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[20060717]

Rocks Rocks
Aerosmith (1993/09/07)
Sony Mid-Price
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ジャックダグラスとエアロスミスのコンビネーションが又見事に華開いた名作です。前作と同じく歴史的名盤です。彼等自身が必ず売れるアルバムを創るという意思の元で創られている分、こちらの方が完成度は高いです。当時はギターリフから曲を創るのが当たり前でしたが、シンセが流行り出してから歌から作る事がほとんどになってしまいました。ギターバンドはギターリフから曲を創った方がカッコいいのです。それが出来るのは現在ではこのエアロぐらいしかいません。しかもカッコイイのなら尚更です。

1. Back in the Saddle
2. Last Child
3. Rats in the Cellar
4. Combination
5. Sick as a Dog
6. Nobody's Fault
7. Get the Lead Out
8. Lick and a Promise
9. Home Tonight

Back in the Saddleから疾走感のある名曲です。馬の鞍にまたがる歌ですが、もちろんアノ歌です。Last ChildはWalk This Wayと対を成すファンクロックの名曲です。当時はこっちの方が売れました。これもジェイムスブラウンが使っているリズムを元にして創られており、私はWalk This Wayも好きですが、こちらも名曲だと思います。Walk This Wayは知っていてもLast Childを知らないというのはエアロファンとしてはモグリです。おいらは末っ子でパンクスだという詩がいかにもニューヨーク的です。Rats in the Cellarはサイレンの音から疾走感のあるハードロックが展開します。ニューヨークシティーブルースという歌詞がヤードバーズファンにはたまりません。Combinationはエアロ的なハードロックです。他の曲が派手でポップな分、この曲は地味な印象です。

Sick as a Dogはきらびやかでポップなハードロックです。この辺の曲創りが売ってやろうとする意気込みが伺えます。しかしへたな売れ線にならないところが彼等の凄いとこです。Nobody's Faultはへヴィーで泣き節もある新しいエアロ節が出来上がった曲です。Get the Lead Outはシングル向きでもエアロらしいリフがカッコイイ曲です。Lick and a Promiseは現在にも引き継がれているポップな面でのハードロックです。ポップでもカッコイイのが凄いのです。Home Tonight、ラストはお決まりのバラードです。スライドギターが印象的な曲ですが。スティーブンの歌には泣かされます。わざとらしく創られているようでも名曲は名曲です。

プラチナアルバムに輝いたこのアルバムは、売れる時に売っておけと、ほとんどの曲がA面B面含めてシングルカットされており、そのすべてが大ヒットしたのですからモンスターアルバムであった訳です。全曲シングルカット出来そうないいアルバムというものはいくつかありますが、実際に全曲シングルカットしたのはこのアルバムかマイケルのスリラーぐらいじゃないでしょうか。当時のエアロ人気は現在の比ではありません。正にスーパースターだったのです。一番勢いがあった時期に制作された前作もいれて、ロック史上永遠に輝く名作であります。

Back in the Saddle
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[20060717]

Toys in the Attic Toys in the Attic
Aerosmith (1993/09/07)
Sony Mid-Price
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プロデューサーのジャックダグラスとエアロスミスのコンビネイションが見事にハマった傑作ロックの名盤であります。名盤と言われるものはほとんどが、アーティストとプロデューサーの意図するものがぴたりとハマった時に生み出されるものです。そしてこのアルバムこそが、自作のロックスと共にエアロスミスの最高傑作であり、ロックの歴史の中でも随一の名盤なのであります。最近のアルバムも非常に良く出来ておりますが、後にも先にも、この2枚のアルバムこそがエアロの最高傑作なのであります。

1. Toys in the Attic
2. Uncle Salty
3. Adam's Apple
4. Walk This Way
5. Big Ten Inch Record
6. Sweet Emotion
7. No More No More
8. Round and Round
9. You See Me Crying

Toys in the Attic、リバースされたシンバル音から始まるギターリフのカッコいいこと。演奏と歌がユニゾンされるAメロなど、サイケ的ですが、サイケには聴こえないところが新しいのです。非常に珍しい手法が使われておりますが、ハードロックとして成り立っているところが凄い。正にハードロックの名曲なのであります。カッチョイイー。Uncle Saltyは渋いハードロックです。10代がターゲットのハードロックバンドの中ではかなりアダルトな感じの曲です。Adam's Appleはセカンドアルバムにもあったエアロらしい曲です。

Walk This Wayは言わずとしれた名曲であります。当時もかなりヒットしたのですが、バンド低迷期にRUN.D.M.Cがラップでカバーしたお陰でエアロの再評価がなされ、現在まで息の長い活動が出来ているのです。私がいつも言っているように、この当時はファンクを取り入れたハードロックが流行っていた時期で、その中でもこの曲はピカ一の名曲です。ジェイムスブラウンのリズムパターンから印象的なギターリフ、そして歌のバックで弾かれるギターリフが凄い。テンションなどを織り交ぜたファンキーなリフでありながらロックンロールを基本としているところが憎いです。リフの天才ジミーペイジでもここまで完成されたリフは創っておりません。ジョーペリーともう一人のギタリストブラッドウィットフォードの貢献によるものです。Big Ten Inch Recordはビッグバンド的な曲でヤードバーズもカバーしてた曲です。この辺の選曲が渋い。

Sweet Emotionはギタートーキングモジュレーターを使ったセクシーな曲です。正に情事で交わすような吐息まじりのコーラスが淫猥ですらあります。エアロ万歳。No More No Moreは彼等らしいハードロックになっております。Round and Roundは非常にヘヴィーなサウンドで、彼等の充実振りが伺えます。You See Me Cryingは美しいバラードで、バラードでのスティーブンタイラーの歌も泣かせるし、色気があります。

このアルバム発売当時、他のライバル、クィーンはまだ日本だけの人気でしたし、キッスもまだ一部のファンしか掴んでおりませんでした。このアルバムで、エアロスミスが一気に抜け出した形になりました。本当に当時のエアロスミスは別格でした。そんな絶頂期に制作された名盤中の名盤です。
Toys In The Attic

Walk This Way

big ten inch Record

Sweet Emotion

[20060717]

大相撲は日曜日から日曜日への15日間あります。その間の日曜日が中日です。
15勝が全勝で、8勝以上で勝ち越し、番付が上がります。7勝以下で負け越し、番付が下がります。中日の日までに全勝していれば、8勝で勝ち越しです。

本日まで無傷で勝ち越したのが、横綱朝青龍とカド番大関の栃東です。カド番とは、大関は2場所連続で負け越すと平幕に落ちるのです。先場所休場した栃東はカド番でしたが、本日不戦勝で勝ち越したので、大関の地位を保ちました。対戦相手の露鵬がカメラマンに暴行するという珍しい事件で3日間の出場停止になったのです。尚、大関を陥落しても次の場所を10勝以上すれば大関に帰れます。

10勝以上出来ずに平幕に落ちたままだったのが今場所大関返り咲きを狙う雅山です。しかし、今まで緊張し過ぎていたようで、4敗しております。11勝が条件ですからもう負けられません。しかし上位との対戦を残しておりますので、かなり厳しい状況です。

横綱を目指す白鳳は初日黒星でしたが、なんとかいつもの相撲が取れるようになり7勝1敗で折り返しました。全勝の力士とは直接対決がありますので、チャンスはまだまだあります。どういう結果が待っているのか千秋楽が非常に楽しみです。

[20060716]

Get Your Wings Get Your Wings
Aerosmith (1993/09/07)
Sony Mid-Price
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ジャックダグラスによるプロデュースで、このアルバムから徐々に知名度を上げていったエアロスミスのセカンドアルバムです。このアルバムの人気は結構高く、エアロスミスらしいと評判ですが、私的にはファーストの方が好きです。

1. Same Old Song and Dance
2. Lord of the Thighs
3. Spaced
4. Woman of the World
5. S.O.S. (Too Bad)
6. Train Kept A Rollin'
7. Seasons of Wither
8. Pandora's Box

Same Old Song and Danceはまさにエアロスミスにしか表現出来ないよう名曲です。ニューヨークドールズのようにグラムロックの残党としては扱われておりません。それはこの新しい作風によるものでしょう。Lord of the Thighsはピアノによるジャジーなイントロからハードロックになるところなんかユニークな曲です。Spacedもこれまでなかったようなハードロックです。独自のグルーブ感とミックジャガーの真似ではない、スティーブンタイラーの独特の歌によるものです。Woman of the Worldはわりかしオーソドックなロックですが、かなりいろんなリズムが複雑に絡んでおります。こういう曲はクリック音を聴きながら録音は出来ないでしょう。そうです。エアロスミスがカッコイイのはクリック音ではなく、ちゃんと自分達のドラマーに合わせて演奏しているところなんです。80年代以降のバンドには真似出来ない事です。

