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[20060131]

CodaCoda
(2003/06/03)
Led Zeppelin

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ジョンボーナムの死により、バンド存続不能と判断され、最後のアルバムとして、、未発表曲を集めた、このコーダにて、飛行船ツエッペリン号は飛ぶ事を辞めてしまいました。この未発表曲ばかりのアルバムは、とてもツェッペリンらしい曲ばかりす。

1. We're Gonna Groove
2. Poor Tom
3. I Can't Quit You Baby
4. Walter's Walk
5. Ozone Baby
6. Darlene
7. Bonzo's Montreaux
8. Wearing And Tearing

特にオープニングの.We're Gonna Grooveの7th-5のギターカッティングは、いかにもジミーペイジらしく、お百姓さんリズムの曲もかなりあります。ボンゾが農場を所有していたことが、リズムに活きているのでしょうか、こんなグルーブ誰も叩けません。
インスルージアウトドアは不完全燃焼だったので、このアルバムで締めくくってくれたジミーペイジを賞賛し、ツェッペリン編を終了とします。ツェッペリンのアルバムは全て名盤なのでした。

We're Gonna Groove

Poor Tom

I Can't Quit You Baby


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[20060130]

In Through the Out DoorIn Through the Out Door
(2003/06/03)
Led Zeppelin

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前作プレゼンスからかなりのインターバルをおいての発表でした。その間に、映画永遠の詩の公開がり、新作への期待は高鳴るばかりでした。一曲目のIn the evening、アラビア音階のオープニングからヘビーなロックへと転換して行く様は期待に答えるだけのインパクトがありました。後にペイジアンドプラントで見せるモロッコ系の民族音楽は、既にツェッペリンの中に眠っていたのです。ストラトによるアーミングが印象的なリフ。ペイジと言えばレスポールですが、プレゼンスのフォーユアラブでもアーミングが聴き取れます。デビュー当時はテレキャスを弾いていたので違和感はありません。

このアルバムの特徴としては、South bound saurez、Fool in the rain、Carouselambraに聴き取れるラテン系の民族音楽を取り入れている事です。サードアルバムではトラッドフォークを、聖なる館ではファンクを取り入れてきたツェッペリン。80年代に流行るワールドミュージックをこの時既に実践していたのです。しかもロックとして。

1. In the Evening
2. South Bound Saurez
3. Fool in the Rain
4. Hot Dog
5. Carouselambra
6. All My Love
7. I'm Gonna Crawl

又、ギターシンセが多用されております。この頃のジミーペイジはローランドのギターシンセと提携していたようで、ソロアルバムでも多用しています。それがこれまでに無い感触となっております。Hot dogではズッコケロカビリーギターが聴けます。タッチミスしているのにそのまま採用しているところがジミーペイジらしいですが、プロデューサーでもあるので、何度でも録り直しが可能だったはずです。しかし、ズッコケたままにしています。

後半のAll my love、I'm gonna crawlのバラードでだらけてしまうので、期待はずれ感があるアルバムでした。ツェッペリンらしい曲なのですが、このほのぼのとした感じは何なんだとなってしまいます。

民族音楽とロックの融合がこの後発表されるアルバムで結実していれば、このアルバムの価値も変わっていたかもしれませんが、このアルバム発表後、サウンドの要だったジョンボーナムの死によって、バンドは解散となってしまいます。

今だにこのバンドを超えるバンドは登場しておりません。どんなに売れるバンドが出てきても、存在価値が違います。私は今だにツェッペリンに変わるバンドの出現を夢見てッロックを聴き続け、自分でも創っております。この喪失感は、一つの人生だけで埋められるほど小さくはありません。来世があるなら、こんな偉大なバンドの一員として生まれ変わってきたいものです。合掌!

In The Evening

South Bound Saurez

Fool in the Rain


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[20060130]

プレゼンスプレゼンス
(2005/05/25)
レッド・ツェッペリン

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ジャケットはヒプノシスで、全てのフォトスナップにモノリスが存在(プレゼンス)しております。
オープニングのアキレス最後の戦いは、最高傑作でしょう。ジミーペイジのギターオーケストレイションは見事で、ボンゾのドラミングも鬼気迫るものがあります。あくまで想像ですが、ロバートプラントは、出来上がった演奏を聞いて、歌いやすいようにメロディーをつけ、そこに無理矢理歌詞をあてがっているようなふしがあります。歌唱力があるので、歌いきっておりますが、普通の人間には、かなり歌いにくい歌詞の付け方です。

1. Achilles Last Stand
2. For Your Life
3. Royal Orleans
4. Nobody's Fault But Mine
5. Candy Store Rock
6. Hots on for Nowhere
7. Tea for One

私が一番好きなのは、ロイヤルオルレアンです。ツェッペリンのファンクネス全開です。このアルバムでは、お百姓さん臭さはありませんが、その流れでの曲がかっこ良く決まっております。
Nobody's Fault But Mineのツェッペリン節、Candy Store Rock、Hots On For Nowhereなどの秀曲、最後は久しぶりのへヴィーブルース、二人でお茶をで幕を閉じます。
ツェッペリンの最高傑作は何かと訊かれたら、まずこのアルバムが上がる事を信じております。

Achilles Last Stand

For Your Life

Royal Orleans


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[20060129]

サイケデリックとは、60年代後半に流行したムーブメントでした。起源としては、またも、ビートルズのサージェントペッパー、ストーンズのサタニッックマジェスティーズからのようです。ジョージハリソンにより紹介されたインド音楽によるところが大きく、クォーター音階、つまり半音の半分の音階の導入でした。ギターではクォーターチョーキングが用いられ、後表現できる楽器はバイオリンくらいでした。曲で例えると、ステッペンウルフのボーントゥビワイルドと歌う部分は、クォーターチョーキングが用いられております。

時はフラワームーブメント、ヒッピー達が自由を求め。家出しては、コミューンなどにたむろしておりました。彼らにはテーマ曲が必要でした。グレイトフルデッドや、ジェファーソンエアープレーンなど、アメリカではサイケな風俗が蔓延していきます。ドラッグによる幻想体験を表現した内容が多く、音楽もエフェクティブです。

この時代のアルバムは、全部サイケな細工が施されておりました。今のように、ヒップホップが流行っているから、ヒップッホップ風にすれば売れると言う幼稚な理由で、強制的にそうさせているレコード会社の意向とは、ちょっと違っていたようです。流行ではあったけれども、みんな気持ちいい事が好きだったような印象を受けます。そうです。サイケデリックの別名は、気持ちいい事なのです。最近では、アシッドやトランスなどがありますが、サイケデリックには、もっと精神性みたいなものがあったと思います。

ウッドストックが終わり、70年代に入ると、ハードロックの時代となります。そこで、夢幻の旅を終えて、現実的な音楽となります。しかし、いつの時代になっても、人間は気持ちいい事が大好きなのです。だから、サイケのファンはなくならないのです。数多くのサイケ作品がありましたが、私のお勧めは、ピンクフロイドのファーストアルバム、夜明けの口笛吹きです。シドバレットの才気が唯一まとまっており、独特の世界を体験出来ます。

