1. What's Going On 2. Ghetto 3. Hey Girl 4. You've Got a Friend 5. Little Ghetto Boy 6. We're Still Friends 7. Jealous Guy 8. Voices Inside (Everything Is Everything)
この新しい感覚がより都会的になってブラックコンテンポラリーという流れに発展していくのです。曲としてはマーヴィンゲイのWhat's Going On、キャロルキングのYou've Got a Friend、ジョンレノンのJealous Guyなど人の曲が多いですが、そのアレンジの方法論が新しかった訳です。ハードロックで言えばヴァニラファッジのような存在だったのです。
GhettoやWe're Still Friendsといったオリジナルも素晴らしく、フェイザーがかかったエレピがまるでスタッフです。You've Got a Friendは多くの人がカバーしていますが、ここで聴ける観客との大合唱が一番素晴らしいと思います。このままキャリアを積んでいけばもっと素晴らしい作品を提供してくれたと思いますが、残念ながら若くして亡くなってしまいます。しかし、彼が残した音源は後続の多くのミュージシャンに受け次げられ、今日へ至る黒人音楽の基礎となりました。ジャズもソウルもラテンも全て融合した純正なる新しい黒人音楽として。