20世紀のミスキャストのようなシングル向きの曲もあり、GRIND TO CRYのような思いっきり弾きまくる曲に、吐息が漏れるような淫らな情事歌い上げる曲もあり、すべてこのままには、T-REXのフォーク調な曲になっており、進化していこうとする意思が感じられます。強い無意識はかなりカッコイイアレンジになっており、ドーパミンを御漏らししそうです。HALF NOTEはサイケデリックなフォーキーサウンドが初期T-REXのようです。REVENGE FAIRはドラムの石田光宏の手による曲でインストに近い曲でフュージュンっぽくもあり、おどけた感じもします。このとぼけた感じが今後多くなっていきコミックバンドっぽいアルバムも創ってしまうのですが、ここではまだまだカッコいいです。
メビウスの館はロックンロールなナンバーで、独房のマリーは哀愁のあるコード進行に切ないメロディーが乗り、正にグラムロックなのです。WELCOM TO MY DREAMはマルコシアスのカッコ良さが良く出ている曲で、ナポレオンフィッシュの迷路は妖しくうねるロックにインサートされる逆回転のギターフレーズがカッコいいです。C.C.Wも良くアレンジされたロックナンバーです。