1. You Are the Sunshine of My Life 2. Maybe Your Baby 3. You and I (We Can Conquer the World) 4. Tuesday Heartbreak 5. You've Got It Bad Girl 6. Superstition 7. Big Brother 8. Blame It on the Sun 9. Lookin' for Another Pure Love 10. I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever)
これまでもボサノヴァ調の曲は作っておりましたが、その最高傑作You Are the Sunshine of My Lifeで幕を開けます。この曲は出だしのKeyが低いので、別の人に歌わせています。3人の男女が代わる代わる歌うのですが、この記念すべき3部作の第一弾、最初の曲で他人にボーカルを任せるというのは、普通では考えられない事です。しかし、それを平気でやっちゃうところがスティーヴィーのおおらかさでもあります。
そのジェフベックもLookin' for Another Pure Loveにゲスト参加しています。スティーヴィー流ファンクのMaybe Your Babyもカッコいいです。スティーヴィーの得意技クラビネットにはファズとオートワウがかけられているようです。もしかしたらリングモジュレイターかも知れません。フォーキーなBig Brotherでは十八番のハーモニカが聴けます。
1. Love Having You Around 2. Superwoman (Where Were You When I Needed You) 3. I Love Every Little Thing About You 4. Sweet Little Girl 5. Happier Than the Morning Sun 6. Girl Blue 7. Seems So Long 8. Keep on Running 9. Evil
ソウルにシンセサイザーを導入した画期的なアルバムであるとともに、スティーヴィー節の確立。正に時代は新しい時代へと突入していったのです。Love Having You Aroundなどではトーキングモジュレーターがセンスよく使われています。スティーヴィー好きのジェフベックもこの辺から影響を受けているようです。
1. Look Around 2. Do Yourself a Favor 3. Think of Me as Your Soldier 4. Something Out of the Blue 5. If You Really Love Me 6. I Wanna Talk to You 7. Take up a Course in Happiness 8. Never Dreamed You'd Leave in Summer 9. Sunshine in Their Eyes
自由になったスティーヴィーの特徴として、クラシック音楽理論に基づいた作曲が成されている事が挙げられます。Something Out of the Blueでのメロディー、オーケストレーションがそれですが、黒人では珍しいこの感覚がスティーヴィーワンダーというジャンルを確立していきます。もはやソウルでもファンクでもないのです。スティーヴィーサウンドなのです。それでもI Wanna Talk to Youのようないかにも黒人的なサウンドもありますが、ここでの歪んだクラヴィネットが無茶苦茶カッコいいです。
1. Never Had a Dream Come True 2. We Can Work It Out 3. Signed, Sealed, Delivered I'm Yours 4. Heaven Help Us All 5. You Can't Judge a Book by Its Cover 6. Sugar 7. Don't Wonder Why 8. Anything You Want Me to Do 9. I Can't Let My Heaven Walk Away 10. Joy (Takes over Me) 11. I Gotta Have a Song 12. Something to Say
ピーターフランプトンもカバーしたタイトル曲Signed, Sealed, Delivered I'm Yours、イントロのエレクトリックシタールが印象的です。ジェフベックグループによってカバーされたI Gotta Have a Songなど実に楽しい曲が満載です。まだ人との共作になりますが、オリジナル曲が7曲もあります。ビートルズのカバーWe Can Work It Outではクラビネットにファズを噛ませて、ギターライクなはじけるプレイを見せています。
You Can't Judge a Book by Its Coverではスライ顔負けのファンキーな曲を披露しています。普通のミュージシャンとしては見事なアルバムですが、彼の天才性はこの後発揮されていきます。まだ序の口なのです。それにしても素晴らしいアルバムです。まず曲がいいです。この後に繋がるスティーヴィーらしさが芽生え始めています。革新の60年代後半を経て、自分のやりたいようにやれる環境を得たスティーヴィーの手始めの名作です。初期の作品の中では一番のお勧めです。
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