fc2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
09 | 2007/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20071008]

Kinks Part.1 Lola vs Powerman and the Moneygoround Kinks Part.1 Lola vs Powerman and the Moneygoround
The Kinks (2000/04/11)
Castle Music UK
この商品の詳細を見る


邦題はローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦という前作に続いて長いタイトルがつけられています。これも現代社会を風刺したコンセプトアルバムになっています。ロックシンガーが成功するものの、マネージメントのトラブルに加え、憧れのアメリカの現実に失望し、最後は自由に向かって暮らしていこうという内容です。特徴としてはフォーク調の曲からブルースロックを取り入れるようになっている事です。当時はビートルズにしてもストーンズにしてもレイドバックしており、特にレットイットブリードで独走態勢に入ったストーンズからの影響が大きいようです。

1. Contenders
2. Strangers
3. Denmark Street
4. Get Back in the Line
5. Lola
6. Top of the Pops
7. Moneygoround
8. This Time Tomorrow
9. Long Way from Home
10. Rats
11. Apeman
12. Powerman
13. Got to Be Free
14. Lola
15. Apeman [Demo Version]
16. Powerman [Demo Version]

Contendersはまるでフェイセスのロッドスチュアートのような歌い方のトラディショナルロックな曲で始まります。StrangersとRatsは弟のデイヴデイヴィスが創った曲で、ギタリストだけあって格好いいギターリフによって創られています。デイヴのギターの腕も初期に比べるとかなり上達しており、こういう曲を創りたくなったのでしょう。そしてこのアルバムで一番ヒットしたのがLolaです。これはキンクスにとってはユーリアリーガットミー以来のビッグヒットとなりました。フォークロック調のシンプルな曲ですがコンサートでは大合唱になる曲です。歌詞の内容は引っ掛けられた女は実は男だったと言う歌です。

Top of the Popsはストーンズのような曲です。途中でダンス天国を演奏し出します。Apemanもシングルヒットした曲です。トロピカルなリズムにブルースロック的なピアノが絡んでいる変わった曲です。アルバム全体にピアノやオルガンによるアレンジにより音に厚みが出来ていると思います。そしてまるで演技者のように歌うレイデイヴィスの歌に注目して下さい。奇妙なビブラートを効かせるようになっています。これは後にマークボランが真似したのではないかとも思える歌い方でコークスクリューヴォイスとでも呼びましょうか。

Powermanにしてもちょっとひねくれたロックンロールになっています。これまでの牧歌的なホノボノした感じが薄れています。ラストのGot to Be Freeもフェイセスのようなトラディショナルフォークロックのような曲です。時代の音とも言えます。この後もこのストーンズ的なノリが多くなっていきます。でもキンクスのポップな曲創りは健在です。

Contenders

Strangers

Denmark Street

⇒ 続きを読む
スポンサーサイト




[20071008]

Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire) Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)
The Kinks (2004/10/04)
Sanctuary Midline
この商品の詳細を見る


ベースがピートクウェイフからジョンドルトンに代わって発表されたコンセプトアルバム第二弾です。邦題がアーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡です。グラナダテレビのドラマ用に製作されたが、ドラマの計画は頓挫し独立したコンセプトアルバムとなりました。大英帝国における労働者階級の男を主人公にした内容です。私は個人的に一番好きなアルバムであり、最高傑作だと思っています。聴く度に気持ち良くなれる何度でも聴きたくなる捨て曲無しの名盤です。

1. Victoria
2. Yes Sir, No Sir
3. Some Mother's Son
4. Drivin'
5. Brainwashed
6. Australia
7. Shangri-La
8. Mr. Churchill Says
9. She's Bought a Hat Like Princess Marina
10. Young and Innocent Days
11. Nothing to Say
12. Arthur