S.O.S. (Too Bad)はシングルヒット曲です。リフの組み立て方がジョーペリーは巧いです。Train Kept A Rollin'ヤードバーズの代表曲ですが、カバー曲にも関わらず、この曲はあまりにもエアロスミス最大の代表曲二してしまっています。最初の不分は8ビートのスタジオ録音ですが、ギターのドローンサウンドの先からオーディエンスの声援が聴こえてきてライブバージョンの16ビートになった演奏へと転換していきます。ヤードバーズはハードロックの元祖でありながらハードロックにはなりきれておりませんでしたが、ここで聴かれる演奏は正にハードロックそのものです。カッチョイイー。Seasons of Witherギターのアルペジオが印象的なスローナンバーです。Pandora's Boxはサックスも入ったロックンロールですが、やはりエアロ独特のハードロックに仕上がっています。

アメリカや日本では人気のエアロスミスですが、イギリスではストーンズの猿真似というイメージがあり受け入れられませんでした。現在はどうか知りませんが、当時は大ブーイングなのでした。このアルバムにはストーンズとは違う独自のサウンド主張があるのですが、理解されるまでは時間がかかったようです。

Same Old Song and Dance

Train Kept A'Rollin'

Jimmy Page & Aerosmith Train Kept A Rollin


[20060716]

野獣生誕(エアロスミスI)(紙ジャケット仕様) 野獣生誕(エアロスミスI)(紙ジャケット仕様)
エアロスミス (2004/07/07)
Sony Music Direct
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現在も現役で第一線で活躍しているエアロスミスがいよいよ登場です。ツェッペリン、ディープパープル、ブラックサバスが第一期ハードロック御三家でしたが、第二期御三家がこれから紹介するエアロスミス、クィーン、キッスとなります。つまりハードロックセカンドゼネレーションの始まりです。その中でも、このエアロスミスが一番正統派のハードロックバンドでした。

1. Make It
2. Somebody
3. Dream On
4. One Way Street
5. Mama Kin
6. Write Me
7. Movin' Out
8. Walkin' the Dog

このファーストアルバムは発売当初は売れませんでしたが、セカンドアルバムを発売してライブ活動をやっていく中で徐々に売れ始め、このファーストもその効果で、後追いのようにして売れていきます。

Make Itはストレートでカッコイイハードロックです。エアロもストーンズのようなバンド形式で、真似しているように誤解されますが、彼等のヒーローはヤードバーズでした。しかし、スティーブンタイラーの厚い唇はミックジャガーを連想させます。同じようなニューヨークドールズと同じくロックンロールを主体としておりますが、よりソリッドでハードな曲調が特徴です。Somebodyもカッコイイ曲です。彼等がレコードデビュー前からかなりのセッションを繰り返してきた事がよく分かります。ファーストにしてこのグルーブ感の完成度はさすがです。Dream Onはシングルカットされた名曲で、初めは売れませんでしたが、後追いでヒットしました。ギターアルペジオにメロトロンが絡む流れは天国への階段のようですが、こちらはもっとコンパクトにまとめられたシングル向きの曲です。One Way Streetも素晴らしい曲です。ロックンロールをここまで自分のものしているのはさすがです。名曲です。

Mama Kinはスラングで意味深な言葉です。彼等の初期の代表曲です。カッチョイイー。Write Meもストレートなのに独自のグルーブを持ったカッコイイ曲です。Movin' Outもみごとな曲で、ギターリフが一拍多く弾いてもバンド自体も一拍多く演奏するので違和感がありません。バンドの結束といいますか、バンドグルーブがしっかり出来ている羨ましいくらいの演奏です。バンドを組んでいる方にはこれらの事が非常に参考になると思います。ここまでのバンドは残念ながら現在はお見かけしません。Walkin' the Dogはストーンズもファーストの最後に入れていた曲のカバーです。ここでストーンズのコピーバンドという印象が出来ますが、アレンジがしっかりエアロ流のハードロックとして成り立っているので、ストーンズとは違う新しいバンドとしての主張だと思う方が妥当だと思います。

まだまだ荒削りな演奏ですが、バンドグルーブはしっかり出来ており、私としてはこのアルバムが一番のお気に入りです。まだまだこれから名盤がどんどん登場してきますが、このアルバムこそがエアロスミスだと私的には感じております。カッチョイイー。

Make It
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[20060716]

Jump on It Jump on It
Ronnie Montrose (2002/09/17)
Wounded Bird Records
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前作で試みた新たなハードロックの模索が見事に結実したラストアルバムとなります。名作のファーストアルバムと遜色のない内容の名盤です。もちろんファーストとは違うアプローチがされた上での事です。

1. Lets Go
2. What Are You Waitin For
3. Tuft Sedge
4. Music Man
5. Jump On It
6. Rich Man
7. Crazy For You
8. Merry Go Round

出発の朝はインディアンリズムから始まるハードロックで、ボブジェイムスのサミーヘイガーとは違う高音の歌を活かしたみごとな名曲です。渇望の日々も完成度が高いハードロックでシングル向けの曲です。シングルカットされていったのかちょっと記憶は定かではありません。すげの木立はインストで、ツェッペリンが得意としているフォークサイケをもっとオシャレにしたような名曲です。ミュージック・マンはみごとに歌い上げるバラードで、美しく素晴らしい名曲です。アメリカらしいポップスでもありますが、音楽馬鹿のロニーモントローズ自身を描いているかのような曲です。

反逆のジャンプはタイトル曲でカッコイイハードロックでポップでもあり、完成度が高い名曲です。リッチ・マンもアメリカンポップとしてはみごとな曲です。エドガーウィンターグループのダンハートマンの作品です。彼はウィンターグループでもこのようなアメリカンポップな曲を披露しており、優れた才能の持ち主です。おまえに夢中は少しばかりの哀愁もある切ないメロディーのロックナンバーです。これもいい曲です。メリー・ゴー・ラウンドは美しくも雄大なバラードです。メリハリを効かせたハードなリフも織り交ぜ、素晴らしい曲に仕上げております。フォリナーでもこれだけの完成度まではいっておりません。

全曲名曲と言ってもいいくらいの内容で、ジャックダグラスのプロデュースも効いていると思います。又、ヒプノシスによるジャケットがいいです。中坊だった私にとっては大変目の保養になりました。パワフルさではファーストに及びませんが、内容的には勝っております。日本ではあまり広く知れ渡っておりませんが、アメリカンハードロックを語る上で欠かせないバンド、それがこのモントローズです。是非これらの名作にも耳を傾けてみて下さい。ロニーはこの後、ソロアルバムやガンマというバンドを結成しますが、それらのアルバムは後ほど紹介いたします。

Lets Go
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[20060715]

Warner Bros Presents Montrose Warner Bros Presents Montrose
Ronnie Montrose (2002/09/17)
Wounded Bird Records
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ボーカルのサミーヘイガーが脱退して、新しくボブジェイムスというボーカリストが参加し、キーボードのジムアルシヴァーが加入し5人編成となったモントローズ。ロニーモントローズが指標する新しいハードロックの構築に向けて新たな旅立ちとなったサードアルバムです。

1. Matriarch
2. All I Need
3. Twenty Flight Rock
4. Whaler
5. Dancin Feet
6. O Lucky Man
7. One And A Half
8. Clown Woman
9. Black Train

Matriarchはシンセがリフを刻むまさに新生モントローズに相応しい曲です。All I Needはアコースティックな楽曲で、アメリカ特有の空間があり、後のフォリナーなどに受け継がれます。Twenty Flight Rockはビートルズがデューする前にポールマッカトニーが得意としていたロックンロールのカバー曲です。このような曲でのアレンジに新しい事をしようとする意思が伺えます。Whalerはアコースティックギターを使った雄大なバラードでシンセの使い方などが、フュージュンやプログレの要素を取り入れながら新しくハードロックを構築しようとしていた事が伺えます。しかし、当時はそこまでファンが理解出来ていなかった部分もあり、損をしていたのではないでしょうか。フォリナーやジャーニーが売れるまで待たなければならなかったようですが、それでも再評価まではされていないようです。

Dancin' Feetはへヴィーさはありませんが、これからのモントローズサウンドとなっていくであろうポップ性もあるハードロックです。O Lucky Manもカバー曲です。モントローズらしいアレンジが成されております。One And A Halfはツェッペリンがやるようなフォークサイケなインスト曲です。Clown Womanサザンロックのような曲ですが、ギターリフやドラムのおかずの入れ方などがきっちりハードロックしております。Black Train割と速引きのリフによるハードロックです。当時は珍しい曲ですが、後のヴァンへイレンやレインボーなんかもこんな曲を創っておりました。しかしロニーのこの斬新さは誰も評価しておりませんので、改めて私がこのブログで評価いたします。3年ほど先を行っておりました。

このアルバムでの挑戦はあまり評価されておりませんが、次回作で身を結ぶ事になります。なので評価の低いアルバムですが、アメリカンロックが好きな人にはお勧めです。

[20060715]

Paper Money Paper Money
Montrose (1990/10/25)
Warner Bros.
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日本ではこのセカンドアルバムから紹介されました。新しいハードロックの旗手として大いに注目され、アルバムは結構売れたようです。しかしファーストのようなヘビーさはあるものの、いろいろポップな感覚を取り入れているため、ストレートな勢いは感じられません。プロデュースはテッドテンプルマンです。

