1. Mick's Blessings 2. Whole Point of No Return 3. Me Ship Came In! 4. Blue Caf 5. Paris Match 6. My Ever Changing Moods 7. Dropping Bombs on the White House 8. Gospel 9. Strength of Your Nature 10. You're the Best Thing 11. Here's One That Got Away 12. Headstart for Happiness 13. Council Meetin'
オープニングはいきなりミックタルボットのホンキートンクファンキージャズ的なMick's Blessingsで始まります。そしてほとんど弾き語りなしっとりとした曲が続きます。ジャズやシャンソンなど懐古的な雰囲気でありながらも新しく新鮮に響くこの歌は当時しびれました。所謂渋谷系だったり、後のネオアコに繋がる要素が満載で、決して古くさくは感じないのです。Dropping Bombs on the White Houseはファンキージャズです。ロックしか知らないパンク野郎にとってはショッキングなくらいの内容です。女性シンガー、トレイシーソーンに歌わせたParis MatchやMy Ever Changing Moodsの弾き語りバージョンも心に染みます。
Here's One That Got Awayはディキシーミッドナイトランナーズのようなヴァイオリンが入ったソウルミュージックです。ネオアコですね。全体的に静かな曲が大ですが、どれも素晴らしい曲ばかりです。スタイルカウンシルの成功で、パンク一辺倒だったミュージシャンもソウルミュージックへの敬意を表し、ソウルな曲を創るミュージシャンが続出してきます。パンクみたいに片意地貼らずに好きな音楽を胸を張ってやっていいんだという風潮がこの頃に芽生えていきます。そしてアシッドジャズのようなCouncil Meetin'で幕を閉じます。どの曲も親しみ易く長く愛聴出来る素晴らしい名盤です。