ロックとは、そもそも、気持ち良くなれる音楽であったと思います。ディストーションギターが入っていればロックというのとは違うと思います。90年代以降、ロックにも市民権がもたらせられたと、勘違いされがちですが、私の個人的な感想では、ロックは、まだまだ一部の人間にしか受け入れられていない音楽なのだと思います。その証拠が、各国の音楽シーンのトップテンの体たらくを見れば、一目瞭然です。だから私は、今でもロックを支持し続けます。本当の市民権を得る為に。

[20060129]

蒼天航路 (21) 蒼天航路 (21)
李 学仁、王欣太 他 (2000/12)
講談社

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董卓が死に、呂布も倒された。漢の皇帝はまだ幼く、董卓に拉致されていたが、曹操が擁護する事となる。その為、皇帝をないがしろにしているような印象をもたれた為、ここでも曹操の評判は落ちてしまう。しかし、自称、他称、同じ名字の劉備は漢の末裔と噂され、評判は上がっていく。しかし、劉備には、関羽、張飛という武将はいたが、策を巡らす策士がいなかったため、戦べたで、逃げ上手の戦ばかりだったので、優秀な策士を探し、三顧の礼をもって、諸葛亮孔明と出会い、やっといっぱしの頭となる。

魏の曹操、呉の孫権、まだ領地を持たぬ劉備は、皇帝に取って代わる野望はもっておらず、いかに漢を再興させるかを考えていた。しかし、孔明が示した、天下三分の計によって、自分の天下というものを意識しだしてゆく。そして、領地を持たぬ劉備は追われ、呉の孫権と組んで、曹操と対峙すべく、歴史に名高い赤壁の戦いへと向かってゆく。

三国志といっても、それぞれ、魏には魏の、呉には呉の、蜀には蜀の史実が残されており、それぞれ、その国のものでしか分からない文献が残されている。呉の史実によると、魏から開戦を即す文書が届けられるのだが、魏にはそのような文書を出した文献は残されていない。そおいう食い違いがある為、小説的にはいろんな想像を働かせるのである。この蒼天航路では、孔明が開戦させるために謀ったように描かれているが、はっきりと示さず、暗示しているところが、解釈の妙である。

この戦では、曹操が手酷く敗戦し、劉備は、まだ蜀ではないが、領地をやっと得る事が出来る。劉備だけが、大成するまで時間がかかるので、まだ三国ではない。まだ漢の時代である。

[20060129]

蒼天航路 (5) 蒼天航路 (5)
李 学仁、王欣太 他 (2001/02)
講談社

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蒼天とは漢の事である。三国が出来る前は、まだ漢の時代だったのだ。一般の三国志を知っている人には、この蒼天航路は、いったい今はどこの話なのだろうという思考が必要になってくる。史実的なものはしっかりと踏まえているのだが、そのアレンジの斬新さは、まさにROCK'NROLLなのである。

まず劉備においては、おっちょこちょいで、女好きで、第六感だけがやたら効くというキャラクターになっている。これは、漢の始祖、劉邦に似せて描かれていると思われる。皇帝になる男、自分を救うために自分の子供を平気で捨てていく描写があるが、これは劉邦の逸話である。

そして、もっとも凄いキャラクターで描かれたいるのが呂布である。北方の民なのに、ドレッドヘアーなのである。これは、プロデビュー当時の須藤元気をモデルにしたのではないかと思われる。そしてドモルのである。今でこそ中国の標準語は北京語であるが、当時は何を標準語としていたのだろうか。中国は広いので、出身が違えばまるで違う言葉のはずである。そして呂布の思考よりも、まず斬りつけるという性格からして、ドモルというのは現実味がある。普通に喋って通じているほうが不思議なのである。

それから、諸葛亮孔明に至っては中性的なキャラクターとなっている。一人一人の武将のキャラクターまでもしっかり描かれていて、もの凄い勢いで物語が進んでいく。前半の見所は、圧倒的な強さを示す、董卓、呂布をいかに無きもにするかであるが、小説では、チョウセンという架空の女性を取り合わせて、仲間割れさせていくのであるが、蒼天航路でもその手段がとられている。

[20060129]

蒼天航路 (2) 蒼天航路 (2)
李 学仁、王欣太 他 (1995/10)
講談社

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最近までモーニングに連載されていた、三国志を題材にしたマンガです。中国に、呉、蜀、魏と三つの国が存在していた史実を元に脚本した内容の作品が多数あります。普通、蜀の劉備が主人公になる場合が多いですが、このマンガは普通、悪役として扱われる魏の曹操が主人公です。

情を重んじる孔明、関羽、張飛を擁する劉備が主人公にし易く、情や権威よりも才を重んじる曹操は悪役にし易いのですが、この時代、儒教による腐敗を逸する為、曹操は才のみを重んじて、画期的な改革者として描かれております。息子共々、詩を詠み、音楽を愛し、異国の音楽さえも飲み込んでいき、その後の中国の流れを大きく変えていくのですが、冷酷な面ばかり印象に残り、評価されていない歴史上の人物に、ここではスポットライトが当てられます。

曹操自信は意識していなかったかもしれませんが、儒教オンリーの時代に仏教のような平等主義の精神は受け入れられなかった中国において、仏教が広まる礎を築いていく事になるのです。そして唐の時代には仏教が国教となり、日本にも伝わる事が出来たのです。

蒼天航路を熱く語る人がこのサイトにいるか分かりませんが,熱く語りたい人がいたら、どんどんコメントを下さい。

[20060129]

女王の教室 Vol.3 女王の教室 Vol.3
泉谷しげる、池頼広 他 (2005/12/21)
バップ

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年末、女王の教室が全話通しで再放送されていました。一気に見ると、真矢は結構不器用な生き方の人なんだなーと思いました。第一話は見逃しておりましたので、今回初めて見ましたが、いきなり、乗っけから、いい加減目覚めなさいときましたねー。最初からあんなに強引だったとはおもいませんでした。

このドラマの一番の魅力は、やはり、和美ちゃん(未来ちゃん)の演技力ですよね。何度涙したことか。ある番組で、未来ちゃんの赤ちゃんの頃のビデオが流されましたが、赤ちゃんの頃からかわいかったのですね。

それと忘れてならないのが、やはり、真矢(天海祐希)の演技力ですね。目だけで、何を言わんとするかを語れる女優は、そうそういるものではありません。前から思っていたのですが,この天海祐希は歌もうまいんですね。さすが元宝塚。黒木瞳はCDを出していますが,歌は聞けたものじゃありません。しかし、天海祐希は巧い。CDを出せばいいのに。

そして,今春には、なんと、女王の教室スペシャルが放送されるそうです。真矢の過去が明らかになるそうです。必ず見ましょうね。

[20060129]

サンタ・サングレ 聖なる血 サンタ・サングレ 聖なる血
アクセル・ホドロフスキー (2003/07/04)
エスピーオー
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アレハンドロ・ホドロフスキー監督の作品である。この監督にしては珍しく、ちゃんとストーリーを持った作品となっている。相変わらずの変態的美術センスは健在である。なんと言っても、その構図センスの映像へのこだわりは素晴らしい。最近の映画では見られなくなっているものだ。特に日本の映画では、そんなこだわりが感じられない作品が多い。あるとすれば、黒沢監督ぐらいだろうか。日本の映画は制作費が少ないから大した映像がとれないからしかたがないと言う考え方は間違っている。予算がなくとも、意思があれば、素晴らしい映像を撮る事は可能なのだ。限界はあるかもしれないが、そおいうものが、日本の映画からは感じとれない。

