2014年のアルバムで、おそらく最後の作品となります。オリジナルメンバーのMark Tulinは2011年に亡くなっています。James Loweだけが、オリジナルメンバーとして生きていますが、もう再結成での活動もままならなくなり、未発表音源やライブ音源から集めた作品になっています。オリジナルメンバー時代での曲もあり、とてもThe Electric Prunesらしいサイケデリックな作品になっています。
1. Smokestack Lightning 2. TOKYO 3. Beauty Queen 4. Like Getting High 5. The Girl Who Crashed My Dream 6. Frozen Winter 7. Circles 8. Between The Cracks 9. Blue Sky / Red Dress 10. Love Fade Away 11. Bullet Thru The Backseat 12. Adoration Stuck 13. Hollywood Hype 14. Don't Sneeze On Me 15. Oh My My
再結成後の曲もありますが、全体的に昔の未発表曲の雰囲気に近い曲が集められているので、サイケデリックバンドだったThe Electric Prunesらしい内容になっています。オリジナル時代は自分達でレコーディング出来なかった作品もありましたので、当時の未発表音源を聴けるのは嬉しい限りです。James Loweだけが残っていても、声もしゃがれていますので、この後は作品のリリースは出ていません。
ガレージバンド、それはパンクとも違った、生々しい限りの、素のバンドのラフさをそのままぶつけてくるロックでありますが、それにサイケデリックな雰囲気を纏った The Electric Prunesの魅力が存分に楽しめる内容になっています。こういうバンドは60年代だったから生まれたものでありますでしょうし、現在真似しようにも真似できない部分もあるでしょう。しかし、ロックの歴史として私達は共有して未来のロックを思い描く事が出来ます。
2006年のアルバムです。ガレージバンドでもグラムロックでも無くなっています。これは何でしょうか。サイケデリックな感じの曲ですが、違う雰囲気で演奏しています。だから不思議な感じになっていますが、サイケデリックロックという表現になってしまいそうです。The Electric Prunesというバンドを維持する上で、どういう音楽性にすべきか考えて、結局サイケだよね、って感じに落ち着いたのでしょうか。
1. Hello Out There 2. Circus Freak 3. Flying Blind 4. I'll Give You Feedback 5. Innerlight Transcendence 6. Morphine Drip 7. Tulip Between The Eyes 8. African Bees 9. Batch Of Violins 10. Itzomad
1. Sideshow Charade 2. 49 Songs 3. I Never Knew What You Wanted 4. Makin' Some Noise 5. Pacific Ocean Blue 6. I'll Drag You Home 7. Rosy Made Me Crazy 8. Transient Absolution 9. Tidal Wave 10. Rewired 11. Running With Scissors 12. The Rickenbacker 12 String 13. Cinema Verite' 14. Untitled (Peter Lewis From Moby Grape Talks)
再結成してからの2001年のアルバムです。James Loweなどオリジナルメンバーもいますが、新メンバーが多くいます。しかし自主制作でのリリースで、自分達でプロデュースして、自分達の曲を演奏するという、現役時代には叶わなかった事を出来るようになっています。少しメタルっぽいサウンドではありますが、ファズで歪ませるなど、The Electric Prunesらしいサイケな雰囲気にこだわっています。
1. Lost Dream 2. Seven & Seven Is 3. Last Night I Had A Dream 4. Bullet Thru The Backseat 5. Phone Won't Ring 6. All About Wires 7. Devils Candy 8. Analog Life 10. Mujo 22 11. Castaway 12. Le Fire 13. Halloween Ending 14. Hard Time 15. Slobodon
James Loweのボーカルもしゃがれてしまっていますが、ほぼ伝説に近いバンドの復活ですから、マニアの間では注目されていました。再結成バンドの主な目的なライブによって小銭を稼ぐですから、ライブで盛り上がるような曲を揃えてきています。昔の曲も演奏するのでしょうが、自分達がレコーディングしていない曲などは演奏出来ませんから、新しくオリジナルをレコーディングする事で、セットリストを増やしていけます。
69年のアルバムで、オリジナルのThe Electric Prunesにとっては最後の作品になっています。前作、前々作がメンバーが不在に近い内容だったので、このアルバムではメンバーによる楽曲をメンバーによって演奏させるという、本来の形に戻しました。Old Rock And Rollというタイトルは同時期にBlue CheerがリリースしていたNew! Improved!という作品に対比させただけで、古臭いロックンロールを演奏しているわけではありません。
1. Sell 2. 14 Year Old Funk 3. Love Grows 4. So Many People To Tell 5. Finders Keepers, Losers Weepers 6. Giant Sunhorse 7. Violent Rose 8. Thorjon 9. Silver Passion Mine 10. Tracks 11. Sing To Me