1. Underground
2. Connection
3. Dreamer
4. Starliner
5. I Got the Fire
6. Spaceage Sacrifice
7. We're Going Home
8. Paper Money

Undergroundはポップでシンプルな曲です。ここで既にファーストの勢いは感じられません。Connectionはブリティッシュなアコースティックナンバーです。ミックジャガーとキースリチャードの作品ですが、サミーヘイガーが見事に歌いきっております。メロトロンはニックデカロが弾いているようです。Dreamerはファースト同様へヴィーな曲で、ここにきてやっと本来の力を発揮します。シンセの導入が他のハードロックバンドにはないアプローチです。Starlinerはインストなのですが、ロックンロールを見事にアレンジしたロニーモントローズのセンスが光ります。シンセの効果音、いろんなバリエーションを聞かせるギター。見事です。

I Got the Fireはハードロック魂全開の曲で、リフや曲展開など良く練られた作品です。Spaceage Sacrificeは静かな曲調からへヴィーなサウンドへと盛り上がっていく曲です。We're Going Homeはバラード調の曲です。アメリカ特有の哀愁があり、ニックデカロのメロトロンがメローに響きます。Paper Moneyはタムのリードするナンバーで、面白いアレンジで、ロニーの意欲を充分に感じ取れる曲です。新しいハードロックの道を模索しているのが好感が持てます。

しかし、このアルバムを最後にサミーヘイガーはソロ活動に入っていきます。ファーストほどの勢いはありませんが、このアルバムもアメリカンハードロックの中では重要な位置に存在するアルバムであります。ヴァンへイレンやサミーヘイガーファンには聴いてもらいたい作品です。

I Got the Fire

Paper Money

[20060715]

Montrose Montrose
Montrose (1990/10/25)
Warner Bros.
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ブリティッシュハードロックの影響でアメリカでもグランドファンクのようなバンドが出てきておりましたが、それはあくまでもアメリカの東海岸での出来事で、西海岸、つまりウェストコーストはハードロック不毛地帯と呼ばれておりました。しかし、そんな西海岸からツェッペリンに対抗出来るだけの実力を持ったバンドが出てきました、このモントローズがそうです。

1. Rock the Nation
2. Bad Motor Scooter
3. Space Station No. 5
4. I Don't Want It
5. Good Rockin' Tonight
6. Rock Candy
7. One Thing on My Mind
8. Make It Last

エドガーウィンターグループの初代ギタリスト、ロニーモントローズが結成したバンドです。エドガーウィンターグループやジョニーウィンターアンドなどもアメリカンハードロックバンドとして貢献してきたバンドですが、その紹介は後ほどウィンターファミリーとして紹介させて頂きます。このバンドのリードボーカルは後にヴァンへイレンに入るサミーヘイガーです。ヴァンへイレンが憧れていたバンドがこのモントローズだったのです。ブルースを感じさせないという点で、正しくこのアルバムこそはハードロックそのものとして捉えていいです。曲順はオリジナルと日本版では違っておりましたが、CDでは日本での曲順になっております。日本版の方が曲順はよかったので、この選曲は妥当だと思います。

Rock the Nation、やっぱりオープニングはこれでなければなりません。ツェッペリンばりのカッコイイギターリフで、ロバートプラントばりの高音で歌うサミーヘーガーも凄いです。Bad Motor Scooterはスライドギターでエンジン音を模したエフェクティブな音からギンギンのハードロックを聞かせてくれます。サミーヘイガーはソロ時代やヴァンへイレン時代よりも、このアルバムでのパフォーマンスが一番だと私は思います。Space Station No. 5もスライドギターで宇宙ステーションを連想させる音を出しています。I Don't Want Itはいかにもアメリカンバンドらしいストレートなロックです。

Good Rockin' Tonightはロックンロールですが、ハードロックバンドラシいソリッドなサウンドです。Rock Candyはジョンボーナムのようなへヴィーなドラムにヘビーなギターリフが絡む、ツェッペリンのアルバムプレゼンスのようなサウンドです。アメリカでこれだけのサウンドを最初に出したのはこのモントローズなのです。One Thing on My Mindはオリジナルではオープニングナンバーです。これもポップでいい曲なのですが、
オープニングとしては力不足です。やはり日本版の選曲は見事なのです。Make It Lastもツェッペリンに負けないくらいのへヴィーなリフと高音のサミーのボーカルが見事にまとまった曲です。

イギリスやアメリカとかは関係なく、このアルバムはハードロックのアルバムの中では名盤中の名盤です。このアルバムがなければ、後のヴァンへイレンなどのサウンドも生まれていなかった訳です。ブルースの影を引きずっていたツェッペリンとは違う、正に硬質のハードロックはこのアルバム以降にどんどん増殖していくのです。アメリカからの反撃はこうして始まったのです。

Bad Motor Scooter

[20060714]

Too Much Too Soon Too Much Too Soon
New York Dolls (1990/10/25)
Universal Japan
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ファーストはトッドラングレンのポップマジックにデフォルメされていたニューヨークドールズの本来の荒々しさが堪能出来るセカンドアルバムです。しかし、元々このバンドはポップ性も持ち合わせており、このアルバムでもポップでカッコイイロックンロールのオンパレードです。

1. Babylon
2. Stranded in the Jungle
3. Who Are the Mystery Girls?
4. (There's Gonna Be A) Showdown
5. It's Too Late
6. Puss 'N' Boots
7. Chatterbox
8. Bad Detective
9. Don't Start Me Talkin'
10. Human Being

Babylonのようにまず詩先攻型で創られた曲が、このバンドの特徴かもしれません。その影響がパンクロックに及び、長尺なロックンロールがハードロックの新鋭達に影響を与えていくのです。Stranded in the Jungleはジャングルサイドのアフリカンなリズムとシティーサイドのロックンロールが交互に演奏されるユーモラスな曲ですが、こういったところがこのバンドの懐の深さです。Who Are the Mystery Girls?はファーストでもあったポップな曲ですが、トッドとは違い、かなりラフなミックスになっています。(There's Gonna Be A) Showdownもポップなロックンロールでストーンズライクな感じです。It's Too Lateのイントロは正にパンクのような凶暴なかんじですが、ポップなロックンロールが始まります。

Puss 'N' Bootsもポップでいながらカッコイイ曲です。Chatterboxはクラッシュのミックジョーンズが歌っているような曲です。実はジョニーサンダースが歌っています。Bad Detectiveはチャイナ風のイントロがロカビリー調のひょうきんな歌が始まります。まるでミックジャガーのようなヨハンセンのボーカルです。Don't Start Me Talkin'はカバー曲ですが、ドールズらしい演奏が聴けます。Human Beingも詩先攻型の長尺ロックンロールで、このラフさがドールズの持ち味であります。

動画を見てもらえば分かりますが、ストーンズを真似していながらもストーンズよりもカッチョイイのがよく分かります。この頃のストーンズは正直なところ落ち目だったのです。そこでこのドールズのような若手に期待が一気に集中します。しかし残念ながらこのセカンドアルバムで解散となります。そこでパンクロックにより欲求不満を一気に吐き出していくのです。セックスピストルズのマネージャー、マルコムマクラレーンもパンクこそが新しい音楽だといち早く目を付け、このドールズのマネージャーを買って出ますが、バンドは解散してしまい、仕方なくロンドンでセックスピストルズを結成させていくのです。

とにかく、これら2枚のアルバムは歴史的名盤でありまして、この2枚を持っていれば大丈夫です。でも最近再結成してニューアルバムを出しております。それはまだ聴いていないので、購入したら紹介いたします。でも本当にこの2枚だけあれば十分です。

Stranded In The Jungle

Chatterbox

Chatterbox 2

[20060713]

New York Dolls New York Dolls
New York Dolls (1990/10/25)
Universal Japan

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MC5、ストゥージスと同じくパンクの元祖として3大バンドとして君臨するニューヨーク・ドールズです。同じく、パンク以前にこれから出てくるハードロックバンドへの影響が最も強いため、ハードロックバンドとして紹介いたします。トッドラングレンのプロデュースによるファーストアルバムです。トッドの色合いが強くポップなフィルターに包まれておりますが、バンドとしてのグルーブはしっかり表現されております。セカンドがもっともニューヨーク・ドールズらしい為、ファーストがポップな印象がありますが、これだけ聴けばかなりの熱狂が伝わります。

1. Personality Crisis
2. Looking for a Kiss
3. Vietnamese Baby
4. Lonely Planet Boy
5. Frankenstein
6. Trash
7. Bad Girl
8. Subway Train
9. Pills
10. Private World
11. Jet Boy

Personality Crisisで分かるように、ローリングストーンズを模倣したようなバンドスタイルで、詩から創ったであろう、ぶっきらぼうな歌い方のロックンロールが炸裂いたします。Looking for a Kissもロックンロールをベースにしておりますが、トッドが邪魔にならない程度でポップな味付けをしていてカッコいいです。Vietnamese Babyもぶっきらぼうな歌い方で、正にパンクの見本のようなナンバーです。 Lonely Planet Boyはアコースティックなバラードですが、かなりグラムな味付けです。Frankensteinはロックンロールにしては長尺な曲です。詩から創られていると思われ、その為不自然なくらいに長尺になっておりますが、この方法論が後のハードロックの基礎になっていると思われます。

