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[20071117]

Saved Saved
Bob Dylan (2001/10/01)
Sony Budget
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これも宗教色の強い作品でジャケットはモロにそれと分かる絵になっており、かなり評判が悪く、後に裏ジャケットと差し替えられています。音楽的にもゴスペル調の跳ねる感じが多くなっており、最近のクラプトンの音楽性と類似している部分があります。どうもクラプトンにしろストーンズにしろこのディランの方向性に右に習えしているふしがあります。

1. Satisfied mind
2. Saved
3. Covenant woman
4. What can I do for you
5. Solid rock
6. Pressing on
7. In the garden
8. Saving grace
9. Are you ready

タイトルのSavedはかなり格好いい曲でクラプトンのフォーエヴァーマンに似ています。In the Gardenもビートルズのような曲でかなりの名曲です。救いを求めるようなジャケットがパンクの時代においてはひんしゅくものですが、音楽的にはかなり充実しています。周りで何があってもぶれないボブディランがここにはいます。

ボブディランの音楽的ルーツとしてはブルース、ロックンロール、フォークカントリーとあり、ゴスペルも又然りであるので、いよいよ自分の音楽性を極めていっている感じがとても好感が持てます。ただ題材が時代に反するものであった為に評価は低いですが、アメリカでは売り上げは出しています。今ならこれも許せる作品であります。

Saved

Covenant woman

What can I do for you

In the garden

[20071117]

Slow Train Coming Slow Train Coming
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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改めてクリスチャン宣言をしたディランの宗教色の強い作品です。音楽的にもゴスペル調になっており、それがポップな結果となり素晴らしい曲が多く含まれております。しかし時代はパンクの時代です。神様が救ってくれるなんて幻想だと主張する若者が支持されておりましたから、このディランのクリスチャン宣言は明らかに若者を幻滅させるような出来事でした。

1. Gotta Serve Somebody
2. Precious Angel
3. I Believe in You
4. Slow Train
5. Gonna Change My Way of Thinking
6. Do Right to Me Baby (Do Unto Others)
7. When You Gonna Wake Up
8. Man Gave Names to All the Animals
9. When He Returns

もうディランは終わったとさえ思われていましたが、このアルバムにはマークノップラーなどが参加しており、そのギタープレイはディランの音楽に見事にマッチして素晴らしい作品に仕上がっています。When You Gonna Wake Upではスティーリーダン風のフュージョン的なアレンジが見事で、Man Gave Names to All the Animalsでのレゲエ風でありながら新しい感じの出来映えになっています。

音楽的にはかなりの斬新な創りになっており、パンク以外は相手にされなかった時代に制作された不幸もありますが、現在の耳で聴けばかなり高く評価されてもいい作品になっています。キリストもジンマーマン(ディランの本名)も信じないと宣言したジョンレノンの潔さはありませんが、そのジンマーマンがキリストを信じると言う宣言はロック的には駄目ですが、音楽的には見事な作品です。

Gotta Serve Somebody

I Believe in You

Do Right to Me Baby

Man Gave Names to All the Animals

When He Returns

[20071117]

Street Legal Street Legal
Bob Dylan (2004/06/01)
Sony
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時代はパンクの時代になります。プロテストソングの先駆者ボブディランはコステロのようなニューウェイヴのミュージシャンによって引き継がれていきますが、新しい波の流れの中では枠外な扱いをされていました。もうディランのやり方は古くさくなっていたのです。しかし血の轍から充実してきたディランの流れもぶれる事なく質の高い作品を創り続けていく事となります。

1. Changing of the Guards
2. New Pony
3. No Time to Think
4. Baby Stop Crying
5. Is Your Love in Vain?
6. Senor (Tales of Yankee Power)
7. True Love Tends to Forget
8. We Better Talk This Over
9. Where Are You Tonight? (Journey Through Dark Heat)

名盤欲望に比べると話題性も低くて地味な存在の作品ですが、激動の時代においてディランはマイペースに活動していきます。ダイアストレイツというこの時代のディランを継承するバンドも出てきてディランの再評価もされるのですが、時代の目はライブハウスで活躍するパンクバンドに向けられており、でかい箱でコンサートをするようになったディランは過去の存在のように扱われていました。

これまで発売された作品だけでも充分存在価値が100年続くようになっていましたので、新作が発売されても注目度が薄くなっていたのです。それでもアメリカではこのアルバムは結構売れたみたいで、それなりの出来映えにはなっています。もうぶれなくなってきたディランの音楽性は時代に関係なくとんがっています。

Changing of the Guards

Is Your Love in Vain?

Tales of Yankee Power

[20071116]

Desire Desire
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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ローリングサンダーレヴューと銘打ったアメリカ東部を中心として大型バスでツアーを回るイヴェントを敢行しました。そのローリングサンダーレヴューの勢いそのままにその時のメンバーとスタジオに入り録音された大名盤です。私は個人的にディランのアルバムの中で一番好きな作品であり、ブロンドオンブロンドと並びディランの最高傑作だと思っています。異論のある方もおられると思いますが、捨て曲がなく、アルバム全体を疾走していく雰囲気が素晴らしく完成度も一番高いと思います。

1. Hurricane
2. Isis
3. Mozambique
4. One More Cup of Coffee (Valley Below)
5. Oh, Sister
6. Joey
7. Romance in Durango
8. Black Diamond Bay
9. Sara

その時のメンバーの特徴としてジプシーバイオリンがかならず絡んでくると言うのがあります。スカーレットリヴェラと言う女性で当時のステージには必ず顔を出しています。無実の罪でとらえられたボクサー、ハリケーンの為に書かれたHurricaneがまずシングルかットされて大ヒットとなります。一時ディランがやっていた西部劇風のエスパニックな雰囲気を持った曲ですが、完全にディラン節になっています。この曲だけでも格好いいのですが、続くIsisとMozambiqueも素晴らしい出来映えです。

そしてシングルヒットしたOne More Cup of Coffeeも素晴らしい出来映えの名曲です。道行く為のコーヒーをもう一杯と言う歌詞が西部劇風でとても男の郷愁をくすぐります。又その歌詞がのるメロディーが中近東風で当時はとても新しく感じました。当時はデヴィッドボウイのワルシャワの幻想で中近東の旋律に衝撃を覚えていたときでしたので、それをフォーク調で表現したディランにもやられてしまいました。Oh, Sisterは以前のディランらしい曲ですが、これ一曲だけでもアルバムのハイライトになるくらいの曲です。それが脇役のように存在しているのがこのアルバムの凄い所です。

Joeyはシンプルながら11分もある曲で、フォーク調ですがそのスケール感はプログレのようです。そうです。このアルバムはブロンドオンブロンドとは音楽的には違う物ですが、どちらもプログレ的なスケールで創られているのです。作品としての統一感はこちらがあります。メキシカンなRomance in Durango、Black Diamond Bayとそのスケールは広がっていき、美しきラブソングSaraで感動のうちに幕を閉じていきます。所々でラフな演奏も聴かれますが、それがこの作品の雰囲気に見事にあっており、やはりこれがボブディランの最高の名盤ではないでしょうか。これに勝る音楽はそうそうないと思います。