この映画は、実際にあった。精神病患者が退院後に犯した殺人事件を題材としているが、メキシコと言う土地がら、マリアッチが全編に陽気に、官能的に、物悲しく、美しい流れを生み出している。普通の映画として見ても、その完成度は見事である。

内容としては、『トミー』のような幼児期のトラウマによる精神障害や、『サイコ』のようなホラーとなっているが、そのどれとも違う美しさをもった映画である。

この監督やフェリーニは、障害のある人、小人サーカスなどの役に本物を起用している点が、ちょっと一般向けではないが、彼らも役者として収入を得てしかるべしなので、私は悪いとは思わない。今までいろんな変態的美術センスの映画を紹介してきたが、これは入門編としては最適かと思う。血がどばどば吹き出すおぞましいシーンもあるが、見終わった後、美しい人間愛に晴れやかな気持ちとなるでしょう。

Santa Sangre
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2006-01-29(Sun) 17:08 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | 編集 |
[20060129]

エル・トポ エル・トポ
アレハンドロ・ホドロフスキー (2003/07/04)
エスピーオー
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アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、以前のブログで紹介した『ホーリーマウンテン』の前に制作した映画である。

カルトムービーの原点とされているが、決してカルトムービーとして片付けられる代物ではない。芸術家が何かを表現しようとした時,必要とされる題材を必要とされる方法で表現したならば、それは難解であり、変態的であり、詩的であり、グロテスクであったりするものである。問題は何が言いたいかである。この映画は決して難解ではなく、結論は次回作の『ホーリーマウンテン』のラストシーンまで引き継がれる。

音楽もそおいうものが刺激を与えてくれる。作曲の理論などは、単なる手段でしか他ならない。何を表現したいかである。

EL TOPO
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2006-01-29(Sun) 17:06 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | 編集 |
[20060129]

ホーリー・マウンテン ホーリー・マウンテン
アレハンドロ・ホドロフスキー (2003/07/04)
エスピーオー
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メキシコの監督アレハンドロ・ホドロフスキーの作品である。

確か、これが再上映された時にTVで宣伝していたのを見たのである。その映像は私好みの変態美術センスそのものであったので、一度は見てみたいと思っていたのだが、いっこうにTVでは放送されないし、レンタルビデオ屋で探しても無いし,ネットで検索しても引っ掛からない。もう見れずじまいかと思っていました。ところが、たまたま、ジャズトランぺッターのDON CHERRYのアルバムをネットで検索していたら、この『ホーリーマウンテン』のDVDを見つける事が出来たのです。なんとDON CHERRYが音楽を担当していたのです。

迷わず注文をかけました。他2作品出ていたので、全部注文しました。これにお金をかけずして、なんとしましょう。それほど最近の映画には失望しており、こおいう作品に飢えていたのです。

内容は、キリスト圏からキリスト似の男が、東洋思想の男の元へ辿り着いて、初めて台詞が出てきます。そこでは、9人の賢者を集めて、不老不死の術を盗むために聖なる山を目指すという内容です。

細かい内容は、思想的なものもあるでしょうから、あえてこの公共の場では論じないようにします。DVDを買ってから知ったのですが、ジョンレノンがこの監督に惚れ込み、興行権を買っていたという事実を知りました。好きなものを求めれば、好きなものがどこかでつながっているものなのですね。

holy mountain Trailer
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2006-01-29(Sun) 17:03 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | 編集 |
[20060129]

Physical Graffiti Physical Graffiti
Led Zeppelin (2005/10/04)
WEA International
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アナログ盤では2枚組だったアルバムです。カシミールや死にかけて、などの大作もありますが、ワントン・ソングやカスターパイ、など、前々作のミスティーマウンテンホップのようなお百姓さんロックが目立ちます。そうです。前々作では地味だったこの手の曲が、ツェッペリンとしてのツェッペリンにしか出来えないツェッペリンサウンドなのです。

1. Houses of the holy
2. Trampled underfoot
3. Kashmir
4. Custard pie
5. Rover
6. In my time of dying
7. In the light
8. Bron Y Aur stomp
9. Down by the seaside
10. Ten years gone
11. Night flight
12. Wanton song
13. Boogie with Stu
14. Black country woman
15. Sick again

唯一この手の曲をコピーしたのは、ディテクティブくらいでしょうか。誰も真似出来ないツェペリンの完成系と言ってもいいでしょう。誰も,このような評価はしませんが、ジョンポールジョーンズの最近のソロアルバムを聞くと確信出来ます。ハードロックでもあり、ファンキーでもあるのです。ボンゾにしか叩けないファンクネスなのです。
それが一番堪能できるのが、このアルバムです。心して聞くべし。

Custard Pie

Rover

In My Time Of Dying


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[20060128]

Houses Of The Holy Houses Of The Holy
Led Zeppelin (1994/07/21)
Warner
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ヒプノシスによるジャケットが印象的なアルバムである。
レゲエやファンクを取り入れて新境地を開いており、ハードロックというよりプログレとして解釈した方がいいかもしれない。

1. Song Remains the Same
2. Rain Song
3. Over the Hills and Far Away
4. Crunge
5. Dancing Days
6. D'Yer Mak'er
7. No Quarter
8. Ocean

オープニングの永遠の歌は、ヤードバーズ時代の曲の焼き直しだが、このバンドの為に書かれたような曲である。アコースティックな作品も、レインソングにおいては、既に誰も追いつけないような独自性を持って存在する。
ライブを見ても、この頃が一番、バンドとして充実していた時期のようである。
その後のファンクブームや、ダブの到来を予言していた作品として評価されるべき作品で、未来を見据えたツェッペリンにおいてけぼりにされないようについていったが、ツェッペリンの方が途中で飛行を止めてしまったのは残念である。

Song Remains the Same

Rain Song

Over the Hills and Far Away


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[20060128]

PUNKの元祖としては、ストーンズ、ザフー、などが言われております。テクニックがなくとも、コードをかき鳴らせればよかったからか。グラムロック時代のデビッドボウイも元祖とされている。デビューが早過ぎた為に、パンクと呼ばれなかったバンドがあった。ニューヨークドールズです。そのパフォーマンスから、アメリカのストーンズと言われていたが、パンクの原型と言っても良かった。グラムロックばりに化粧をして、ロングブーツを履いていたので、グラムからパンクへの橋渡し的なバンドだったのかもしれない。