Trashはポップな曲で、チャーミングなコーラスワークがトッドらしいです。ポップ性とパンク性が見事にはまった名曲です。Bad Girlはもろパンクロックです。ロンドンパンクと聴き比べても迫力負けしておりません。Subway Trainはメローなロックンロールでグラムロック色があります。Pillsはカバー曲ですが、ロックンロールの名作です。ロックンロールナースとのやり取りは男心をくすぐります。Private Worldはポップなアレンジのストーンズのような曲です。グラムロックでも十分通用します。Jet Boyもストーンズをもっとテンポアップしたようなポップな曲で、ハードロック的でもあります。

ニューヨーク・ドールズはパンクロックには速すぎで、グラムロックには遅過ぎた不運なバンドでもあります。ファッションを見れば分かる通り、グラムロックを意識した格好をしておりますが、時代遅れだった為、単なるストーンズの模倣バンドとして扱われておりました。ミックジャガーのように唇の厚いデヴィッドヨハンセンとキースリチャードのようなギターのジョニーサンダース戸の掛け合いが正にストーンズのようだった為です。
逆にそれで注目も集めましたが。現在ではキースよりジョニーサンダースの方がカリスマ性では上回っており、信奉者も多いです。80年代の日本のインディーズシーンではキースというよりジョニーサンダースのようなギタリストばかりでした。

とにかく、不良性とポップ感覚が見事に融合した名盤でもあります。毒もあり、甘美な蜜のようなそれでいて危険な遊戯のような正にロックそのものなアルバムです。カッチョいいー。
Personality Crisis

Looking for a kiss

Trash

Subway Train

Pills

Jet Boy

[20060712]

Raw Power Raw Power
Iggy Pop & The Stooges (1997/04/22)
Sony
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一度解散したストゥージスでしたが、イギー&ストゥージズとして再編、デヴィッド・ボウイがエンジニアを担当して発売されたのがこのアルバムです。

1. Search and Destroy
2. Gimme Danger
3. Your Pretty Face Is Going to Hell
4. Penetration
5. Raw Power
6. I Need Somebody
7. Shake Appeal
8. Death Trip

Search and Destroyは爆音炸裂の超ハードロックになっています。Gimme Dangerはアコースティックな装飾が成された曲。Your Pretty Face Is Going to Hellはこれまでのストゥージス二は無かったスピーディーなロックンロールです。爆音ギターが正にパンク。Penetrationも明らかに妙な装飾音が入っております。ボウイの仕業でしょうか。呪文のような音楽からセクシャルなイメージへと変貌しているようです。

Raw Power派タイトル曲で、これもロックンロールですが、どこか色気の歌になっております。 I Need Somebodyはブルージーな曲をデフォルメして尚、アコースティックな装飾がついた曲ですが、イギーの歌は独特でえす。Shake Appealもテンポの速いロックンロールです。イギーはボウイから色気を引き出されてしまったようです。妖艶です。Death Tripもかなり激しい曲ですが、これまでのストリートノイズの模倣ではなく、ベッドの上でのノイズに転換されております。ボウイが加わっただけでこうも違うものなのか。

せっかく再編されたバンドでしたが、この後解散。イギーポップはボウイの指揮のもと、ソロ活動を開始いたします。ソロアルバムは又の機会に紹介いたします。ちなみにイギーポップが来日した時にあてがわれた日本人女性が奥さんとなっております。つまり親日家でもあるわけです。
このアルバムも又強烈なパワーが迸る名作であります。

Raw Power


[20060711]

Fun House Fun House
The Stooges (1990/10/25)
Rhino
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ファーストはジョンケールの色が大きく関わっておりましたが、このセカンドになってようやくストゥージスらしいサウンドが全開で炸裂します。リズムは普通のロックパターンのように聴こえますが、街に溢れる工事現場のノイズを模倣しており、ストリートの音、つまりパンクスのリズムが刻まれている訳です。

1. Down on the Street
2. Loose
3. T.V. Eye
4. Dirt
5. 1970
6. Fun House
7. L.A. Blues

Down on the Streetからもうストリートノイズの嵐です。Looseになると尚激しく、言葉は単語化していき、直脳にきます。サビの部分はストーンズのようなポップさがあります。名曲です。T.V. Eyeも詩というより信号です。この潔さがパンク精神なのです。Dirtは気怠い感じ曲ですが、サイケのような浮ついた感じではなく現実的な切実さがあります。

1970はダムドがカバーし、日本のシーナ&ザロケッツも日本語歌詞でカバーしておりました。ストゥージスの代表曲の一つです。サックスソロの絡みは悪くないですが、この部分がパンクとは又違う感覚でもあります。Fun Houseも見事なくらいのストリートノイズをデフォルメしたサウンドです。跳ねたかんじもありカッチョイイです。L.A. Bluesは正に雄叫びとノイズの混沌。フリージャズのごとき狂乱です。

解き放たれた暴君。イギーポップそのものがここには存在しております。そしてこの後、暴君を調教するデヴィッドボウイとの出会いがあります。つまり、このアルバムには純粋な暴君がそのまま詰まった歴史的な名盤となるのです。

TV Eye ~1970

[20060710]

The Stooges The Stooges
The Stooges (1990/10/25)
Elektra
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MC5同様デトロイトから出てきたザ・ストゥージズは、パンクやニューウェーブに多大な影響を与えたとして、パンクロックのゴッドファーザ-的な扱いになっておりますが、パンクに影響を与える前にハードロックバンドにも多大な影響をあたえておりますので、ここで紹介いたします。

1. 1969
2. I Wanna Be Your Dog
3. We Will Fall
4. No Fun
5. Real Cool Time
6. Ann
7. Not Right
8. Little Doll

後にソロ活動で有名になるイギーポップ率いるザ・ストゥージズです。知性を故意に見せない、野生味を全面に出した正にパンクそのものなサウンドです。デトロイトの雑踏、特に工事現場から生まれるノイズにヒントを得たリズムの作り方が特徴で、ステージなどで、裸で最初に客席にダイブしたのは多分イギーポップでしょう。

1969はミックジャガーの歌い方にも似ております。同じフレーーズを繰り返す呪文のような歌詞がこのバンドの特徴です。I Wanna Be Your Dogも淡々とした繰り返す言葉に普通ではない緊張感があります。We Will Fallはベルベッドアンダーグラウンドのようなサイケで呪文のようなミニマリズムが不気味であります。No Funもブルースのようでブルースじゃないニューウェーブ感覚が既にここで出来上がっております。

Real Cool Timeも研ぎすまされた緊張感溢れる曲です。Annはドアーズのような静かな曲調から激しく盛り上がる曲です。Not Rightはかなり激しい音にアナーキズムさえ感じます。Little Dollこのアルバムを通して使われるファズとワウが混じったギターが激しい息づかいで暴れ回る中、淡々とクールに歌い続けるイギーの呪文のような歌が印象的です。

ベルベッドアンダーグラウンドのジョンケールがプロデュースしており、ダークで攻撃的な音の固まりに獣のようないきずかいが宿ったアルバムです。知性を見せない知性。理性を見せない理性。正にパンクの原型がここにはあります。

I Wanna Be Your Dog

No Fun

[20060710]

名古屋場所が始まりました。この場所の目玉は、白鵬の横砂昇進と雅山の大関返り咲きがなるかということですが、両者とも負けてしまいました。これまで昇進がかかった場所では、緊張のあまり負け越す関取が多かったのですが、この二人も同じ結果とならないように、明日から初日のつもりで思い切って取ってもらいたいものです。

故障が無ければ、日頃の練習通り取り組めば、いい結果を出せる実力を持っているので、精神面の充実が決め手になるでしょう。今まで不調だった力士達が調子を出してきているので,もう負け星は出せません。闘う者には時として鬼の心も必要です。

私はどうもチームプレイのサッカーとかは興味がわかないので、個人に全ての責任が関わる格闘技の方が熱くなってしまいます。

[20060709]

Kick Out the Jams Kick Out the Jams
MC5 (1991/11/26)
Elektra

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Back in the USA Back in the USA
MC5 (1992/08/04)
Rhino

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High Time High Time
MC5 (1992/08/04)
Rhino

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パンクの元祖としてとらえられているMC5ですが、それ以前に、これから出てくるハードロックバンドへの影響力も持ち合わせておりますので、アメリカンハードロックバンドとして紹介します。このバンドはパンサー党の政治支援バンドとして結成されております。それなのに、反社会性とアナーキーな精神にあふれており、最初に社会的圧力により放送禁止などの制裁が加えられた最初のバンドとしても存在しております。それゆえパンクの先駆けとして伝説となっております。名前だけは知っていてもアルバムの入手は困難な時代が続きましたが、パンク以降再評価されるようになり、名盤Kick Out the Jamsが再発され、CDの時代になると全てのアルバムが簡単に入手出来るようになりました。