Hurricane

Isis

Mozambique

One More Cup of Coffee

Oh, Sister

Joey

Romance in Durango

Sara

[20071115]

Blood on the Tracks Blood on the Tracks
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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フォークカントリーだと言う次元は超越してボブディランと言う男の歌がここにはあります。これまで色々と寄り道をしながらやっと辿り着いた自分自身の音がここにはあるのです。それはとても優しくも力強い音楽として表れています。多くの人がこの作品を70年代の最高傑作と評します。それだけ完成度が高いのです。私は個人的に最高傑作は別にあると思っているのでこのアルバムは上げませんがそういってしまってもいいくらい充実した内容になっています。

1. Tangled Up in Blue
2. Simple Twist of Fate
3. You're a Big Girl Now
4. Idiot Wind
5. You're Gonna Make Me Lonesome When You Go
6. Meet Me in the Morning
7. Lily, Rosemary and the Jack of Hearts
8. If You See Her, Say Hello
9. Shelter from the Storm
10. Buckets of Rain

最初はアコースティックなスタイルで録音された作品でしたが、急遽バンドスタイルで録音し直して発売が遅れたと言う経緯があります。それだけこだわりを持った作品になっています。かといって奇をてらったような部分はなく、しみじみと心に染みてくるような曲ばかりです。基本的に8ビートの曲ばかりですが、パーカッションが16ビートのおかずを入れている所がジャズ的に感じます。これは恐らくジョニミッチェルの影響かもしれません。

やっとブロンドオンブロンドの先にある物を魅せてくれた感じがします。ディランには孤高なカッコ良さがありましたが、どうも交通事故以来それがなくなっていました。そしてやっとその孤高なボブディランにしか創れないような作品が再び蘇ったのです。それも以前のようなスタイルとは違う新しいボブディランのスタイルとして、自らその道を押し進めたのです。現在も尚現役のディランにとってこの意味は大きいです。自分が進むべき道を自ら生み出したのですからミュージシャンとしては羨ましい限りの才覚であります。そして何よりもその素晴らしい音楽を届けてくれた事に感謝を捧げたい名盤です。

Tangled Up in Blue

Simple Twist of Fate

You're a Big Girl Now

Idiot Wind

Lily, Rosemary and the Jack of Hearts

If You See Her, Say Hello

Shelter from the Storm

Buckets of Rain

[20071114]

Planet Waves Planet Waves
Bob Dylan (2004/06/01)
Sony
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ボブディランが本格的に活動を再開させたのはこのアルバムからです。ザバンドと再び組んで創られたこの作品を引っさげて全米ツアーを敢行、全盛期並みに精力的な活動を展開していく事になりました。当時はまだベイスメントテープが出されておらず、オリジナルアルバムで全面的にディランとザバンドが組んで創られた最初の作品となりました。今回はウッドストックではなくLAでの録音となっています。

1. On a Night Like This
2. Going, Going, Gone
3. Tough Mama
4. Hazel
5. Something There Is About You
6. Forever Young
7. Forever Young (Continued)
8. Dirge
9. You Angel You
10. Never Say Goodbye
11. Wedding Song

声はまだ全盛期のような感じではなく、どちらかと言うとジョージハリソンの声色を真似て歌っているような印象があります。音楽的にはカントリーロックとしての純度が高く、Tough MamaやSomething There Is About Youはザバンドらしい曲になっています。ハイライトはForever Youngで、スローバージョンとテンポアップバージョンの二種類が収録されています。カントリーロックらしい曲になっています。

ザバンドはネイティヴアメリカンなサウンドで新しさも感じさせる不思議なバンドなのですが、その持ち味がこのアルバムからも感じられます。元はと言えばベイスメントテープスでのセッションでディランと一緒に創り上げた物です。それが分かるのはもう少し後になるのですが、この作品でこれまでディランがやってきたカントリー趣味がやっとファンに理解されるようになりました。これ以降ディランは全盛期のような名作を連発していく事となります。

Going, Going, Gone

Hazel

Something There Is About You

Forever Young

You Angel You

[20071113]

Pat Garrett & Billy the Kid Pat Garrett & Billy the Kid
Bob Dylan (2002/11/18)
Sony Budget
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映画ビリーザキッドのサウンドトラックとして制作されたアルバムです。サムペキンパー監督による実在したビリーザキッドと幼なじみだったパットギャレットが保安官になってビリーを捕まえると言うストーリーを描いた物で、ボブディラン自身も出演しています。サントラなので10曲中歌物は4曲のみで後はインストになっています。しかしカントリーに傾倒するようになってからは西部劇的な音楽も創っていたのでディランとってはぴったりの作品だったのです。

1. Main Title Theme (Billy)
2. Cantina Theme (Workin' for the Law)
3. Billy 1
4. Bunkhouse Theme
5. River Theme
6. Turkey Chase
7. Knockin' on Heaven's Door
8. Final Theme
9. Billy 4
10. Billy 7

何と言ってもこの作品のハイライトはガンズ&ローゼズなどがカバーしているKnockin' on Heaven's Doorでしょう。この曲を聴くだけでも価値があります。相変わらずAメロとBメロだけのシンプルな曲ですが覚え易く心に響く物があります。これだけシンプルでもいい訳です。日本ではやたらと創り込んでしまう傾向がありますが、こういうシンプルな曲で勝負出来なくなっている証拠でもあります。

他の歌物もいい曲がありますし、インストものもディランらしい曲になっており、全てオリジナルですのでオリジナルアルバムの一つとして聴いてもいいです。コアなファンになればこの作品でも大満足出来ます。いつも以上にリバーヴの聴いたKnockin' on Heaven's Doorにゴスペル調のコーラス。その歌はどこから響いてくるのか、ボブディランの復活はいよいよここから本格化していきます。

Turkey Chase

Knockin' on Heaven's Door

Knockin' On Heaven's Door(movie)

Bob Dylan in Pat Garret And Billy The Kid

[20071112]

New Morning New Morning
Bob Dylan (1989/07/19)
Columbia
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ボブディラン復活を告げるアルバムです。交通事故以来ぱっとしなかったボブディランらしさが戻ってきました。昔の力強さはありませんがしゃがれ声も聴けます。たまにきれいな声で歌っていますが、これはボブディランのアルバムだと実感出来ます。

1. If Not for You
2. Day of the Locusts
3. Time Passes Slowly
4. Went to See the Gypsy
5. Winterlude
6. If Dogs Run Free
7. New Morning
8. Sign on the Window
9. One More Weekend
10. Man in Me
11. Three Angels
12. Father of Night

オリヴィアニュートンジョンがカバーして大ヒットとなったIf Not for Youが入っています。ディランのバージョンは結構迫力のある歌い方をしています。それにしてもこんなにポップでいい曲を創ってしまうなんてやはりディランは天才です。If Dogs Run Freeではジャズ風の曲をバックにトーキングスタイルの語り口が異色です。カントリータッチは相変わらずですがかなり幅広い音楽性も提示するようになりました。

