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[20060331]

461 Ocean Boulevard 461 Ocean Boulevard
Eric Clapton (1996/08/20)
Universal International
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ドラッグを常用していたクラプトンは、とうとう引退も考えなければならないほどの状態まで追いつめられて行きます。しかし、ザフーのピートタウンゼントから、『貴方はロック界の宝なのだから、こんなところで引退しては駄目だ』と励まされ、レインボーコンサートで復活します。

1. Motherless Children
2. Give Me Strength
3. Willie and the Hand Jive
4. Get Ready
5. I Shot the Sheriff
6. I Can't Hold Out
7. Please Be With Me
8. Let It Grow
9. Steady Rollin' Man
10. Mainline Florida

クリームの時にも書きましたが、クラプトンの場合、演奏が優先しており、楽曲が二の次になりがちでしたので、ソロになってからも、楽曲が演奏に負けており、アルバムとしてはどうだろう、と言うものがいくつかあります。しかし、この461 Ocean Boulevardは楽曲の質も良く、良くレイドバックしたプレイで良いアルバムとなりました。

ボブマーリーの名を世界中に知らしめるきっかけとなったI Shot the Sheriffも、クラプトンの定番となりました。そして名曲のLet It Grow、クラプトンの復活と此のアルバムで、ファンはどれほど安心したことか。

クラプトンのアルバムの中では、一番親しみを持てる名盤かもしれません。

I Shot the Sheriff
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[20060330]

Layla and Other Assorted Love Songs Layla and Other Assorted Love Songs
Derek and the Dominos (1996/08/20)
Warner Bros.
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デラニー&ザボニーとの親交により、よりアメリカ南部の音楽に傾倒して行ったクラプトン。ソロを一枚発表した後、このデレク・アンド・ドミノスを結成します。オールマンブラザースのフライングドッグという愛称のボトルネックギターで有名なデュアンオールマンも参加しております。

1. I Looked Away
2. Bell Bottom Blues
3. Keep on Growing
4. Nobody Knows You When You're Down and Out
5. I Am Yours
6. Anyday
7. Key to the Highway
8. Tell the Truth
9. Why Does Love Got to Be So Sad?
10. Have You Ever Loved a Woman
11. Little Wing
12. It's Too Late
13. Layla
14. Thorn Tree in the Garden

もう御馴染みのレイラは完成度も高く、後半のピアノの流れによる美しい演奏が聴かれますが、それ以外は、サザンブルースといいますか、まさにレイドバックした渋いクラプトンが楽しめます。ギターもストラトを愛用するようになり、三つのピックアップのトグルスィッチを、三つの切り替え部分の間で止めて、2つのピックアップを使うハーフトーンというものを聴かせてくれます。後に80年代では、黒人もののバッキングギターなどで聴かれる音です。エイドリアンブリューはもっと機械的な音として弾いたりします。

もう一つのハイライトは、ソロになってからの十八番、愛の経験でしょう。6/8拍子の此のブルースは、正に泣きのギターなのです。そして、ジミヘンのリトル・ウィングも自分の味で歌います。イントロはデレク・アンド・ドミノスオリジナルのギターカッティングが印象的です。

レイラとは、ジョージハリソンの嫁さんのパティーの事です。彼女に恋し焦がれたクラプトンは後に晴れて結婚できるのですが、最近なぜか別れております。しかし、焼きもち焼きのジョージが、この後もクラプトンとは親睦を深めて行く事がよく分かりません。女よりもギターの絆の方が深いということでしょうか。

私が子供の頃、FMレコパルという雑誌がありました。そこで連載されていたマンガで、このクラプトンとパティーの情事をもろ行為付きで描いたものがありました。確か作画は池上遼一だったと思います。こんなマンガを描いても大丈夫なのだろうかと思っておりましたが,それが単行本になったのを見た事がありませんので、やはり問題があったのではないでしょうか。今このマンガを持っている人がいたら、きっと高い値段で売れるはずです。

話はそれましたが、これこそ名盤中の名盤です。情けないくらい泣かされる歌達に囲まれてみてください。

Bell Bottom Blues

It's Too Late

Layla

[20060329]

スーパー・ジャイアンツ スーパー・ジャイアンツ
ブラインド・フェイス (2006/06/21)
ユニバーサルインターナショナル
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クリーム解散後、クラプトンとベイカーは、元スペンサーデイビスグループ、トラフィックのスティーウ゛ウィンウッドとブラインドフェイスというスーパーグループを結成。

1. Had To Cry Today
2. Can't Find My Way Home
3. Well All Right
4. Presence Of The Lord
5. Sea Of Joy
6. Do What You Like

クリーム以上に期待されたバンドでしたが、クリームのような化学反応は起こりませんでした。内容も、デモテープのような内容で、ほとんどスティーウ゛ウィンウッドが一人で頑張っているという感じです。したがって、このアルバム一枚で解散となりました。
もっと作品を出し続けていれば、それなりの内容を提示できたかもしれませんが、相性というものもあるのでしょう。

ジャケットデザインやメンツでは話題性ばっちりですので、ロックの名盤としては、良く紹介されておりますが、決して名盤と呼べる代物ではありません。しかし、ファンにはたまらない作品であることは確かです。

この後、ジンジャーベーカーとスティーウウィンウッドで結成したG-FORCEの方が完成度は高いですし、影響力を持った作品を出しています。

Can't Find My Way Home

Had To Cry Today

Sea of Joy


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[20060328]

フェアウェル・コンサート~1968ロイヤル・アルバート・ホール フェアウェル・コンサート~1968ロイヤル・アルバート・ホール
クリーム (2002/07/24)
BMG JAPAN

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クリームの時代の映像を見れるというのは最高の贅沢です。
本当にギターの神様であった時代のギタープレイを見れるのです。
ジャックブルースもジンジャーベイカーもみんな若く、とんがっており、鼻っ柱が高く、又、勉強熱心です。

解散コンサートを収めた映像は、本当に解散するのだろうかというぐらい気迫がみなぎっております。

おまりにもギターの神様を連発しているのは、現在のクラプトンが人間になってしまっているからです。普通の人間とは言いませんが、もう神様ではありません。ですので、この映像が神様であった証拠となるのです。