まず聴かなければならないのがKick Out the Jamsです。ライブアルバムによるファーストアルバムです。まずオープニングのMCはKISSのライブでのオープニングの言い回しにそっくりです。KISSが真似しているのです。ファルセットで歌われるロックンロールのRamblin' Roseの不気味さ。そして決め台詞のKick Out the Jams mother fuckerとの叫びで始まるKick Out the Jams。もうこれだけでぶっ飛んでしまいます。

B面へ移るとサイケでプログレ感覚の強烈なロックが待ち受けております。Motor City Is Burningとあるように、これらのバンドのキーワードはMotor City つまりデトロイトであります。MC5もMotor City 5の略です。I Want You Right Nowの激情。ジーンシモンズが歌いそうな曲です。Starshipのトリップ性はかなりヤバイです。

もうこのライブアルバムだけで伝説となっているのですが、その後スタジオ盤を2枚出しております。Back In The USAはロックンロールのカバーなどで、ファーストでのインパクトからかなり拍子抜けするのですが、ロックアルバムとして聴く分には悪くありません。High Timeもロックンロールアルバムでパンク色は無い分ハードロックに繋がるアルバムとして存在しております。伝説のバンドですが、最近ではDVDも出ており、映像でも楽しめます。こちらでも動画を用意しましたので,ぶっ飛んでください。
Ramblin' Rose

KICK OUT THE JAMS

"Kick Out The Jams"

The American Ruse

[20060709]

Good Singin', Good Playin' Good Singin', Good Playin'
Grand Funk Railroad (1999/01/12)
Hip-O
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レーベルをキャピタルへ移籍して、奇才フランクザッパをプロデューサーに起用した心機一転を謀ったアルバムですが、これが彼等のラストアルバムとなりました。フランクザッパは素直にバンドとしての音を録音しており,ただ、彼がギタリストである為か、ギターが全面にきて、キーボードが奥に言っている印象があります。

1. Just Couldn't Wait
2. Can You Do It
3. Pass It Around
4. Don't Let 'Em Take Your Gun
5. Miss My Baby
6. Big Buns
7. Out to Get You
8. Crossfire
9. 1976
10. Release Your Love
11. Goin' for the Pastor
12. Rubberneck

Just Couldn't WaitはAOR的なテンションコードを使った曲ですが、キーボードよりギターが全面にきている為、ハードロックとして聴けます。Can You Do Itはシングルヒット曲です。軽快なロックンロールでいい曲なのですが、パワーは感じられません。Pass It Aroundはアメリカらしいバンドサウンドになっております。Don't Let 'Em Take Your Gunもアメリカンなイメージが強い曲です。控えめながらフランクザッパがエフェクト処理加工をしております。Miss My Babyは多少ヘビーなバラード調の曲です。

Big Bunsはアカペラによるコーラスによる短い曲です。Out to Get Youはグランドファンクらしい激しい曲です。やはりキーボードよりギターが全面にきており、ギンギンのギターソロが聴けます。歌もカッコイイですが、ここでの主役はギターです。さすがザッパ。Crossfire前曲からペドレーのように始まります。メローなコーラスが印象的ですが、アレンジは激しいバラードといった感じです。1976は久々のストレートなハードロックになっています。Release Your Loveもギンギンのハードロックです。ちょっとB級ハードロックバンドっぽいです。Goin' for the Pastorは初期の頃のようなマイナーだが激しいダイナミズムがある曲です。Rubberneckはボーナストラックです。フランクザッパのボーカルが入ったセッション的な曲です。ザッパのとぼけたボーカルと対照的なドンのボーカル部分はカッコイイ曲です。お遊びでこれだけの曲が創れるとは、まだまだ底力があった事が確認出来ます。

フランクザッパの功績により、AOR的なものに向かっていたグランドファンクが従来のソリッドなハードロックバンドとして新たな道しるべを得る事が出来ましたが、時代はハードロックセカンドゼネレーションの時代、売り上げが伸びず、あえなく解散となってしまいます。最近再結成してくれたお陰で、全作品がCDでリイシューされました。これを機会にグランドファンクという優れたバンドがいた事を再認識していただければ、これからのロックの在り方も少しは良くなっていけると信じております。

[20060709]

Born to Die Born to Die
Grand Funk Railroad (2003/02/25)
Toshiba EMI
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前作同様ジミーイエナーによるプロデュースで、やはりポップな仕上がりになっております。

1. Born to Die
2. Dues
3. Sally
4. I Fell for Your Love
5. Talk to the People
6. Take Me
7. Genevieve
8. Love Is Dyin'
9. Politician
10. Good Things
11. Bare Naked Woman [Live Rehearsal]
12. Genevieve [Live Rehearsal]

バラード調のBorn to Dieで始まります。明らかにこれまでのグランドファンクとは違うアプローチです。Duesはグランドファンクらしい激しいイントロから始まりますが、メロディーはかなりソフティケイテッドされております。ギターソロなんかは激しいのですが、全体的にポップな作品です。Sallyはシングルヒット曲ですが、AOR調のオシャレな感じになっております。これまでに無かったくらいにポップな曲です。時代的にそういうものも流行り出していた時代ではありますが、ハードロックとして聴いてきていたファンには失望を与えた事でしょう。I Fell for Your Loveもウェストコーストの綺麗なハーモニーを聴かせるAOR的な曲ですが、演奏はなぜか激しいダイナミズムがあります。こういうのも新しいロックの形としての斬新さはあるのですが、当時のファンにそれを理解出来る度量はなかったようです。Talk to the Peopleはニューヨーク的なサックスが入ったこれもAORというか、ソフトフュージョン的な曲です。

Take Meはシングルヒット曲で、ポップですが、グランドファンクらしいロックナンバーになっております。この後出てくるフォリナーのような曲ですね。先取りしている訳です。でもこっちの方がカッコいいです。Genevieveはインストもので、かなりカッコイイファンクナンバーになっております。Love Is Dyin'前々作で魅せた感覚のハードロックで、グランドファンクらしいダイナミズムを持っています。Politicianこれも激しいグランドファンクらしい曲です。この路線を強調していけば生き延びていけたかもしれません。オルガンの跳ね方がカッコいいです。Good Things良くアレンジされたポップですが、カッコイイ曲です。なんだかんだ言ってこのアルバムも全曲いい出来です。これだけの曲を創れるバンドは現在いませんから、参考にして欲しいものです。

ハードロックバンドでありながら、あらゆる要素を取り入れていくという事はミクスチャーの先駆けでもあった訳ですが、この時代のハードロックを基本としたファンクとかはもの凄くカッコいいです。現在あるミクスチャー系のバンドは,この時代から繋がっている訳ではなく、ヒップホップやグランジなどを経由してのミクスチャーということで、かなり偏ったミックス加減な印象です。その為、私はカッコいいとは思いませんし、注目にすら値しておりません。この時代からのミックス加減を持ったバンドが出てきてくれる事を心待ちにしております。今の時代だからこそ、このアルバムが持っているような感覚は見直されていいと思います。きっと今聴いた方がカッコイイです。

[20060708]

All the Girls in the World Beware!! All the Girls in the World Beware!!
Grand Funk Railroad (2003/02/25)
Import
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トッドラングレンからジミーイエナーにプロデューサーが代わりましたが、前作までに培ったポップでもハードロックとして成立する新しい形をさらに押し進めた作品になっております。

1. Responsibility
2. Runnin'
3. Life
4. Look at Granny Run Run
5. Memories
6. All the Girls in the World Beware
7. Wild
8. Good and Evil
9. Bad Time
10. Some Kind of Wonderful

Responsibilityはピアノの刻みから入り、そのままのポップ感覚を持ったまま曲が進行していきます。トッドがいなくてもやっていける事を証明するようです。Runnin'はシカゴのようなホーンセクションが動きまくるハードロックです。ブラスロックというやつですね。Lifeはかなりカッコイイロックナンバーです。グランドファンクの激しさは失われておりません。Look at Granny Run Runはスリードッグナイトのようなホーンアレンジのリズム&ブルースのような曲です。Memoriesはストリングスも入ったバラード曲です。

All the Girls in the World Bewareはタイトル曲で、サンタナのようなラテンフレイバー溢れるハードロックです。Wildもホーンセクションが入ったポップなリズムブルースです。70年代にこれは受け入れられたのか分かりませんが、80年代以降であれば充分通用する楽曲です。Good and Evilは唯一のヘビーナンバーでボーカルを加工して悪魔のような声で歌っています。Bad Timeはシングルヒット曲で、ガンズ&ローゼスのアクセルローズがお気に入りにしている曲であります。ガンズ&ローゼスはグランドファンクの流れを汲むバンドなのです。ポップで覚え易い正にシングル向きの曲です。ジョージハリソンのマイスィートロードと同じコード進行で、ポップの王道のような曲です。今となっては隠れた名曲です。Some Kind of Wonderfulはソウルグループのドリフターズの曲のカバーです。またしても人の曲でシングルヒットとなっております。グランドファンクがやるとカッコイイハードロックになるのでいたしかたありません。