パンクと言えば、SEX PISTOLSです。当時のイギリスでは、ドイツのアーティストが受け入れられており、ノイというバンドに、ジョンライドンの原型となる唱法がある。その後のパブリックイメージリミッテド的な音楽も、このノイと言うバンドに隠されている。しかし、確かに、このセックスピストルズの出現は衝撃的だった。構築と破壊の繰り返しが芸術の宿命なら、まさに破壊の現象だったのである。これに続くのが、ザクラッシュ、ザジャム、ダムド、スージー&ザバンシーズ、アメリカでは、ラモーンズ、ランナウェイズ、パティースミスなどであるが、この時期にデビューしたバンドは、みなパンクのレッテルを貼られていた。しかし、その中でも、インテリジェンスを感じさせるバンドは、ニューウェイブと呼ばれるようになった。ストラングラーズ、トーキングヘッズ、XTC,テレビジョン、エルビスコステロなどである。

一世を風靡したパンク現象も、セックスピストルズのアメリカ公演の痛手から、解散となり、クラッシュはレゲエやダブに走り、ジャムはスタイルカウンシルへとなり、いつしか、ホワイトソウルが流行だしていた。しかし、今は亡きジョーストラマー曰く、PUNKは生き方だと言う通り、いつの時代でもPUNK精神は成り立つ。オルタナもパンクといってもおかしくないバンドがいる。しかし、このブームの主犯格、ジョンライドンが、金のため、セックスピストルズを再結成させた次点で、パンクは死んだのかもしれない。本物のパンク野郎は、シドビシャスだけだったのかもしれない。

[20060127]

Led Zeppelin IV Led Zeppelin IV
Led Zeppelin (2003/06/02)
Atlantic
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俗に言うフォーシンボルズと呼ばれるアルバムです。代表曲、ロックンロール、天国への階段はもちろん、変拍子なのに、変拍子に聞こえさせないブラックドッグ、お百姓さんのようなリズムのミスティーマウンテンホップは、ツェッペリンにしか出せないグルーブです。8ビートなのに、16ビートを叩くボンゾのおかげで、カッチョイイ、レヴィーブレイク。ブリティッシュトラッドフォークの歌姫、サンディーデニーとのデュエット曲、Battle of Evermore、このアルバムにて、ツェッペリンの音は、一つの完成を見ている。

1. Black dog
2. Rock 'n' roll
3. Battle of Evermore
4. Stairway to Heaven
5. Misty mountain hop
6. Four sticks
7. Going to California
8. When the levee breaks

セカンド同様、外せない名盤である。

Black dog

Rock 'n' roll

Battle of Evermore


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[20060126]

Led Zeppelin III Led Zeppelin III
Led Zeppelin (2003/06/02)
Atlantic
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オープニングの移民の歌は、オクターブによるリフに、高音のシャウトが乗っかり、まさにハードロックそのものなのですが、アルバムとしては、ブリティッシュトラッドフォーク色が強く、発売当時は、賛否両論となりました。

私が最初に買ったツェッペリンのアルバムがこれです。ブルースナンバー、貴方を愛し続けてが好きだったからです。ライブ映像でも、この曲は迫力があります。

1. Immigrant song
2. Friends
3. Celebration day
4. Since I've been loving you
5. Out on the tiles
6. Gallows pole
7. Tangerine
8. That's the way
9. Bron Y Aur stomp
10. Hats off to (Roy) Harper

ツェッペリンはデビュー前は、フォークバンドで行こうとした経緯もありましたので、これは本来やりたかった事だったのでしょうが、ハードロックの代名詞になってしまっていたので、かなり誤解を生みますが、次回作の天国への階段で、理解を得る事になります。
本当のツェッペリンファンには欠かせないアルバムだと思います。

Immigrant song

Friends

Celebration day


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[20060125]

Led Zeppelin II Led Zeppelin II
Led Zeppelin (1994/07/21)
Warner
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ハードロックの教則本とさえ言われる名盤中の名盤です。ファンとしては、他にもいいアルバムを知っていますが、やはり、このアルバムは、全曲完成度が高く、名曲揃いとなっている。代表曲、胸いっぱいの愛をはともかく、ラブジュースを意味する、レモンソングや、ハートブレイカー、ランブルオン、での計算されたギターソロ、名曲サンキューの美しさ、そして、ジョンボーナムのテーマ曲、モービーディック、ラストのブリングイットオンホームでは、ブルースハープ用の歪んだマイクで、黒人ばりのブルースを歌うロバートプラント、一転して、ハードロックへと展開していくギターリフのカッコ良さ。

1. Whole lotta love
2. What is and what should never be
3. Lemon song
4. Thank you
5. Heartbreaker
6. Livin' lovin' maid (she's just a woman)
7. Ramble on
8. Moby dick
9. Bring it on home

これを聞かずしてハードロックは語れない。楽曲のセンスもありますがプロデューサーとしてのジミーペイジの才能が開花しています。

Whole lotta love

What is and what should never be

Lemon song


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[20060124]

Led Zeppelin Led Zeppelin
Led Zeppelin (1994/07/21)
Atlantic
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今日から、お勧めの名盤シリーズを始めます。最初は、私が大好きなレッドツェッペリンから始めます。

ツェッペリンのファーストアルバムで、ハードロックの始まりです。わずか2週間で制作されておりますが、それだけ、実力者揃いだったのです。LP的にいうと、A面とB面の最後の曲、幻惑されてとハウメニーモアタイムでは、曲の間に、長いソロが組み込まれていて、ハイライトとなっております。ここで、得意のバイオリンの弓を使って、エレキギターを擦り上げる音が聞き取れます。ライブではおなじみのやつですが、スタジオ版ではここでしか聞けません。 

1. Good times bad times
2. Babe I'm gonna leave you
3. You shook me
4. Dazed and confused
5. Your time is gonna come
6. Black mountain side
7. Communication breakdown
8. I can't quit you baby
9. How many more times

Babe I'm Gonna Leave Youでは、アコースティックギターで、マイナーの半音下降コード進行がカッコいいです。Black Mountain Sideでは、ブリティッシュトラッドの雄、バートヤンシュを思いっきりパクっておりますが、これもツェッペリンの味の一つです。

まだ。ツェッペリンの音としては未完成ですが、そこが、このアルバムの魅力でもあります。まだ未聴の方には、是非聞いていただきたいアルバムです。

Good times bad times

Babe I'm gonna leave you

You shook me


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[20060123]

いつでも、気兼ね無しに録音出来るスタジオを持ちたいと言うのは、ミュージシャンなら誰しも思っている事でしょう。スタジオ代は馬鹿になりません。自分のスタジオがあれば、どんなにいいか。持てるようになるには、成功するしかありません。しかし、ライン録音でよければ、ベッドルームアーティストに成れるのです。かく言う私もベッドルームミュージシャンです。パソコンと、DAWソフト、豊富な音源があれば、プロ並みの音楽が作れるのです。

90年代から、ベッドルームミュージシャンが増えております。テクノ系なら、デジタルを恥じる事はありませんので、ライン録音で充分なのです。アンプで鳴らしたいなら、アンプシュミレーションがあります。本物アンプで鳴らすのとは、やはり違いますが、細かい事にこだわらなければ、最近のものは充分に活用出来ます。問題は歌録りです。防音のある部屋に住んでいるアマチュアの人はほとんどいないでしょうから、これだけはスタジオ、もしくは、最低ボーカルブースが必要です。音が外に漏れないと言うのと、外の音が入らないようにしなければなりませんし、やはり精神集中して歌を歌うなら、防音は必要です。私のように歌無しなら必要ありませんが、あれば、アンプでギターを録ります。

