1. All Night Long 2. Shake 3. The Other Side Of This Life 4. Rock Me Baby 5. Lucille 6. Smoke Stack Lightning 7. Hey Gyp 8. Hit The Road, Jack 9. Outcast 10. Louisiana Blues 11. That's All I Am To You 12. Going Down Slow
ほとんどがカバー曲で、アメリカのアーティストFrank ZappaがAll Night Longを提供して、ベースも演奏しています。Hey GypはDonovanの曲で、フォークロックの息吹も取り入れようとしていました。他はほとんどがカバー曲で、アメリカ進出に向けての武器となるような作品に仕上げていますが、バンドはここで一旦解散、この後はEric Burdon & the Animalsという名義に変わり、Eric Burdon主体のバンドとして生まれ変わっていきます。
66年のアルバムでアメリカでのリリース作品になります。Animalismsとダブル曲もありますが、イギリスではシングルのみでのリリースだったDon't Bring Me Down、Inside Looking Out、See See Riderが入っていますので、これも外せません。シングルではオリジナル曲が多く、カバー曲ばかりだったAnimalismsよりもオリジナル感があります。
1. Don't Bring Me Down 2. One Monkey Don't Stop No Show 3. You're On My Mind 4. Cheating 5. She'll Return It 6. Inside Looking Out 7. See See Rider 8. Gin House Blues 9. Maudi 10. What Am I Living For 11. Sweet Little Sixteen 12. I Put A Spell On You
カバー曲ですが彼らの代表曲にもなっているSee See Rider、Carole King作曲のDon't Bring Me Downやオリジナル曲で、グランドファンクレイルロードがカバーした名曲Inside Looking Outが入っています。オリジナル曲なのに、とてつもなく黒っぽいフィーリングに満ちています。そしてハードロックの原型にもなるほどのパワーを持った曲です。これだけの作曲能力がありますが、短期間でのリリースではカバー曲に頼らざるを得ないようです。
66年のアルバムです。こちらはイギリス盤なので、オリジナルアルバムになります。プロデュースはTom Wilsonになっています。オリジナル曲はYou're on My Mindだけで後はカバー曲ばかりになりますが、かなりビートポップな楽曲が増えてきています。ソウルフルでヘヴィーな曲も似合いますが、軽快なビートポップスが時代的には売れていたので、その方向性を強めに出しています。
1. One Monkey Don't Stop No Show 2. Maudie 3. Outcast 4. Sweet Little Sixteen 5. You're On My Mind 6. Clapping 7. Gin House Blues 8. Squeeze Her - Tease Her 9. What Am I Living For 10. I Put A Spell On You 11. That's All I Am To You 12. She'll Return It
65年のアルバムです。Animal Tracksのアメリカ盤です。イギリス盤と少しダブっていますが、ほとんど違う内容になっています。というのも、シングルのみでの曲を入れているので、ベスト的な内容になっているのです。Barry Mannによる彼らの初期のオリジナルでの代表曲We Gotta Get Out Of This Placeが入っています。この頃から反戦の歌を歌うようになっています。そして朝日のあたる家と同じく、初期の彼らのカバーですが代表曲Don't Let Me Be Misunderstoodが入っています。放題は悲しき願いで、日本でも尾藤イサオがカバーして親しまれています。
1. We Gotta Get Out Of This Place 2. Take It Easy Baby 3. Bring It On Home To Me 4. The Story Of Bo Diddley 5. Don't Let Me Be Misunderstood 6. I Can't Believe It 7. Club A-Go-Go 8. Roberta 9. Bury My Body 10. For Miss Caulker
I Can't Believe ItやClub A-Go-Goオリジナル曲も増えてきました。シングルだけの曲はベストアルバムでしか聴けないので、このアメリカ盤も重要な役割を果たしています。イギリスよりも人口がアメリカで売れる事は大きくて、ビートルズ、ストーンズはアメリカ進出に成功しましたので、後に続くバンドも必須項目となっていました。ロックバンドがオリジナル曲を書いて売れるという、それまでになかった商法を築いたという点でもビートルスの功績は大きく、後に続くバンドの手本となっていましたから、こういう売り方をしていたのでしょう。アルバムコレクターとしてはややこしい事この上ないです。
65年のアルバムです。これもアメリカ盤とイギリス盤があり、曲目、ジャケットが違っています。こちらがイギリスバーションでこちらがオリジナル扱いで、Mickie Most のプロデュースになっています。アメリカ盤は違っています。アメリカのみでのリリースだったThe Animals on Tourと被っている曲があるので、そこを捕捉した感じになっています。ソウルフルな曲と軽快なビートポップスが揃えられています。
1. Mess Around 2. How You've Changed 3. Hallelujah I Love Her So 4. I Believe To My Soul 5. Worried Life Blues 6. Roberta 7. I Ain't Got You 8. Bright Lights Big City 9. Let The Good Times Roll 10. For Miss Caulker 11. Roadrunner
オリジナル曲はFor Miss Caulkerのみで、後は全部カバー曲になっています。彼らもビートルズやストーンズに追いつけ追い越せで売り出されたバンドでしたが、オリジナル曲を作れるまで待てずに売り出してしまっているので、カバー曲が多めです。それでも、他のバンドに比べてカバー出来る曲数がかなり多いので、彼らによって初めて知った楽曲なんかも多かったと思います。それだけ実力が備わったバンドだったと思います。