まずは、このDVDからクリームに入っても良いかもしれません。

I'm So Glad
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[20060328]

Goodbye Goodbye
Cream (1998/04/07)
Universal International
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クリームのラストアルバムです。前に紹介したライブアルバムよりも前に発売されておりますが、録音順として、これを最後に持ってきました。

1. I'm So Glad [Live]
2. Politician [Live]
3. Sitting on Top of the World [Live]
4. Badge
5. Doing That Scrapyard Thing
6. What a Bringdown

グラハムボンド時代からジンジャーベイカーとジャックブルースは、ことあるごとに衝突しており、クラプトンは間に挟まれて、相当嫌気がさしていたようです。
スーパーグループで長続きしたバンドはありません。それだけ、個々の主張が強くなってくるのです。

このアルバムはアナログ盤でいう、A面がライブ、B面がスタジオ盤となっております。
ライブ盤の方は、いまいちというかんじです。
スタジオ盤は、ビートルズのホワイトアルバムでクラプトンがゲスト参加して、ヤーブルースやギターは泣いているの演奏をしている関係で、ジョージハリスンといろんな意味でダチとなりましたので、ジョージとクラプトンの共作、バッジが入っております。
ソロになってからもレパートリーとしているナンバーです。
ジャックブルース作のスクラップヤードは、ビートルズ的なコード進行のポップなナンバー。これだけの曲が創れるのなら、レコードももっと売れたでしょう。
ジンジャーベーカー作のホワットアブリングダウンは、ジョンメイオールのようなブリティッシュブルースをもっと斬新にしたような、未来を感じさせるナンバーです。

このままの流れでいけば、もっとロックの歴史を塗り替えられる事ができたでしょうが、人間の神経はそれほど頑丈にはできていなかったのです。
これまでのクリームのアルバム全部が名作として残されております。現在のミュージシャンを目指す人達が、今これらの作品を聴いて何を想ってくれるのでしょうか。

I'm So Glad

Politician

Sitting on Top of the World
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[20060327]

燃えよドラゴン ディレクターズカット スペシャル・エディション 燃えよドラゴン ディレクターズカット スペシャル・エディション
ブルース・リー (2005/09/02)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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ドラゴンへの道 デジタル・リマスター版 ドラゴンへの道 デジタル・リマスター版
ブルース・リー (2005/07/08)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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カッコイイ映画音楽にブルースリーの映画があります。カンフー映画ブームの火付け役として有名なブルースリーは、日本で映画が公開された時には既にこの世にはおりませんでした。既に伝説の人となっていたのです。

ドラゴンへの道ではブルースリー自身が音楽を担当しており、テーマ曲は印象的なメロディーがカッコいいです。一人でシュウマイを4人前くらい食べていたシーンが印象的です。

世界的な大ヒットとなった燃えよドラゴンは、テーマ曲には、あの独特の雄叫びが挿入されており、これから船に乗って敵討ちにいくという、ゾクゾクくる予感を感じさせる名曲です。K-1戦士にも崇拝する者が多く、ジェロムレバンナは練習にジークンドゥーを取り入れております。私の曲、Think Like Waterもジークンドゥーの水の理論から創っております。映画ではDon't Think,Feel!と言う台詞がありますが、あえて水の理論についてThinkしてみようというタイトルになっています。水は器によって、いろんな形になる事が出来るという考え方なのです。戦いの中でも柔軟に変化しながら戦う極意となっております。作曲もその極意で創って参ります。

燃えよドラゴン

Bruce Lee-Best Fight

[20060327]

Live Cream, Vol. 2 Live Cream, Vol. 2
Cream (1998/04/07)
Universal/Island
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クリームのライブ第二段はホワイト・ルームやサンシャイン・ラヴなどのヒット曲が入っておりますので、親しみ易いかもしれません。しかし、演奏の質は前作の方が上です。

1. Deserted Cities of the Heart
2. White Room
3. Politician
4. Tales of Brave Ulysses
5. Sunshine of Your Love
6. Steppin' Out

インプロビゼーション、つまり即興演奏をするわけですが、毎日、即興で作曲しているようなものです。しかも、前日よりも良い演奏を目指しますので、それはそれは大変な作業です。ですから、ジャズメンも含めて、こういう方達はえてしてドラッグに走ります。特に60年代後半はほとんどミュージシャンがドラッグを常用しておりました。そして幻覚体験を音楽で表現するサイケデリックミュージックが一時代を築いて行きます。

かのチャーリーパーカーは人生最高の演奏を完結した夜、発狂して病院送りになったという伝説があります。なにせ、その音源は録音されておりませんので、どのくらい最高なのか確認する術はありません。クラプトンもかなりのドラッグ常用者でした。

そんな夢のような時間は長続きしません。スーパーバンドは短命なのです。
この短い時間のクラプトンを大特集しました。私の一番好きなクラプトンの時代です。

White Room

[20060326]

Live Cream Live Cream
Cream (1998/04/07)
Universal/Island
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クリームの良さが分かるのはライブ演奏です。何度も言うようですが、あえて繰り返します。そして、作曲よりも演奏に重きを置いています。それが如実に分かるのが、このライブ盤です。スタジオ盤では、ソロをフェイドアウトしたりして、欲求不満になってしまうのです。ですから、このライブアルバムもクリームのオリジナルアルバムの一つとして捉えなければなりません。

1. N.S.U.
2. Sleepy Time Time
3. Sweet Wine
4. Rollin' and Tumblin'
5. Lawdy Mama

曲目はファーストアルバムからのものになります。曲としては、何だ、と思われる方もいると思いますが、彼らに取っては、曲は単なる題材でしかなく、そこでいかにプレイして行くかが重要なのです。ジャズミュージシャンのようなものです。その日その日で、いかにベストな演奏をするかに命をかけるのです。ですから、ジャズもスタジオ盤よりライブ盤の方が質が高かったりします。クリームも同じなのです。

ブルースギタリストなら誰でもレパートリーに入れるRollin' And Tumblin'のクラプトン版が聴けます。他のギタリストの違いなどを聞き分けるのもいいかもしれません。
そして、このアルバムには、間違いなく、ギターの神様であられる、クラプトンの神様としての最高の演奏が収められているのです。素晴らしき~でのライブ演奏と聴き比べるのも面白いかもしれません。