作曲意欲は充分あったようでかなりいい曲が揃っています。プロテストフォーク時代には無かった曲を優先させる作り方に変わってきているのではないでしょうか。コード進行もボブディランが生み出してロック界にも広まったやり方が多々あります。キースリチャードの歌い方もボブディランを真似ているような所がありますが、このアルバムではそれがよく分かります。このアルバムから新しいボブディランが始まっていきます。

If Not for You

Time Passes Slowly

Winterlude

If Dogs Run Free

New Morning

Man in Me

Three Angels

Father of Night

[20071112]

一年納めの九州場所が始まりました。朝青龍は二場所の出場停止のため今場所も休場です。今場所はあまり大きな話題はありませんが、把瑠都が帰り入幕で帰ってきましたので今後に期待が持てます。それと黒海のもみあげがもの凄い事になっているのでご注目下さい。

初日の主な取り組み

白鵬 寄り切り 琴奨菊○
琴光喜 押し倒し 安馬○
豊真将 押し出し 千代大海○
○琴欧洲 上手出し投げ  雅山
○稀勢の里 寄り切り 魁皇

魁皇は11回目の角番で黒星スタートです。又頑張って勝ち越すよりも引退した方が魁皇の為のような気もしています。ともかくも朝青龍が戻ってくるまでにいい成績を残しておける力士は誰になるのか今場所もお楽しみに。

[20071111]

Self Portrait Self Portrait
Bob Dylan (1989/08/24)
Columbia
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アナログ盤では2枚組だったアルバムなのですが、ほとんどの曲をカバー曲で構成しているシンガーソングライターボブディランにとっては異色のアルバムになっています。交通事故以来絶頂期のボブディランが嘘みたいにわざと外した作品を創り続けています。選曲は良く、あまり知られていない曲ながら音楽的には面白いのですが、なかなかファンが満足出来る作品とは言いにくい物です。

1. All the Tired Horses
2. Alberta, No. 1
3. I Forgot More Than You'll Ever Know
4. Days of '49
5. Early Morning Rain
6. In Search of Little Sadie
7. Let It Be Me
8. Little Sadie
9. Woogie Boogie
10. Belle Isle
11. Living the Blues
12. Like a Rolling Stone
13. Copper Kettle [The Pale Moonlight]
14. Gotta Travel On
15. Blue Moon
16. Boxer
17. Mighty Quinn (Quinn the Eskimo)
18. Take Me as I Am (Or Let Me Go)
19. Take a Message to Mary
20. It Hurts Me Too
21. Minstrel Boy
22. She Belongs to Me
23. Wigwam
24. Alberta, No. 2

声は基本的に前作のような澄んだ声ですが、何曲かもとのしゃがれ声に戻りつつあるのもあります。69年のワイト島で行われたライヴ録音の4曲がありますがなぜこのようなアルバムを出したのか理解に苦しみますが、Self Portraitと言うタイトルから他人の曲をやって自分を見つめ直すと言う事でしょうか。ディランはよほどの天の邪鬼のようです。オープニングのall the tired horses in the sunでの美しいコーラスとストリングスを聴くと腰が抜けてしまいそうになります。

Boxerはサイモンとガーファンクルの有名な曲ですが、あのきれいな声で歌っています。しかしさすがにディランはギターが巧いと感心させられる曲です。もしかするとこの作品は脱プロテストフォーク宣言なのかもしれません。この後の作品を見てみるとちょうどこのアルバムがある事でその後のポップスよりの曲も許されるようにはなっています。これも又ディランのアナザーサイドなのかもしれません。

All the Tired Horses

I Forgot More Than You'll Ever Know

Little Sadie

Belle Isle

Blue Moon

Boxer

She Belongs to Me

Wigwam

[20071111]

Nashville Skyline Nashville Skyline
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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タイトル通りナッシュヴィルでカントリーミュージシャンを起用して本格的にカントリーしているアルバムです。これよりも前にバーズが早くもカントリーを取り入れていたりしていましたが、ディランが率先してカントリーをやったお陰で当時はカントリーロックが流行り出しました。日本で言えば演歌がはやるような物ですが、西洋かぶれの日本ではここまでブームを巻き起こすほどのムーヴメントは生まれないでしょう。

1. Girl from the North Country
2. Nashville Skyline Rag
3. To Be Alone With You
4. I Threw It All Away
5. Peggy Day
6. Lay Lady Lay
7. One More Night
8. Tell Me That It Isn't True
9. Country Pie
10. Tonight I'll Be Staying Here With You

Girl from the North Countryはディランの持ち歌ですが、ここでは大物カントリー歌手ジョニーキャッシュとデュエットしています。しかもディランは澄んだ声と言うオマケ付きです。このアルバムではその澄んだ声がより顕著で、別人のアルバムを聴いているような錯覚に陥ります。Nashville Skyline Ragでは初めてインスト曲になっています。ペダルスティールギターも美しいカントリー曲です。

コステロがカバーしたI Threw It All AwayやシングルヒットしたLay Lady Layなどカントリーとしても素晴らしい曲が並んでいます。Lay Lady Layはセックスを歌った問題作でもあります。そしてロックファンとしてはジェフベックグループがカバーしたTonight I'll Be Staying Here With Youが入っている事が魅力でしょう。ソウルフルなベエクのカバーですがここではカントリーロック的な美しいバラードになっています。カントリーではないような美しいコード進行がとても新しいです。

Country Pieもとてもチャーミングな曲で、とてもボブディランのアルバムだとは思えない作品です。恐らく始めからこの澄んだ声だったら彼は売れていなかったかもしれません。それほど特徴的な声を捨ててこの作品を創った思いは分からない所ではありますが、音楽的にはいい曲が沢山ありますので、これこそアナザーサイドなボブディランとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

Girl from the North Country

Nashville Skyline Rag

To Be Alone With You

I Threw It All Away

Lay Lady Lay

Tell Me That It Isn't True

Country Pie

Tonight I'll Be Staying Here With You

[20071111]

John Wesley Harding John Wesley Harding
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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交通事故の後雲隠れしていたボブディランの復活第一作となったのがこのアルバムです。カントリーの聖地ナッシュヴィルで録音されている事で音楽的にもカントリー色が強く出ています。当時はまだベイスメントテイプスが出ていなかったので、急激な方向変換だと思われていたようです。曲の雰囲気も西部劇時代のようなイメージを思わせる感じになってきており、ネイティヴなアメリカンスタイルの再興に一役買っています。

1. John Wesley Harding
2. As I Went Out One Morning
3. I Dreamed I Saw St. Augustine
4. All Along The Watchtower
5. The Ballad Of Frankie Lee And Judas Priest
6. Drifter's Escape
7. Dear Landlord
8. I Am A Lonesome Hobo
9. I Pity The Poor Immigrant
10. The Wicked Messenger
11. Down Along The Cove
12. I'll Be Your Baby Tonight

カントリースタイルとなり再びフォークギターを弾いているのも特徴で、何より声が違っているのです。恐らくこちらが地声でしょうが、とても澄んだいい声をしています。これまでのしゃがれた声がフェイクだった事が分かります。しかし聴いただけではボブディランだとは気づかないほど違っていて戸惑います。事故が原因なのかは分かりませんが明らかにここにいるディランは変わりました。

