1. Beating of Hearts 2. Wonderland 3. Love on a Farmboy's Wages 4. Great Fire 5. Deliver Us from the Elements 6. Frost Circus 7. Jump 8. Toys 9. Gold 10. Procession Towards Learning Land 11. Desert Island 12. Human Alchemy 13. Ladybird 14. In Loving Memory of a Name 15. Me and the Wind 16. Funk Pop a Roll
Beating of Heartsではいきなり中近東風のアレンジで始まります。その他にも民族音楽の要素が全体的に振りまかれています。これまでもアフリカンな感じはありましたが、ラテンやフォーク的な要素が強いです。XTC流ワールドミュージック作品として捉えると面白い作品です。その上でポップであろうとする姿勢が見事です。
1. Runaways 2. Ball and Chain 3. Senses Working Overtime 4. Jason and the Argonauts 5. No Thugs in Our House 6. Yacht Dance 7. All of a Sudden (It's Too Late) 8. Melt the Guns 9. Leisure 10. It's Nearly Africa 11. Knuckle Down 12. Fly on the Wall 13. Down in the Cockpit 14. English Roundabout 15. Snowman
Senses Working Overtimeのように独自のコード進行を生み出してはポップなメロディーをつけるところは職人気質さえ伺えます。前作から始まっておりましたが、このアルバムあたりから流行とは関係なく、独自の音楽性を追究していくようになります。本当にポップでいい曲は時代に関係なく受け入れられる普遍性を持っているのです。ですからXTCは我が道を進んでも多くの人から支持されていく事が出来たのです。SnowmanやMelt the Gunsのようにイギリスの片田舎的な雰囲気をプログレ的なテクニックで表現する演奏面の充実も特筆すべきです。これぞXTCと唸る部分です。非常にXTCらしいという事でこの作品もまぎれもなく名盤なのであります。
1. Respectable Street 2. Generals and Majors 3. Living Through Another Cuba 4. Love at First Sight 5. Rocket from a Bottle 6. No Language in Our Lungs 7. Towers of London 8. Paper and Iron (Notes and Coins) 9. Burning With Optimism's Flames 10. Sgt. Rock (Is Going to Help Me) 11. Travels in Nihilon 12. Smokeless Zone 13. Don't Lose Your Temper 14. Somnambulist
アンディーのギターはファズをかけてテクノ的ですが、アコースティックギターを使ったりして、ネオアコ以前にそれっぽい曲もあります。スカっぽいLiving Through Another Cubaのコーラスの何と心地良い事か。Love at First Sightではスクッリティポリッティ以前に既にパートごとの分担アレンジを完成させています。80年代に生まれるあらゆる要素を先取りした名作なのであります。
セカンドアルバムGO2にボーナスとしてついていたEP、GO+とアンディ・パートリッジのソロ作品Take Awayとthe lure of the salvageをくっつけたアルバムになります。Take Awayは以前から入手が難しい状態だったので、このアルバムは非常に貴重で嬉しい作品になりました。Take AwayというアルバムはDrums & Wires収録曲及び未発表曲をアンディが様々なトリートメントを施し、ダブ化させた奇作です。しかしダブの数あるアルバムの中でも非常にアヴァンギャルドでレベルの高い作品となっています。テクノ的な解釈、現代音楽的なs具法など隠れた名作となっておりました。
1. Part 1 (go) 2. Dance with me Germany 3. Beat the bible 4. Dictionary of modern marriage 5. Clap clap clap 6. We kill the beast 7. Part II (take away) 8. Commerciality 9. Day they pulled the North Pole down 10. Forgotten language of light 11. Steam fist futurist 12. Shore leave ornithology (another 1950) 13. Cairo 14. Part III (the lure of the salvage) 15. Rotary 16. Madhattan 17. I sit in the snow 18. Work away 19. Tokyo day 20. New broom
Forgotten language of lightでのいかれ具合が最高でこんなカッコイイアフリカンサウンドは初めて聴きました。Steam fist futuristはこの時代に既にトランスアシッドテクノが創り出されております。その上フリージャズの要素もあります。恐ろしや。オリジナルアルバムではひねくれたポップスを創っておりますが、あくまでもポップな曲を創っており、思い切りはじけた曲は押さえており、そのうっぷんをこのアルバムで吐き出したようなところがあります。XTCが本来持っている前衛性が垣間見れる貴重な音源です。ここまで攻撃的な前衛性はブライアンイーノにも創れないでしょう。アンディーパートリッジの才能を改めて思い知る名盤であります。