デトロイトテクノが先駆なのでしょうか。私が聞き出したのは、スクウェアープッシャーあたりからです。ドラム&ベースというか、ドリルンベースでしたが、フュージュンテイストだったので、ファンになりました。エイフェックスツィンもかなり不気味だったので、気に入っております。他に、ゴールディーはプログレッシブでかなり芸術的な作品をだしておりました。親分は4ヒーローなのでしょうか。サンプリングを切り刻んだブレイクビートもあります。ケミカルブラザース、ファットボーイスリム、ロニサイズ、ベック、マッシブアタック、キャプテンファンク、アンクル、など、など、特にドラムパターンがカッコいいのが、ケンイシイです。

ベッドルームから愛を込めて、音楽を発信することは、難しいことではありません。何が正しいかは、ないので、自分の感性をぶつけてみることから始めましょう。自分がプロデューサーなので、最終確認は、他人を介した方がいいかもしれませんが、自分印の音楽を発する事が出来る、ヨロズーがありますので、皆さん、どうかYrozooサイトへ来て下さい。リンクを貼ってあります。ランキングされていないミュージシャンでも、いいのがいます。新しい発見があるかもしれませんよ。

[20060122]

今日はプロデューサーについて語ります。最初に、ミュージシャン並みに名をあげたプロデューサーというと、やはり、ビートルズのジョージマーティンです。ビートルズに、クラシックの知識とオーケストラを導入し、まだ4トラックくらいの環境にも関わらず、革新的な録音技術を屈指して、歴史に残る名作を作り上げました。後にマハビシュヌオーケストラやジェフベックのアルバムもプロデュースしました。

T-REXのプロデューサーはトニービスコンティで、彼も管弦楽を取り入れたりしております。グラムロック時代のデビッドボウイも彼にプロデュースを依頼して、名作ジギースターダストを作ります。クリームのプロデューサー、フェリックスパッパラルディーは、後に自分のバンド、マウンテンを結成します。ジミーペイジもギタリストというより、プロデュース能力が評価されるべきです。パープルはマーティンバーチです。

アメリカンロックでは、テッドテンプルマン、ジャックダグラス、ボブクリアマウンテン、エディークレイマーなどが有名です。プログレでは、イエスのエディーオフォードが有名ですが、他はバンド自体がプロデュースするのが多かったです。ロキシーミュージック、サディスティックミカバンドもプロデュースしたこともある、クリストーマスは、ピストルズの勝手にしやがれや、プリテンダーズの名作も手がけました。ミュージシャンでもあるトッドラングレンのプロデュースは、人気がありますが、全部トッドの色になってしまうので、アーティスト側からは、いつも後から文句を言われておりました。

ジャズ界では、マイルスデイヴィスのテオマセオが一番有名です。ただ繰り広げられるセッションを録音して、テープ編集で、切ったり、はったりして同じセッションから全く違う表情の曲を作り上げます。これは、今のDAW環境なら簡単にできますが、テープの時代では、かなりの能力が問われます。

とにかく、プロデューサーというのは、曲の最終決定権を持っていますから、仕切りたがりのミュージシャンは自分でプロデュースする方が多いです。今では、パソコンでCDを焼くまで出来ますから、自分自身が最終決定権を持っていると言っても過言ではありません。ですから、より知識をつけて、センスを磨く必要があります。これも精進が必要な職業です。

[20060121]

今日は女性ボーカルについて語ります。女性ロックボーカリストの走りは、ジェファーソンエアープレインのグレーススリックではないでしょうか。しかし、女王はジャニスジョップリンです。彼女の歌は今でも色褪せていません。次に有名になるのは、スージークアトロです。ベースをブンブン恥骨に響かせて歌う姿は、当時珍しかったので、かっこよかったです。フォークからフュージュンを取り入れ出した、ジョニミッチェルは、ディランとは違う独特の歌い方で、独自の世界を歌い上げます。その歌い方を真似たのが,ハートのアンウィルソンです。初期のハートはツェッペリンのようだったので、好きでしたが、80年代になって、スターシップのようなつまらない曲をヒットさせたので、嫌いになりました。

ローンジャスティスのマリアマッキーは、美人で歌も巧かった。ブロンディーや、シンディーローパーも名を馳せますが、姉御と言えば、プリテンダーズのクリッシーハインドです。かっちょいいです。ソウルの影響を受けながらも、テクノ的なユーリズミックスのアンレノックスもいいですね。坂本龍一がアルバムプロデュースした、バージニアアストレイも好きでした。リッキーリージョーンズ、シャーディー、カーリーサイモン、など、女性ボーカルは、魅力的な人が多いです。最近ではビョークが歌姫ですね。

近年、耳を惹き付けられたのが、ノラジョーンズです。久々に歌を聞いたと言う感じです。世間的にも成功して嬉しく思います。彼女のセンスは素晴らしいです。

日本では、ちわきまゆみがぶっ飛んでいました。岡野ハジメプロデュースで、最初、ネコなで声で歌っていましたが、低音で歌い出して、グラマラスな臭いを放っていました。現在はやはり、椎名林檎が最高です。真似している人が増えていますが、彼女の毒は、誰も真似出来ません。他にもたくさんいいシンガーがいますが、思い出せません。とにかく、女性ボーカルは、おいしいです。林檎ちゃんのようなボーカリストがいれば、私も女性ボーカルをフューチャーしたいと思います。結論!!歌は生き様です。

[20060120]

今日はボーカリストです。ボーカルというと、聞く人それぞれの好みがありますので、誰が優れているかは、判断が難しいところです。以前、リトルリチャードの真似をした、ポールマッカートニーからロックボーカルの流れがあると書きましたが、それは、ロバートプラント、イアンギランによって、引き継がれております。ジョンレノンも、影響力はありますが、顕著なのは、マークボラン、デビッドボウイなどに影響を与えております。現在のビジュアル系のボーカルは、このデビッドボウイやマークボランから影響を受けておりますので,元祖はジョンレノンと言う事になります。

メロディーメーカーのボーカルは、発音が良くて、聞きやすい人が多いです。マッカートニー、エルトンジョン、ビリージョエルなどです。これとは、相対的なのが、ボブディランです。彼はロック界にも多大な影響を与えております。かなり、字余りな語るような歌い方です。ビトゥイーンザボタン以降のミックジャガー、ジミヘンも、もろディラン節です。トムペティーやマークノップラーもそうです。ブルーススプリングスティーンも影響を受けておりますが、ディラン本人が認めておりません。

私が好きなのは、UFOのフィルモグ、ヘビーメタルキッズのゲイリーホルトンが、妙に唾の溜まったような歌い方ですきです。巧いなーと感心するのは、フリー、バッドカンパニー現在はクィーンにいるポールロジャースと、キングクリムゾン、EL&Pにいたグレッグレイクです。3オクターブのフレディーマーキュリーは別格です。