クリームの本質を捉えるならば、この一連のライブシリーズこそ貴重な音源なのです。

Rollin' And Tumblin'

[20060326]

Wheels of Fire Wheels of Fire
Cream (1999/04/27)
Polygram International
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クリーム最大のヒット作にして最高傑作アルバムです。
クリームの良さはライブでしか分かりませんが、これは2枚組で、一枚目がスタジオ録音での新作であり、二枚目がフィルモア・イーストでのライブ音源になっております。
フェリックスパパラルディによるプロデュースですが、この形態による作品は後にピンクフロイドやウェーザーリポートなどライブでも定評のあるバンドが取り入れておりますが、この作品がその先駆けとなっております。

ディスク:1
1. White Room
2. Sitting on Top of the World
3. Passing the Time
4. As You Said
5. Pressed Rat and Warthog
6. Politician
7. Those Were the Days
8. Born Under a Bad Sign
9. Deserted Cities of the Heart
ディスク:2
1. Crossroads [Live]
2. Spoonful [Live]
3. Train Time [Live]
4. Toad [Live]

クリームの最大のヒット曲、ホワイト・ルームやクリーム独特の作曲方法によるポリティシャンなど、スタジオ盤も名曲揃いです。

ライブの方は、3人のメンバーをそれぞれ大きくフューチャーした曲が紹介されています。クラプトンの十八番クロスロードではリードボーカルもクラプトンが担当。ジャックブルースはスプーンフルで独特のボーカルとベースプレイを披露しています。ジンジャーベイカーはいやな奴でドラムソロを披露、この曲は、ツェッペリンでいうモービーディックみたいなものですが、こちらが元祖です。

ブルースやジャズの要素を取り入れながら、ドラッグカルチャーによるサイケ感覚も研ぎすまし、確実にハードロックを生み出す土壌を固めてくれたバンドとして、このクリームと言うバンドは、ビートルズの次に重要な歴史的バンドであります。その最高傑作品はまぎれもなく、ロック史上最高の作品の一つとして君臨し続けております。

White Room

Crossroads

[20060326]

The Remix Album... Diamonds Are Forever The Remix Album... Diamonds Are Forever
Shirley Bassey (2002/04/22)
Emi

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スパイもののサントラというと、スパイ大作戦や007シリーズです。ゴールドフィンガーでのシャーリー・バッシー歌は素晴らしかった。割と最近ではサンプリング集団によるシャーリー・バッシートリビュートものがあって、かっこ良かったです。ポールマッカートニーも死ぬのは奴らだで音楽担当になり、素晴らしい名曲を提供しておりましたが、ポップな作品の為、エンドロールでしか使われませんでした。最近ではマドンナが音楽も主演しておりました。

スパイものライクな作品としては、プロペラヘッズというユニットがいました。アルバム一枚でビッグネームになりましたが、2枚目が出るとと言ってかなりの年月が経っております。

オースティン・パワーズのテーマはクィンシージョーンズのソウルボッサがつかわれておりました。クィンシージョーンズというとマイケルジャクソンやブラジョンを連想しますが、最初はジャズアレンジャーとして活躍しており、その後TVのテーマ曲などもつくっておりました。オースティン・パワーズは音楽やファッションはいいのですが、ギャグがゆるいです。つまらんギャグに時間をかけ過ぎなので、もっとスピーディーにやれば、少しは笑えるのですが、テンポがゆるい。クィンシージョーンズのソウルボッサノバは名曲です。

[20060325]

Disraeli Gears Disraeli Gears
Cream (1998/03/01)
Polydor
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セカンドアルバムはサイケデリックによる統一感のある作品となりました。プロデューサーは後にマウンテンを結成するフェリックスパパラルディーです。

1. Strange Brew
2. Sunshine Of Your Love
3. World Of Pain
4. Dance The Night Away
5. Blue Condition
6. Tales Of Brave Ulysses
7. Swlabr
8. We're Going Wrong
9. Outside Woman Blues
10. Take It Back
11. Mother's Lament

ヒット曲Strange BrewやSunshine Of Your Loveなどサイケでしかつくれないような曲です。この頃からクラプトンはワウワウを使うようになり、自分のトレードマークとします。そして、フロントピックアップで、トーンを0にしたサウウンド、ウーマントーンも作り出します。この頃のクラプトンは、ジェフベックにも負けないエレキギターのイノベーター然としております。

Dance The Night Awayのような、それまでのクリームからは考えられないようなバラードも披露します。作曲に重きを置くようになったのでしょう。Swlabrなど、サイケな時代でも一流である事が認識されます。この作品により、ますます世界的な成功も収めていきます。このスーパーグループの作品はどれも歴史的名作としての存在感があります。

Strange Brew

Sunshine Of Your Love

[20060325]

Fresh Cream Fresh Cream
Cream (1998/04/07)
Universal/Island
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クラプトンはジョンメイオールのブルースブレイカーズを経て、グラハムボンドオーガニゼイションのリズムセクション、ドラムのジンジャーベイカー、ベースのジャックブルーズとトリオ編成のバンドを結成します。ロック史上初のスーパーグループ、クリームの誕生です。

1. I Feel Free
2. N.S.U.
3. Sleepy Time Time
4. Dreaming
5. Sweet Wine
6. Spoonful
7. Cat's Squirrel
8. Four Until Late
9. Rollin' and Tumblin'
10. I'm So Glad
11. Toad

時は、ジャズ界ではマイルスデイビスがモードジャズを展開していた時期です。ジャズマニアのジャックブルースにより、モードジャズ的なソロ合戦によるインプロビゼーションがクリームの売りとなります。つまり、延々と長いソロを展開するのが美学であった時代の幕開けです。クラプトンもジャックブルースのベースプレイにはかなり影響されたと供述しております。つまり、クリームの本領はライブでしか堪能出来ない訳ですが、スタジオアルバムも創らなければなりません。そこで集められたのが、このファーストに入っている曲達です。

