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[20190627]

Open Land
(1998/07/14)

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2009年のアルバムで、現在までの最新作になります。2枚しかアルバムはリリースしていません。これで最後かもしれませんが、この後の情報は不明です。ケルトミュージックだけでなく、フォルクローレ、インド音楽、ダブなどをエスニックテクノにミクスチャーしようとしています。志半ばで頓挫してしまった模様です。売れなければ非常の世界であります。

1. Human Mystery
2. Magic World
3. Da Elise
4. Ethno Techno
5. Mirage Dans Mon Ame
6. Meditation
7. Luna Funk
8. Persepolis
9. Planeta Tierra

やろうとしている事は面白いし、もっと突き詰めてよかったと思いますが、いかんせん、テクノの部分がありきたりなので、スペインのローカルなデュオという枠組みからははみ出せていません。エスニックテクノも一時期は繁栄しましたが、ある程度やり尽くされた分野でもあり、新しいアイデアでも無ければ新鮮味がありません。

民族音楽には宗教的な要素もあり、そういうオカルティックな雰囲気も演出しています。そこまではいいのですが、どうしてもプログラミングの部分が弱い。無理やりくっつけたみたいな程度で終わっているので、そこが大きな課題だと思います。そこをブラッシュアップしていけば世界的にも売れるようになれたと思いますが、そうならずに終わっているようです。

Human Mystery
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[20190626]

Awen Magic Land
(1998/07/14)

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スペインの男女デュオAwen Magic Landの2005年のファーストアルバムです。ギター、フルート、ボーカルのCarlos SotoとギターとボーカルのMaria Desbordesの二人です。ケルトのようなスペインの民謡をベースとしたフォークトロニカになっています。ほぼケルトっぽいトラッドフォークです。

1. Treid Noazh
2. Deomp
3. El Buscador
4. María Conduce
5. Daou Ael E Mali
6 . Digarez Ac'Hanon
7. Le Reve Des Enfants
8. Scottish Des Fées
9. Vagues
10. Mc Bride Connexion
11. St Vincent Trip

トラッドフォークの男女デュオと言えばブラックモアズナイトを思い浮かびますが、そんな感じの音楽にエレクトロニカが加えられています。打楽器等はインド音楽のような感じでもあり、エキゾチックな音楽になっています。エスニックテクノのような、エレクトロニカの部分はありきたりです。そこの部分はまだそんなに凝っていません。

民族音楽の中でも舞踏音楽のような曲調で、躍動的な音楽になっています。Carlos Sotoはソロでも作品を出しており、彼がほぼ中心になっています。タブラ等のサンプリング音源など、トラッドフォークそのものにはこだわっておらず、フォークトロニカの部分を強調しようとしていますが、まだうまく噛み合っていない印象もあります。

Treid Noazh
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[20190509]

Flight
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。The Amani Choirというアフリカンコーラス隊が参加していたりしていますが、全体的にコーラスアレンジされた歌が多く、アフリカおよびゴスペルっぽい感じが強くなっています。ケルトの部分はあくまでも雰囲気作りとなっています。これにより、よりダイナミックなサウンドを生み出しています。

1. Marbhrann Do Shir Eachann Mac'illEathainn / Lament for MacLean
2. Sanctus
3. Thunderhead
4. Fissiri Wali Polka
5. The Migration Medley: Flight
6. The Migration Medley: Migration (Mo Bhrón Ar An Bhfarraige / My Grief on the Ocean)
7. The Migration Medley: Homecoming
8. The Migration Medley: Night Crossings, Pt. 1
9. Step Up
10. Rippling
11. Manako / It's Too Late
12. The Path
13. Night Crossings Pt. 2

プログラミングの部分はほとんど感じられず、ほぼバンド生演奏になっています。デジタルサウンドは使われていますが、生演奏の範疇になっています。シーケンス的な部分も生演奏出来るので、プログラミングする意味が無いのです。無理やりデジタルプログラミングを混ぜ合わせていた頃に比べて、よりかっこ良くなったと思います。ミックス的にはデジタル編集しているようにサウンドメイキングしていますので、古臭さは感じられませんし、デジタルプログラミングでは生み出せないようなグルーヴ感があります。

