これまでの延長線上にあるブレイクビーツものですが、プロデューサーが違うせいか、3作品とも強調するべきところが違います。前作が一番低音を響かせていて完成度も高かったです。
1. So What
2. Plan B
3. Pork-U-Pine
4. Seasons
5. Trouble Man
6. Grease Monkey
7. Hot Rod Honeymoon
8. Line Dancing With Monkeys
9. JB's Blues
10. Pay Me No Mind
11. My Thing
12. Bulgaria
13. Why Lord Oh Why?
この作品は全体的にはヘビーな印象がありますが、ドラムの音は中低音にイコライジングされており、低音のブンブンする感じが損なわれております。いわゆるブレークビーツのデジタル特有の平坦な感じで仕上がっています。前作のデジタルでも立体的な完成度は無視された仕上がりです。
それでも攻撃的であり、ロック的でもあります。これまでの民族的なサウンドは薄れております。その為、閉鎖的な印象さえあります。やはりプロデューサーのセンスによって、仕上がりは違ってくるのです。
しかし、悪い作品ではありません。ちょっと歪ませ過ぎなだけです。その為、音の輪郭がぼやけています。ブレークビーツの悪い面が出てしまったような感じです。次回作でそれに気がついてくれていればいいのですが、次回作では、もっと先んじた作品を期待します。この手法も、もう古いので。いつまでも私のギターヒーローでいてください。御師匠様。