1. MOMMY WHATS A FUNKADELIC 2. ILL BET YOU 3. MUSIC FOR MY MOTHER 4. I GOT A THING, YOU GOT A THING, EVERYBODYS GOT A THING 5. GOOD OLD MUSIC 6. QUALIFY AND SATISFY 7. WHAT IS SOUL? 8. CANT SHAKE IT LOOSE 9. ILL BET YOU (45 Version) 10. MUSIC FROM MY MOTHER (45 Vocal Version) 11. AS GOOD AS I CAN FEEL 12. OPEN YOUR EYES 13. QUALIFY AND SATISFY (45 Version) 14. MUSIC FROM MY MOTHER (45 Version Instrumental)
ジョージクリントン率いるファンカデリックですが、同時にパーラメントというバンドも始めます。メンバーはほとんど同じで、どちらかというとファンカデリックがギターを効かせたロックよりのサウンドで、パーラメントがキーボードを中心にしたファンクよりのサウンドです。元々パーラメントはジョージクリントンが10代の頃に始めたドゥワップグループで、モータウンと契約していたのですが、作品は発表されておりません。しかし、契約上の問題でパーラメントのグループ名をしよう出来なかったのでファンカデリックとして、新しいファンクとロックの追求をする為に始動しました。契約上の問題が解決した事により、パーラメントも始動。同時に2つのバンドが進行していく形となります。他の姉妹バンドも加わり、総称してP-FUNK ALL STARSと呼ばれるようになりました。彼等が創り出したグルーヴを称してP-FUNKと呼びます。
1. In Time 2. If You Want Me to Stay 3. Let Me Have It All 4. Frisky 5. Thankful N' Thoughtful 6. Skin I'm In 7. I Don't Know (Satisfaction) 8. Keep on Dancin' 9. Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) 10. If It Were Left Up to Me 11. Babies Makin' Babies
まずIn Timeの明るさに驚かされます。ドリス・デイのQue Sera, Sera のファンクヴァージョンがヒットし、Let Me Have It Allはシンプリーレッドにカバーされています。優れたミュージシャンが揃えばスライの音楽は廃れないという事を実証したアルバムです。
I Don't Know (Satisfaction)ではストーンズのSatisfactionをパロディー化しているようです。スライは人の曲も自分の曲もパロディー化してリアレンジする事が多いようです。Keep on Dancin'もよく出てくるテーマです。それでも、このアルバムまでのスライが創り上げてきた音楽は見事なものばかりで、新しい流れを創ったといえます。しかし、この後、何度かカムバックしてはアルバムを出しますが、この時代のような革新性は失われたものになっておりますので、紹介はこのアルバムとなります。偶然ではなく、時代が求めたサウンドがこれまでのスライのアルバムには溢れております。
Sly & the Family Stoneの最高傑作アルバムです。黒人公民権運動の最中、ブラックパンサー党からメンバーの白人を追い出し、もっと黒人よりの音楽を作るよう脅迫されていたスライは、ドラッグで現実逃避するようになり、しまいにはラリーグラハムがバンドを乗っ取るのではないかという脅迫観念に落ち入り、ラリーグラハムを射殺しそうになるまでになります。その為、バンドは空中分解し、メンバーが入れ替わる事になります。それ以前に完成されていた音源で出来た最後の最高のパフォーマンスを収録しています。
1. Luv N' Haight 2. Just Like a Baby 3. Poet 4. Family Affair 5. Africa Talks to You "The Asphalt Jungle" 6. Brave and Strong 7. (You Caught Me) Smilin' 8. Time 9. Spaced Cowboy 10. Runnin' Away 11. Thank You for Talkin' to Me Africa
新年明けましておめでとうございます。年をまたいでSly & The Family Stoneの名盤を紹介出来る名誉に感謝いたします。スライの名を一躍湯名にした名盤の登場です。
1. Stand! 2. Don't Call Me Nigger, Whitey 3. I Want To Take You Higher 4. Somebody's Watching You 5. Sing A Simple Song 6. Everyday People 7. Sex Machine 8. You Can Make It If You Try
Everyday People、I Want To Take You HigherのNo.1ヒットを引っさげてウッドストックに参加したスライは一躍時の人となりました。ロックであり、ファンクであるスライのサウンドが確立された作品でもあります。ラリーグラハムもチョッパーベースをブンブンいわせています。チョッパー奏法として確立されるにはブラザースジョンソンの登場を待たなければなりませんが、ラリーグラハムは10代の頃からこの弾き方を編み出していたそうです。
Stand!はポップなファンクバラードです。80年代に定番化する白玉キーボードを使った革新的な作品です。黒人特有のメロディーですが、ティンパンアレイ的な洗練された流れになっています。そしてこの時代の差別問題に対するメッセージとしてDon't Call Me Nigger, Whiteyというストレートな作品が印象的です。そして彼等の一番の代表曲I Want To Take You Higherはウッドストックで一番盛り上がった曲です。彼等の魅力が全て詰まっています。