ほとんどがカバー曲です。ToadやSpoonfulのようなライブでは御馴染みの曲も入っております。ビートルズは演奏力はありませんでしたが、作曲能力はずば抜けておりました。クリームは演奏能力はずば抜けておりましたが、作曲能力は普通といったところです。天は二物を与えなかったのです。

スタジオ盤ではソロをたっぷり聴かせる事が出来ませんので、申し訳程度のソロしかありません。当時イギリスにいればステージも見にいけたでしょうが、日本で、しかも解散後にこのアルバムを聴いたら、不満もでるかもしれません。しかし、ファンはこのアルバムを聴いてしっかりコピーしていたのです。何たって、クラプトンがギターの神様としてもっとも神様らしくプレイしていた時期です。私はクリームがクラプトンのピークと考えておりますし、この時期のプレイが一番好きです。神様を信仰しているものにとっては、こんなアルバムでも名盤なのです。もちろんロックの歴史の中で最重要なバンドのデビュー作である訳です。

I'm so glad

Spoonful

[20060325]

Bluesbreakers with Eric Clapton Bluesbreakers with Eric Clapton
John Mayall & the Blues Breakers (2001/06/05)
Uptown/Universal
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ブリティッシュブルース界のご意見番の二大巨頭、アレクシスコーナーとジョンメイオール。そのジョンメイオール率いるブルースブレイカーズに、ヤードバーズを脱退したエリッククラプトンが加入して制作されたアルバムです。

1. All Your Love
2. Hideaway
3. Little Girl
4. Another Man
5. Double Crossing Time
6. What'd I Say
7. Key to Love
8. Parchman Farm
9. Have You Heard
10. Rambling on My Mind
11. Steppin' Out
12. It Ain't Right
13. Lonely Years
14. Bernard Jenkins

オルガンを弾き、ブルースハープをくわえ、歌うメイオールのブリティッシュブルースとしても堪能出来る内容ですが、このアルバムの歴史的意義は、初めてディストーションギターサウンドが誕生したことです。バンドで一番大きな音を出すのはドラムですが、そのドラムに負けない為にマーシャルアンプのセッティングをフルにして、アーニーボールのスーパースリンキー(0.09からのセット)を張ったレスポールをぶち込んだスタイルが、ロックギターのスタンダードスタイルとなりました。この後、70年代初期までこのスタイルは、ほとんどのギタリストが模倣していきます。

内向的なクラプトン青年ですが、とんがった負けず嫌いのアグレッシブな性格だったのです。そして彼は神となった。

HideawayやKey to Love、Steppin' Outなどロックギタースタイルの手本が、いたるところで聴き取れます。後に、人口的に加工出来るエフェクター、ファズやブースター、違う歪ませ方による、ディストーション、オーバードライブなどが出てきて、このスタイル以外でもディストーションが簡単に得られるようになってきます。今でも、このクラプトンのスタイルを聴かせてくれるのは、日本では鮎川誠ぐらいです。フルセッティングのマーシャルにレスポールを直でつなげたサウンドは、ほれぼれするくらい素晴らしい伸びのあるナチュラルディストーションを聴かせてくれます。

私もこのセッティングで弾いた事がありますが、それはそれは、陶酔のサウンドです。とっても懐かしい、初恋のような故郷に包まれたような心地でした。
内容はブルースですが、ロックギターの歴史の第一歩としての最重要アルバムです。

Cream- Steppin' Out and Sitting On Top of the World

[20060323]

Little Games Little Games
Yardbirds (1996/10/01)
Emi Gold
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ベースのポール・サミュエル=スミスの脱退を受けて、ジェフベックは旧知の、キンクスのユーリアリーガットミーなどを手がけた売れっ子プロデューサー、ジミーペイジをベーシストとして迎え入れる。しかし、ジミーのギターを買っていたベックはジミーとのツィンリードギター構想実現のため、リズムギターのクリスドレアをベースに転向させ、ジェフベックとジミーペイジによるツィンリードギターという幸福の時期があった。その模様は欲望という映画でライブパフォーマンスを確認する事が出来る。しかし、ビートルズ、ストーンズに次いで、アメリカで成功したヤードバーズのアメリカ公演中、ジェフベックは脱退を表明、残されたジミーペイジが後を受け継ぐ事となる。

1. Little Games
2. Smile On Me
3. White Summer
4. Tinker, Tailor, Soldier, Sailor
5. Glimpses (Version 1)
6. Drinking Muddy Water
7. No Excess Baggage
8. Stealing Stealing
9. Only The Black Rose
10. Little Soldier Boy
11. Puzzles
12. I Remember The Night
13. Ha Ha Said The Clown
14. Ten Little Indians
15. Goodnight Sweet Josephine (Version 1)
16. Think About It

そして発表されたのが、このリトルゲームスである。初めてアルバムとして意識された作品といっていい。プロデューサージミーの手腕が見事に反映された名作である。
サイケな感覚はより深くなり、ツェッペリンのプロトタイプ的な作品もある。バートヤンシュに影響されたホワイト・サマーや、いかにもイギリスの田舎っぽいポップなティンカー・テイラー・ソルジャー・セイラーなど愛すべき曲がちりばめられている。

ボーナスでエアロスミスがカバーしたシンク・アバウト・イットが入っているのも良い。
この後、LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGEというアルバムもあったが、ツェッペリンの元ネタとなる曲が多かったため、ジミーにより回収されてしまい、今では幻の作品となっている。

この後、ジミーペイジによりレッドツェッペリンが結成されるのだが、それはもう紹介済みなので、時を見て、キースレルフのこの後を紹介する予定です。

Little Games
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[20060322]

Roger the Engineer Roger the Engineer
The Yardbirds (1997/11/11)
Warner Bros.
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ジェフベック在籍時では一番アルバムらしい構成になっておりますが、これもUSA盤とUK盤があり、曲目が違っております。Lost WomanやOver, Under, Sideways, Down などの代表曲の他、Happenings Ten Years Time Ago やPsycho DaisiesなどがこのUSA盤には入っております。私がもっているビニール盤には入っておりません。

