このアルバムから当時新興レーベルのバージンレーベルからのリリースとなります。プロデューサーは前作同様ジョンパンター。この頃イギリス公演をやっていたYOM、特に坂本龍一とデビッドシルビアンの親交が始まり、ラストのTaking Islands in Africaでは坂本龍一との共作になっております。ここから坂本龍一とシルビアンのいけない蜜月な日々が始まっていくのです。
1. Gentlemen Take Polaroids 2. Swing 3. Burning Bridges 4. My New Career 5. Methods of Dance 6. Ain't That Peculiar 7. Nightporter 8. Taking Islands in Africa 9. Experience of Swimming 10. Width of a Room 11. Taking Islands in Africa [Steve Nye Remix]
Gentlemen Take Polaroidsは前作のようなテクノポップな内容ですが、今まではモノフォニックシンセの為、コードはエレピにエフェクターをかませた音色を鵜t買っておりましたが、シーケンシャルサーキットのようなポリフォニックシンセも使い出して、よりギターの割合が減り出して、このアルバムを最後にギターのロブディーンは脱退する事になります。
Swing、Burning Bridges、Experience of Swimmingと、JAPANサウンドもまとまりだしておりますが、少しずつ違うエッセンスもちりばめております。My New Careerはもう御馴染みになった、頽廃的なヨーロピアンダンディズムの哀愁ある曲です。ボーカルパートでは曲調が変わりますが。
Methods of Danceではアフリカンなドラムによるテクノになっております。こんな融合が出来たのはこのJAPANくらいなものではないでしょうか。Ain't That Peculiarはモータウンの smokey robinson & the miraclesのカバーですが、JAPAN 流のアレンジになっており別の曲のように聴こえます。Nightporterは美しい3拍子のシャンソンのような曲。Taking Islands in Africaは教授とのコラボレートですが、ドラムマシーンを使いながらも斬新なアレンジで面白いテクノです。
1. Sufficiently Breathless 2. Bright, Blue Tango 3. Drifting in Space 4. Evil Men 5. Starglow Energy 6. Distant Sun 7. Voyages of Past Travelers 8. Everything's a Circle
アコースティックなSufficiently BreathlessはCS&Nのようなコーラスワークもあり、全く新しいバンドのような感じです。Drifting in Spaceでやっとロッドエヴァンスらしいボーカルが聴かれますが、全体的には綺麗に歌うアメリカンな世界です。 Distant Sunではサンタとリターントゥフォーエヴァーとジミヘンが融合したような新しいサウンドが展開していきます。ラストのVoyages of Past Travelers、Everything's a Circleこそがキャプテンビヨンドのカッコ良さを伝える事のできる曲ではないでしょうか。
1. Quiet Life 2. Fall in Love with Me 3. Despair 4. In Vogue 5. Halloween 6. All Tomorrow's Parties 7. Alien 8. Other Side of Life 9. All Tomorrow's Parties [12" Version 1983 Remix] 10. All Tomorrow's Parties [7" Version] 11. Foreign Place [B-Side of Quiet Life] 12. Quiet Life [7" Version] 13. Quiet Life [Multimedia Track]
プロデューサーにロキシーミュージックでエンジニア、プロデューサーを担当していたジョンパンターを起用。よりやりたかった音楽へ近づけたのかもしれません。来日もあり、タイトルのQuiet Lifeは大ヒット。テクノポップの名曲としても語り継がれる名曲です。Fall in Love With Meは後にネオグラムとしてビジュアルを意識したニューロマンティック、デュランデュランやスパンドゥバレーなどの原型のような曲です。
HalloweenはこれまでのJAPNとこれからのJAPANの音楽の融合が感じられます。もろロキシーなサウンドですが、彼らにしか出せない個性と感性が息づいております。All Tomorrow's Partiesはベルベットアンダーグラウンドのカバーです。彼らの音楽はテクノ向きだったのだという証明のようなアレンジです。E-BOWを屈指したギターがロバートフィリップのようです。Alienではベースのミックカーンがパーシージョーンズばりのベースプレイを披露しており、自己主張をし出したのもこのアルバムからではないでしょうか。Other Side of Lifeはデビッドシルビアンの哀愁あるボーカルが心を打ちます。