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[20180822]

Mozaika
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。専属のレーベルVidlik Recordsからのリリースになります。ウクライナでは大人気ですから、経済的にも力をつけてきているようです。エスニックな雰囲気もあるダイナミックなエレクトロポップで、まるで80年代サウンドのようでもありますが、音が全く違います。音のダイナミズムが80年代ではありえないほどクリアな輪郭を持っており、現在の技術でしかありえないようなサウンドになっています。

1. Vsesvit
2. Golos
3. Animal
4. Strum
5. Xto
6. Arka
7. Guns Don't Shoot
8. Alone
9. All Friends
10. Vatra

80年代の欠点は、出始めたばかりのポリフォニッックシンセの音のチープさにあり、音を入れ替えるだけで見事な作品に生まれ変わります。それを目の当たりにするような内容になっています。サンプラーの進化も大きいですし、地上アナログ放送と8Kテレビくらいの開きがあります。アレンジは80年代っぽいですが、ドラマティックな演出など、物創りがしっかり出来る人達ばかりのようで、非の付け所がありません。

ファーストは英語ばかりでしたが、今作はウクライナ語での歌もいくつかあります。それだけ自分たちに自信をつけてきたからこそだと思います。ウクライナではどんどんビッグになっていっていますが、世界に認められるのも遠く無い事だと思います。サウンドメイキングが的確なので古臭さを全く感じさせませんし、なんでこれまでこれだけの音楽を作って来れるものがいなかったのっだろうと、反省すべき作品だと思います。完璧な内容だけに、もう少し遊びがあった方が面白くなると思いますが、過不足は全く感じさせない素晴らしい出来栄えです。

Vsesvit
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[20180821]

Onuka
(1998/07/14)

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ウクライナのバンドOnukaの2014年のファーストアルバムです。アナログ盤では限定販売、ダウンロード販売ですが、Chillwave系でメジャー級のサウンドメイキングになっています。ウクライナ伝統楽器のバンドゥーラやソピルカなど生楽器も使ってフォークトロニカとしても新しい形を生み出しています。

1. Intro
2. Around Me
3. When I Met U
4. Misto
5. Time
6. Noone
7. Look
8. Untitled
9. Zavtra
10. UA

女性シンガーのNata Zhyzhchenkoを全面に出して、女性キーボードのDaryna Sert 、女性パーカッションのMariya Sorokinaの紅3点を看板にしたバンドで、11人くらいいる大所帯です。シンフォニックなIntroでのダイナミズムは素晴らしい出来栄えで、只者では無い予感を十二分に期待させてくれます。曲自体は女性ボーカルのシンセポップですが、生楽器をサンプリングしたサウンドが従来には無かった輪郭を与えてくれます。ライブでは生楽器をそのまま演奏しています。

ウクライナの配信チャートで1位を記録するなど大人気で、ほぼメジャー級の扱いになっています。もちろん内容的にも世界に通用する出来栄えで、レディガガみたいにレトロテクノリバイバルな風潮もありますから十分通用します。こちらはレトロではなく、エレクトロニカ、音響派なアレンジも出来る強者揃いです。どれだけのポテンシャルを秘めているのか、今後が大いに期待出来る存在です。

Intro
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[20180114]

Odham's Standard
(1998/07/14)
Origamibiro

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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。変拍子を多用するようになり、よりプログレ感が増しています。使用する音源も増えて民族音楽を印象付けるような部分もあります。そうなると非楽器なサンプリング音によるビートもいい具合で溶け込んできます。サンプラーと言うより、HDDレコーディングした演奏をカットアップして組み合わせたような構成になっています。

1. Ada Deane
2. Tinder
3. Odham's Standard
4. Direct Voice
5. The Typophonium
6. Armistice Cenotaph
7. Raising William
8. Pulmonary Piano
9. Butterfly Jar
10. Feathered