Victoriaはヴィクトリア王女時代の大英帝国の絶頂期から衰退を歌っている格好いいロックンロールナンバーです。Yes Sir, No Sirは吟遊詩人たるレイデイヴィスの語りかけるような歌が印象的で曲中で変化していく流れが心地良いです。Some Mother's Sonは室内楽を取り入れた後期のピンクフロイドのような曲です。Drivin'が一番好きな曲です。イギリスの田園風景を眺めながらのんびりと時間が過ぎていく情景が目に浮かびます。コーラスがとても心地良いです。Brainwashedはバンドフィルが印象的なロックンロールナンバーで、フォーキーな曲だけじゃない所がこのアルバムの良さです。ギターもかなりディストーションがかかっています。

このアルバム当たりからバンドとしての演奏力も上がってきたと思います。レイデイヴィスが注文するあらゆるジャンルを見事に表現している器用なバンドになっていると思います。Australiaは新天地オーストラリアへ移住しようとするくだりが歌われています。後半はインプロヴィゼーションの展開になっていきます。演奏力が上がった証です。アメリカのサーフロックというかビーチボーイズがパロディー化されています。Shangri-Laは静かなフォーク調からビートルズ的なオーケストレーションで盛り上がっていきます。そして半音降下でハードロックしていく流れはまるで天国への階段ですが、ポップなコーラスが入ってきてキンクスの世界に連れ戻されます。1曲の中でいろんな表情を魅せてくれます。Mr. Churchill Says はフォーク調の弾き語りで始まりますが、ロックンロールへと変貌していきます。

She's Bought a Hat Like Princess Marinaはビートルズ的な曲で、バロック調の雰囲気からロックンロール、ヴォードヴィルへと変貌していく様は一曲でビートルズのホワイトアルバムしております。Young and Innocent Daysもバロック調の美しいバラードです。チェンバロの響きもいいすが旋律が素晴らしいです。Nothing to Sayはカントリーロックにアカペラ風のコーラスが絡んできます。 最後までこの濃密な時間が持続されるのか心配になりながら始まるラストのArthurは軽快なカントリーというかトラッドフォークのような曲で最後まで心地良さを持続させながら聴き終える事が出来ます。最高のアルバムです。

馴染みが無い人には最初は取っ付きにくいかもしれませんが、聴き込むに連れて心地良さが倍増していく不思議なアルバムです。1曲1曲が名曲と呼んでもおこがましくない出来映えで、その1曲の中でもいろんな展開があって飽きさせません。コンセプトアルバムとしてもここまでの濃密な内容のアルバムは他には無いのではないでしょうか。私は個人的にはサージェントペッパーを抜いた存在としてこのアルバムを評価しています。私のコレクションの中でも名作としているディキシーランドミッドナイトランナーズの女の泪はわざもんだよりも濃密な内容です。このアルバム以上に心地良さを与えてくれるアルバムを知りません。一般の評価以上に愛して止まない名盤であります。

Victoria

Some Mother's Son

Brainwashed

Australia

Shangri-La

She's Bought a Hat Like Princess Marina

Young and Innocent Days

[20071008]

The Village Green Preservation SocietyThe Village Green Preservation Society
(2004/07/13)
The Kinks

商品詳細を見る


シェルタルミーに代わりレイデイヴィスがプロデュースしたアルバムであり、コンセプトアルバム時代の幕開けになります。村のみどりを守る会という声明文を出す所から始まる地味に見える内容なのでセールス的には失敗してしまうのですが、音楽的な内容は素晴らしいものがあり、サージェントペッパー的な位置づけとしていいアルバムです。当時のアメリカではヒッピー、フラワームーヴメントの最中なので、アメリカでは支持されていたようです。アメリカにはクリーデンスクリアーウォーターリヴァイバルと言うバンドおりましたから、それに近い感覚だったのかもしれません。

1. Village Green Preservation Society
2. Do You Remember Walter?
3. Picture Book
4. Johnny Thunder
5. Last of the Steam-Powered Trains
6. Big Sky
7. Sitting By the Riverside
8. Animal Farm
9. Village Green
10. Starstruck
11. Phenomenal Cat
12. All of My Friends Were There
13. Wicked Annabella
14. Monica
15. People Take Pictures of Each Other
28. Days