1. Lost Woman
2. Over, Under, Sideways, Down
3. Nazz Are Blue
4. I Can't Make Your Way
5. Rack My Mind
6. Farewell
7. Hot House of Omagarashid
8. Jeff's Boogie
9. He's Always There
10. Turn Into Earth
11. What Do You Want
12. Ever Since the World Began
13. Psycho Daisies
14. Happenings Ten Years Time Ago

しかし、CD盤にはボーナス的にどちらもはいっておりますので、かなり内容の濃いアルバムとなっております。ベック信仰者なら誰でもコピーしたであろうJeff's Boogieはカントリー調でもあり、9thコードも利用しているので、ジャズ的でもあり、不思議なBoogieです。

純粋にプレイにを追求するクラプトンに比べ、ベックは奏法や音色の追求にいそしみます。ですのでファズやブースターも使いますし、フィードバックコントロールはピカ一です。CD盤ならたっぷりとヤードバーズを満喫できる名盤として存在しております。

Lost Woman

Over, Under, Sideways, Down

Happenings Ten Years Time Ago

Char - Yardbirds Medley

[20060321]

Having A Rave Up Having A Rave Up
The Yardbirds (1999/06/01)
Repertoire
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ヤードバーズはアルバム単位で創ったものは少なく、シングルの寄せ集め的な作品が多く、いろんなバージョンがある為、出来るだけオリジナルな流れで紹介出来るようにします。

1. Mr. You're a Better Man Than I
2. Evil Hearted You
3. I'm a Man
4. Still I'm Sad
5. Heart Full of Soul
6. Train Kept A Rollin'
7. Smokestack Lightning
8. Respectable
9. I'm a Man
10. Here 'Tis
11. Shapes of Things
12. New York City Blues
13. Jeff's Blues, Take 1
14. Someone to Love, Pt. 1
15. Someone to Love, Pt. 2
16. Like Jimmy Reed Again
17. Chris' Number
18. What Do You Want
19. Here 'Tis [Stereo-Instrumental Version]
20. Here 'Tis [Version for RSG]
21. Stroll On

ジェフベック大活躍のアルバムで、ヒット曲満載です。サイケ感覚なHeart Full of Soulやレインボーでも御馴染みのStill I'm Sad、エアロスミスの方が有名なTrain Kept A Rollin'、ジェフ版I'm a Man、結構ビートが効いてます。ジェフベックグループでも再演する、デビッドボウイもカバーしたShapes of Things、エアロスミスの歌詞にも出てくるNew York City Bluesなど、ロックをかじったことのある人には御馴染みの曲が満載です。
後のパブロックやハードロック、ヘビメタがこのアルバムの中には眠っております。日本ではグループサウウンズやメンタイロックに与えた影響は計りしれません。

Mr. You're a Better Man Than I
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[20060321]

Led Zeppelin (2pc) (Dol) Led Zeppelin (2pc) (Dol)
LED ZEPPELIN (2003/05/27)

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現存するツェッペリンの映像を集めて、デジタル編集して、損傷のあるフィルムなどは修正して編集されたツェッペリンのドキュメンターなDVDです。2層DVD2枚組。

Disc: 1
1. We're Gonna Groove
2. I Can't Quit You Baby
3. Dazed and Confused
4. White Summer
5. What Is and What Should Never Be
6. How Many More Times
7. Moby Dick
8. Whole Lotta Love
9. Communication Breakdown
10. C'mon Everybody
11. Somethin' Else
12. Bring It on Home
Disc: 2
1. Immigrant Song
2. Black Dog
3. Misty Mountain Hop
4. Since I've Been Loving You
5. Ocean
6. Going to California
7. That's the Way
8. Bron-Y-Aur Stomp
9. In My Time of Dying
10. Trampled Under Foot
11. Stairway to Heaven
12. Rock and Roll
13. Nobody's Fault but Mine
14. Sick Again
15. Achilles Last Stand
16. In the Evening
17. Kashmir
18. Whole Lotta Love

初期の貴重な映像から最後のネブワースでのステージまで、年代順にステージ演奏を見れます。最初から凄いバンドでしたが、ツェッペリンとしての音が固まりだした1972年前後頃のステージが一番充実した演奏を聴かせてくれます。ステージアクションもこの頃が一番乗っている時期です。

ファンとしては、ベスト的ではないMisty Mountain HopやOceanなどの演奏を見れるのがたまりません。アコースティックギターでのWhite SummerやBron-Y-Aur Stompなどでのフィンガーポジションが確認出来るのも嬉しいです。

ネブワースのステージでは太り出してきており、よたよたした演奏ですが、Achilles Last Standが見れ増す。メンバーの調子が悪くとも、ボンゾのプレイが全てをカバーしてきたところがありますが、ネブワースではボンゾもよたっております。

ともあれ、ツェッペリンファンなら借金してでも購入しなければならない、必須DVDです。

We're Gonna Groove
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[20060321]

For Your Love For Your Love
The Yardbirds (1999/06/01)
Repertoire
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ヤードバーズの出世作For Your Loveは、後に10CCでポップ面を担当するグラハム・ゴールドマンが作曲家時代に創った名曲です。ヤードバーズを売り出す為に用意されたこの曲クラプトンは気に入りませんでした。ただ純粋にブルースを追求したかった彼は、愛想を尽かし、脱退してしまいます。

1. For Your Love
2. I'm Not Talking
3. Putty (In Your Hands)
4. I Ain't Got You
5. Got to Hurry
6. I Ain't Done Wrong
7. I Wish You Would
8. Certain Girl
9. Sweet Music [Take 3]
10. Good Morning Little Schoolgirl
11. My Girl Sloppy
12. Baby What's Wrong
13. Boom Boom
14. Honey in Your Hips
15. Talkin' About You
16. I Wish You Would [Long Version]
17. Certain Girl [Alternate Take]
18. Got to Hurry [Take 4]
19. Sweet Music [Take 4]
20. Heart Full of Soul [Sitar Version]
21. Steeled Blues
22. Paff...Bum [German Issue]
23. Questa Volta
24. Paff...Bum [Italian Issue]

