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[20201212]

Guild Of The Asbestos Weaver
(1998/07/14)

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2019年のアルバムで現在までの最新作になります。三部作が終わった事で、次に何を目指すのかという期待がありましたが、デジタルプログラミングも加えた、よりロックな作品になっています。自分で全てマルチレコーディングするというやり方は変わっていませんが、全て一人で生演奏していた時代とは違い、プログラミングも味方につけた内容になっています。

1. Energy Alphas
2. Artificial Origin
3. Montag
4. Precog
5. Cryonic

一人で生演奏していた時には苦手なドラムは無しのパターンでしたが、プログラミングも許容した事によって、リズムの部分にも力を入れてきています。素朴な歌声は変わりありませんが、アレンジがトラッドフォーク色を全面に排除したプログレッシヴなものになっています。歪んだ音のドローンはシューゲイザーのようでもあります。

ロック的ではありますが、前作に比べるとポップさよりも壮大なプログレッシヴロックの方向性になっています。ドラム音源を使わないリズム作りというのもユニークかもしれません。ループさせているようなミニマル感もあえてやっているようで、生演奏しているという動作を感じさせないようなアレンジになっています。ロック寄りなフォークトロニカという印象もありますが、やりたい事を突き詰めてきたらこうなったという事なのでしょう。

Energy Alphas
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[20201212]

Don't Look Away
(1998/07/14)

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2018年のアルバムです。これまで以上にポップでロック色を強く打ち出した内容になっています。前作からは6年のインターバルがありますが、Thrill Jockeyに移籍してからポップロックな内容に変化させてきた3作品で三部作としています。そして今作は完全にトラッドフォーク色を払拭しながらも、アコースティックな響きを大事にしたフォークロック作品になっています。

1. Objects
2. Sisters And Me
3. Visiting Again
4. Boys Names
5. Te Saddest Summer 2
6. Ghost On The Ledge
7. Gloops Void (Give It Up)
8. Behind The Shoulder
9. A To Z
10. Citadel
11. Yesterday's Honey
12. ISHUONAWAYISHANAWA

ポップで穏やかで、なめらなか音楽、初期の頃の実験性は影を潜め、曲の良さを十二分に引き出した素直な内容になっています。ジャケットの絵は毎回彼自身が描いたものになっていますが、そのイメージを音楽で表現しているようです。しかし、今作は絵のイメージよりも素直で美しい作品になっていると思います。Gloops Void (Give It Up)での実験性を除いては。

たまにタダでは済ませないような曲が出てくるあたり、アルバム全体を作品の一つとして捉えているところがあります。つまり、断片的な情景を詩的に、情緒的に繋げていっている錬金術師のようなプロダクションを行っています。これまでは、それがとても個性的な表現でありましたが、今作は個性よりも音楽としての完成度を重視したものになっています。イギリスのひねくれポップの歴史上にある、美しくて、愛らしいほどポップなのにB級な感じを継承していうようにも思えます。

Objects
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[20201211]

Third Mouth
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。よりポップになったフォークロック作品になっています。歌は上達したからなのか、普通にポップソングの歌い方も出来るようになっています。基本はアコースティック楽器が多めですが、電子音の出番も増えています。それでもフォークトロニカというより、トラッドフォークをベースとしたポップソングになっています。

1. A Dried Seahorse
2. The Glass Axe
3. Mullioned View
4. Window Sill
5. Andromeon
6. Amon Hen
7. Third Mouth
8. Sitting In A Bardo Pond
9. Rh

アクがどんどん抜けて普通になっているように感じさせて、普通には終わらせないようなところがあります。それでもひねくれているように感じさせないのは素朴な歌声のせいでしょうか。ギターも標準チューニングで演奏する事が多くなっています。普通になるという事はそれだけ曲の良し悪しが問われる事になります。それだけ曲にも自信を持てるようになっているのでしょう。アイデアも豊富です。

フォークソングを民謡と呼べるくらいイギリスのトラッドフォークはフォークソングの基本であり、そんなに攻めた曲は多くありません。みんなで合唱出来るような素朴な歌がほとんどです。しかし、ロックがそれを取り入れる時、攻めたアレンジの曲を導入しがちで、ロックファンにとってはそちらの方がお馴染みになっています。彼がやっているのもその方向性であり、ロックファンでも楽しめるフォークソング、そういう意味においてはかなりまとまってきています。

A Dried Seahorse
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[20201210]

Dorwytch
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。Thrill Jockeyレーベルに移籍してジャケットが初めてカラーになりました。音の方もカラフルになって、ドラムも入っている曲もあります。ドラムパターンの心配をしていましたが、3拍子の曲が多いうえに、生演奏なので、そこは個性的になっています。心配無用でした。一人多重録音じゃなく、バンド編成での演奏という事でも大きな違いがあります。

1. His Arm Has Grown Long
2. Red String
3. Matter
4. Hose
5. Gods Creature
6. Half Vast
7. Pearl Relics
8. Atomized
9. Skeletor Blues
10. Dark Rift/Black Road
11. Sill
12. Mildew Stars
13. Jamie
14. Craters

基本はギターアルペジオでの弾き語りでありますが、アルペジオをストリングスに置き換えたり、これまでに無い試みを行っています。アコースティック楽器が中心ですが、とてもロック的な展開になっています。ブリットポップだったり、プログレの要素がありながらも自分のスタイルとの調和を行う事で、新たな展開になってきました。

歌もポップな旋律になったり、これまでに無いスタイルですが、元々ロック畑の人ですから、これまでが無理をしていたのかもしれません。アクというか、個性的な部分は大分デフォルメされていますが、レーベルも変わった事ですし、この辺から知名度が上がっていきます。

His Arm Has Grown Long
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[20201209]

Portal
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。トラッドフォークをベースにしながら遂にバンドスタイルでのアレンジまで作り込んだフォークロックになっています。一人多重録音なのでドラムレスではありますが、これにドラムが加わればかなり個性的なフォークロック作品になります。このスタイルでの完成形に近づきました。

1. Poltergeists Grazing
2. Veins To The Sky
3. Omni-Baron
4. Husks
5. Belljars
6. Energy For Dead Plants
7. Another World
8. Here

バンドフォーマットになってしまうと個性が失われる思われましたが、トラッドフォークとしても個性的な骨格は、バンド編成になっても個性を失っていません。ドラムが入れば売れるような要素も出てくると思いますが、その分他の何かを連想させる要素をもたらす可能性も出てきますので、ドラムレスという事で分母が未確定となり、何に化けるか分からないという想定予測出来ない状況がいい感じで効果をもたらしています。

変則チューニングのギターゆえに次の展開が想定しにくい感じが、普通のスリーコードと同じ流れを持っていながらも個性的に感じさせる事が出来ています。しかし、ドラムパターンが入る事である程度の予測が出来てしまうのです。だからドラムパターンもかなり個性的でなければこの不思議な感じは損なわれてしまう事でしょう。だからあえてドラムレスというのは正解となっています。それでもロックなアレンジであります。

Poltergeists Grazing
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