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[20071013]

Sleepwalker Sleepwalker
The Kinks (1998/11/24)
Velvel
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アリスタレコードに移籍しての第一弾アルバムです。これまでのようなロックオペラ志向はなくなり、各曲が独立しているようになっていますが、夢遊病者と言うテーマを持ったコンセプトアルバムにはなっています。しかしコンセプト性が薄くなり、バンドだけのソリッドな演奏になったとたんヒットチャートに返り咲く事となりました。素晴らしいと思っていた作品が売れず、俗っぽい作品を創ったとたん売れるのですから皮肉なものです。

1. Life on the Road
2. Mr. Big Man
3. Sleepwalker
4. Brother
5. Juke Box Music
6. Sleepless Night
7. Stormy Sky
8. Full Moon
9. Life Goes On
10. Artifical Light
11. Prince of the Punks
12. Poseur
13. On the Outside [1977 Mix]
14. On the Outside [1994 Mix]

パンクが猛威を振るっていた時代でしたが、アリスタレーベルはキンクスにグラムロックのようなサウンドを要求していたようです。しかしここで聴けるサウンドはデヴィッドボウイのようなドラマティックな曲ばかりです。Life on the Roadからいきなりドラマティックですし、Mr. Big Manはクラプトンのいとしのレイラのようです。BrotherはまるでELOです。実に時代に反した音楽なのですが、アメリカでは受けたようです。

キンクスは一時期アメリカでは労働組合とのいざこざで活動出来ない時代がありましたが、このアルバムでは完全にアメリカを意識したサウンドになっています。これまで活躍していた大物がこぞってアメリカをターゲットにして時期でありましてキンックスも例に漏れなかったと言う事でしょうか。イギリスは不況の真っただ中で、その反動でパンクロックが支持されるようになっていました。金を稼ぐならアメリカのマーケットが手っ取り早かったのです。Stormy Skyでのエレピなどはもろにアメリカンしています。もう以前の情緒的なキンクスサウンドを求めても聴く事は出来ません。アメリカのラジオフォーマットでかけられるような音楽ばかりになってしまいました。その中でもレイデイヴィスは何とかいい曲を書こうとしているのが伝わりますが、新しいファンは掴めても昔からのファンを唸らせるまでには至っていません。

Sleepwalker

Full Moon
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[20071013]

The Kinks Present Schoolboys in Disgrace The Kinks Present Schoolboys in Disgrace
The Kinks (2004/08/24)
Velvel Records
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RCAレーベルでは最後のアルバムになります。そしてロックオペラものでも最後の作品になります。この後もコンセプトアルバムは出しますが、オペラティックなのはこれが最後です。しかしオペラと言うよりストレートなロックンロールが多数あります。邦題は不良少年のメロディ~愛の鞭への傾向と対策で、いたずらっ子の少年が体罰を受ける事で、教師と言うより体制による権威主義に対して嫌悪感を持つようになっていきます。そしてひねくれて成長したのがプリザベーションにでてくるフラッシュになるという、これ間dネオストーリーとリンクする内容になっています。アルバムジャケットはT-REXのミッキーフィンが描いています。

1. Schooldays
2. Jack The Idiot Dunce
3. Education
4. The First Time We Fall In Love
5. I'm in Disgrace
6. Headmaster
7. The Hardway
8. The Last Assembly
9. No More Looking Back
10. Finale

3連のロッカバラードSchooldaysで始まります。Jack The Idiot Dunceもドゥワップなロックンロールです。日本でも昔はキャロルやクールスのようなロックンロール、ロカビリー系が不良の音楽でしたが、イギリスでも同じイメージなのでしょう。その為ストッレートな音楽で一番解り易い作品になっています。パロディー精神もここまで徹底してくれると気持ちのいいものです。No More Looking Backは70年代らしいフュージュンっぽい素晴らしいアレンジになっています。当時のアメリカンプログレのような曲です。

The First Time We Fall In Loveではビーチボーイズのようなファルセットを聴かせてくれます。このアルバムが発売された頃はパンクが芽生え出していた時期で、まだ大きな波にはなっていませんでした、そうした時代性とは関係ない所で創られていますが、予感させるものでもあります。ギターもメタリックになっていますが、レイが歌う旋律は相変わらず美しい旋律になっています。オーソドックスな内容ですので名盤と呼ぶには軽い感じですが、一般のロックファンにも受け入れ易い作品です。

Schooldays

Education

The First Time We Fall In Love

I'm in Disgrace

The Hardway

No More Looking Back

[20071013]

The Kinks Present a Soap Opera The Kinks Present a Soap Opera
The Kinks (2005/01/25)
Velvel Records
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ロックオペラを創り続けていたキンクスのその名もソープオペラ。グラナダテレビの依頼を受けて製作されたミュージカル『スターメイカー』用に録音された9曲に3曲追加して製作されたコンセプト・アルバムです。ソープオペラとは昼メロの事です。ストーリーは平凡なサラリーマンが次第に精神が蝕まれ、自分がロック・スターだと思いこみ、平凡な一市民を演じているという妄想の世界に入っていく。しかし自分が群衆のなかのひとりだということを受け入れ、平凡な生活に戻っていくという内容です。