前作以上にバラエティーに溢れる作品になっております。しかし時代はセカンドハードロックぜネレーション台頭の時代。ポップ寄りになっていったグランドファンクの人気は徐々にかげりを見せていきます。今聴くと十分に満足出来る内容ではあるのですが。

[20060708]

Shinin' On Shinin' On
Grand Funk Railroad (2003/02/25)
Toshiba EMI
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前作同様トッドラングレンをプロデューサーに起用したアルバムです。キーボードの加わったグランドファンクのサウンドに、トッドのポップ感覚が奇跡的にマッチングしたこれも素晴らしいアルバムとなっております。

1. Shinin' On
2. To Get Back In
3. Loco-Motion
4. Carry Me Through
5. Please Me
6. Mr. Pretty Boy
7. Gettin' Over You
8. Little Johnny Hooker
9. Destitute and Losin'
10. Shinin' On [2003 Remix]

Shinin' Onシングルヒットしたタイトル曲です。部分的にシンセも使われております。新たなポップ感覚を身につけたグランドファンクの新たなハードロックの形が見事に華開いております。To Get Back Inはいかにもアメリカらしいブギー調のロックンロールです。バンドの音を邪魔する事無く加えられたホーンアレンジが見事です。Loco-Motionは天才才女キャロルキングが創った、アメリカを代表する有名な曲です。それをグランドファンクは見事にハードロックにアレンジして自分達の曲のように演奏しております。これもシングルとして大ヒットします。人の曲でヒットを出すところはヴァンへイレンに似ているでしょうか。動画を用意しております。Carry Me Throughはドンブリュワーのボーカルで、ヘビーな曲ですが、キーボードが大半を占めたアレンジが多少ポップな印象を与えます。この辺はもうトッドの真骨頂でかなりオーバープロデュースしていますが、曲の表現としては間違っておりません。

Please Meはグランドファンクらしいワイルドで激しさの中にもポップ感覚がある為、かなりカッコいいです。Mr. Pretty Boyは古いデルタブルースのような曲です。コーラスワークがトッドらしいです。Gettin' Over Youは迫力のあるグランドファンクらしい曲ですが、ポップ性もあり、ソウルフルなコーラスもトッドの手にかかれば段違いに良くなっております。カッチョイイです。Little Johnny Hookerはヘビーでありながらも一つ一つのアレンジが見事に絡み合い、素晴らしいグルーブをたたき出しております。

前作以上にポップな仕上がりで、トッドのカラーが全面に出ております。隙間の埋め方もトッドの場合はフレーズで埋めてくるので楽曲としての質が上がっております。アメリカンバンド同様、これも全曲シングルヒットできる曲が揃っており、傑作アルバムとして君臨出来る内容を持っております。ちなみにアナログ盤の初回版では、ジャケットが飛び出す3D使用になっており、色眼鏡付きでした。

The Locomotion

[20060708]

Were an American Band Were an American Band
Grand Funk Railroad (2002/11/19)
Capitol
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音楽の魔術師トッドラングレンのプロデュースで、かれらの最高傑作アルバムであり、代表作であり、大ヒット作品であります。前作ではゲストプレイヤーだったキーボードのクレイグフロストが正式にメンバーとなり、バンド名もGrand Funk RailroadからGrand Funkへ省略した再出発となったアルバムです。

1. We're An American Band
2. Stop Lookin' Back
3. Creepin'
4. Black Licorice
5. The Railroad
6. Ain't Got Nobody
7. Walk Like A Man
8. Loneliest Rider
9. Hooray
10. The End
11. Stop Lookin' Back (Acoustic Mix)
12. We're An American Band (2002 Remix)

We're An American Bandは彼等の代表曲であり大ヒット曲であります。イントロのカウベルにつけられた絶妙のリバーブにトッドのセンスが伺えます。これまではほとんどの曲をギターのマークファーナーがリードボーカルをとっておりましたが、この曲ではドラムのドンブリュワーーがリードボーカルをとっております。彼の声は太くて迫力がありますので、いい人選だと思います。動画も用意しました。Stop Lookin' Backはスピーディーでありながら計算されたアレンジがカッコいいです。Creepin'はアンチ公害を訴えている曲で、へヴィーなナンバーになっております。Black Licoriceは私が一番大好きな曲で、迫力がり、カッコイイ曲です。タイトルはアメリカの伝統的なお菓子であり、ストーンズのブラウンシュガー同様黒人の女性の事を歌ったものです。アレンジも歌も言うことはありません。

The Railroadは今までバンド名についていた部分ですが、ネイティブアメリカンな雰囲気もあるヘビーなナンバーです。開拓者精神が伝わってきます。Ain't Got Nobodyはポップで親しみ易いナンバーです。しっかりアレンジされた素晴らしい曲です。Walk Like A Manもポップでありながらワイルドな曲です。カッコいいです。Loneliest Riderこれもネイティブアメリカンな雰囲気のヘビーな曲です。インディアン風のリズムが面白いです。

トッドラングレンはオーバープロデュースで有名ですが,このアルバムではバンドサウンドというものをしっかり捉えており、以前よりはポップになっておりますが、迫力あるサウンドを活かしていける見事なアレンジをコントロールしております。グランドファンクのカッコ良さは十分に伝わってくるし、見事な作品です。全曲シングルヒットしそうな無駄の無い内容です。アメリカンハードロック史上の最高傑作アルバムではないでしょうか。

We're An American Band
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[20060707]

Phoenix Phoenix
Grand Funk Railroad (2002/11/19)
Capitol
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キーボード奏者としてクレイグフロストが参加しており、オルガンがかなりの位置を占めた、新境地を拓いたアルバムです。クレイグはこのアルバム発表後、正式にメンバーとして加わる事となります。

1. Flight Of The Phoenix
2. Trying To Get Away
3. Someone
4. She Got To Move Me
5. Rain Keeps Fallin'
6. I Just Gotta Know
7. So You Won't Have To Die
8. Freedom Is For Children
9. Gotta Find Me A Better Day
10. Rock 'N Roll Soul
11. Flight Of The Phoenix (2002 Remix With Extended Ending)

Flight Of The Phoenixはブライアンオーガー並みのオルガンがフューチャーされたインストで、モンド的でもありながら、ハードロックとしてのパワーを魅せつけてくれる曲です。Trying To Get Awayもオルガン全開で、前作で確立されたグランドファンク流ファンクロックにこのオルガンは大きな武器となっております。Someoneはバラード調で新しいコード感が密かに響いております。She Got To Move Meはお得意の跳ねたファンク調の曲です。やはりクレイグのオルガンがしっくりきています。Rain Keeps Fallin'もグランドファンクらしさに新しさが感じ取れるアレンジになっております。

I Just Gotta Knowはポップな曲です。これまであった音の隙間が、オルガンが入った事によりいい感じで埋まっており、かなり凝っているアレンジも自然に聴かせてくれます。So You Won't Have To Dieはアコギによるカントリー調の曲です。しかし既にドゥービーやイーグルス的なコーラスワークを聴かせたりと新しさのあるカントリーです。Freedom Is For Childrenはエレピ、オルガンによるゴスペル色もあるバラード曲です。Gotta Find Me A Better Dayはクラビネットで跳ねたブルース色もありながらポップな感覚の、いかにもアメリカらしい曲です。Rock 'N Roll Soulはシングルヒット曲で、ソウルフルなロックンロールという、グランドファンクの曲調を端的に表したタイトルです。動画も用意いたしましたのでご覧下さい。

クレイグのキーボードはグランドファンクの持つポップ感覚に見事にマッチして次回作から正式なメンバーとしてクレジットされます。新生グランドファンクの序章的なアルバムで、大変聴き易いものになっていると思います。

Rock Roll Soul

[20060706]

E Pluribus Funk E Pluribus Funk
Grand Funk Railroad (2002/11/19)
Capitol
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アルバムタイトルからして戦争をやめようときました。かなりメッセージ性を打ち出すようになりましたが、音楽面も尚冴え渡っております。E Pluribus Funkという本来のタイトルから分かるように、今まで以上にファンク色が強くなっております。

1. Footstompin' Music
2. People, Let's Stop The War
3. Upsetter
4. I Come Tumblin'
5. Save The Land
6. No Lies
7. Loneliness
8. Live Medley: I'm Your Captain/Closer To Home
9. Hooked On Love
10. Get It Together
11. Mark Say's Alright (Live)

Footstompin' Musicはシングルヒット曲で、アーユーレディーに変わってオープニングナンバーとなったように、ノリノリの曲で、かなりファンク色が強い曲です。しかしハードロックしているところがカッコイイのであります。People, Let's Stop The Warもワウペダルを使ったファンキーな曲で、ソウル感覚抜群のサビがいい感じです。この曲から邦題がついております。Upsetterはアメリカンなさわやかな曲です。続くI Come Tumblin'が、かなり激しい暴れまくりなハードロックです。これもファンク感覚があるのですが、この暴れ様はパンクも真っ青です。

