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[20070609]

Afro-Bossa Afro-Bossa
Duke Ellington (1993/09/28)
Reprise
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デュークエリントンお得意のジャングルサウンドがたっぷり詰まった作品です。63年の作品ですが、当時はマイルスがモードジャズを展開していた時期です。そこにこのサウンドはかなりの挑戦です。しかし当時のジャズ界ではボサノヴァなどのラテン系のサウンドを取り込む流行がありました。その中でもこのアフリカンなジャングルサウンドは異色です。

1. Afro-Bossa
2. Purple Gazelle
3. Absinthe
4. Moonbow
5. Sempre Amore
6. Silk Lace
7. Tigress
8. Angu
9. Volupte
10. Bonga
11. Pyramid
12. Eighth Veil

ミュートを使ったホーンのワウワウはエキゾチックな妖しさがあります。この野性味溢れるサウンドを統率のとれたアンサンブルで聴かせてくれるところが非常にクールです。英国ではビートルズがシャウトしていた頃にも創作意欲は衰えていません。

アフリカンなリズムの上でも独自に洗練されたヴォイシング構成により、音楽に深みが増しています。生涯一ミュージシャンで最後まで独自の音楽性を追究しておりました。このジャングルサウンドを継承しているのはチャールスミンガスくらいなものでしょう。いつも以上にパーカッションが大きくフューチャーされています。ジャズにリズム改革が齎されるのが60年代ですので、これはその先駆けかもしれません。

Duke Ellington Commercial 1970

Duke Ellington interview
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[20070609]

Money Jungle Money Jungle
Duke Ellington with Max Roach and Charles Mingus (1990/10/25)
Blue Note
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後年デュークエリントンは若手のミュージシャンとセッションも行っています。ジョンコルトレーンともやったりしていましたが、このアルバムでは大のエリントン信仰者チャールズミンガスがベースで、ドラムにマックスローチというビバップやハードバップで鳴らしたミュージシャンとトリオを組んでいます。

1. Very Special
2. Little Max
3. Little Max [Alternate Take]
4. Fleurette Africaine
5. Rem Blues
6. Wig Wise
7. Switch Blade
8. Caravan
9. Money Jungle
10. Solitude [Alternate Take]
11. Solitude
12. Warm Valley
13. Backward Country Boy Blues

エリントンは指揮者であり、ピアニストであります。その彼のピアノをはっきりと認識出来る作品です。ジャズピアノはジェリーロールモートンやアートテイタムによって確立されていますが、エリントンのピアノも多くのプレイヤーに影響を与えています。その彼がVery Specialなどではビバップなプレイを披露しています。

Fleurette Africaineでは現代音楽的なプレイもあり、なかなか幅のあるプレイが堪能出来ます。三人のプレイはとても尖ったものであり、アナーキーな若さも感じられるほどです。ハードバップの作品にも聴こえますが、エリントンのプレイの優雅さがそれだけには収めきれない美しさを持っています。マックスローチも大御所との共演という事でかなりハイテンションなプレイをしており、ミンガスには嬉々迫るものがあります。特にCaravanのアレンジの素晴らしい事。息の長いエリントンならではのサプライズ作品です。

Solitude by Alvin Trask

Warm Valley

[20070609]

Anatomy of a Murder: From the Soundtrack of the Motion Picture (1959 Film) Anatomy of a Murder: From the Soundtrack of the Motion Picture (1959 Film)
Duke Ellington (1999/04/27)
Sony
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デュークエリントンが初めて手がけた映画のサウンドトラック作品です。ハードボイルドものにはジャズのサウンドトラックが多く使われてきましたが、ここにはそのハードボイルド的な音楽は存在しません。主人公は女性だからです。その女性をテーマに書かれている為、非常に優雅でありながらどこか妖艶なイメージがあるのです。デュークにはジャングルという妖しいセクシャルな表現形態があるので、その手のイメージ創りは巧いものです。

