1. Totally confused 2. Halo of Gold 3. Burro(マリアッチ・ヴァージョン) 4. Brother 5. Lemonade 6. Electric music and the summer people 7. Clock 8. Feather in your cap
ブーロはジャックアスのマリアッチバージョンになっており、遊び心満点であります。Electric music and the summer peopleはミューテイションズにボーナストラックとして入っておりニューポリューションのシングルに入っていました。これはいい曲ですね。
Odelayで打ち込み系のイメージがついてしまったベック。その続きとなる作品に多大な期待が寄せられていました。その期待がもたれるアルバムを出す前に骨休み的な作品と出されたアルバムです。打ち込み無しの生演奏という異色の作品ですが、これ以前にOne Foot in the Graveを聴いていれば違和感のない作品です。それでいて質感が上がっており全ての楽曲が素晴らしい出来映えになっており、曲の出来からみるとこのアルバムがベックの最高傑作だと言ってもいいくらいの作品になっています。
1. Cold Brains 2. Nobody's Fault But My Own 3. Lazy Flies 4. Canceled Check 5. We Live Again 6. Tropicalia 7. Dead Melodies 8. Bottle of Blues 9. O Maria 10. Sing It Again 11. Static
キンクスの出来のいいアルバムを想像してみて下さい。そんな心地良さがこのアルバムにはあります。Nobody's Fault But My OwnやLazy Flies のようなサイケデリックポップな曲もあり、アナザーサイドオブベック的なアルバムです。ヒップホップの要素が無くてもベックはこれだけ素晴らしい曲が書けるという証明にもなりました。特にシングルカットされたTropicaliaは名曲です。ボサノヴァ調で初めて聴くのにどこか懐かしい心地良さが全体に漂っています。バートバカラック風のホーンが美しい。
Bottle of Blues はまるでツェッペリンのような曲です。これだけの曲が創れるというのも成長の証でしょうか。ナイジェルゴルドリッチのプロデュースもいい方に作用しています。ベックは次回作をパソコンで創っていて、これは最高の出来だと喜んでいたらコンセントが抜けて全てパーにしてしまったといっていました。それが原因でこの作品が出されたのかは不明ですが、おかげで素晴らしい音楽と出会う事が出来ました。
1. Devils Haircut 2. Hotwax 3. Lord Only Knows 4. New Pollution 5. Derelict 6. Novacane 7. Jack-Ass 8. Where It's At 9. Minus 10. Sissyneck 11. Readymade 12. High 5 (Rock the Catskills) 13. Ramshackle
Where It's At はヒップホップ讃歌であり、2ターンテーブルとマイクロフォンがありゃ最高みたいな歌です。このローファイさが当時の流行でした。サンプリングは技術を加えれば生演奏のようなクリアーな音も出せるのですが、あえてサンプリング編集してますよ、といった開き直った音を出す事がヒップホップ流でした。アナログレコードからサンプリングして針がバチバチいっているままにしておくのが逆の格好良かったりしていたのです。