後任には、クラプトンの友人ジミーペイジが推薦されますが、当時売れっ子プロデューサーのペイジは忙しく、知人のジェフベックを推薦いたします。
このジェフベックの起用が大いに当たり、ヤードバーズは世界的な成功を収めます。
クラプトンがリードしていたブルースギタースタイルも習得しており、レスポールをアイドルとしていたジェフベックは、起用にポップな曲もこなし、攻撃的でトリッキーな音色でヤードバーズに新しい息吹を吹き込みます。

いち早くエレクトリックシタールなどを取り入れ、サイケデリックなエッセンスも出していきます。シングル曲For Your Loveまではクラプトンですが、それ以外はジェフベックがフューチャーされております。For Your Loveがポップといっても、いろんな展開を魅せるこの曲はアバンギャルドポップと言っても良いでしょう。

USA盤やUK盤などで曲目が違ってきますが、今はこのUSA盤がオリジナル扱いされているようです。このアルバムから、いよいよブルースからハードロックへの産声が上げられた歴史的名作です。

For Your Love

Heart Full of Soul

Yardbirds Documentary - Part 3

Shapes Of Things

[20060320]

Sonny Boy Williamson & the Yardbirds: Complete Crawdaddy Recordings Sonny Boy Williamson & the Yardbirds: Complete Crawdaddy Recordings
The Yardbirds (2003/12/03)
Sunspots
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ヤードバーズはアメリカから来たブルースハープ奏者、Sonny Boy Williamsonとのジョイントステージをこなしたりしていた。当時、黒人と同等に演奏出来るというのは夢のような出来事である。ストーンズやアニマルズのような黒い演奏をするバンドはいたが、黒人と一緒に演奏をして、ひけを取らなかったバンドはヤードバーズくらいなものだった。

1. Smokestack Lightning
2. You Can't Judge a Book by Looking at the Cover
3. Let It Rock
4. I Wish You Would
5. Who Do You Love
6. Honey in Your Hips
7. Bye Bye Bird
8. Mister Downchild
9. River Rhine
10. 23 Hours Too Long
11. Lost Care
12. Pontiac Blues
13. Take It Easy Baby [Version One]
14. Out on the Water Coast
15. I Don't Care No More
16. Western Arizona
17. Take It Easy Baby [Version Two]
18. Slow Walk
19. Highway 69
20. My Little Cabin

それはやはり、クラプトンの存在が大であるが、他のメンバーもがんばっている。ボーカルのキースレルフはあまり評価されていないが、私は好きなボーカリストである。
理由としては、ミックジャガーの真似はできないが、キースレルフの歌い方は真似出来るからである。親近感があるのである。ルックスもいいし、ボーカリスト、キースレルフを私は評価いたします。

アルバムの内容は渋い曲ばかりであるが、ロックを感じさせる若々しさが漲っている。
アニマルズなどが好きな人なら好きになれるのではないだろうか。こっちの方がビート感があるが。

Yardbirds Documentary - Part 2

[20060319]

Five Live Yardbirds Five Live Yardbirds
The Yardbirds (2003/01/28)
Fuel 2000/Varese
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三大ギタリストを紹介する為に、まずこのヤードバーズを紹介いたします。
チャーリーパーカーのニックネームからつけられたこのバンドは、ストーンズの後釜として、クロウダディ・クラブにレギュラー出演することとなったヤードバーズが、エリッククラプトンをリードギタリストとして、マーキークラブでのライブの模様を納めたデビューアルバムです。

1. Smokestack Lightning
2. Let It Rock
3. Honey in Your Hips
4. I Wish You Would [Live]
5. You Can't Judge a Book by Its Cover
6. Who Do You Love?
7. I Wish You Would
8. Introduction by Hamish Grimes
9. Too Much Monkey Business
10. Got Love If You Want It
11. Smokestack Lightning
12. Good Morning Little Schoolgirl
13. Respectable
14. Five Long Years
15. Pretty Girl
16. Louise
17. I'm a Man
18. Here 'Tis
19. Here 'Tis [Alternate Version]

当時のイギリスでは、黒人音楽のブルースが最先端でヒップな音楽でした。そこで、いかに黒人のプレイに近づけるかが命題でした。内向的なクラプトン青年は、家にこもって、6連符の練習ばかりしていたそうです。BBキングに憧れたクラプトン青年は、チョーキング、ハンマリングオンやプリングオフを多用して、それまでにないギタープレイを披露します。腕がそんなに動いていないのに、多様なフレーズをつま弾き出すクラプトンの姿は、スローハンドというニックネームがついてしまいます。

この時代ではアルバムとしてのコンセプトは重要視されておりませんので、黒人のブルースナンバーばかり収めた、このライブアルバムでのデビューとなりました。

スリーコードによるこのブルースナンバーは、これからのギターの神様の道程に取って、世界に向けた第一歩となったのです。

THE YARDBIRDS (documentary)

Louise

[20060319]

Desolation Angels Desolation Angels
Bad Company (1994/09/20)
Wea Japan
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ヒプノシスによるジャケットもおしゃれなアルバムです。オープニングのヒット曲Rock 'N' Roll Fantasyからしてカッコ良く、軽快なロックンロールのオンパレードです。

1. Rock 'N' Roll Fantasy
2. Crazy Circles
3. Gone, Gone, Gone
4. Evil Wind Listen
5. Early in the Morning
6. Lonely for Your Love
7. Oh, Atlanta
8. Take the Time
9. Rhythm Machine
10. She Brings Me Love

セカンドアルバムに匹敵するくらいの、快心の一作です。フリー時代から通して、駄作はありません。ロックの歴史に燦然と輝く、その楽曲達を21世紀も楽しめる喜びを感じております。

この後、ラフダイヤモンドというアルバムをだしてから解散となるのですが、ラフダイアモンドは持っていないので、購入してから紹介したいと思います。
その後、ジミーページとポールがファームというバンドを結成します。その辺の作品もおりを見てから紹介します。再結成されてからの作品は興味がないので聴いてません。
プログレ的なツェッペリンに比べると、凝っているようには聴かせない、このバッドカンパニーこそがハードロックのクラシックとして捉えていいのではないでしょうか。

Rock and roll fantasy

[20060319]

