1. She Blinded Me With Science 2. Radio Silence 3. Airwaves 4. Flying North 5. Weightless 6. Europa and the Pirate Twins 7. Wind Power 8. Commercial Breakup 9. One of Our Submarines 10. Couldburst at Shingle Street
人脈があり、ブルースウーリー、アンディーパートリッジ、矢野顕子などが参加しております。大まかにはまだテクノしているのですが、ヒット曲She Blinded Me With Scienceはファンクを取り入れた革新的な曲になっています。アフリカンリズムを取り入れたトーキングヘッズがファンクを大胆に導入した事の影響は80年代を貫いていく大黒柱になります。そのファンクをテクノ、ロック、ポップスに融合する事にここでは成功しているのです。
ツェッペリンやイアンギランなどがファンクを取り入れていた事から、私は次はファンクだと予感しておりましたが、それが遂に現実となる時が来たのです。ハードロックとの融合ではありませんが、まだそれほどファンクを理解していなかった当時の私にとって、She Blinded Me With Scienceは非常にクールな曲でした。ほとんどワンコードで、味付け的に2、3、のコードが現れるこのような曲はどうすれば作れるのだろうかと思案していた時期です。この辺りから私もしっかりファンクの追求をするようになりました。
それまでのようなテクノな曲もありますが、どちらかと言うとプログレに近いポップスになっています。ファンク然としているのはShe Blinded Me With Scienceだけですが、これだけでもインパクトがあります。Commercial Breakupも少しファンクしてます。サンプラーも使用しており、80年代ポップの形はここの出来上がったと言ってもいいでしょう。結果アメリカ的な為、アメリカばかりでのヒットとなりましたが、徐々に世界的にトーマスドルビーの名は知れ渡っていく事になります。