シンフォニックなようでいて、もっと私的な音楽のような印象です。音楽を聴いていると言うより、16ミリフィルムをカットして一つの流れのある映像をループして見せられているような印象さえ浮かんできます。音楽から浮かぶ映像、映像から浮かぶ音楽。その架け橋になる部分で制作されているような内容になっていると思います。

生楽器からサンプリングしているので倍音もしっかり録音されています。その倍音を他の楽器でかき消されないように組み合わせ、とても不自然な日常、現実味のない音響、なのにそれは別世界のものでもなくて、紛れもなく私たちが生きている現実。そんな空間のサウンドトラック。人工的であるのに情緒を感じる不思議な音楽になっています。

Ada Deane
⇒ 続きを読む

[20180114]

Shakkei
(1998/07/14)
Origamibiro

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2011年のアルバムです。マルチ奏者のAndy Tytherleighと映像作家のJim Boxallが加わり三人編成となります。スタイル的には変化はないのですが、Andy Tytherleighがいる事で生演奏の部分が多くなっています。Jim Boxallはライブでの映像の演出なので音楽的にはさほど影響はありませんが、映像を喚起しやすい音楽を心がけているかもしれません。でもそれは元々あったように感じます。

1. Impressions Of Footfall
2. Sphaera
3. Dismantle Piece
4. Ballerina Platform Shoes
5. Quad Time And The Genius Of The Crowd
6. Sedimental Value
7. Nootaikok
8. Flotsam Drift
9. Brother Of Dusk & Umber

ストリングスなどのクラシック楽器の生演奏が増えた事で、アコースティックギターでは無くエレキを使うようになっています。それらをHDDでリミックス、サンプラーによるフィールドサウンドを織り交ぜるという手法に徹しています。それでも音楽的でプログレッシヴな雰囲気は変化はありませんが、生演奏はループさせていないのでミニマル感は更に無くなりました。

Origamibiroの一番の特徴は非楽器なサンプリング音源で作るリズム構成だと思います。この手法を使う人は沢山いると思いますが、ここまできっちりグルーヴを出せている人は少ないと思います。かなり細かいエディットを繰り返していると思います。リバース効果になるような音源などの選び方も秀逸です。日常のノイズでさえもビートとして捉えられる感性、それって音楽家にとって一番重要な感性だと思います。

Full Album
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[20180113]

Cracked Mirrors And Stopped Clocks
(1998/07/14)
Origamibiro

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イギリスのTom HillのソロプロジェクトとしてスタートするOrigamibiroの2007年のファーストアルバムです。アコースティック楽器などを生演奏したものをサンプリングしてループさせる手法、出だしなどはまるでイエスのこわれものみたいですが、そのままガットギターの演奏が続いていきます。生演奏したフレーズをサンプリングしてミニマルにくっつけていくので、それなりにグルーヴ感を持っています。

1. Unravelled In Wreathes
2. Noshi
3. Poised From The Bulb
4. Dissect Ephemeral
5. Womb Duvet
6. The Last Of Its Leaves
7. Remnants
8. Gathers In Puddles
9. Vitreous Detachment
10. Cracked Mirrors And Stopped Clocks
11. Unkown In The Walls
12. No More Counterfeit Bliss

ギターを弾く時の椅子の軋む音もサンプリングしてビートしてループさせています。ギターの演奏にあった軋む音なので演奏とマッチしたビート感が作られています。それと同じ原理で、日常的な音をサンプリングした音源をループさせてビート感を作り出しています。そこにギターや鍵盤などの生演奏が入るのでミニマル感はないのですが、人工的に加工された雰囲気が支配しています。

一人プログレッシヴロックをサンプラーで作っているという感じでしょうか、部屋で生演奏している空気感もサンプリングとして拾われていて、そこを強調したミックスになっているので、独特の臨場感が生まれています。そして結果完成された音楽はプログレッシブな響きを持っているという、楽器が出来る人がサンプラーを駆使すると、ここまで豊かな響きを生み出せるという手本となるような作品になっています。

Full Album
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