1. Little Wonder 2. Looking for Satellites 3. Battle for Britain (The Letter) 4. Seven Years in Tibet 5. Dead Man Walking 6. Telling Lies 7. Last Thing You Should Do 8. I'm Afraid of Americans 9. Law (Earthlings on Fire) 10. Little Wonder [Danny Saber Dance Mix] 11. I'm Afraid of Americans [Nin V. 1 Mix] 12. Dead Man Walking [Moby Mix 2 Us Promo 12"] 13. Telling Lies [Adam F Mix]
Little Wonderはシングルカットもされており、ゾクゾクするようなロックスピリットにも溢れており、ジャングルとしても主張しております。断片的なサンプリングの積み重ねによるグルーブに断片的な歌詞。ボウイの歌詞は難解だったとしても、これまではしっかりとした物語性がありました。これほど断片的にすると何を表現しているのかつかみにくくなるのですが、これはあえてやっている事で、ロックというのは本来文法的ではない独特のスラング的で意味不明の歌詞が多かったのです。しかし、意味不明でもかっこよかったりするので、若い人の心をつかんできたのです。チャックベリー然り、マークボラン然り、ボウイもその手法をあえて50歳を過ぎたこの時に試みております。断片的でも、フレーズとしてのカッコ良さが出ており、その試みは成功しております。
Looking For Satellitesでもバックで懐かしいボウイの甲高い声が聴き取れます。久々に乗りに乗っているボウイの姿が想像出来ます。マリリンマンソンは、ボウイ風の歌い方でジャングルのアレンジの曲を売りにしたりしますので、これはその逆から仕掛けた、しかも作品として申し分の無い質量を持った内容になっております。マリリンマンソンファンにも気に入って頂けると思います。
Dead Man Walkingも見事なうわものが構築されております。テクノ派はこのうわものをわざとぼやかした感じに仕上げ、曲としての在り方自体の解体を良しとする傾向がありますが、ロック側としては、これだけの構築が成されて然るべきと感じるのですが、これだけの完成度があるのは、このアルバムだけのようです。ロックはこれまであらゆるジャンルを飲み込んで生きながらえてきました。このアルバムではその継承がなされておりますが、他のアーティストでそれを感じさせてくれる作品が無いです。その事が私に絶望感を味併せてくれ、又自らの作曲意欲へとつながって行きます。いい加減ロックのカッコ良さというものを再認識して新しい音楽が生まれて生まれてくれてもいいのですが、まだそんな出会いは実現されておりません。
1. Leon Takes Us Outside 2. Outside 3. Heart's Filthy Lesson 4. Small Plot of Land 5. Segue: Baby Grace (A Horrid Cassette) 6. Hallo Spaceboy 7. Motel 8. I Have Not Been to Oxford Town 9. No Control 10. Segue: Algeria Touchshriek 11. Voyeur of Utter Destruction (As Beauty) 12. Segue: Romana A. Stone/I Am With Name 13. We Prick You 14. Segue: Nathan Adler 15. I'm Deranged 16. Thru' These Architects Eyes 17. Segue: Nathan Adler 18. Strangers When We Meet 19. Hallo Spaceboy [Remix]