他は、レイチャールズのような声で、若い時から注目を浴びていた、スティーブウィンウッド、スティーブマリオット、ディキシーミッドナイトランナーズのケビンローランド、なんかはいいですね。若い頃は、イエスのジョンアンダーソンの綺麗な歌い方も好きでした。

ボーカルは、一番デリケートな楽器です。その日のコンディション、精神状況などが、もろに反映しますので、本番でのコンセントレーションを保つのは、至難の技です。努力だけでは、どうにもならない場合もありますが、やはり、これも精進あるのみでしょう。ここ数年、本当に感動出来る歌に出会っておりませんので、そろそろ説得力のあるボーカリストの登場を願うのみです。

[20060119]

今日はベーシストです。やはり、最初はビートルズのポールマッカートニーとなります。普通、ベースはルート音をキープするものですが、ポールは、5度や6度などを平気で弾いて、歌うようなベースラインを作ります。後のビーチボーイズや、サイケなバンドに影響を与えていきます。次は、クリームのジャックブルースです。クラプトンとのインプロビゼーションバトルは有名です。

ウッドベースからの流れで、普通、フィンガーピッキングしますが、ギターからベースに転向した人は、ピックを使います。ザフーの ジョン・エントウィッスルのベース音はかっこいいです。しかし、ツエッペリンのジョンポールジョーンズは、聞く分には普通ですが、映像で見ると、フィンガーピッキングで凄まじく弾きまくるので、結構テクニシャンです。

ベースと言うと、やはりファンクやジャズ系が凄いですが、ラリーグラハムによりチョッパーベースが開発され、ブラザースジョンソンのルイスジョンソンが一躍有名にしました。ジャズ界では、ジャコパストリアスがNo1ですが、ビクターベイリー、スタンリークラークなどなど。

プログレでは、イエスのクリススクァイアー、グレッグレイク、ロジャーウォータースなどはピックで弾いています。70年代後半からシンセベースが流行り出しますが、ベースの職業は、今だに衰えておりません。

とにかく、リズムキープのお仕事ですから、忍耐も必要ですが、これも、歌心を持っているプレイヤーは魅力的です。地味な存在ですが、名を挙げるには、精進あるのみです。

[20060119]

今日はドラマーについて語ります。まず最初にロックドラマーとして認識されたのは、リンゴスターです。一見地味な人ですが、当時の影響力は絶大で、リンゴっぽいドラムは、その後の音楽の至る所で聞く事が出来ます。その次に注目されるのは、クリームのジンジャーベイカーです。彼はジャズ系のドラムを聞いてきていたので、手数がやたらと多いです。それに、60年代のレコーディングは、クリック音を聞きながらリズムをとっていたわけではないので、結構ルーズなドラミングです。

そして、ロックドラムを確立したのは、ツェッペリンのジョンボーナムです。彼は、ジンジャーベイカーに比べれば、シンプルですが、へヴィーなドラミングで、絶対君主となります。70年代からは,クリック音を聞きながら録音していますので、結構しっかりしたリズムとなりますが、このジョンボーナムは、結構訛っていて一癖あります。例えば、8ビートの曲でも、裏を叩きますので、16ビートに聞こえて、8ビートでもカッコいいのです。このやり方は、私も見習っていて、8ビートや16ビートでも裏を入れる事で32ビートにしています。ただ、32分割ですので、どこで入れるか、やり方が多く選択出来ます。そういう意味でも、32ビートには、多くの可能性があるのです。彼以外では、ちょっと軽いですが、パープルのイアンペイスがいます。彼とグラハムボンドは、いち早くアフリカのリズムを取り入れます。他はコージーパウエルといったところでしょうか。

80年代になると、打ち込みもありますが、ゲートを使って、バスドラとベースを同じタイミングで鳴らす事が可能になり、ジャストなタイミングが多くなります。例えると、マイケルジャクソンの曲で用いられました。それと、ピーターガブリエルのサードアルバムで、ゲートリバーブサウンドが登場します。これは、残響音をたっぷりかけて、ノイズゲートでスパっと切ることによって、凄まじいドラムサウウンドを作り出す事です。プロデューサーのヒューパジャムのアイディアで、ドラムはフィルコリンズでした。それからは、もうノイズゲートサウンドだらけの世界と鳴ります。

90年代に入ると、サンプラーが低価格で購入出来るようになり、サンプリングされたドラムサウンドが席巻いたします。フレーズサンプリングとワンショットサンプリングなどがあり、フレーズサンプリングを切り刻んで、繋ぎ合わせたブレイクビートというジャンルまで生み出します。テクノ系は、シンセドラムとなり、巧いドラマーは、ジャズ界でしかお目にかかれなくなります。ジョンハイズマン、サイモンフィリップ、などなど。

ドラムというのは、バンドの要です。良いドラマーがいるか、いないかで、バンドの善し悪しが出てしまいます。私も昔は、バンドメンバーを募集しておりましたが、良いドラマーと巡り会える事が無かったので、一人で、打ち込みをする道を選びました。打ち込みなら、かなりのテクニシャンのドラマーと組めますし、人間技じゃないプレイもさせられます。この辺は、時代の流れと言う事で、ドラムにももっと歌を唄わせてあげたいと思います。

[20060117]

今日はキーボーディストにスポットをあてます。キーボーディストが花形となるのは、プログレが流行り出してからです。それまでも。キーボーディストはいましたが、ソロが凄まじいと言えるようになるのは、リックウェイクマン、キースエマーソンからです。MOOGシンセサイザーを持っている人は、一握りだった時代に、MOOGを手に入れ、しかも、それまでにない音色でギターに負けない地位まで築いていきました。

このころの三種の神器は、MOOGとハモンドオルガンとメロトロンでした。メロトロンは、サンプリングのはしりで、テープに録音した楽器を鍵盤で鳴らすというものでした。しかし、アナログシンセ同様、発音が環境で不安定になる欠点がありましたが、最近では、ソフトシンセとして、そっくりの音色で、安定した環境が得られる時代となりました。

シンセで、ギターのようなプレイをして、ジェフベックとのバトルを繰り広げた、ヤンハマーと言う人もいました。マハビシュヌオーケストラの初代キーボードでした。ロック界より、ジャズ界の方がキーボーディストはおりますが、よりロッックよりというと、ハービーハンコック、チックコリア、ジョー・ザヴィヌルなどになりますが、ブライアンオーガー、ジョンロードなども欠かせません。

打ち込みが流行り出してからは、キーボーディストとして注目されることが少なくなりました。手弾きで弾いていても、打ち込みの印象がある為、それほどテクニック的には驚かなくなっているのです。最近では、トラックメイカーという呼び方が多いです。私も、手弾きで弾いて録音しておりますが、所々修正しておりますので、トラックメイカーと呼ばれてもかまいません。どちらかと言うと、ギタリストなので、その辺はこだわりません。テクニックより、曲重視がモットーです。しかし、表現方法として、やはりテクニックも磨かなければなりませんので、こちらも精進が必要でしょう。 

[20060116]

