1. Golden Age Dreams 2. Jealousy 3. Mystery 4. Under Suspicion 5. It Gets Stronger 6. Walk On By 7. My World Is Empty Without You 8. Don't Stop Now 9. Hot Blood 10. The Stranger
何度も再結成は繰り返していますが、この時期のメンバーはCarmine Appice、Tim BogertとMark Steinのオリジナルメンバーはいますが、ギターはRon Mancusoが代役になっています。J. Toadという変名でジェフベックがJealousyとMy World Is Empty Without Youに参加しています。80年代サウンドになってしまっているので、ジェフベックのギターもしょぼい扱いです。過去の大物バンドの再結成ブームというのもありましたが、あまりにもVanilla Fudgeらしくないサウンドなので、さほど売れませんでした。
Tim Bogertは亡くなっていますが、この後も再結成を繰り返しています。その度にライブアルバムやベストアルバムはリリースされています。ツェッペリンのカバーアルバムも出していますが、オリジナル作品という事では、これが最後の作品になっています。しかし、あまりにもVanilla Fudgeらしくない作品、せっかくのCarmine Appiceのドラムも死んでいます。再結成してガッカリだったバンドになっていないでしょうか。過去のヒット曲を演奏しているライブくらしか楽しめないでしょう。
1. Need Love 2. Lord In The Country 3. I Can't Make It Alone 4. Street Walking Woman 5. Church Bells Of St. Martins 6. The Windmills Of Your Mind 7. If You Gotta Make A Fool Of Somebody
オリジナル作品とカバー曲が半々で、Carole KingのI Can't Make It Aloneや、Michel LegrandのThe Windmills of Your Mindをカバーするなど、選曲のセンスはこのバンドならではのものです。ハードロックに全く関係のない曲をハードロックに仕立てる、これこそがVanilla Fudgeが果たした偉業であり、ハードロックのノウハウを示しました、その影響を受けたのがジェフベックグループであり、ジェフェベックグループ無き後を担ったツェッペリンに引き継がれます。
69年のアルバムです。初のバンドによるプロデュースで、ギターを全面に出す事によってハードロック感が増しています。エンジニアにはEddie Kramerの名前がクレジットされています。後にアメリカンハードロックを手がけていく事になりますが、この時の経験が生かされていると思います。Junior Walker & the All StarsのShotgunをカバー、これがかなりハードな作品になっています。
1. Shotgun 2. Some Velvet Morning 3. Where Is Happiness 4. Break Song
Some Velvet MorningはNancy Sinatraのカバーです。このあたりの選曲のセンスがアメリカのバンドならではだと思います。こちらはプログレ、アートロックらしいアレンジになっていますが、ディストーションの効いたギターを全面に出している以上にTim Bogertのベースもかなりアンプで歪ませています。当時のボス的な存在だったクリームでもジャックブルースのベースは歪んでいましたが、ここまでディストーションが効いたベースは珍しかったと思います。
1. The Sky Cried - When I Was A Boy 2. Thoughts 3. Paradise 4. That's What Makes A Man 5. The Spell That Comes After 6. Faceless People 7. Season Of The Witch
1. Sketch Phase 1 2. Intro: The Beat Goes On 3. Variations on a Theme by Mozart a) Divertimento No. 13 in F Major b) Old Black Joe c) Don't Fence Me In d) 12th Street Rag e) In the Mood f) Hound Dog g) I Want to Hold Your Hand h) I Feel Fine i) Day Tripper J) She Loves You Phase 2 4. The Beat Goes On 5. Beethoven: Fur Elise / Moonlight Sonata 6. The Beat Goes On 7. The Beast Goes On Phase 3 8. Voices in Time - Neville Chamberlain, Winston Churchill, Franklin Delano Roosevelt, Harry S. Truman, John F. Kennedy and Other Voices Phase 4 9. The Beat Goes On 10. Merchant a) The Game Is Over: Vince b) The Game Is Over: Tim c) The Game Is Over: Carmine d) The Game Is Over: Mark 11. The Beat Goes On