1. Born on the Bayou 2. Bootleg 3. Graveyard Train 4. Good Golly Miss Molly 5. Penthouse Pauper 6. Proud Mary 7. Keep on Chooglin'
Born on the Bayouはスワンプロックとしての名曲です。オリジナルでありながら昔からあるような曲です。7thのボイシングが南部の湿地帯を思わせるアレンジです。黒人音楽は7thで構成されている曲が多いです。ジャズやブルースなどでマイナーコードを使わなければならないところを7thで代用する訳です。そしてブルーノートスケールを使えば黒人らしくなります。しかしジョン・フォガティのボーカルは黒人よりもパワフルです。Bootlegはカントリー風スワンプです。シンプルながらも飽きのこないアレンジが渋いです。Graveyard Trainはデルタブルースに地の底から呻くようなジョンのボーカルが呪文のように響きます。
Good Golly Miss Mollyはロックンロールのスタンダードですが、これほどエキサイティングな演奏は聴いた事がありません。Penthouse Pauperはブルース感覚の曲です。Proud Maryは最初にCCRの名を世界中に知らしめた名曲です。オリジナルでありながらアメリカ音楽のスタンダードの貫禄すらあります。ティナ・ターナーがカバーしたやつもめちゃくちゃカッコイイです。Keep on Chooglin'はヘビーで激しい曲です。インプロビゼイションもありますが、かれらはテクニックよりもフィーリングでプレイするタイプで、曲の雰囲気は壊しません。