1. S.F. Sorrow Is Born 2. Bracelets of Fingers 3. She Says Good Morning 4. Private Sorrow 5. Balloon Burning 6. Death 7. Baron Saturday 8. Journey 9. I See You 10. Well of Destiny 11. Trust 12. Old Man Going 13. Loneliest Person 14. Defecting Grey 15. Mr. Evasion 16. Talkin' About the Good Times 17. Walking Through My Dreams 18. Private Sorrow [Single Version] 19. Balloon Burning [Single Version] 20. Defecting Grey
S.F. Sorrow Is Bornのイントロだけ聴いても曲の出来映えがいいのは感じ取れます。これまでの作品には無かった事です。Bracelets of Fingersのコーラスなんかはまるでクィーンのようです。70年代の音楽に多大な影響を与えているのが分かります。アルバムのストーリーはS.F. Sorrowという孤独な人間の悲しい一生を描いたもので、アシッドテイストなものも感じ取れます。
Baron Saturdayなどからビートルズというかジョンレノンの影響をモロに感じますが、プリティーシングスのようなバンドがビートルズとプログレの橋渡しをする機能となっています。Well of Destinyではシドバレットがいた頃のピンクフロイドのような幻想的なサウンドになっています。下手すればツェッペリンのサウンドエフェクトもこれが元ネタかもしれません。ディレイのようなテープエコーが大胆です。彼らもこのアルバムで自信をつけたのか、これまでのようなパンクライクなスタイルから、しっかりと曲を創りこむバンドへと成長していきます。