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[20070128]

AROUND THE WORLD IN A DAY AROUND THE WORLD IN A DAY
Prince & the Revolution (1990/10/25)
Paisley Park
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私がプリンスのアルバムの中で一番好きな作品です。パープルレインの大成功で、プレッシャーを感じる事無く、いとも簡単に発表されたパープルレインとは違う方向性。そのままロック方面に言ってしまうのかと思いきや、おどけられた作品はサイケデリックの音の玉手箱でした。80年代のサイケデリック。XTCもやっていましたが、80年代に入って、サイケデリックミュージックが見直されるようになったきっかけとなるアルバムです。

1. Around the World in a Day
2. Paisley Park
3. Condition of the Heart
4. Raspberry Beret
5. Tamborine
6. America
7. Pop Life
8. Ladder
9. Temptation

エスニックなパーカッションに乗せて淡々と歌われるAround the World in a Dayから心地良く、Paisley Parkも力を抜いたサイケな幸福が包み込んでくれます。後にこのタイトルからレーベルを創る事にもなります。Condition of the Heartでの壮大なるバラード。デヴィッドボウイのような声で歌っています。ジャズのようなアレンジですが、プリンスのお父さんはジャズミュージシャンなのでプリンスにもその素養はあったようです。Raspberry Beretもプリンスらしい曲を自然にサイケな感覚でアレンジしています。Tamborineはファンクですが、サイケな音色がセンス良く並べられています。パープルレインに比べてリヴァーブのかけ具合が少なくなっている事が印象的です。パープルレインはステージ上で演奏されているイメージでしたが、このアルバムは私的な空間で演奏されているイメージです。スライのようなサイケポップ感覚を持ったファンクしか形容のしようがないほど独創的です。

Americaはまるでレナードバーンスタインが創るような曲をファズギターで演奏しています。かなりポップなファンクです。Pop Lifeはスローファンクですがバラードではありません。プリンスらしい無理の無い見事な作品です。Ladderはゴスペルバラードのような美しい曲です。Temptationはヒステリックなファズギターで始まるエドガーウィンターがやるようなブルースファンクです。全ての曲が見事なくらいに名曲で、無駄な曲が一つもありません。私にとっては永遠の名盤であります。

パープルレインの後にこれだけ内容の濃い素晴らしい楽曲を提供出来るとは天才の所業でしかありません。噂では既にこの時点でプリンスはアルバム10枚分くらいの楽曲を作曲しており、その上新曲をどんどん創っていたそうです。後は曲を選択すればいかようにもアルバムを出せる訳です。実際プリンスはこの後も現在に至る迄、かなりの量のアルバムを出し続けております。その為ヒップホップ以降の音楽についていけなくなっている感じもしますが、プリンス自身はそれほどヒップホップに関心は無かったようです。

プリンスにとっては異色の作品なれどブレないプリンスらしさを発揮した名作です。プリンスはどこまで行くのか、とさえ思いましたが、次回作はもっと凄いところ迄登っていきます。

Raspberry Beret
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[20070128]

Purple Rain (1984 Film) Purple Rain (1984 Film)
Prince & the Revolution (1990/10/25)
Warner Bros.
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プリンス/パープル・レイン プリンス/パープル・レイン
プリンス (2006/04/14)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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前作での成功による人気を不動のものにした、恐らくプリンスのアルバムの中では一番売れた作品です。プロモーションのような自作自演の映画パープルレインのサウンドトラックとして創られており、その時のバンド名レヴォリューションズをバックバンドに冠しての作品になります。この映画はそのままMTVでのビデオにもあり、時代とシンクロした事もあり大成功となります。しかし映画自体はB級であり、ナルシストプリンスを讃えるような内容になっています。ま、ファンなら見ても損はないと思います。

1. Let's Go Crazy
2. Take Me With U
3. Beautiful Ones
4. Computer Blue
5. Darling Nikki
6. When Doves Cry
7. I Would Die 4 U
8. Baby I'm a Star
9. Purple Rain

まずWhen Doves Cryが先攻シングルとして大ヒットします。スローファンクナンバーで、プリンスサウンドここに極まれりというような熟成された印象を受けました。まるで全盛期のスティーヴィーワンダーのようなヒットぶりでした。作品自体が発表され、Let's Go Crazy、I Would Die 4 U、Take Me With U、Purple Rainと続けざまにシングルカットされ、全てが大ヒットしました。アルバムが売れているのだからシングルカットをそんなにしなくとも、と思いましたが、それでも売れたのですから凄いものです。Darling Nikkiでのツィンバスドラムもカッコイイものです。

音楽的には前作で完成されたプリンスサウンドにロックンロールのバンド的なサウンドになっているところが特徴です。特にLet's Go Crazyではそうです。Take Me With Uではプリンスらしいサウンドで、コード感とメロディーがシンクロされているシンプルな構成で効き易いものになっていますが、この完成度は素晴らしいです。Purple Rainでのペンライトを振り上げながら歌われるバラードがしつこいくらいの盛り上がりとエンィングの大円団で臭いのですが、これが受けちゃっているのですから集団深層心理は分からないものです。曲が良いからというので納得しておりますが、プリンス独特のアクのある癖も、この作品からは見方となって彼のキャラクター創りに長所となって現れています。YOU TUBEでは著作権の関係からか、映画での映像がありませんでしたが、何とかライブ映像とかをかき集めました。