このアルバムの魅力はジミヘンがカバーしたAll Along The Watchtowerが入っている事です。エスパニックな雰囲気を持ったこの曲はテキサス辺りの西部劇を連想させます。I'll Be Your Baby Tonightのようなラブソングもあったり、ディランの中で明らかに変化が起こっています。しかしさすがにこのアルバムは結構売れております。それだけディランのカリスマ性は絶対的な物になっているのです。

カントリーをやっても違和感が無い所がディランらしさだと思います。どんなスタイルでも彼は一貫して吟遊詩人なのです。古き良きアメリカの音楽を見つけ出しては現代に蘇らせているに過ぎません。その辺のわびさびが理解出来ていればこのアルバムもきっと気に入ってくれる事でしょう。

As I Went Out One Morning

I Dreamed I Saw St. Augustine

All Along The Watchtower

The Ballad Of Frankie Lee And Judas Priest

Drifter's Escape

Dear Landlord

I Am A Lonesome Hobo

I Pity The Poor Immigrant

The Wicked Messenger

Down Along The Cove

I'll Be Your Baby Tonight

[20071111]

The Basement Tapes The Basement Tapes
Bob Dylan & the Band (1990/10/25)
Sony Mid-Price
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ニューヨーク郊外のウッドストックに移り住んだボブディランでしたが、交通事故により重体となり、一時活動を停止していました。そんな中、ザバンドのメンバーが同じウッドストックに移り住んできました。そこはピンク色の壁の農家を借りた物でビッグピンクという相性で呼ばれていました。ザバンドのファーストアルバムはそこからタイトルを付けています。ここの地下でディランとザバンドはジャムセッションを繰り広げていました。その時録音されていたテープを編集したのがこのアルバムです。

ディスク:1
1. Odds and Ends
2. Orange Juice Blues (Blues for Breakfast)
3. Million Dollar Bash
4. Yazoo Street Scandal
5. Goin' to Acapulco
6. Katie's Been Gone
7. Lo and Behold
8. Bessie Smith
9. Clothes Line Saga
10. Apple Suckling Tree
11. Please, Mrs. Henry
12. Tears of Rage
ディスク:2
1. Too Much of Nothing
2. Yea! Heavy and a Bottle of Bread
3. Ain't No More Cane
4. Crash on the Levee (Down in the Flood)
5. Ruben Remus
6. Tiny Montgomery
7. You Ain't Goin' Nowhere
8. Don't Ya Tell Henry
9. Nothing Was Delivered
10. Open the Door, Homer
11. Long Distance Operator
12. This Wheel's on Fire

このアルバムが発売されたのは大分後になって70年代後半でしたが、当時はお宝録音が発表されたと話題になりましたが、今ではオリジナルアルバムの一つとして扱われているようです。ジャムセッションなのでデモテープのような物ですが、それにしてはよく出来ています。音楽的にはザバンドの音楽性に近く、ザバンドファンには美味しい作品となっています。この後ディランはカントリーブルースロックへとスタイルを変えていきますが、その方向変換となったのがこの作品に収められています。

恐らくザバンドとの相性的な事でカントリーへ向かっていったのだと思います。吉田拓郎の初期の頃の曲がカントリータッチなのはこの辺の影響だと思われます。曲自体は結構即興で創られた感じでリラックスしながら演奏しているようです。この後にカントリーロックというかレイドバックしたサザンロックが流行ってきますが、ボブディランはここでも先を行っていた訳です。しかし当時のファンにとってはこの方向変換も納得がいく物ではありませんでした。ディランはもう終わったとさえ言われていたのです。

しかし時間をかけてディランの新しい音楽性も理解されるようになっていきます。この事故による空白の時間のせいか、大物ミュージシャンでディランだけが当時の流行のサイケデリックな作品を残していません。恐らく何もなくても創っていなかったかもしれませんが、小手先のトリックよりもよりナチュラルな歌の世界がこれからも創られていきます。

Bessie Smith

Tears of Rage

Too Much of Nothing

Crash on the Levee

You Ain't Goin' Nowhere

This Wheel's on Fire

[20071110]

Blonde on Blonde Blonde on Blonde
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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アナログ盤では2枚組だったボブディランの最高傑作アルバムです。フォークロックの集大成とも言える内容でそのスケールの大きさはプログレッシヴフォークロックと呼んでもいいくらいの内容で全てを通して素晴らしい内容になっています。アールクーパーなどの参加ミュージシャンの他に、自身のバックバンドとして目を付けていたまだ無名だったホウクスと言うバンドを呼び寄せています。これが後にザバンドとなる連中でした。

1. Rainy Day Women #12 & 35
2. Pledging My Time
3. Visions of Johanna
4. One of Us Must Know (Sooner or Later)
5. I Want You
6. Stuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Again
7. Leopard-Skin Pill-Box Hat
8. Just Like a Woman
9. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine)
10. Temporary Like Achilles
11. Absolutely Sweet Marie
12. 4th Time Around
13. Obviously 5 Believers
14. Sad Eyed Lady of the Lowlands

ニューオリンズスタイルの行進曲風Rainy Day Womenや名曲I Want Youなどでポップな曲も創っています。ジョンレノンのオーヨーコと言う曲は恐らくI Want Youを真似て創った曲です。Just Like a Womanはまるでジョンレノンが創ってもおかしくないような曲です。Most Likely You Go Your Wayは理解のないファンとの決別を歌っているような内容でトッドラングレンがカバーしていました。Sooner or Laterは先攻シングルでここで初めてザバンドがバックを務めています。この曲以外は憧れの土地カントリーの聖地ナッシュヴィルで録音されています。

圧巻は11分もあるSad Eyed Lady of the Lowlandsです。フォーク調の曲で11分も歌い続けると言うのはボブディランらしい曲ですが、バンドアンサンブルもあり飽きずに聴けます。こういう所がアヴァンギャルドでプログレッシヴだと言う印象を与えます。ブルーススプリングスティーンはボブディランの影響を受けていると言いますが、あまりそれっぽい曲はありません、しかしStuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Againのスタイルはブルースプリングスティーンが感じられます。恐らくこのアルバムが一番近いのかもしれません。

フォークロックと言ってもファーストアルバムのブルースフォーク的な内容からこのアルバムに至るまでのボブディランには一環したスタイルがありました。しかしこのアルバム以降からは違う方向に進んでしまいます。このアルバムまでが絶頂期なのです。ここまでは全ての作品が時代を動かすほどの刺激的な作品ばかりでした。これ以降は人それぞれの好き嫌いでまちまちの作品になっていきます。そしてこのアルバムこそが彼の最高傑作であり、ロック界にも燦然と輝く金字塔を打ち立てた名盤なのでありました。

Rainy Day Women #12 & 35

Pledging My Time

Visions of Johanna

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[20071110]

Highway 61 Revisited Highway 61 Revisited
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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完全にエレキギターに持ち替えてバンドスタイルで創り上げたアルバムです。フォークロックと言うよりここではブルースロックという形容の方がいいかもしれません。マイクブルームフィールドやアルクーパーのように当時は無名でも後に有名になっていくミュージシャンが参加しています。このアルバムで完全に裏切られたと思ったファンにとっては許しがたい事だったかもしれませんが、このアルバムによりボブディランの作品の売り上げは上がっていくのですから面白い物です。

