一つの手段なのかもしれません。

I Was Born When She Kissed Me

[20180811]

Maybe I Told A Small Lie
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。自主制作で200枚限定でリリースされていました。1曲のみの完全なアンビエント作品になっています。最近ではアンビエントも多様化しており、ここまで純粋にアンビエントな内容になっているものは珍しいと思います。それ故に自主制作になっているのでしょう。

1. Maybe I Told A Small Lie

Tape Loop Orchestraという名義ですが、本当に昔みたいにテープによるループ作業をしているのでしょうか、だとしたらフリッパートロニクスのような2台のテープデッキをループさせないと、こんなドローンサウンドは作れないと思います。そういうアナクロな作業をするのであれば、あえて現在、このような作品を作る意味はあると思います。

しかし、同じ結果をサンプラーで代行する事が出来ます。サンプラーで作っているとしてもおかしくはありません。違いがあるとすれば質感です。テープは回転しますから、ワウフラッターによる周波数変化が起こります。意図的にその効果を出す為にテープデッキを使っているとすればマッドサイエンティスト並みの変態であります。音源はほぼモノであり、ステレオに広がっているのはホワイトノイズです。左右に振り分けられた音源も登場しますが、元はモノラルな音源のようです。ここまでアナログな質感にこだわっているというのも珍しいと思います。

Full Album

[20180810]

1953 Culture Festival
(1998/07/14)

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イギリスのアーティストAndrew Hargreavesの一人プロジェクトTape Loop Orchestraの2009年のファーストアルバムです。アンビエントなエレクトロニカで情緒的なヴィジョンを表現しています。タイトルからも分かるように、かなりの日本通のようで、当初は100枚限定でビニール盤だkでリリースされていました。

1. Reel One
2. Yasujiro Ozu
3. Late Spring
4. Early Summer
5. Tokyo Twilight
6. Reel One End
7. Reel Change
8. Reel Two
9. Setsu Ko Hara
10. The End Of Summer
11. Late Autumn
12. Tokyo Stars
13. Reel Two End
14. Tails Out

The Boatsというバンドでも活動していましたが、ソロで複数名義の作品をリリースしています。今作は1953年の文化を表現するというテーマを持っていますが、エレクトロニカなので1953年らしいのか分かりませんが、その当時の作品から自分が感銘を受けたイメージで作品を作っているようです。

小津安二郎とか、日本の文化から受けたイメージを表現しているようですが、アンビエントな作風なだけで、そのイメージが妥当かどうかは分かりませんが、彼が持っているイメージを具現化している、独自の観点を持った内容になっています。

Tokyo Twilight

[20180809]

Skin
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作です。かなり大きな変化となっており、全編を通して打ち込み、デジタルプログラミングされています。ゴシックテクノになっており、フォークの部分が失われているという、全く別のものになっています。しかし、表現力が増していた彼等、プログラミングになってもその能力は遺憾無く発揮されています。

1. Gem
2. TV
3. Glass
4. Silence
5. Inhuman
6. Slave
7. Hidden
8. Whales

ダークな雰囲気の演出という点では一貫しているのかもしれません。ほぼプログラミングで生演奏は装飾的にかぶせている感じです。進化というより方向転換だと思いますが、エレクトロニカという観点から女性ボーカルのみに絞ってアーバンな感じを演出しています。フォークからロックへ、テクノへと武装を変えてきて、曲の構成もそれに伴って変化してきました。

どんどん音楽性としては完成度が増していますので、これも必要な処置だったのだと思います。メンバーが減ったのかもしれませんが、まったく後退しておらず、進化の過程としての変化と捉えた方が健全なのか、この後の行き着く先が気になるところです。基本的にはフォークソングなのかもしれませんが、全くフォークを感じさせない演出は見事です。劇的な変化ではありますが、洗練されている、強化されているという意味では、彼等の威厳を損なうものではありません。

Full Album
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[20180808]

Hannibal
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。もうロックバンドになってしまっています。アシッドフォークからサイケデリックバンドになってしまっています。ロックバンドとしてのバンド演奏、プログラミングもほとんどありません。生演奏です。そして英語による歌、ゴシックなオルタナバンドのようなおどろおどろしさも演出しています。

1. Horses Mane
2. The Others
3. Hannibal
4. Rei Blanc
5. Wooden Gun
6. El Crani I La Serp
7. Skeletons
8. Oració
9. Shoot'em Up

ほとんどエレクギターで、アコースティックな雰囲気すら封印しています。ディストーションを効かせたギターは、基本がフォークソングだからヘヴィメタにはありません。フォーク系でここまでゴスな雰囲気を出すバンドはほとんどいませんから個性的ではあります。ポップな曲でも気だるく歌うので不気味さは統一されています。

初期の頃からは想像出来なかったような進化を見せています。かといって全く別なものになっている訳では無く、自分達のスタイルは貫いています。演出の仕方が変わったというだけです。バンドとしても熟練されて、どう表現するべきかというプロデュース力も洗練されてきました。個性的ではあっても時代が求めている音も入っているので売れる要素は持ち合わせています。知名度をもっと上げていけばいいところまで行けると思います。

Full Album
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