1. Main Title/Anatomy of a Murder
2. Flirtibird
3. Way Early Subtone
4. Hero to Zero
5. Low Key Lightly
6. Happy Anatomy [Band/Movie]
7. Midnight Indigo
8. Almost Cried
9. Sunswept Sunday
10. Grace Valse
11. Happy Anatomy [P.I. Five]
12. Haupe
13. Upper and Outest
14. Anatomy of a Murder [Stereo Single]
15. Merrily Rolling Along (aka Hero to Zero)/Sunswept Sunday
16. Beer Garden
17. Happy Anatomy [Band/Studio]
18. Polly (aka Grace Valse, Haupe, Low Key Lightly, Midnight Indigo)
19. Polly [Movie Stings]
20. Happy Anatomy [Dixieland]
21. More Blues [P.I. Five]
22. Almost Cried (aka Flirtibird)
23. Sound Track Music: Anatomy of a Murder
24. Anatomy of a Murder [Mono Single: in Stereo]
25. Grand Finale (Rehearsal/Lines/Interview/Music/Stings/Murder)
26. [Pause Track]

映画音楽というのはフィルムの流れにあわせて演奏します。当時は一発録りですので、オーヴァーダビングなどはありません。演奏者には失敗が許されない訳です。その中で最高の演奏を記録出来るものは本当に天分に恵まれているとしか思えません。クリントン楽団にはその天分があったのです。各プレイヤーが天才的なプレイでデュークの指示に従えるのです。

当時はハードバップ全盛の時代でありましたが、デュークの音楽は何者にも縛れない独自の音楽性を追究していたようです。独自のボイシング感覚を持って洗練されたジャズを構築しています。クールジャズの発展形から発生した音楽性に似ています。全てがスコアー化されており、彼の思い描く通りにバンドメンバーが表現していくのです。メンバーの力量も素晴らしく、ハードバッププレイヤーにも負けておりません。スティーヴィーワンダーの音楽がスティーヴィーワンダーというジャンルにカテゴライズされているようにデュークエリントンの音楽はデュークエリントンというジャンルにカテゴライズされているのです。

Anatomy of a Murder/film

Anatomy of a Murder

Anatomy of a Classic Murder Photo Montage

[20070609]

Black, Brown and Beige Black, Brown and Beige
Duke Ellington (1999/04/27)
Sony
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1943年に初演されたBlack, Brown and Beige組曲を、何度も書き直し、Mahalia Jacksonという優れた女性歌手を起用して58年に録音された作品です。Black, Brown and Beigeのテーマは黒人です。黒人の人生を表現しているのです。そこには悲しさだけではない陽気で優しさに満ち溢れた世界が広がっています。

1. Black, Brown and Beige, Pt. 1
2. Black, Brown and Beige, Pt. 2
3. Black, Brown and Beige, Pt. 3 [aka Light]
4. Black, Brown and Beige, Pt. 4 [AKA Come Sunday]
5. Black, Brown and Beige, Pt. 5 [AKA Come Sunday]
6. Black, Brown and Beige, Pt. 4 [23rd Psalm]
7. Track 360 [Aka Trains][Alternate Take]
8. Blues in Orbit [Aka Tender][Alternate Take]
9. Black, Brown and Beige, Pt. 1 [Alternate Take]
10. Black, Brown and Beige, Pt. 2 [Alternate Take]
11. Black, Brown and Beige, Pt. 3 [Alternate Take]
12. Black, Brown and Beige, Pt. 4 [AKA Come Sunday][Alternate Take]
13. Black, Brown and Beige, Pt. 5 [AKA Come Sunday][Alternate Take]
14. Black, Brown and Beige, Pt. 4 [23rd Psalm][Alternate Take]
15. Studio Conversation
16. Come Sunday
17. [Six Second Pause Track]

6曲目までがオリジナルで、7曲目以降は別テイクバージョンのボーナストラックとなっています。エリントン楽団絶頂期のプレイヤー達による演奏は相変わらず素晴らしく、この作品をデュークの最高傑作とする人も多いようです。しかし、デュークの最高傑作は常に次回作といわれているように、新しく出される作品が常に最高のものになっているようです。

初期のヒット曲の方が有名ですが、これらの組曲作品はどれも最高の出来映えだと私は感じています。特にこの作品では一般的な黒人音楽のイメージの考え方を改めさせるほどの内容で、ブルースやジャズだけがブラックミュージックの全てではないと教えてくれます。黒人から見た黒人の生き方、宗教、愛などは我々の創造よりもはるかに幅広いものなのです。

ジャズなのか、クラシックなのか、ミュージカルなのか、そのような考えを無くして、唯ここに流れる音楽を聴いて、黒人も白人も黄色人種も同じ感情を持った人間である事を認識して欲しい。この作品を聴いて改めてそのような事を考えてみました。

Come Sunday

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