グラムロックのスーパースター、アイドルと言えばT-REXです。しかし、エレキギターを手にするまでは、チラノザウルスレックスと名乗っており、サイケなフォークデュオでした。
1. Hot Rod Mama
2. Scenescof
3. Child Star
4. Strange Orchestras
5. Chateau in Virginia Waters
6. Dwarfish Trumpet Blues
7. Mustang Ford
8. Afghan Woman
9. Knight
10. Graceful Fat Sheba
11. Weilder of Words
12. Frowning Atahuallpa
ボーカル、ギターのマークボランとパーカッションのスティーブトゥック、そして、プロヂューサーがトニービスコンティという布陣です。ギターとパーカッションだけのデュオというのは珍しく、後有名なのは日本の頭脳警察くらいではないでしょうか。
これはそのファーストアルバムとなります。マークボランのボーカルは既にビブラートがたっぷり効いた独特の歌い方をしております。この歌い方で連想できるのは、キンクスのレイデイビスなのですが、実際影響を受けていたのかは不明です。ジョンレノンとボブディランに影響されていた事は、歌詞などから確認は出来ております。
曲はまだグラムロックしておりません。かなり、民族音楽的な祈りのような歌い方で、サイケなフォークギターの使い方とパーカッションだけの音楽です。しかし、サイケ好きでしたら、結構面白い作品だと想います。此の時期、イギリスではフォークブームというか、ケルト音楽が賑わい出しておりましたので、この路線でもいけていたのではないかと推測出来ますが、スーパースターになる事を義務ずけていたマークボランにとっては、マイナーな時期でした。でも一聴の価値はあります。