イギリスのトラッドフォーク調のVillage Green Preservation Societyからビートルズ的なDo You Remember Walter?、ラヴィンスプーンフルのようなPicture Book、そしてCCRのような7thによるブルースナンバー Last of the Steam-Powered Trainsなど、ほのぼのとしながらもユーモラスなキンクスの世界が展開しています。Sitting By the Riversideはポールマッカートニーの創るような曲ですし、このコンセプトアルバム時代のキンクスの印象はパロディー精神により風刺したメッセージ性を持っており、吟遊詩人のごときレイデイヴィスの世界観に浸る事が出来ます。

私は英国の田園風景が個人的に好きでありまして、それもこれも田園風景を想像させてくれるこれらの英国的な音楽が好きだからなのであります。個人的な好みもあるかと思いますが、全てはツェッペリンの世界観からの影響なのですが、これらに共通する音楽が好きであり、それはフォークであり、ハードロックであっても言い訳であります。ですからアメリカンハードロックはいまいちのめり込めないのです。

Village Greenは日本の甲斐バンドの裏切りの街角にそっくりです。恐らく甲斐バンドがパクっているのでしょう。Phenomenal Catではまるでストロベリーのようなフルートのメロトロンサウンドが使われています。当時はレイドバックするのが流行出していた時期でもあり、その点ではこのアルバムのテーマは合っているのですが、音楽的にはかなりいろんな要素がからんでいて時代性は関係なくなっています。商業的には失敗したアルバムですが、キンクスの中でも名盤と呼べるもので、ストーンズやビートルズのフォーキーな所が好きだけれども、別の新しい曲が聴きたくなったらこのアルバムをお勧めします。時代の流れとは違う時計がこの時のキンクスには刻まれていたのでしょう。

Village Green Preservation Society

Do You Remember Walter?

Picture Book

⇒ 続きを読む

[20071008]

Live at Kelvin Hall Live at Kelvin Hall
The Kinks (2004/09/27)
Sanctuary Midline
この商品の詳細を見る


キンキーサウンドを満喫出来るライブアルバムです。まず覚悟しなければならないのが音質の悪さです。はっきり言って演奏よりも観客の熱狂の方がメインになっているような作品です。しかし音質が悪い分、歪み方がディストーションがかかっているようになっており、スタジオ盤の優等生的なサウンドとは違う激しいキンクスを体験出来ます。

1. Till the End of the Day
2. Well Respected Man
3. You're Lookin' Fine
4. Sunny Afternoon
5. Dandy
6. I'm on an Island
7. Come on Now
8. You Really Got Me
9. Medley: Milk Cow Blues/Batman Theme/Tired of Waiting for You

日本では信じられないほどの観客の熱狂ぶりを確認出来ます。ビートルズ並みにキャーキャー言われています。そもそもレイデイヴィスはそれほど格好いいとは思いません。ゴリラ顔だし、歯はすけてるし、日本では受けなかったのはルックスもあるかと思います。しかし、イギリスではスウィーツやベイシティーローラーズの例もあるようにゴリラ顔好きだと言うデータがあります。レイデイヴィスは元祖ゴリラ顔のアイドルなのでしょう。

演奏はステレオにふられており、前面に出ているのですがヴォーカルがステージリヴァーブにより奥に引っ込んでいる感じがしますが、オープニングのTill the End of the Dayの始まり方は結構ゾクゾクするようなカッコ良さがあります。Well Respected Manは社会風刺による最初のヒット曲であり、その後のキンクスの方向性を決定づけた重要な曲です。Sunny AfternoonやDandy、I'm on an Islandのようなポップな曲でも盛り上がれると言う所がアイドルしています。

Come on Nowはとてもライブ映えのする格好いい曲です。ビートルズのペーパーバックライターににています。そして問答無用のYou Really Got Meが一番盛り上がっているようですが、ハイライトはMilk Cow Bluesから始まるメドレーです。バットマンのテーマはジャムもカバーしていました。そしてヒット曲Tired of Waiting for Youへとつながります。現在で言えばインディーズ系のバンドが自主制作で創ったライブアルバムのような音質ですが、ライブの臨場感をストレートに感じられるパワフルな作品です。

Till the End of the Day

Sunny Afternoon

You Really Got Me

HOME
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