Beck Bogert & Appice はスタジオ盤一枚しか出しませんでしたが、来日の模様を収めたライブ盤が出ました。しかし、演奏面や録音状態などの理由で、ジェフベック側から発売停止要求がでましたが、日本限定ということで、日本にいる私たちは、Beck Bogert & Appice の置き土産として、しっかりオリジナルアルバムとして訊いていました。最近では世界的にも発売しているようです。
ディスク:1 1. Superstition
2. Lose Myself With You
3. Jeff's Boogie
4. Going Down
5. Boogie
6. Morning Dew
ディスク:2 1. Sweat,Sweat Surrender
2. Livin' Alone
3. I'm So Proud
4. Lady
5. Black Cat Moan
6. Why Should I Care?
7. Medley:Peince~Shot Gun
このアルバムの意義としては、初のジェフベックのライブ音源が聴けることです。確かに完璧な演奏ではありませんが、その分バンドの荒々しいパワーに打ちのめされます。オープニングのスティービーの迷信のリフからしてゾクゾクしてきます。スティービーはこのリフをクラビネットで演奏して、ホーンがかぶさってくるわけですが、ジェフのギターはその両方の音色を代行しながらも超越しております。
ヤードバーズ時代のジェフズ・ブギーも演奏してくれています。間にアメリカのドラマじゃじゃ馬億万長者のテーマ曲をフィンガーピッキングで弾いてくれます。ライブの定番ゴーイング・ダウンもあり、ジミヘンのショットガンなどサービス満点です。
ジミヘンの登場と時を同じくして、ストラトキャスターを弾くようになっていたジェフベックですが、ここではレスポールだけでかなりエキサイティングな演奏を聴かせてくれます。トーキングモジュレーターもこの頃から使い出しています。
スタジオ盤とは違う熱が伝わってくる、これも必須の名盤です。
Superstition
VIDEO