蒼天航路には、連載中にアクシデントが起こります。韓国の原作者が亡くなってしまうのです。作者はもう赤壁の戦いで連載を止めようと思いますが、読者からの熱い声援により、連載を続けて頂く事になります。しかし、初めの頃の勢いは、なかなか戻りません。
しかし、馬超が参加してきて、又、勢いが戻ります。劉備もいよいよ蜀を得て、三国が形成されていきます。しかし、まだ漢の時代です。曹操が死んで、息子が引き継ぐ時に、初めて自分を皇帝と名乗ります。そこで、漢の皇帝は廃されます。死んだ曹操は、皇帝になることは望みませんでしたが、魏の始祖として初代皇帝となります。これに連呼して、劉備も蜀の皇帝を名乗ります。そして、孫権も呉の皇帝を名乗ります。ここで初めて三国の時代となるのです。
しかし、このマンガはあくまで曹操が主人公なので、曹操が死んだところで、ついに完結されました。本来は、その後に劉備が死に、孔明が変わりに魏に戦いを挑んで、孔明の死をもって、小説三国志は終わるのですが、さすがに、そこまでは描いていただけませんでした。
このマンガのおもしろいところは、いろんな才能のある武将、策士を得ていく、国作りにあります。それはまるで、いろんなプレイヤーを集めてバンドを組むようなものです。そして
天下を取っていくという意思は、我々ミュージシャンも見習うところがあります。是非、愛読される事を進めます。
全36巻、全て一気に読むと、かなり読み応えがありますし、勢いがあるマンガです。アマゾンでは全巻揃えられますので、この機会にご購入してはいかがですか。