歌詞的にはセクシャルな内容が多くなり、この性的なイメージはずーと持ち続ける事になります。特にHeadがそうですが、ここで初めてP-FUNK譲りのファンクナンバーが登場します。ここからプリンスは独自のグルーヴ感を持った私的なファンクを創り上げていく事になります。Dirty Mind、When You Were MineやSisterなどはカーズや後のリックスプリングフィールドのような、いかにもアメリカンなポップロックになっています。この辺は苦手な分野なのですが、それほど癖が無いので、まーまー聴けます。Partyupでプリンスらしいファンクになるので助かります。でもまだ癖が無く聴き易いです。しかし徐々にプリンス節はこの後出始めてくる事になります。
1. I Wanna Be Your Lover 2. Why You Wanna Treat Me So Bad? 3. Sexy Dancer 4. When We're Dancing Close and Slow 5. With You 6. Bambi 7. Still Waiting 8. I Feel for You 9. It's Gonna Be Lonely
アメリカでは I Wanna Be Your Loverが大ヒットしてトップ20に入ります。Why You Wanna Treat Me So Bad?も負けないくらいにポップな曲で、ウェストコースト的なロックギターがいかにもです。I Feel for Youをチャカカーンがカバーしてヒットさせたので聴いた事があると思いますが、兎に角シングル向けの曲が多いようです。しかしこのアルバムの目玉というと思いっきりハードロックしているBambiです。ギターにリヴァーブをかけ過ぎているので違和感はありませんが、リヴァーブを控えていたらもろハードロックそのものです。リフも格好良く見事なものです。しかしメロディーの乗せ方はファンクらしいので、ミクスチャーの走りという捉え方が出来ます。
1. Mama Talk To Your Daughter 2. Why Get Up? 3. Who's Fooling Who? 4. Am I Wrong 5. TV Dinners 6. Lucky 7. Stella 8. Dr. Zhivago's Train 9. Ain't That Just Like A Woman 10. Hound Dog 11. Crazy Cajun Cake Walk Band 12. I Need Your Love So Bad 13. 29 Ways (To My Baby's Door) 14. It Hurts Me Too 15. Stupid Cupid 16. Milk Cow's Calf Blues