1. Like a Rolling Stone
2. Tombstone Blues
3. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry
4. From a Buick 6
5. Ballad of a Thin Man
6. Queen Jane Approximately
7. Highway 61 Revisited
8. Just Like Tom Thumb's Blues
9. Desolation Row

ディランのレコード自体はそれほど売れなくても、他のミュージシャンによるカバーで大ヒットした曲はありましたが、Like a Rolling Stoneは初めてディランの曲がトップテンに入ったヒット曲です。この曲はストーンズのブライアンジョーンズをイメージして創った曲だと言う説もあります。タイトルのHighway 61 Revisitedはジョニーウィンターもカバーしたブルースナンバーです。マイクブルームフィールドのギターソロが素晴らしいTombstone Bluesなど硬派な男のロックという感じがします。

ビートルズのヤーブルースの歌詞にも出てくるBallad of a Thin Manは物悲しいブルースでとてもボブディランらしい作品です。楽器をエレキに持ち替えても何も変わっていない事に気づくのが本来のファンの姿ではないでしょうか。しかしあらかじめ創っておいたLike a Rolling Stoneはまだフォーク的な部分が残っており、他のバンドセッションで創り上げた曲とはグルーヴ感が違います。60年代後半に流行り出すサザンロックを先取りした感もあります。

ともかく賛否両論はありながらも、この頃のディランはノリにのっていた頃で絶頂期です。出す作品全てが歴史的な意味のある名盤ばかりです。たった一人のユダヤ人の青年が時代を動かしていたのです。今聴いてもディランのトーキングスタイルはラップのような田舎臭いものよりもクールです。

Like a Rolling Stone

Tombstone Blues

It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry

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[20071110]

Bringing It All Back Home Bringing It All Back Home
Bob Dylan (2004/06/01)
Columbia
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フォークロックと言うスタイルをはっきりと打ち出した最初の作品です。ギター一本でやっていたディランが初めてバンドをつけて演奏しています。アナログ盤ではA面をエレクトリックサイドとしてB面をアコースティックサイドに分けていましたが、通して聴いても違和感がありません。しかし当時は賛否両論となりフォークの神様と崇めていたファンにとっては裏切りとして非難を浴びてしまいます。ディランもコンサートで罵られるなど苦しい時代になりますが、ロックファンからは歓迎されて売り上げは伸びていくのです。

1. Subterranean Homesick Blues
2. She Belongs to Me
3. Maggie's Farm
4. Love Minus Zero/No Limit
5. Outlaw Blues
6. On the Road Again
7. Bob Dylan's 115th Dream
8. Mr. Tambourine Man
9. Gates of Eden
10. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)
11. It's All Over Now, Baby Blue

Subterranean Homesick BluesやMaggie's Farm、Outlaw Bluesは明らかにロックナンバーであり、しかも格好いいのです。元々ブルース色の強かったファーストアルバムを思い出してみて下さい。ディランがロックをやっても全然おかしくないのです。ここで異議を唱えると言う事は彼を良く理解していなかったファンだったのです。勝手にイメージを創り上げていたファンが嘆いているだけなのです。ビートルズ達との交流も刺激になっていたかもしれませんが、ロックを取り入れる事によってより幅広い名曲を生み出していくのですから、この方向転換は正解だったと言えるでしょう。

Mr. Tambourine Manは後にバーズがフォークロックと言う概念でヒットさせていき、そういった後継の活躍によりディランの評価も上がっていく事になりますが、真っ先に矢面に立って突き進んでいてたディランには罵倒の雨が降り掛かってきます。この頃から彼はステージであまり笑わなくなりました。ステージに立っても会釈もしません。ただ音楽のみを突き刺して帰っていくのです。こういう硬派なミュージシャンが少なくなってきた昨今。とてもカッチョイイのです。客に媚を売り素行良好なロックミュージシャンなんて何の魅力がありましょう。テレビに出てちゃんと挨拶が出来る最近のあんちゃんは逆に気味が悪いです。

It's Alright, Maのようなフォーク調の名曲もまだあり、とても内容の濃い素晴らしいアルバムです。個人的にも大好きなアルバムの一枚です。ディランとしてのスタイルを何一つ失わずに進化していく過程が心地良い名盤です。ロックの新しい道筋をも示唆した歴史的な作品でもあります。この後に生まれてくる数々のロックの名曲の原型が眠っているのです。今聴いても決して古く感じません。

Subterranean Homesick Blues

She Belongs to Me

Maggie's Farm

Love Minus Zero/No Limit

Outlaw Blues

On the Road Again

Bob Dylan's 115th Dream

Mr. Tambourine Man

Gates of Eden

It's Alright, Ma

It's All Over Now, Baby Blue

[20071110]

Another Side of Bob Dylan Another Side of Bob Dylan
Bob Dylan (2004/06/01)
Sony
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ブルースフォークからフォークロックへと徐々に変わり始めたマイルストーンとなるアルバムです。アナザーサイドとは、これまでのようなプロテストな歌詞からラブソングのような歌詞になっている為です。ラブソングと言ってもダブルミーニングになっていたりしています。こういった歌詞の書き方もこの後のロックミュージシャンに影響を与えていきます。どちらかと言うとパンクのような直接的な歌詞が多かったのですが、ここからはいろんな意味に取れるような詩的な作風になっていくのです。

1. All I Really Want to Do
2. Black Crow Blues
3. Spanish Harlem Incident
4. Chimes of Freedom
5. I Shall Be Free, No. 10
6. To Ramona
7. Motorpsycho Nitemare
8. My Back Pages
9. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
10. Ballad in Plain D
11. It Ain't Me Babe

音楽的にもロック的なコード進行になったりと、フォークロックのはしりとなるような内容になっています。それまでのファンには戸惑いはあったかもしれませんが、私は個人的には最も好きなアルバムの一枚です。All I Really Want to Doはシェールがカバーしていたり、ワールドパーティーもカバーしていました。フォーク的なのにロックのような流れを持った不思議な曲です。これがフォークロックと呼ばれる物です。Black Crow Bluesでは初めてピアノも登場してきます。しかし決して邪魔にならないどころかディランの歌によくあっています。

It Ain't Me Babeは明らかにロックに影響を受けた曲です。若い頃はロックンロールを聴いていたボブディランですし、アメリカ最高の詩人としてチャックベリーを上げている事からロックの資質も持ち合わせていた事が分かります。これまでのようなマイナーな重悲しい悲壮な曲調の曲がなくなり、心地良く聴き通せます。Motorpsycho Nitemareはもろロックンロールです。ブルースフォークをフォークロックンロールにする事はそれほど不自然な事ではない事が分かると思います。

しかし、当時はこのようなジャンルのミクスチャーは判別出来る概念が無い為理解されるまでに時間がかかってしまいます。ですがビートルズと同じ時期に存在している事が彼を後押しします。お互いの音楽性が交差していくのです。ですからロックファンにもディランは支持されるようになるのです。My Back PagesのようにMr.タンブリングマンの原型のような曲がこの後のディランの音楽性を予感させます。まだフォークロックと言う言葉が無かった頃に出された革新的な名盤です。