アフリカンコーラスですので、ケルトの旋律のような哀愁感は間に挟む程度でしか施されていません。ほぼアフリカンです。アフリカンが流行ったのは80年代ですが、アフリカも広いので、様々なバリエーションを持っています。そういう部分をもっと出していけば古臭く感じませんし、新しい発見もあるというものです。西洋的なアレンジ、ソウルやヒップホップなどを取り入れても負けていません。以前よりもバンド的には充実していると思います。

Marbhrann Do Shir Eachann Mac'illEathainn / Lament for MacLean
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[20190508]

The Source
(1998/07/14)

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2016年の作品です。11年のインターバルを経てのリリースで、それまで断片的にライブ活動を行なっていましたが、リアルワールドを離れて、心機一転の新作となっています。彼らの最初の結成目的であったアフリカンとケルトの融合という趣旨に立ち返った内容になっていて、その意味合いを不明瞭にしていたデジタルの部分を最小限に抑えて、生演奏中心にした事で、本来の方向性を明確に打ち出した内容になっています。

1. Calling in the Horses
2. Beware Soul Brother
3. The Magnificent Seven (ACSS meets TDF)
4. Cascade
5. A Higher Love (tune 'Monkswell Road')
6. Honey Bee
7. Where Two Rivers Meet
8. Mansani Cissé/Tàladh
9. Child of Wonder
10. Desert Billy (tune 'The Balcony')
11. The Communicator
12. The Soul of a Sister
13. Kalsi Breakbeat

時代の流れとしてはデジタルビートがあった事でインパクトがあったと思いますが、デジタルプログラミングにより本来のグルーヴが失われていたとも言えます。その欠点をしっかり見直して、アフリカンビートの格好良さを強調する事で、以前には無かった躍動感を生み出しています。そうする事によってケルトの旋律も見栄えがするものになっています。フュージョン的なジャムセッションでは無くて、ソウル系のジャムセッションになっています。

アフリカンを西洋的に表現するのにファンクでは無くて、ソウル的な表現にした事でエモーショナルな色気のある音楽になっています。以前のファンにとっては違う印象を与えますが、問答無用にかっこよくなっています。プログラミングは最小限で、生ドラムによる演奏はアフリカの打楽器との相性が良くなっていて、ケルト的な部分もかっこ良く聴こえます。リズム隊が完璧にアフリカンになっているので、アフロの部分が強くなっていますが、それだけ土台が強くなったと思います。時代性を超越した力強いサウンドとなっています。

Calling in the Horses
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[20190507]

Anatomic
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。リアルワールドでは最後の作品になります。自らアフリカンとケルトと限定してしまっているので、それにより自ら限界を作ってしまっていました。残されているのはエレクトロニックな部分でのバリエーションですが、そこは専門外なのか、アイデアに乏しいところとなっていました。今回はトリップホップとは違う感じにしているので、何とかワンパターンは免れています。

1. When I Still Needed You
2. My Secret Bliss
3. Mojave
4. Sené (Working The Land)
5. Beautiful Rain
6. Anatomic
7. Mother
8. Dhol Dogs
9. Drake

明確にロック、テクノが進化し続けていたのは90年代までです。それ以降はそれまでの手法の焼き直しでしかありません。進化という流れは止まったままなのです。フォークトロニカにしても組み合わせの妙でしかありません。すでに出尽くしているものの中から焼き直しているに過ぎません。だから流行りも無ければ衝撃も無いのです。よって何でもありの時代になっています。何をやっても間違いでは無いのです。

アフロとケルト、これも組み合わせの妙でしかありません。いくらデジタルプログラミングも組み合わせても、既存の手法を使っていては新鮮さはありません。アフロとケルトの特徴を捉えた上で既存の手法に拠らないデジタル処理なら新しいものが生まれた事でしょう。しかし生演奏が達者な彼らにとってはそこまで頭が回らなかったのだと思います。雰囲気だけエレクトロにしているに過ぎません。今回はファーストの頃のようにフュージョンライクな演奏に戻っているので、その生演奏な部分の良さが活かされています。

When I Still Needed You
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