女王の教室スペシャル エピソード1 ~堕天使~ 女王の教室スペシャル エピソード1 ~堕天使~
天海祐希 (2006/06/21)
バップ

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2日間にわけて女王の教室の過去のエピソードが放送されました。以前から告知されていたので、期待しておりましたが、マンガの美味しんぼのように、無理矢理こじつけたような過去だったら嫌だなと不安もありました。しかし、やってくれました。このドラマの脚本家は相当マヤに思い入れがあるようで、しっかりとした過去の裏付けがされておりました。

最初にこのドラマを見た時は、これまであった学園ドラマへのアンチテーゼだと理解しておりましたが、昨年暮れに再放送を見た印象では、マヤは完璧に見えて、実は不器用な性格の人間なのではないかという印象でした。それが、彼女の過去を見て証明されました。

ひたむきゆえの不器用さが出ておりました。しかし、最初の頃のマヤも悪くありません。恋人とのやり取りもいい感じです。でも、接する人間達が彼女を強烈な性格へと変貌させる要因となります。それはそれは、あんまりというくらい強烈です。まず、最初に担任になったクラスの子供、恋人時代は良かった夫との関係、生まれてきた息子。この子役達の演技が又素晴らしい。最近の日本では、大人の俳優陣にろくなのがいませんが、子役は素晴らしい演技をします。

息子も繊細な性格ゆえの悲劇となります。もっとおおらかな子供だったら、彼女の人生も変わっていたでしょうに。そして、2回目の学校で出会う子供達。その影響から周知の鬼教師、阿久津真矢が形成されていきます。

過去の話なので、未来ちゃんは出ないのかと思っていましたが、現在からの回想形式でしたので、中学生となった未来ちゃんも出てきます。彼女が一番の阿久津真矢の理解者です。

最初の放送だけ見ると、強いメッセージ性を感じますが、今回のエピソードを見てしまうと、人間阿久津真矢がテーマのドラマになってしまいました。彼女もまだ発展途上で、これからどうなっていくのかが気がかりとなります。一人の人間の行動が世界を変えられればいいのですが。

[20060318]

Burnin' Sky Burnin' Sky
Bad Company (1994/10/18)
Wea Japan
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前作から芽生え出したヘビーさがいっそう全体を占めるようになりました。ほとんどの曲をポールロジャースが一人で創っており、時代的にヘビメタ再興の時期でしたので、時代には即していたのかもしれませんが,内容はハードロックこれでもか、です。

1. Burnin' Sky
2. Morning Sun
3. Leaving You
4. Like Water
5. Knapsack
6. Everything I Need
7. Heartbeat
8. Peace of Mind
9. Passing Time
10. Too Bad
11. Man Needs Woman
12. Master of Ceremony

曲の質もより良くなっているのですが、日本ではこの頃から段々注目されナックなっていきます。なんせパンクが出てきておりましので、みんなそっちに行っちゃっていたのです。

ならば、今なら見直してもいいのではないでしょうか。それだけの内容は持っております。最近まで再結成されて話題にもなっておりましたし、ポールロジャースはクィーンと組んだりして注目されております。それならば、この時代の音にも焦点が当てられてもしかるべきと思われます。

[20060318]

日本でもプログレファンというのはいるのですが、実際に演奏しようとしていたバンドはすくないようです。日本で唯一、ピンクフロイドのコピーが出来たバンドとして、四人囃子というグループがいました。フォーク調の詩世界をもっており、名曲名作を残しております。

確かNOVELというバンドはプログレだったようですが、曲を聴いたことがありません。知っている人も少ないでしょう。フュージュングループは結構いるのですが、キングクリムゾンのようなバンドを知りません。日本人の感覚では表現できない世界なのでしょうか。

ひと昔前は黒人のノリも苦手でした。久保田利伸が出てくるまでは、あのノリは無理だったようですが、人真似が得意な人種なので、ブラック系が増えてきました。決定的なのが宇多田ヒカルの登場です。あれから、あんなのばっかりです。しかし、やはりまだまだ黒人ノリは無理があるようです。HIPHOPがいい例です。日本人がやると、どうしても盆踊りになってしまいます。どこか田舎臭いリズム感は否めません。リップスライムだけがちゃんとしたノリを出せていると思いますが,皆さんは日本人のHIPHOPを聴いて脱力感に見舞われた経験はないでしょうか。

[20060318]

レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ
レッド・ツェッペリン (2005/11/18)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film
Led Zeppelin (1990/10/25)
WEA International
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1973年のマジソンスクェアーガーデンでのライブドキュメンタリーを映画として作品化したものです。当時、映像として動くツェッペリンをみれる機会がありませんでしたので、貴重な体験としてこの映画を見ました。

Disc: 1
1. Rock'n'roll
2. Celebration day
3. Song remains the same
4. Rain song
5. Dazed & confused
Disc: 2
1. No quarter
2. Stairway to heaven
3. Moby dick
4. Whole lotta love

ラメの入ったジャケットを来て動き回るジミーペイジにはびっくりしました。当時のインタビューを見ると、その時期に一世風靡していたT-REXのマークボランのステージアクションを真似してやっていたそうです。結構ミーハーなのですね。しかし、ウィングスのロックショウという曲には、ジミーペイジのようなステージアクションという歌詞がでてきますので、ジミーのほうが有名になっていたようです。

映画ですので、普通のライブフィルム+幻想的な映像が盛り込まれています。4枚目のアルバムの内ジャケットのようなシチュエーションでの仙人のような出立ちはジミーが扮しています。聖なる館のような古城での騎士役はロバートプラントです。ジョンポールジョーンズは中性の良きお父さん役、ジョンボーナムことボンゾは、スピードカーを運転したり、自宅の農場で働く農夫です。子供がドラムを叩きますが、彼は将来ドラマーとして世に出ます。

映画とサントラ盤は微妙に曲目が違います。一番カッコいいのは映画でしか見れない、貴方を愛し続けてでのギターワークです。ロバートがコズミックエナジーとして紹介してくれます。

とにかく、この作品は私の青春そのものなのです。思い出がたくさん詰まった掛け替えのない映像達です。

Rock'n'roll
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[20060318]