All I Really Want to Do

Black Crow Blues

Spanish Harlem Incident

Chimes of Freedom

I Shall Be Free, No. 10

To Ramona

Motorpsycho Nitemare

My Back Pages

I Don't Believe You

Ballad in Plain D

It Ain't Me Babe

[20071109]

The Times They Are A-Changin' The Times They Are A-Changin'
Bob Dylan (2005/06/21)
Sony International
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ボブディランが本物である事を証明するかのように歴史的な名曲が続けて発表されサードアルバムです。時代は変わるもフォークソングのブームを宣揚するような曲です。ロックとは違う歴史を一人で創っていく快進撃の始まりです。ロック界でもジョンレノン、ミックジャガー、そしてジミヘンまでにも影響を与え続けるほどの存在となっていきます。

1. Times They Are A-Changin'
2. Ballad of Hollis Brown
3. With God on Our Side
4. One Too Many Mornings
5. North Country Blues
6. Only a Pawn in Their Game
7. Boots of Spanish Leather
8. When the Ship Comes In
9. Lonesome Death of Hattie Carroll
10. Restless Farewell

よりプロテスト色の強い曲が多いです。楽器はフォークギター一本で後は歌とハーモニカだけですから、その歌詞のメッセージは直接心をえぐるように響いてきます。歌だけではなく、彼はギターのフィンがリングもピッキングも老練な巧さを持っています。流石はフォークの神様です。日本でここまでギターが巧かったのは初期の頃の長渕剛です。最近は力任せなプレイになっていますが初期の頃は繊細で的確なプレイをしていました。

特にボブディランの場合のオープンコードはかなり斬新です。これらの影響は後のアイリッシュフォークブームにも影響を与え、そしてジミーペイジまで飛び火します。シドバレットも彼の影響を受けています。ギター一本と言う、今から考えるととてもエコなスタイルは当時深刻化していたベトナム戦争への不信感や人権運動へのエールともなりました。日本の学生運動でも彼の歌が愛されていました。

音楽的にも素晴らしいのですが、彼が歌っている事をもう一度今の時代でも考え直して欲しい物です。これはまだ弱冠20代前半の青年が歌っている事なのです。平和ボケした日本の20代にここまでの主張が出来る人がいるでしょうか。憲法云々と騒いでいるのは平和ボケした輩でしかありません。戦争は憲法などおかまい無しに始まる物なのですから。憲法で守られていると言う言い草おめでたい奴の言い分です。

Times They Are A-Changin'

Ballad of Hollis Brown

With God on Our Side

One Too Many Mornings

Only a Pawn in Their Game

Boots of Spanish Leather

When the Ship Comes In

Lonesome Death of Hattie Carroll

Restless Farewell

[20071109]

FC2ホームページとは?

FC2ホームページでは、無料で1GBのホームページスペースを提供しています。
WEB上で簡単にホームページを作成できる機能や、気になる広告も表示されませんので、様々な用途にご利用いただけます。
さらに有料版では、容量を10GBまで提供しております。



SAMARQANホームページもFC2を利用しています。
全く自由に作れるホームページですから、ある程度知識が必要になってきますが、それだけ好きなように作れます。ここもアフリエイトが使えるので音楽関係のアフリエイトを利用しています。
ここではテンプレートは用意されていませんから敷居が高いかもしれません。
でもホームページの作り方みたいな本をみれば簡単に作れます。
ただまだFIRE FOXには対応していません。

[20071108]

The Freewheelin' Bob Dylan The Freewheelin' Bob Dylan
Bob Dylan (2004/06/01)
Sony
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ボブディランの出世作でありフォークブームの始まりとなったアルバムです。このアルバムから全曲オリジナルを揃えて、シンガーソングライターというスタイルを確立しました。風に吹かれてはピーターポール&マリーをはじめ多くのミュージシャンにカバーされたフォークブームの象徴的な存在となっています。日本でも岡林や吉田拓郎、泉谷しげるなどに影響を与え、日本でも一大フォークブームとなりました。世界中に彼の名を知らしめた名作です。

1. Blowin' in the Wind
2. Girl from the North Country
3. Masters of War
4. Down the Highway
5. Bob Dylan's Blues
6. Hard Rain's A-Gonna Fall
7. Don't Think Twice, It's All Right
8. Bob Dylan's Dream
9. Oxford Town
10. Talking World War III Blues
11. Corrina, Corrina
12. Honey, Just Allow Me One More Chance
13. I Shall Be Free

Blowin' in the Windはあまりにも有名な曲で彼の代表曲でありますが、それ以外の曲でも重要な曲ばかり揃った名盤であります。ブライアンフェリーがゴスペル調にアレンジしてカバーしたHard Rain's A-Gonna Fallも有名ですが、聴いてもらったら分かる通りボブディランの曲はAメロとBメロしかありません。つまりAメロがサビだったりBメロがサビだったりする単純な曲ばかりです。それなのにこのHard Rain's A-Gonna Fallは5番まであります。歌詞を聴かせる為に曲がある訳です。本来全く寄り道をしないで5番まで聴かせると言うのはポップスではあってはいけない作風ですが、このごり押しの5番まで歌ってしまうボブディランはある意味アヴァンギャルドなアーティストなのです。そこが格好良かったりするのです。

Girl from the North Countryのような美しい曲もあるのですがほとんどが反戦の歌だったりします。Masters of Warなどはそのもっともな曲です。Talking World War III BluesもそうですがDon't Think Twice, It's All Right のようなポップな曲もあります。しかし字余りなボブディランの歌い方はポップスと呼ぶには独創的です。後にブルーススプリングスティーンがこの歌い方を真似して字余りな歌い方もポップになりました。しかし字余りに歌うのは結構難しいものです。

そしてこのアルバムはジャケットも格好いいのです。当時の恋人とニューヨークを歩いているだけのジャケットなのですが、普通の人間には真似出来ないような雰囲気を持っています。私が中学の頃、高校の先輩がこのアルバムを裸で持ち歩いていました。凄く大人に見えて格好良かったのです。そんな思いでもあるアルバムでもあります。ボブディランの曲は多くの人にカバーされていますが、他の人が歌うとその美しいメロディーに驚かされます。綺麗な曲なのにあえて崩して歌うボブディランは最初は聴きにくいかもしれませんが、なれてくるとこれが癖になるのです。ロック界にも影響を与えた記念すべき大名盤です。

Blowin' in the Wind

Girl from the North Country

Masters of War

Hard Rain's A-Gonna Fall

Don't Think Twice, It's All Right

Bob Dylan's Dream

Talking World War III Blues

Corrina, Corrina

[20071107]

Bob Dylan Bob Dylan
Bob Dylan (1989/07/19)
Sony International
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ビートルズによってグループサウンズが流行っていた中、全く違う音楽でブームを生み出した一人の男ボブディランを紹介します。バンドやエレクトリックギターがもてはやされた中、フォークギター一本で弾き語りをするフォークソングは全く正反対の音楽でありながら当時の若者の心を捕らえたのでした。フォークとは本来民謡と言う意味ですが、アメリカでのフォークソングとはアイルランド民謡になります。アイルランド移民が流行らした音楽です。それにメッセージをのせて歌うプロテストソングと言うのが生まれます。ウディガスリーがそのはしりになります。

