Aliens Ate My Buick Thomas Dolby (1998/10/27) EMI-Manhattan この商品の詳細を見る

トーマスドルビーはプロデュースやセッションが多くなり、自身のアルバムを作るのにかなり時間を置くようになります。その分流行に関係無くマイペースな作品を創り出すようになります。ファーストとセカンドは話題性もあり、ヒットしましたが、このサードアルバムからは独自の世界を追求するようになります。ファンク感もたっぷりありますが、ジャズやラテン系などオーソドックな音楽をサンプリングや最新技術で録音した、ハイパーアクティヴな作品になっています。

1. Key to Her Ferrari
2. Airhead
3. Hot Sauce
4. Pulp Culture
5. My Brain Is Like a Sieve
6. Ability to Swing
7. Budapest by Blimp
8. May the Cube Be With You

Key to Her Ferrariはスウィングジャズにサンプリングヒットがカッコイイ曲です。Hot SauceはPファンクの総帥ジョージクリントンの作品で、サンバありのファンクナンバー、Pulp Cultureはプリンスのような曲です。最新機材を使っていますが、リアルタイムで演奏しているので、いい感じのグルーヴ感があります。

My Brain Is Like a Sieveはトロピカルなレゲエナンバーです。まるでボージョージのような歌い方が心地いいです。このごった煮感は新しいフュージュンと捉えていいかもしれません。振り返ってみるとトーマスドルビーは多作型ではなかったようですが、作られた曲は完成度の高い素晴らしい曲ばかりです。Budapest by Blimpは80年代型プログレみたいで、ヨーロッパ映画音楽のようでもあります。May the Cube Be With Youはボーナストラックで、キューブは貴方と共にというプロジェクトの曲です。これも素晴らしい名作です。

Airhead

May the Cube Be With You

又してもミュージックもんに採用されました。
作曲（メロディー）部門で曲はLove Touch&Runです。
この手のアレンジ曲は結構評価して頂けるみたいです。
ヨロズーでは他にダブルブルスタンダードさんが採用されています。

ミュージックもんアーティスト発掘サイト

試聴して頂ければ嬉しいのですが、評価などの書き込みは会員登録が必要です。
よろしければ応援お願いいたします。