Save The Landはフリーのミスタービッグのようなリフが跳ねた感じのファンク感覚溢れるハードロックです。No Liesもファンク乗りなロックナンバーです。ファンクといってもオシャレなものではなく、泥臭く、黒く、汗臭いものです。Lonelinessバラード調から徐々に盛り上がり、オーケストラまでもが絡んできます。曲調が変わりギターのアルペジオが天国への階段しているところは笑えます。そして生オーケストラヒットが炸裂。いい音響環境で聴きたいものです。

伝説の雷雨の後楽園ライブを敢行した、油が乗り切った時期の作品で、全曲勢いを感じるものばかりです。当時は勿論ヒットしていたわけですが、現在では隠れた名盤的なイメージになっているかもしれません。しかし、グランドファンクのダイナミズムを真っ向から感じとれる素晴らしい名作であります。

[20060705]

Survival Survival
Grand Funk Railroad (2002/11/19)
Capitol
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このアルバムあたりから反戦色が強くなっていきます

1. Country Road
2. All You've Got Is Money
3. Comfort Me
4. Feelin' Alright
5. I Want Freedom
6. I Can Feel Him In The Morning
7. Gimme Shelter
8. I Can't Get Along With Society (2002 Remix)
9. Jam (Footstompin' Music)
10. Country Road (Unedited Original Version)
11. All You've Got Is Money (Unedited Original Version)
12. Feelin' Alright (Unedited Original Version)

Country Roadはヘビーなフリーのような曲です。カントリー色はありませんが、やはりアメリカらしさはあります。All You've Got Is Moneyもヘビーなブルースを基調とした曲になっております。跳ねた感じが独特です。Comfort Meはコーラスもあるポップな曲です。徐々にリズムが複雑になっていき、どんどんハードになっていきます。Feelin' Alrightはトラフィックの名曲のカバーです。見事なアレンジでグランドファンクらしさがあり、自分のものにしております。シングルヒットもさせております。

I Want Freedomは女性コーラスを導入したアカペラ風のサビですが、かなりソリッドな演奏になっております。I Can Feel Him In The Morningはオルガンもフューチャーされたアートロック的な曲です。Gimme Shelterはストーンズの名曲のカバーです。歌詞の内容は反戦的なものであり、それを採用するような思いがこのころから現れてきます。オリジナルのようにためた感じではなく、ガンガンテンポアップしている演奏です。ためた感じもグランドファンクラシくなると思いますが、ここではなぜかガンガンきております。これもシングルカットされております。

カバー曲ばかりカットしているので、他のアルバムに比べると地味な感じですが、この作品も捨て曲というものはありません。全部楽しめますが、初心者向けではないかもしれません。

[20060705]

Closer to Home Closer to Home
Grand Funk Railroad (2002/08/27)
Capitol
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グランドファンク全盛の時期に発売されたサードアルバムです。内容もこれまで以上にヘビーでハードな内容になっております。来日も果たした彼等は伝説の雷雨の後楽園コンサートを結構して、益々不動の人気をものにしていきます。

1. Sin's A Good Man's Brother
2. Aimless Lady
3. Nothing Is The Same
4. Mean Mistreater
5. Get It Together
6. I Don't Have To Sing The Blues
7. Hooked On Love
8. I'm Your Captain
9. Mean Mistreater (Alternate Mix)
10. In Need (Live)
11. Heartbreaker (Live)
12. Mean Mistreater (Live)

最初はアコースティックギターで始まるSin's A Good Man's Brotherは一転ハードでヘビーな曲へと変貌。マークファーなーのボーカルも叫びまくります。続くAimless Ladyも思いっきり勢いのなる力強いナンバーです。Nothing Is The Sameは、これもベースブンブンのハードロックです。出だし3曲からもうやられちゃいます。Mean Mistreaterはエレピによるバラードで、ライブバージョンがシングルカットされたヒット曲です。どんどん盛り上がっていく曲です。マークファーナーバンドでの映像がありましたので添付しております。Get It Togetherはこれもエレピがフューチャーされており、大半がソウルフルなインストもので、後半にアカペラ調のコーラスとマークファーなーの叫びが絡んでいきます。

I Don't Have To Sing The Bluesは跳ねた感じのブギですが、バンドのビート感がカッチョイイです。Hooked On Loveはソウルフルな女性バックボーカルがフューチャーされた曲です。フリーのようでありますが、やはりこちらの方がアメリカ的です。フェイザーのかかった音をワウペダルでフィルタリングしている部分が面白いです。I'm Your Captain(Closer to Home)はこれも代表作で、ザフーのトミーのようなアコースティックギターによるポップな曲から壮大な広がりを魅せてくれます。このハードロック黎明期には本当に名曲のオンパレードになっておりますが、その多くはこのグランドファンクから生まれております。

全曲全身全霊で演奏しているのが伝わってくる名作です。グランドファンクのアルバムはどれも捨て曲がないので、たっぷり楽しめます。グランドファンクにハズレはありません。

Mean Mistreater

[20060705]

Grand Funk Grand Funk
Grand Funk Railroad (2002/08/27)
Capitol
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セカンドアルバムはよりソリッドなハードロックを提示したアルバムとなりました。
ツェッペリンの前座としても充分観客を魅了したグランドファンクはよりライブ向きの作品を発表していきます。

1. Got This Thing On The Move
2. Please Don't Worry
3. High Falootin' Woman
4. Mr. Limousine Driver
5. In Need
6. Winter And My Soul
7. Paranoid
8. Inside Looking Out
9. Nothing Is The Same (Demo)
10. Mr. Limousine Driver (Extended Version)

ファズ気味のギターリフ、ブーストされたベースに炸裂しまくるドラムのGot This Thing On The Move。Please Don't Worryはファンキーでもあるロックナンバーです。グランドファンクの場合、踊る為ではないファンクネスがあるように感じられます。High Falootin' Womanはアメリカらしいロックンロールナンバーです。Mr. Limousine Driverはクリームのようなブルースを基調としたロックナンバーです。シングルヒットしております。In Needイントロのストラトにフェイザーをかけた音がジミヘンっぽいですが、曲自体はポップな曲です。ハープソロからヘビーなパートへと移行していきます。決して巧くはないですが、パワーのあるソロを聴かせてくれます。

Winter And My Soulはネイティブアメリカンなフレーズから発展させたロックナンバーです。多彩なソロへと展開していくバイタリティーは凄まじいです。シンプルな構成ながらバリエーションが豊かです。Paranoidはヘビーメタル的でもあります。ブラックサバスよりも先に発表された曲でありますので、サバスが彼等を参考にしたのが分かります。そう言えばサバスもバリエーションのある展開が特徴です。こちらはグランドファンクの代表曲の一つとなっております。

Inside Looking Outも彼等の代表曲で、元々はアニマルズもカバーしていたリズム&ブルースの名曲です。それを見事にハードロックへとアレンジしていった彼等のセンスには脱帽するしかありません。ロック史上もっともカッコイイ名曲ではないでしょうか。後半のファズギターのソロなどは名演中の名演です。シンプルなペンタトニックだけでもこれだけカッコ良くなれるという見本です。下手に小難しくなっていくブリティッシュ勢に比べて、この簡潔さこそがハードロックの命であります。

グランドファンクはその名の通り、ソウルやリズム&ブルースのファンクネスからハードロックへと組み立てているカッコ良さが特徴です。解り易さもあり,実に痛快なハードロックを聴かせてくれます。このアルバムは、そんな彼等をダイナミックに体現できる名作の一つであります。

Got This Thing On The Move

High Falootin' Woman

Mr. Limousine Driver

In Need

Winter And My Soul

Paranoid

Inside Looking Out


[20060704]

On Time On Time
Grand Funk Railroad (2002/08/27)
Capitol
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イギリスから登場したハードロックバンド、レッドツェッペリンへのアメリカからの回答として登場したのが、このグランドファンクレイルロードです。このバンドこそがアメリカンハードロックそのものと言っても過言ではない、アメリカンハードロックの基礎を創り上げたバンドであります。ギター、ボーカルのマーク・ファーナー、ドラム、ボーカルのドンブリュワー、ベースのメルサッチャーからなるスリーピースバンドとしてスタートします。二人のリードボーカリストがいるのがこのバンドの強みでもあります。

1. Are You Ready
2. Anybody's Answer
3. Time Machine
4. High On A Horse
5. T.N.U.C.
6. Into The Sun
7. Heartbreaker
8. Call Yourself A Man
9. Can't Be Too Long
10. Ups And Downs
11. High On A Horse (Original Version)
12. Heartbreaker (Original Version)

Are You Readyは正にオープニングナンバーとしては典型的な曲であります。Anybody's Answerはバロック調のユニゾンからハードロックへと展開する曲です。Time Machineはデビュー曲でありまして、High on a Horse同様の硬質なハードロックであります。ツェッペリンのようなブリティッシュ勢のように残響音さえも曲の一部として機能させるハードロックとは違い、このころのアメリカ勢は隙間がすかすかな感じが特徴です。特にスリーピースのバンドなので、隙間だらけです。それが爽快な感じで重くならずポップ性もあるのが特徴です。T.N.U.C.はジミヘンっぽいアレンジでカッコイイ曲です。ドラムソロがフューチャーされております。ファンク版モビーディックのようです。