1. You're No Good
2. Talkin' New York
3. In My Time of Dyin'
4. Man of Constant Sorrow
5. Fixin' to Die
6. Pretty Peggy-O
7. Highway 51 Blues
8. Gospel Plow
9. Baby, Let Me Follow You Down
10. House of the Risin' Sun
11. Freight Train Blues
12. Song to Woody
13. See That My Grave Is Kept Clean

そのウディガスリーに憧れ家を出たボブディランはそういう若者が共同生活をするコミューンに住み込みます。ウディガスリーに師事しますが既にウディガスリーは病の床に伏せており、弟のエリオットにディガスリーの音楽を伝授されます。そしてギター片手に歌うディランにレコード会社が興味を示します。そして発売されたのがこのファーストアルバムです。ほとんどの曲がカバー曲でオリジナルはまだ2曲しかありませんが、既にそのしゃがれた歌い方は確立されています。このしゃがれた声は地声ではなく、黒人ブルースメンを真似しているのです。そうです。このアルバムを聴いてもらえば分かるようにこれはフォークと言うよりブルースなのです。

ブルースフォークと言いますか、エレキギターを買えない黒人はフォークギターでブルースを歌っていたのです。そのフォークブルースにウディガスリーのようなプロテストソングをのせてボブディランの音楽は独特の世界を創り出すのです。こうしたディランの歌は後の学生運動やヒッピーにも影響を与えるほどの影響力を生み出していくのです。

In My Time of Dyin'はツェッペリンもカバーしたブルースナンバーで、ギターの弾き方などを聴くとジミーペイジがパクっているのがよく分かります。House of the Risin' Sunも有名な曲ですが、見事に暗いフォークソングになっています。当時はまだまだ若いディランですが、既に燻し銀のような老けた音楽をやっています。当時の若者は今では想像もつかないくらい大人びていたのです。決して綺麗な音楽とは言えない彼の歌ですが、魂を揺り動かすほどの説得力を持っています。オリジナルが少なくても聴き応えのある作品です。

Talkin' New York

In My Time of Dyin'

Man of Constant Sorrow

Pretty Peggy-O

Baby, Let Me Follow You Down

House of the Risin' Sun

Song to Woody

[20071106]

SMiLE SMiLE
Brian Wilson (2004/09/28)
Nonesuch
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恐らくサージェントペッパーと同じ時期に発表されていれば、ロックの歴史を変えるくらいの意味を持った幻の名盤です。発表出来ないまま、完成出来ないまま長い時間眠っていた作品です。ビーチボーイズの活動を離れ、ソロ活動をしていたブライアンウィルソンに若い才能あふれるワンダーミンツというバンドとの交流が始まります。ビーチボーイズの曲をそのままコピー出来てしまう彼らならスマイルを完成させる事が出来るかもしれないという期待も持っていましたが、忌まわしい過去からその希望は封印していました。そんな事情を知らないある女性がブライアンにHeroes and Villainsを演奏して欲しいとおねだりした事がきっかけでした。嫌がりながらも彼女の頼みを聞いて演奏したブライアンに心境の変化が生まれてきます。当時は再現するにはメンバーの力不足もありましたが、今ならワンダーミンツがいます。もしかしたら再現出来るかもしれないと言う思いが彼を突き動かします。

1. Our Prayer / Gee
2. Heroes and Villains
3. Roll Plymouth Rock
4. Barnyard
5. Old Master Painter / You Are My Sunshine
6. Cabin Essence
7. Wonderful
8. Song For Children
9. Child Is Father of the Man
10. Surf's Up
11. I'm In Great Shape / I Wanna Be Around / Workshop
12. Vega-Tables
13. On a Holiday
14. Wind Chimes
15. Mrs. O'Leary's Cow
16. In Blue Hawaii
17. Good Vibrations

まずはコンサートでスマイルの演奏をする事になりました。そこで当時一緒に曲を創ったVan Dyke Parksにも協力を求めます。彼と二人でビートルズのようなブリティッシュインヴェンションに対抗すべくアメリカらしい曲で負けない曲を創ろうとしていたのです。その再現にはVan Dyke Parksの協力がどうしても必要でした。そしてコンサートは大成功となります。続けてレコーディングに入ります。スタジオでは当時と同じ手法でいくつかに分けて録音したパートを繋ぎ合わせると言う手法も再現されています。これで完全に当時発表されていたであろうSmileというアルバムが永い時を越えて遂に完成する事が出来たのです。

Our Prayer / Geeでの見事なコーラスハーモニーによる導入部に続いてHeroes and Villainsが始まる瞬間は鳥肌物です。既に断片として発表されていたHeroes and Villains、Cabin Essence、Vega-Tables、Surf's Up、Good Vibrationsという名曲以外も素晴らしい音楽の集大成となっています。名作Pet Soundsを遥かに越える名盤になっていたであろう事は一目瞭然です。サイケデリックでもなく心地良い音楽は当時サージェントペッパーと同時に発表されていても高く評価されていた事でしょう。

まだフュージュンも生まれていない時代に、これほど洗練された音楽が生まれていた事は驚きです。この作品の完成をもってブライアンウィルソンが見続けていた悪夢もきっと終わった事でしょう。今聴くと当たり前になっている手法でも感動があります。実に美しい作品です。単なる昔を懐かしむ作品ではありません。いい音楽はいつの時代でも感動を与える力を持っている物なのです。素晴らしい名盤です。このアルバムを完成してくれた事にただ感謝あるのみです。

Our Prayer / Gee

Heroes and Villains

Roll Plymouth Rock

Barnyard / Old Master Painter

Cabin Essence

Wonderful

Child Is Father of the Man

Surf's Up

I'm In Great Shape/I Wanna Be Around/Workshop

Wind Chimes

In Blue Hawaii

Good Vibrations

[20071105]

ラヴ・ユー ラヴ・ユー
ザ・ビーチ・ボーイズ (2000/09/27)
EMIミュージック・ジャパン
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アルバムCarl and the Passions-So Tough、Holland とブライアンウィルソンの精神状態はかなり不安定でレコーディングすらも出来ない状態でした。そして前作に当たる15 Big Ones で何とかカムバック。しかし大半の曲がカバー曲でしたので、完全な復活を果たしたのがこのアルバムになります。ブライアン節全開のポップアルバムになっているのですが売り上げは伸びず、カバー曲が多かった15 Big Onesの方が売り上げがいいという皮肉な結果になりました。しかしこのアルバムは往年のビーチボーイズに匹敵するほどの素晴らしい出来映えになりました。

1. Let Us Go on This Way
2. Roller Skating Child
3. Mona
4. Johnny Carson
5. Good Time
6. Honkin' Down the Highway
7. Ding Dang
8. Solar System
9. Night Was So Young
10. I'll Bet He's Nice
11. Let's Put Our Hearts Together
12. I Wanna Pick You Up
13. Airplane
14. Love Is a Woman