1. Everybody's A Star (Starmaker)
2. Ordinary People
3. Rush Hour Blues
4. Nine To Five
5. When Work Is Over
6. Have Another Drink
7. Underneath The Neon Sign
8. Holiday Romance
9. You Make It All Worthwhile
10. Ducks On The Wall
11. (A) Face In The Crowd
12. You Can't Stop The Music
13. Everybody's A Star (Starmaker) (Mono Mix)
14. Ordinary People (Live)
15. You Make It All Worthwhile (Live)
16. Underneath The Neon Sign (Live)

Everybody's A Starキンキーサウンドをザフーのようなアレンジで創り上げた自分達をパロディー化したロックナンバーです。全体的に前作からあったタイトな70年代らしいロックサウンドでアレンジされています。ロックミュージカルといった面持ちです。When Work Is Overではフュージュンのようなアレンジからモータウン風のコーラスが入ります。こういう所にバンドの進化が伺えます。シングルカットされたDucks On The Wallはグラムロックしています。

バンドはもっと時代似合った音楽をやりたくて腕を上げているのに、レイのワンマンな思考でアルバムが創られていたので、随所でその腕前を表現しているようです。これだけの演奏が出来ると言う事を限られた場面で示しているようです。その為実に質の高い内容に仕上がっています。バッくバンドの体制も縮小しているので、より分かり易いロックになっているので、とても入り易い作品です。しかしなぜかキンクスは商業的に成功しないのです。正直私も当時はキンクスのアルバムジャケットは見ていても購入するリストには入れていませんでした。他に集めなければならないアルバムが山ほどありましたので、キンクスは唯存在を知っているだけのバンドでした。全てのアルバムを集め出したのはもっと後の話です。

その間あらゆるジャンルの音楽を聴いていたので、それからキンクスの世界に入っていったので、とても分かり易かったのですが、リアルタイムで聴いていたら何事かと思っていた事でしょう。でも当時はクィーンは聴いていたので、その辺から理解は出来たかもしれません。それくらいキンクスのポップスはひねくれているのです。しかしその辺が分かるようになると愛すべきバンドである事が分かるでしょう。このアルバムも素晴らしい楽曲で彩られた名盤です。

Ordinary People/Face In The Crowd

Rush Hour Blues

You Make It All Worthwhile

[20071013]

Preservation: Act 2 Preservation: Act 2
The Kinks (2004/09/21)
Velvel Records
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プリザヴェイションの第二幕です。前作で地上げ屋だったフラッシュは政権を担当し、救世主のミスターブラック率いる人民軍との戦いが始まる。ブラックの人民軍は勝利し、フラッシュは洗脳される。しかし悪のフラッシュが実は人間味あふれる存在で、ブラック率いる人民軍は勝利の後非人間的な管理体制を施行するというアナウンスが行われて終焉へ向かいます。ラジオによる放送で状況が分かり易くなっている演出をしていますが、第一幕のほのぼのとしたトラディショナル感はなくなり、都会的で現代的なサウンドに変貌しています。どうしても物語性の進行を重視している創りになっている為、前作のような音楽的な充実感はありませんが、70年代らしい現代的なアレンジメントに新しいキンクスを感じさせる力作になっています。

1. Announcement
2. Introduction to Solution
3. When a Solution Comes
4. Money Talks
5. Announcement
6. Shepherds of the Nation
7. Scum of the Earth
8. Second-Hand Car Spiv
9. He's Evil
10. Mirror of Love
11. Announcement
12. Nobody Gives
13. Oh Where Oh Where Is Love?
14. Flash's Dream (The Final Elbow)
15. Flash's Confession
16. Nothing Lasts Forever
17. Announcement
18. Artificial Man
19. Scrapheap City
20. Announcement
21. Salvation Road
22. Mirror of Love
23. Slum Kids [Take 1]

この第二幕はアナログ盤では2枚組になっており、第一幕と合わせて3枚組という大作になったストーリーになっています。肝となるのはホーンセクションの見事なアレンジで、そこにファンクやヘヴィメタルのようなアレンジを施し、表現力も足ていますが、物語を進めるにあたり、オペラ的な台詞回しの歌が多くなっています。ピーターガブリエルがジェネシスでやっていたような手法に近いでしょうか。

第一幕は芝居小屋での演劇のようなスケールでしたが、ここではオペラ座でのスケールになっています。正にロックオペラと呼べる代物になっています。He's Evilでのアレンジなどこれまでのキンクスでは考えられなかったくらい現代的になっています。これだけの演奏が出来るくらいにバンドの演奏力も上がっているのが分かります。あまりにもサウンドが変わってしまった為に戸惑ったファンもいるかと思いますが、その多彩な音楽性の幅が広がったと言う事です。その為散漫な感じがするかもしれませんが、プログレに一番近い内容だと思います。

前作ほどまとまり感はありませんが、これも又名盤であります。レイデイヴィスのキンクス節は健在で、この方向性のままこのまま進むのですが、このアルバムで成功を収めていたらキンクスはもっとビッグネームになっていた事が想像出来ます。それほどヒット性のある要素を沢山持ち合わせた作品なのです。しかしいつも商業的には成功しないキンクスは、この後もB級的な存在としてマイペースに活動していく事になるのです。しかしこのアルバム、キンクスを理解するには難しいかもしれませんが、入門編としては一番入り込み易いポピュラリティを持っていると思います。入り込むとかなり深い内容ですが。このアルバム、ロックアルバムとしてはかなりの名作です。

Shepherds of the Nation

He's Evil

Oh Where Oh Where Is Love?

Nothing Lasts Forever

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