この頃からレヴォリューションズの他に、タイム、ヴァニティ6やシーラ Eなどをかかえて、プリンスファミリーを形成していきます。その王国の王子としてミネアポリスに君臨するのです。彼は売れた後でもこの故郷からは離れておりません。名実共に彼をスーパースターに押し上げたこのアルバムににより、マイケルジャクソンのスリラーやマドンナと共に80年代を代表するビッグ3となります。ヒップホップが普及する迄はこのプリンスの天下だったのです。

Let's Go Crazy

Beautiful Ones

When Doves Cry

I Would Die 4 U

purple rain/1999

[20070128]

1999 1999
Prince (1990/10/25)
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いよいよプリンスサウンドというものが完成された、アナログ盤では2枚組だった名作の登場です。ロックニューウェイヴ感覚を取り込み、独自のサウンドに昇華した作品で、ストーンズの前座で手酷く抽象された事もあり、今に見ていろという思いが創り上げた、ロックファンにも納得がいく素晴らしい内容になっています。このアルバムの成功によりプリンスの名前は世界的にも認められるようになりました。

1. 1999
2. Little Red Corvette
3. Delirious
4. Let's Pretend We're Married
5. D.M.S.R.
6. Automatic
7. Something in the Water (Does Not Compute)
8. Free
9. Lady Cab Driver
10. All the Critics Love U in New York
11. International Lover

世紀末思想に対するプリンスなりの考えを示した1999からプリンス印のサウンドになっています。アルバムの出だしなのにバックメンバーに先に歌わせるというのはスティーヴィーワンダーのサンシャインの真似だと思うのは考え過ぎでしょうか。大ヒットしたLittle Red CorvetteはMTVの宣伝効果もあり、日本でも大ヒットしました。ファルセットヴォイスではなく地声で歌うようになったのも功を奏したと思われます。Automaticはゲイリーニューマンのようでありながら、機械的ではなくセクシャルに歌い上げています。

ロックやファンクだけに留まらない多彩な音楽性を組み合わせたプリンスワールドの始まりと言ってもいいでしょう。エレクトリックポップとファンクが出会ったD.M.S.R.でも分かるように、プリンスは非常に単純なリズムの繰り返しにシンプルな旋律でコンパクトなファンクを創り上げています。これにあわせてセックス行為を思わせる動きで艶かしく歌いまくるのですから、受け入れられる人と拒絶反応を示す人に分かれると思いますが、プリンスはおかまいなしです。新しいセックスシンボルになるき満々ですから、爬虫類の記憶という話がありますが、その部分に訴えかけるようなリズムなのです。

プリンスはいわばロック的なグラマラス、サイケデリック、テクノ、パンクファンクなどの快感因子を抽出してセックスのシンボルそのもになる事が望みなのかもしれません。現に自分の名前をシンボルマークだけにした時期もありました。ともかくプリンスの全盛期はこのアルバムから始まりました。名盤ばかりが続出する時代の始まりなのです。天才的な証明は作品を出す度に明かされていきます。

purple rain/1999

Little Red Corvette

Let's Pretend We're Married

Automatic

[20070128]

Controversy Controversy
Prince (1990/10/25)
Warner Bros.
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前作の延長線上にある作品ですが、コンサートメンバーにバックを任せるというバンド志向になります。まだレヴォリューションズというバンド名はついていませんが、ほとんどレヴォリューションズというメンバーです。ロック的というか、白人がやるファンクを逆に黒人側からやっているような感覚があります。バンド形式になってから、いよいよ独特のアクのある癖の多いサウンドになっています。このアルバムあたりから好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。

1. Controversy
2. Sexuality
3. Do Me, Baby
4. Private Joy
5. Ronnie, Talk to Russia
6. Let's Work
7. Annie Christian
8. Jack U Off

Sexualityのようにセックスそのものを歌った内容がどんどん多くなっています。ステージでは爬虫類のような動きで、ファッション的にもお世辞にもカッコいいとは言えない小汚い格好をしていますし、受け付けない人も多いと思います。ストーンズの前座に起用されたりして、黒いミックジャガーというキャッチフレーズをつけられますが、ストーンズのファンからはブーイングの嵐を受けて、泣きながらステージを降りるという悔しい思いもしております。まだロックファンからは認められていなかったのです。

こういった事件と、背が低いというコンプレックスもあり、人の前には姿を現さないで、ミネアポリスに引きこもるといった方向に進み、逆にそのせいでカリスマ性が増し、彼自身も自分を偶像化するようなイメージ創りに向かわせます。このアルバムではファンク色が多くなりますが、P-FUNKのようなルーズなグルーヴではなく、プリンスの特徴としては気色悪いくらいにジャストであるというのがあります。そしてよりシンプルでもあり、私は私的なファンクと呼んでおります。黒人特有のものではなく、プリンス特有のものであるからです。

ファズの効いたギターにポリフォニックのシンセ、当時流行だったテクノポップ的な要素もあり、それらを吸収しながらプリンス節を完成させようとしています。日本でもこの頃からプリンスを報じるニュースが多くなっていきます。しかしまだアメリカの一部の人にしか受けていなかったというのが事実です。

Controversy

Sexuality

Do Me, Baby

Let's Work

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