Into the Sun長いイントロからボーカル部分はかなりポップでカッコイイ曲です。 Heartbreaker当時から学園祭バンドでは定番の曲です。名曲ではありますが、ギター初心者にはもってこいの曲なのです。Am-G-F-Gの天啓的なコード進行は日本では井上陽水の傘が無いなどで使われております。ニールヤングなんかも得意としているコード進行です。このコード進行上でブルーノートを弾いていれば、大体コピー出来てしまう曲です。ほとんど指癖で弾けてしまいます。しかし永遠の名曲でありますので動画を用意いたしました。ご覧下さい。Call Yourself a Manは9thの響きを持った跳ねた感じのハードロックです。Can't Be Too Longバラード調から段々盛り上がっていく、グランドファンクの王道的な曲です。強弱の付け方がシンプルな曲を盛り上げていきます。Ups and Downsはこれもジミヘンっぽいっぽいファンキーなロックナンバーです。途中曲調が変化していく様がこのバンドの可能性を十分に表現していると思います。

私よりも上の年代のツェッペリンファンには認めてもらえないようなバンドでした。勢いはありましたが、ツェッペリンほどテクニックが無かったからです。しかし、私ぐらいの年代には、これはこれで楽しめる好きなバンドなのです。まずアルバム中、全曲親しみを持って聴ける曲ばかりなのがいいです。どのアルバムを聴いても十分満足出来る内容ばかりなのです。このファーストアルバムはまだ未熟な部分もありますが、かなり創り込まれている若さが好感が持てます。

Heartbreaker

[20060703]

Nantucket Sleighride Nantucket Sleighride
Mountain (2003/04/08)
Columbia/Legacy
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マウンテンはオリジナルスタジオ盤としては2枚しか発表しておりません。後はライブ盤になります。その2枚目のスタジオ盤ナンタケット・スレイライドが最高傑作アルバムと言えるでしょう。ファーストもよかったけど、こっちの方が完成度が高いと思います。

1. Don't Look Around
2. Taunta (Sammy's Tune)
3. Nantucket Sleighride (To Owen Coffin)
4. You Can't Get Away!
5. Tired Angels (To J.M.H.)
6. Animal Trainer and the Toad
7. My Lady
8. Travellin' in the Dark (To E.M.P.)
9. Great Train Robbery
10. Travellin' in the Dark (To E.M.P.) [Live]

ドント・ルック・アラウンドのイントロのカッコイイ事。単なるハードロックバンドではない事を確認出来る名曲です。タウンタは青い影のようなクラシカルなインストで、続いて名曲ナンタケット・スレイライドが始まります。フェリックスパパルディのボーカルによる美しいバラードですが、ハードな陽のぶぶんの部分と静かな陰の部分が共存した名作です。パープルのチャイルドインタイムと並んで評される名曲です。フェリックスと奥さんのゲイルコリンズとの共作です。君は俺のものも良く出来たハードロックで、リフがカッコいいです。私のお気に入りの曲でもあります。タイアード・エンジェルスのリフでのチョーキングも素晴らしく独特のものがあります。サビの部分がバラード調になるメリハリがいい感じです。

アニマル・トレーナーはホンキートンクピアノがいかにもアメリカンなロックンロールナンバーです。キッスの曲にこんな感じの曲がありました。マイ・レディはウェストコースとな感じの曲でフェリックスのボーカルです。暗黒への旅路の出だしはオランダのバンドフォーカスのような感じです。サビはアメリカらしいハードロックになりますが、かなりバイタリティーのある曲です。偉大なる列車強盗はレスリーウェストのスライドギターが堪能出来ます。 

マウンテンはこの他にFlowers of Evil とTwin Peaksというライブアルバムを発表しておりますが、スタジオ盤のみの紹介にしておきます。マウンテン解散後フェリックスは日本のクリエーションに参加したりソロアルバムを出したりしておりますが、奥さんのゲイルコリンズに射殺されたそうです。レスリーウェストはジャックブルースと組んだりマウンテンを再結成させたりしていたようです。

イギリス勢にも負けない内容のこれらのアルバムを聴いてかれらを再評価して頂けたらと思います。

Don't Look Around

Nantucket Sleighride

[20060702]

Climbing! Climbing!
Mountain (2007/03/13)
Repertoire
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レスリーウェストのソロアルバムから発展した形で結成されたマウンテンのファーストアルバムです。フェリックスパッパラルディーがベースとボーカルを担当。キーボードにスティーブナイト、ドラムがコーキーレイング。そして巨漢ギタリストでありリードボーカリストのレスリーウェストの布陣であります。

1. Mississippi Queen
2. Theme for an Imaginary Western
3. Never in My Life
4. Silver Paper
5. For Yasgur's Farm
6. To My Friend
7. Laird
8. Sittin' on a Rainbow
9. Boys in the Band
10. Mississippi [Single Version]
11. Laird [Single Version]
12. Sittin' on a Rainbow [Single Version]
13. To My Friend [Single Version]

ミシシッピー・クイーン。マウンテンと言えばこの曲です。異常に歪んだギターリフが印象的な彼等の代表曲です。想像されたウエスタンのテーマはフェリックスがボーカルをとるバラードです。この陽と陰が共存するのがマウンテンなのです。ジャックブルースが
創った曲です。君がすべては再びハードなリフがカッチョイイロックナンバーです。銀色の紙もマウンテンらしいハードな曲です。ヤスガーの農場も再びフェリックスのボーカルで美しいバラードとなっております。

友達のためにはバートヤンシュを真似たジミーページが創りそうなインド風なアコースティックギターによるインストです。こういう曲が入っているだけでマウンテンの存在感が重みを増していきます。支配者もアコースティックで幻想的なウーマントーンが入った曲で、トラフィックのファーストのような曲です。虹に坐ってはサマータイムブルースのようなハードロックです。ドラムサウンドがアフリカの太鼓のような音で面白いです。バンドの少年はピアノが跳ねないリズムを刻み、徐々に盛り上がる曲です。ウーマントーンがダビングされております。ボーカルはフェリックスです。ボーナストラックでヤスガーの農場のライブバージョンが入っております。こういうバラードもマウンテンの特徴の一つです。

ミシシッピー・クイーンのヒットで一躍ハードロックの最前線に出てきたマウンテンは来日も果たし、時のバンドとして注目されていきます。オルガンの入ったハードロックとしてディープパープルなどにも影響を与えていくのです。

Mississippi Queen

[20060701]

Mountain Mountain
Leslie West (1996/04/16)
Sony
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クリームのプロデューサー、フェリックスパパラルディーがプロデュースした関取のような巨漢ギタリスト、レスリーウェストのデビューアルバムです。後にフェリックスは自分も参加するバンド、マウンテンをこのセッションから構想していきます。バンド名はこのアルバムタイトルからとっているため、このアルバムからマウンテンがはじまったと言ってもいいでしょう。クリームのようなスリーピースバンドを目指しておりましたが、ここからは正式にハードロックとして捉えられるバンドとなります。

1. Blood of the Sun
2. Long Red
3. Better Watch Out
4. Blind Man
5. Baby, I'm Down
6. Dreams of Milk and Honey
7. Storyteller Man
8. This Wheel's on Fire
9. Look to the Wind
10. Southbound Train
11. Because You Are My Friend

Blood of the Sunはクリーム以上にハードな曲で、リフの作り方とか正にそうです。Long Redはフェリックスのキーボードもあり、アコースティックなナンバーです。Better Watch Out、Blind Man、Baby, I'm Downなどクリームのようにブルースも感じさせるロックナンバーですが、レスリーウェストのボーカルがハードロック的ですので、クリームとは一味違います。

Dreams of Milk and Honeyもハードなナンバーです。レスリーの歌い方を解り易く言うと、キッスのジーンシモンズが彼を手本としているような印象がありますので、キッスを知っている方には解り易いと思います。Storyteller Manは来ボードが入った3拍子のポップな曲です。This Wheel's on Fireは唯一のカバー曲で、ボブディランとザバンドがセッションで創った曲です。完璧にハードロックなアレンジになっております。クリーム譲りのウーマントーンが聴けます。ウーマントーンとは、レスポールのフロントキックアップで、トーンを0にして歪ませた音が女の喘ぎ声に似ている事からつけられました。この時、アンプ側をトレブリーにするとトリッキーな音になります。

Look to the Windはバラード調名曲です。メロトロンが使われているようです。Southbound Trainは後期ヤードバーズのようなハードなリフのカッコイイ曲です。ブレイクでのコードビブラートがしびれます。Because You Are My Friendはアメリカらしいアコースティックな曲です。ブルースやカントリーの要素がありながらもポップな仕上がりにしているところが見事な作曲になっております。テンションコードが旨く使われいるからでしょう。

ここからは、もうハードロックの原石ではなく、ハードロックが始まったバンドとして紹介していきます。アメリカでも優秀なハードロックバンドいた事をこれから知って頂きたいと思います。

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