1. Come to Daddy [Pappy Mix] 2. Flim 3. Come to Daddy [Little Lord Faulteroy Mix] 4. Bucephalus Bouncing Ball 5. To Cure a Weakling Child, Contour Regard 6. Funny Little Man 7. Come to Daddy [Mummy Mix] 8. IZ-US
Richard D. James Albumの延長線上にあるドリルンベースで、それほど新しさは感じられないのですが、それなりに進化はしているようです。音よりもジャケットやPVでの映像の方がすさましいものがあります。この時にアルバムを出さなかったのは、前作と代わり映えのしない内容だったのかもしれません。それで控えていたという解釈をしています。
本格的にドリルンベースを極めるようになって彼本来のアヴァンギャルド性が見事に開花した名盤です。これまでの彼の音楽性とは異質な感じではありますが、これが彼の最高傑作だと思います。タイトルのRichard D. Jamesは彼の本名ではなく、双子として生まれてきた兄貴も同じ名前だったそうで、生まれてきてすぐ亡くなった双子の兄捧げられたアルバムのようです。ジャケットのグラフィック加工写真が不気味です。
1. 4 2. Cornish Acid 3. Peek 824545301 4. Fingerbib 5. Corn Mouth 6. To Cure a Weakling Child 7. Goon Gumpas 8. Yellow Calx 9. Girl/Boy Song 10. Logon Rock Witch 11. Milkman 12. Inkeys 13. Girl/Boy Song [£18 Snare Rush Mix] 14. Beetles 15. Girl/Boy Song [Redruth Mix]
To Cure a Weakling Childではファットボーイスリムのように子供の声をサンプリングしてカット&ペーストして牧家的なメロディーとドリルンベースというユーモラスな作品に仕上げています。Goon Gumpasはまるでディズニー音楽のような優しい曲で彼の多彩な面を感じさせます。シングルカットされたGirl/Boy Songではチャーミングなピチカート音にドリルンベースというポップでありながら狂気に満ちた作品です。
Logon Rock Witchはオルガンの音にヘンテコ民族音楽といった趣で、Milkmanではリチャード自身の歌が聴けます。まるでシドバレットのような歌がいかにもイギリス的です。初期のピンクフロイドファンには親しみ易い曲だと思います。だけどリズムはドリルンです。かなり極端にポップ性と狂気が共存しているアルバムですが、この作品こそ90年代でも1、2を争う名盤だと思います。私はロックの進化形として聴いておりました。ここから先がなかなか現在に至るまで進んでおりません。残念ながら。
1. Acrid Avid Jam Shred 2. Waxen Pith 3. Wax the Nip 4. Icct Hedral [Edit] 5. Ventolin [Video Version] 6. Come on You Slags! 7. Start as You Mean to Go On 8. Wet Tip Hen Ax 9. Mookid 10. Alberto Balsalm 11. Cow Cud Is a Twin 12. Next Heap With