ギタリストが花形となるのは、三大ギタリスト、ヤードバーズにいた、エリッククラプトン、ジェフベック、ジミーペイジによるところが大きい。クラプトンは、ロッックギターのひな形を作った功績があり、ジェフベックは、トリッキーな音色を得意とした。ジミーページはリフ作りの天才である。そこへ殴り込みをかけてきたのが、ジミヘンドリックスである。ブルースギターを基にしているが、そのファンキーともいえる奏法は、後のギタリストに多大な影響を与えた。短い人生で、ギターに何が出来るかを極めたと言ってもいいだろう。

その後に大きな流れを作ったのは、エドワードバンヘイレンである。ライトハンド奏法で六連符の嵐である。又この頃から、スタンダードなギターではなく、カスタムメイドが流行り出す。カスタムメイドといえば、クィーンのブライアンメイであるが、ギターオーケストラや、ギタージャズバンドといった演奏を聞かせていた。当時のモットーは、ノーシンセサイザーだった。

プログレ界では、ロバートフィリップ、スティーブハウ、スティーブハケットが、一時代を築き上げました。

日本でのギタリストというと、いろいろ巧い人もいたが、一番ギターが似合う男と言えば、チャーである。ギターを持った姿が、あれほど似合う男はいない。

ジャズ界でいえば、テクニシャン揃いである。ラリーコリエル、アランホールズワース、パットメセニー、アルディメオラ、日本の渡辺香津美、ジェイムスブラッドウルマー、そして、何と言ってもNo.1はジョンマクラフリンである。

シンセサイザーの流行により、ギターが花形から退いているが、復権を目指し、日々精進あるのみです。

[20060115]

バンドとして理想的なバンドとして成功したのは、2つしか知りません。LedZeppelinとジャコパストリアスとピーターアースキンが在籍していた頃のWeather Reportです。やはり、バンドメンバーの誰が欠けても成り立たないような、奇跡的なバンドはこの2つです。まずは、そのLedZeppelinについて語ります。

ヤードバーズが解散して、ギターのジミーペイジが新しいバンドのメンバーを探し出します。そこで目に止まったのが、ボーカルのロバートプラントです。その並外れた高音域でのシャウト唱法は、ハードロックの誕生に欠かせないものでした。ベースには、スタジオミュージシャンをやっていた頃に知り合った、ジョンポールジョーンズです。キーボードも担当します。この頃のイギリスでは、トラッドフォークブームとなっておりましたので、ジミーページは、フォークバンドを結成するか、第一期ジェフベックグループのようなハードなロックバンドを作るか迷っておりました。そこへ、ロバートプラントの紹介でドラムのジョンボーナムが加わります。そのヘビーなドラミングを目の当たりにして、ハードなロックバンドで行こうと決まります。

最初、ニューヤードバーズというバンド名でしたが、ザフーのキースムーンより、飛行船からとったLedZeppelinへと改名して、ファーストアルバムを発表します。今までに無い、ヘビーでハードな曲で一気に人気が上がります。ハードロックの誕生です。セカンドアルバムは、ハードロックの教則本とさえ言われておりますが、かなりブルースを感じさせるものです。サードアルバムでは、やりたかったトラッドフォークを導入して、賛否両論を巻き起こします。私は、最初にこのアルバムを買いました。続く4枚目では、天国への階段という曲で、ハードロックとトラッドフォークの融合で完成度の高い曲を提示しましたので、やっとやりたかった事を理解してもらえるようになります。このアルバムあたりから、ツェッペリンでしか出せないグルーブが完成されていきます。バンドのグルーブを固めるには、これほどの年月が必要なのです。それはそれは、イギリスの田舎のお百姓さんが、畑を耕すような訛ったリズムです。

続く、聖なる館では、レゲエやファンクも取り入れていき、いよいよプログレ的なバンドへと成長していきます。次は、2枚組Physical Graffittiでは、その訛具合がより完成されていきます。次のプレゼンスでは、バンドとしての完成形さえ見えてきます。しかし、次のインスルージアウトドアでは、オープニングのアラビア風のイントロこそカッコいいものの、どんどん違う方向へと行ってしまいます。そして、ロック界一の名ドラマー、ジョンボーナムの死によって、バンドは解散します。誰が欠けても成り立たなかったのです。最後に未発表曲を集めたアルバム、コーダでは、訛ったグルーブを又堪能出来ます。現在でも、このバンドを超えるバンドは出てきておりません。その事が、私に欲求不満をもたらし、新しい音楽を追求し、いつしか、ツェッペリン以上の音楽を作る事を夢見させているのです。

それでは、Weather Reportについて語ります。このバンドは、エレクトリックマイルスのバンドで活躍していた、ジョー・ザヴィヌルとウェインショーターが中心になって結成されたバンドです。

ジョー・ザヴィヌルはインアサイレントウェイと言う曲をマイルスに提供しており、それ以前にもキャノンボールアダレイにマーシーマーシーマーシーという曲を提供してヒットさせたりと、作曲家としても活躍します。モードジャズ以降のジャズメンは、作曲よりプレイに重きを置いており、作曲してヒットさせる人は稀でした。

初期のWeather Reportは、ヨーロッパが生んだ天才ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスを軸に、マイルスから受け継いだエレクトリックで、ロックよりの実験的な音楽をクリエイトしておりました。そのリズムパターンはロックでもなく、ジャズでもない得体のしれないものでした。それが受け継がれているとしたら、きっとドラム&ベースの中にあるでしょう。私もこの頃の作品からは多大な影響を受けております。ベーシストが唯一無二の天才ジャコパストリアスに変わり、より洗練された音楽へと変貌していきます。そして、名盤ヘビーウェザーでは、バードランドというヒット曲を生み出します。これは、この時代に作られた音楽としては珍しく、スタンダードナンバーの仲間入りをするほど、いろんな人達に演奏されております。

そして、ドラムがピーターアースキンに変わって、黄金時代となります。このバンドは、いろいろメンバーチェンジをしていきますが、この黄金時代こそバンドとして、これ以上ない理想的なバンドとして存在するのです。誰一人として欠けては、その音楽は存在しないのです。Weather Reportのレコーディングの特徴としては、リハーサルの時からテープをまわし続けている事です。この時代はまだテープに録音しておりました。そのテープを使えば使うほど、コストが上がりますので,相当予算があったのでしょう。リハーサルでは、アドリブ的なセッションを繰り返し、それを聞き直して、このフレーズがいい、このリズムがいいと目星をつけて、それを発展させる形で曲を完成していったのです。このやり方は、とてもバンド的な作曲方法だと思います。私もバンドをやっていたら、そうします。今は一人で、アドリブから発展した作曲方法を使う事も多いです。現在はテープコストを気にしなくていいので、この作曲方法は有効だと思います。しかし、それなりに演奏力とセンスが必要ですが。

この後、ベースがビクターベイリーに、ドラムがオマー・ハキムに変わります。この頃もいい感じなのですが、黄金時代にはかないません。そして、Weather Report解散後、ジョー・ザヴィヌルはザヴィヌルシンジケートを作りますが、これが又素晴らしくカッコいいバンドなのです。日本ではCDがあまり手に入らず、私はライブ盤しか持っておりませんが、私の理想に近いバンドです。

とにかく、黄金時代のこのバンドは、ツェッペリン同様、絶対無二のバンドでした。すぐ追いつけるようなバンドではなく、目指すは高きに置いて、音楽活動するべき、とは矢野顕子の弁ですが、私も賛成です。