Run with the Pack Run with the Pack
Bad Company (1994/07/19)
Wea Japan
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この3枚目ともなると、もうフリーと比べるべきではなく、バドカン節というのが定まり出しております。明らかに以前のアルバムよりもヘビーさがでてきておりますが、もうフリーのそれとは違い境地に達しております。

1. Live for the Music
2. Simple Man
3. Honey Child
4. Love Me Somebody
5. Run With the Pack
6. Silver, Blue & Gold
7. Young Blood
8. Do Right by Your Woman
9. Sweet Lil' Sister
10. Fade Away

オープニングのLive For The Musicのシンプルなギターソロをとってみても、ステレオ処理したり、プロデュース面でも意欲が感じられます。Love Me Somebodyのようなラブソングもこれまでにない何かを感じますし、タイトル曲のRun With The Packなどは、まぎれもなくハードロックを代表する名曲とも言えます。Silver, Blue & Goldのようなポップな曲も自然に存在しているところがバドカンの特徴と言っていいでしょう。

70年代を代表する音が詰まっている名作として位置づけさせて頂きます。

[20060317]

Straight Shooter Straight Shooter
Bad Company (1994/07/19)
Wea Japan
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セカンドアルバムまでなると、もうフリーの面影も薄れております。8ビートのヘビーなブルースが売りだったフリーとは違い、ほとんどの曲が16ビートのロックンロールとなっております。

1. Good Lovin' Gone Bad
2. Feel Like Makin' Love
3. Weep No More
4. Shooting Star
5. Deal with the Preacher
6. Wild Fire Woman
7. Anna
8. Call on Me

Feel Like Makin' LoveやShooting Starのような印象的なナンバーが揃い、ポップでノリの良い曲が揃っております。その中で渋いポールロジャースのボーカルが、その他のガキンチョバンドとは違う風格をかもし出し、差別化が成されております。

バドカンのアルバムの中でも、一番ノリの良いアルバムです。ファーストよりは知名度は低いかもしれませんが、結構支持されている方が多いようです。今聴いても古さを感じさせません。名作です。

Good Lovin' Gone Bad
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[20060316]

Bad Company Bad Company
Bad Company (1994/09/06)
Wea Japan
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フリー解散後、ポールロジャースとサイモンカークが結成したバンドです。ギターに元モットザフープルのミック・ラルフス、ベースに元キングクリムゾンのボズ・バレルを加え、旧友ツェッペリンのレーベル、swan songからのデビューです。全員ビッグネームのバンドにいた経歴がありましたから、最初からかなり注目されておりました。

1. Can't Get Enough
2. Rock Steady
3. Ready For Love
4. Don't Let Me Down
5. Bad Company
6. The Way I Choose
7. Movin' On
8. Seagull

フリーより洗練され、ロックンロール色が多くなっております。デビュー曲のキャント・ゲット・イナフを始め、ロック・ステディーやバンド名と同じバッド・カンパニーなど、話題満載の内容です。ブルース色は薄くなっておりますが、ポールロジャースのボーカルには円熟の旨味が増しております。

ポールロジャースは決して起用なボーカリストではありません。自分のボーカルスタイルというものを持っており、それから外れるような事はいたしません。その為、大体同じキーで、同じようなコード進行になってしまいがちですが、ワンパターンな感じに聴こえさせない旨さがあるのです。しかし、フリーよりもバリエーションは増えているでしょうか。
大いなる期待に答えたこのデビューアルバム。名盤です。
Can't get enough of your love

Rock Steady

Ready For Love



[20060316]

Heartbreaker Heartbreaker
Free (2002/02/04)
Island
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前作で一度分裂したフリーですが、新しく日本人ベーシスト山内テツとキーボードにラビットという人が加入して復活します。ハードロックのクラシックとも言えるWishing Wellからしてカッコイイです。キーボードを入れたことが功を奏したのでしょうか、バラエティー豊かな曲が満載で、アルバムとしてもベストな位置に存在していると思います。アンディーフレイザーがいなくてもやっていけることを証明したアルバムでもあります。ギターはポールロジャースが担当しておりますが、充分なプレイではないでしょうか。

1. Wishing Well
2. Come Together In The Morning
3. Travellin' In Style
4. Heartbreaker
5. Muddy Water
6. Common Mortal Man
7. Easy On My Soul
8. Seven Angels
9. Wishing Well (US mix)
10. Let Me Show You (Single b-side)
11. Muddy Water (Alternate Vocal)
12. Hand Me Down / Turn Me Round (Prospective album track)
13. Heartbreaker (Rehearsal version)
14. Easy On My Soul (Rehearsal version)

脱退したアンディーフレイザーはクリススペディングとシャークというバンドを結成しておりますが、まだその音源は聴いておりません。その後に出したソロアルバムを2枚聴きましたが、指すがフリーの曲をほとんど手がけていただけあって、一番フリーを継承している感がありました。ギターのポールコゾフはバックストリートクローラーというバンドを結成。なかなかいいバンドだったので、後で紹介します。しかし、その後ドラッグ過多にて25歳の若さでこの世を去ります。

フリーもこのアルバムが最後で、ポールとカークはバッドカンパニー結成により成功していくのですが、このフリーこそが、その後に生まれていくハードロックの原動力になった事実を噛み締める為にも、このバンドを再評価して頂きたく存じます。

Wishing Well

Come Together In The Morning

Heartbreaker


⇒ 続きを読む

[20060314]

Free at Last Free at Last
Free (1999/01/12)
A&M
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この作品を発表する前に、既に分裂状態だったのですが、最後に一度集まって、この作品を録音いたしました。前作にみられた多彩なバイタリティーは感じられませんが、後のバッドカンパニーに繋がる軽さを持ってきたという感じでしょうか。

1. Catch a Train
2. Soldier Boy
3. Magic Ship
4. Sail On
5. Travelling Man
6. Little Bit of Love
7. Guardian of the Universe
8. Child
9. Goodbye

何せ演奏は最高ですから、このアルバムもある程度の水準は満たしております。特にポールロジャースのボーカルはロック界一と言ってもいいぐらいで、このポールロジャースとグレッグレイクのボーカルは、私にとってはうっとりするくらいしびれまくれる歌声です。

フリー。若く激しく短い道程でしたが、もう一枚だけ続きます。

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