74年のアルバムで最後の作品になります。プログレのように壮大な音楽性を追求していましたが、売り上げは伸びずに、レコード会社から打ち切られ、バンドは解散する事になります。後に再結成されますが、ライブアルバムを残すのみになります。プロデュースはMike Heronで、最後までイニシアティブを持っていました。Dreams Of No ReturnにはDanny Thompsonがダブルベースでゲスト参加しています。
1. Maker Of Islands 2. Cold February 3. Glancing Love 4. Dreams Of No Return 5. Dumb Kate 6. Ithkos a. Sardis (Oud Tune) b. Lesbos-Dawn c. Lesbos-Evening d. Aegean Sea e. Dreams Fade f. Port Of Sybaris g. Go Down Sybaris h. Huntress i. Hold My Gaze
1. Explorer 2. Down Before Cathay 3. Saturday Maybe 4. Jigs 5. Old Buccaneer 6. At The Lighthouse Dance 7. Second Fiddle 8. Circus Girl 9. Turquoise Blue 10. My Blue Tears 11. Weather The Storm 12. Little Girl
Second Fiddleではレゲエのリズムでフィドルを演奏するという斬新なものになっています。フォークとレゲエの融合というのは珍しいものですし、ボブマーレーが売れる以前のこの時期に行われていたというのも驚きです。サイケな雰囲気、民族音楽の要素は無くなりましたが、彼らの個性が進化した形になっています。
1. My Father Was A Lighthouse Keeper 2. Antoine 3. Restless Night 4. Sunday Song 5. Black Jack David 6. Banks Of Sweet Italy 7. The Actor 8. Moon Hang Low 9. Sailor And The Dancer 10. Seagull
1. Talking Of The End 2. Dear Old Battlefield 3. Cosmic Boy 4. Worlds They Rise And Fall 5. Evolution Rag 6. Painted Chariot 7. Adam And Eve 8. Red Hair 9. Here Till Here Is There 10. Tree 11. Jigs a. Eyes Like Leaves b. Sunday Is My Wedding Day c. Drops Of Whiskey d. Grumbling Old Men 12. Darling Belle
流石に、ドラムにエレキギターで演奏するとドラマティックになりますが、フォークロックにとどまります。70年代の感覚でそれをやっていますから、かなりユニークな内容になっています。Adam And Eveにおいてはレゲエのリズムが用いられています。イギリスではインドと同じように、植民地にしていたジャマイカからの移民が住むエリアがあり、身近にレゲエを体現できる環境がありました。それが後のパンクの時代に爆発したり、トリップホップを生む事につながっていきます。これまでに無いくらい冒険しているアルバムに仕上がっています。