[20060112]

フランスの大衆音楽と言えばシャンソンである。しかし、アメリカンポップスなどが輸入され、ジャズ的な音楽も生まれていました。そして1960年代には、ビートルズやビートポップが輸入されてきます。ビートルズのYEAH-YEAH-YEAH-という掛け合いから、イエイエの時代と呼ばれます。

立役者は、以前のブログでも紹介したセルジュゲンズブールです。自分自身でもイエイエ的な曲をだしていきますが、フレンチポップと呼ばれる曲を提供していき、フランスギャルというアイドルから夢見るシャンソン人形という曲をヒットさせていきます。その後、ブリジッドバルドーやジェーンバーキンと浮き世をながしていきますが、フレンチポップの歌手としても活かしていきます。他にシルビバルタン、ペギーマーチ、フランソワ-ズ・アルディーなど、女性が活躍します。

その後、完璧にビートルズ文化を継承した男性、ミッシェルポルナレフがアイドルとなります。シェリーに口づけなどのヒット曲を出します。現在CDで再発されておりますが、初期のアルバムでしたら、名曲がぎっしり詰まっておりますので、お勧めです。外見はブロンドの井上陽水のようです。

フレンチポップは、アメリカやイギリスのヒット曲を真似した作曲となっておりますが、なぜかフランス語で歌うと独特の印象となります。とてもキュートでアンニュイなのが特徴でしょうか。分かりやすく言うと、オーシャンゼリゼや”レナウン、レナウン娘が”で御馴染みのレナウンのCMソングがフレンチポップだと思って頂ければいいです。日本人では、カヒミカリイがフレンチポップと呼んでいいでしょう。

フランスは貪欲に海外のものを吸収していきますが、フランス特有のエスプリに作り替える
魔法を持っているようです。難しい音楽もいいですが、たまには、可愛くてオシャレなフレンチポップも聞いてみて下さい。

[20060110]

ハードロックの原点というのは、アメリカのグループ、バニラファッジにあります。このバンドはオリジナルはほとんどなかったのですが、ビートルズやシュープリームスの曲をハードにアレンジしておりました。ハードロックを作る上での手本となったのです。イギリスでは、ジェフベックとジミーページがこのバンドのアルバムを聞きながら議論しておりました。そして、第一期ジェフベックグループが誕生するのです。そして、すぐ解散するのですが、それに変わって、それを手本としたレッドツェッペリンが誕生するのです。それに影響された、プログレ系だったディープパープルがハードロックの仲間入りをします。ツェッペリンよりはブルース色がなくなり、ハードロックたらしめます。それらの流れを見守り、吸収したブラックサバスが、オカルティックなイメージで世に出ます。これが、三大ブリティッシュハードロックバンドです。次点でユーライアヒープが続きます。

ブラックサバスはまるでブルース色をなくして、よりメタリックでヘビーなサウンドとドラマチックな構成で、頑固なまでに己のサウンドを作り上げます。これが、ヘビーメタルの元祖たる由縁です。その手法は、後にジュダスプリーストとアイアンメイデンに引き継がれますが、私が認めるのは、アイアンメイデンのファーストアルバムまでです。ファーストアルバムは、それはそれは、ドラマチックで、めくるめく展開を聞かしてくれますが、それ以降のヘビメタブームは、形式化してしまって聞く価値はありません。

話は戻り、アメリカでは、グランドファンクやモントローズがハードロックバンドとして活躍します。第二次三大ハードロックバンドは、エアロスミス、キッス、クィーンですが、クィーンはちょっと毛並みが違います。それに続くのが、モントローズに影響されたバンヘイレンです。ここでライトハンド奏法が広がりますが、元祖はジミーペイジです。

ドイツでは、スコーピオンズが世界に出て行きますが、そこにいたマイケルシェンカーを引き抜いた、UFOがもっともハードロックらしいハードロックを聞かせてくれると私は思います。

その後、ヘビメタブームにおされて、ハードロックは下火になりますが、ガンズ&ローゼズが出てきた時は、私は大いに期待したのですが、長続きしなかったので、その後、ハードロックらしいハードロックは聴いておりません。ブレイクビーツが流行しだし、シンプルでハードなサンプリングを並べた、ケミカルブラザースにはハードロックの復興を感じましたが、やはり、ちょっと違います。

と言う事で、私が32ビートで作る曲は、出来るだけブレイクビートやテクノの臭いを消して、ハードロッックの血脈を受け継ぎ、21世紀型のハードロックを作ろうと考えている訳です。テクノ的に作ろうとするのは簡単ですが、ハードロック的にしようとすると、ヘビメタっぽくなりがちなので、そうならないように作るのが難しいです。でも作ります。未来の為に。

[20060109]

プログレッシブロックの原点というと、ビートルズのサージェントペッパーにまで遡ります。後にキングクリムゾンを結成するロバートフィリップ卿が、車を運転中にカーラジオから、サージェントペッパーの曲が流れてきて、音楽の新しい予感と可能性を感じたと供述しております。

それはつまり、ロックとクラシックの融合の可能性を示唆しておりました。ナイスと言うバンドや、ディープパープルの第一期では、ロックとロックの間にクラシック風の曲を導入するようなやり方でしたが、プロコルハルムが初めて、ロックとクラシックが融合した曲をヒットさせます。『青い影』です。これがプログレの始まりだと、私は位置づけます。

そして’69年、キングクリムゾンのファーストアルバム『クリムゾン キングの宮殿』が発表されます。これはファーストアルバムでありながら、ロック史上最高傑作の名盤として燦然と輝く美しさと、退廃感をともなっており、ここで、ジャズとロックとフォークとクラシックが見事に融合します。サイケバンドから始まったピンクフロイドも、シドバレット脱退後、プログレの道を進み、『原子心母』で大成功をおさめ、『狂気』で絶対君主となります。クロスビースティルス&ナッシュのようなハーモニーとジャズとロックとクラシックを融合させたYESもサードアルバムで、ギタリストスティーブハウを得、『こわれもの』でリックウェイクマンを得て、『危機』でスーパープログレバンドとなります。以上の3バンドが3大プログレバンドです。

その他にピーターガブリエル率いるジェネシス、ジェントルジャイアンツ、ヴァンダーグラフジェネレーター、ジェスロタル、キャメルなどが続きます。そして、キングクリムゾンにいたグレッグレイクとナイスにいたキースエマーソンとアトミックルースターにいたカールパーマーでスーパートリオEL&Pを結成。プログレの究極の形が完成されていきます。コンサートも次第にスタジアム級になっていき、オーケストラを引き連れてツアーを続けたEL&Pはついに破産してしまいます。コンサートの大型化、パンクロックの台頭で自然とプログレブームは廃れていきます。それ以降も、プログレ好きが様式化してしまったプログレを披露していきますが、もう全然プログレッシブな姿勢は失われております。

プログレは死んだのです。膨張しすぎてしまったものは、縮小するしかないのか、その先にはいったい何があったのか、当時より進んだテクノロジーを手に入れた我々が答えを見つけなければならないのです。

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