1. Kevin Rowland's 13th Time 2. The Occasional Flicker 3. This Is What She's Like 4. My National Pride (Formerly Knowledge Of Beauty) 5. One Of Those Things 6. Reminisce (Part Two) 7. I Love You (Listen To This) 8. The Waltz
内容的にはケルティックな要素とソウルの要素を併せた独自の音楽性をしっかりと出しているのですが、どうも良いメロディーを創ろうという意思が感じられません。それどころか会話風だったりとメロディーを無視しながらも、演奏だけは前作からの美味しさを受け継いでいる中途半端な内容なのです。This Is What She's Likeはカントリー調ですが、元々カントリーはアイリッシュフォークから派生していますので良いのですが、この穏やかさはファーストにもセカンドにもなかったものです。以前の音楽を期待していると面食らいます。
1. Celtic Soul Brothers 2. Let's Make This Precious 3. All in All (This One Last Wild Waltz) 4. Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile) 5. Old 6. Plan B 7. I'll Show You 8. Liars a to E 9. Until I Believe in My Soul 10. Come on Eileen 11. Show Me [*] 12. Dubious [*] 13. T.S.O.P. (The Sound of Philadelphia) [*] 14. Let's Get This Straight (From the Start) [*] 15. Reminisce, Pt. 1 [*]
まず、MTV効果もあってのヒット曲Come on Eileenからして良い曲なのですが、他の曲も同じく良質な名曲ばかりなのです。アルバムの最初から最後まで感動しっ放しで聴き通せる、めったに出会えない大満足の名盤なのです。
ヴァンモリソンの.Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile)など、まるでオリジナル曲のような歌いっぷり、Celtic Soul BrothersやPlan Bなど、見事なグルーブ感のR&Bは最高です。もともとR&Bというのにはずれはないのですが、これまでのどんなR&Bよりも満足出来ます。
1. Burn It down 2. Tell Me When My Lights Turn Green 3. The Teams That Meet In Caffs 4. I'm just Looking 5. Geno 6. Seven Days Too Long 7. I Couldn't Help If I Tried 8. Thankfully Not Living In Yorkshire It Doesn't Apply 9. Keep It 10. Love Part One 11. There, There My Dear 12. Geno 13. There There My Dear
このバンドの最大の魅力は何と言ってもボーカルのケヴィンローランドの粘っこい歌にあります。その激しさからパンクとして聴く人もいますが、明らかにソウルの激しさです。ソウルブームの時代も味方して注目を浴びますが、ヒットはセカンドアルバムを待たなければなりません。ファーストからはGenoがヒットしています。続くSeven Days Too Longとがディキシーズらしい曲ではないでしょうか。Thankfully Not Living In Yorkshire It Doesn't Applyではファルセットを聴かせますが、このような曲はアフターパンクでなければ創れない代物でしょう。
1. O Divina 2. Designated Fool 3. My Dark Places 4. The Inner Scream 5. SRR-636 6. Drivin' Me Crazy 7. Suga Free 8. What Shall I Do? 9. Testify 10. Shalom 11. Girl 12. Ev'rythang 13. Sweetness 14. Some Birds Blue 15. Be Willing 16. Goodbye Diane 17. ...And They Will Never Know 18. Sayin' About You 19. Shadows
音楽的には前作の完成された自分の音楽を披露していますが、O Divinaを始めとするポップな曲があり、とても軽快な内容になっています。勿論デジタルなハードロックも存分に楽しめます。ブレイクビーツは取り入れるようになりましたが、ラップのような安易なものは取り入れていないところが好感が持てます。Drivin' Me Crazyのよう名素直なポップメロディーを創れるところも好感が持てます。
1. Vibrator 2. Supermodel Sandwich 3. Holding on to You 4. Read My Lips (I Dig Your Scene) 5. Undeniably 6. We Don't Have That Much Time Together 7. C.Y.F.M.L.A.Y? 8. If You Go Before Me 9. Surrender 10. TTD's Recurring Dream 11. Supermodel Sandwich w/Cheese 12. Resurrection 13. It's Been Said
Vibratorからいきなりハードロックのギターリフがカッコイイ曲で始まります。レニークラヴィッツとは違うカッコ良さです。それでいて歌はソウルフルであるというプリンスとは違う融合感覚です。Supermodel Sandwichもカッコイイハードロックにファンキーなウネリが見事にハマっています。Holding on to Youはリズム&ブルースを素直に表現していますが古くさくは感じません。Read My Lipsはエスニックでサイケな曲でスティーヴィサラスのファンキーなハードギターが添えられています。バグパイプ的なSEも面白いです。Undeniablyはブランフォードマルサリスのサックスをフューチャーした美しいバラードです。
We Don't Have That Much Time Togetherはボサノヴァ調のロバータフラックのような見事なポップバラードで名曲です。C.Y.F.M.L.A.Y?はダービーのマルチワンマン録音になっているファンクです。ワウギターが70年代しています。If You Go Before Meはピアノ弾き語りでしっとりと聴かせてくれます。Surrenderはブレイクビーツなファンクです。TTD's Recurring Dreamもブレイクビーツにファンクなうわものを載せています。Supermodel Sandwich w/Cheeseではクラヴィネットを使ったソリッドなファンクアレンジが格好いいです。Resurrectionはジミヘンを思わせるアルペジオバラードフェイズギターが印象的です。It's Been Saidは物悲しいピアノの響きに切ないくらいの歌。そして生ストリングスが絡み静粛なる終焉が訪れます。