しかしドラッグとアルコールでブライアンの喉はしゃがれており、とても痛々しい感じがします。それでもハスキーボイスでもしっかり歌っていますので、悪くはありません。Roller Skating Childはシンプルながらも60年代を思わせるようないい曲です。Monaもいいです。シンセベースが多くフューチャーされているのは時代性でしょうか。3拍子のSolar Systemは斬新だった頃の曲のようです。

コーラスワークもビーチボーイズらしいボイシングが復活しています。Night Was So Youngなど見事な曲が感動的です。I'll Bet He's Niceではシンセの使い方がスマイリースマイルのようで面白いです。ロッカバラードのLove Is a Womanもブライアンらしい曲です。正に完全復活した事を感じさせる素晴らしいアルバムです。この後メンバーに変動があったり、デニスが事故死したりと不安定ながらもいまだに解散宣言は成されていません。突然再開する事も考えられますが、ブライアンはソロ活動の方が楽しそうです。この後もいい作品が続くのですが紹介はここまでにします。明日は最後に幻の名盤スマイルを紹介します。

Johnny Carson

Solar System

Night Was So Young

I Wanna Pick You Up

Love Is a Woman

[20071105]

サーフズ・アップ サーフズ・アップ
ザ・ビーチ・ボーイズ (2000/08/30)
EMIミュージック・ジャパン
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アルバム20/20 、Sunflowerと出してきましたが、これまでのトップセールスとはほど遠い売り上げが続いていました。そこで幻の名盤Smileの中核を成す予定であったSurf's Upを再現しよとしました。しかしブライアンウィルソンは気が向きませんでした。後日談になりますがSmileはビーチボーイズの表現力では完成出来なかったと供述しています。理想が高過ぎた為に断念せざるおえなかったというのです。しかしそんな幻の名盤に何とかすがる思いでこのアルバムが出されました。

1. Don't Go Near the Water
2. Long Promised Road
3. Take a Load off Your Feet
4. Disney Girls (1957)
5. Student Demonstration Time
6. Feel Flows
7. Lookin' at Tomorrow (A Welfare Song)
8. Day in the Life of a Tree
9. 'Til I Die
10. Surf's Up

時代は70年代を越えており、ハードロックが主流になっていました。しかしポップスもヒットしていましたし、ビーチボーイズはあくまでも良質なポップスを提供していました。Disney Girlsのような3拍子のバラードも定番になってきています。もう初期の頃のようなコーラスハーモニーは聴けませんが、曲の中でなんとかハーモニーをとっています。Day in the Life of a Treeのような大人ならではのほのぼのとした美しい曲も作れるようになっています。

Surf's Upという本来は幻の名盤でしか聴けなかった曲が聴けると言うのも目玉です。その為このアルバムでは何とか売り上げを上げる事が出来ました。他の曲も素晴らしい曲ばかりです。ソウルポップとでも言うべき70年代のアメリカらしい曲が並んでいます。派手さはありませんが、この時代のビーチボーイズも聴くべき価値のある作品を創っています。

Don't Go Near the Water

Long Promised Road

Disney Girls

Feel Flows

Day in the Life of a Tree

'Til I Die

Surf's Up

[20071104]

Friends Friends
The Beach Boys (1994/07/12)
Capitol
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スマイルの失敗によりレコード売り上げが格段に落ちたビーチボーイズは既にアイドルとしても扱われなくなりました。その為かレコード会社も彼らにはプレッシャーをかけなくなりました。ブライアンウィルソンもビートルズをライバル視しなくても良くなり、非常にリラックスした状態で録音されたのがこのアルバムです。

1. Meant for You
2. Friends
3. Wake the World
4. Be Here in the Morning
5. When a Man Needs a Woman
6. Passing By
7. Anna Lee, The Healer
8. Little Bird
9. Be Still
10. Busy Doin' Nothin'
11. Diamond Head
12. Transcendental Meditation

3拍子の曲があったりと、これまでのビーチボーイズには無かったほのぼのとした雰囲気を持った作品です。これ又売り上げは伸びませんでしたが、XTCのようなひねくれポップスをやるミュージシャンからは愛されているアルバムなのです。このアルバムでは又スタジオミュージシャンを起用したりしていますが、とてもシンプルで聴き易い曲ばかりです。

初期のドゥワップのようなコーラスもなくなり、普通のポップスとしてのコーラスワークになっています。Little Bird などはまるで10CCのような曲です。Busy Doin' Nothin' ではボサノヴァ調の曲に挑戦しています。まるでアレンジはバートバカラックです。Diamond Headでは効果音も入れてハワイあんなイメージを表現した作品です。実験的な音楽ではなく、しっかりと音楽として成り立っている所は流石です。Transcendental Meditationではジャジーでちょっとサイケな面白い曲です。まるで自分自身を癒すかのごときアルバムで、何とかこの後もバンドは存続し続けていきます。多くの物を失いながらも生き延びるのです。

Meant for You

Friends

Wake the World

Anna Lee, The Healer

Busy Doin' Nothin'

[20071104]

ワイルド・ハニー ワイルド・ハニー
ザ・ビーチ・ボーイズ (2001/06/27)
EMIミュージック・ジャパン
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スマイルを完成出来なかったビーチボーイズとは反対に時代はサイケやモータウンサウンドが支持されていました。ビーチボーイズも方向を転換せざるを得ませんでした。そしてこのアルバムではソウルミュージックを取り入れると言う挑戦が成されています。これまでもブライアンによるフィルスペクター風のサウンドは創っていましたので、それほど違和感はありませんが、一時期のサーフィン風のイメージは完全になくなっています。

1. Wild Honey
2. Aren't You Glad
3. I Was Made to Love Her
4. Country Air
5. Thing or Two
6. Darlin'
7. I'd Love Just Once to See You
8. Here Comes the Night
9. Let the Wind Blow
10. How She Boogalooed It
11. Mama Says

スティーヴィーワンダーのI Was Made to Love Herをカバーしている事により、ソウル色を全面に押し出しています。タイトルのWild Honeyではグッドバイブレーションで聴かせたテルミンサウンドが聴けます。Mama Saysはスマイル用にレコーディングされたヴェジタブルの一部が使われています。スマイルに対する絶対的な未練がこの後もその断片を小出しにしていくと言う形に表れます。

コーラスやアレンジもシンプルになり、ブライアンは曲は創っていますが意図しない方向に行っているのが悲しみさえ感じさせます。それにより他のバンドメンバーがバンド運営に関わるようになり、新しいビーチボーイズのスタイルを創っていく事になります。そしてそれはブライアンウィルソンの居場所が段々となくなっていく事になるのです。ブライアンの集中力が切れると普通の音楽にしか聴こえないのですから不思議な物です。又、このアルバムではスタジオミュージシャンを使わず、メンバーだけで演奏されています。

Wild Honey

Aren't You Glad

Darlin'

Here Comes the Night

Mama Says

[20071104]

Smiley Smile Smiley Smile
The Beach Boys (1994/07/12)
Brother
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ビーチボーイズ最大の問題作です。前作ペットサウンズは傑作でしたが、それ以上の作品を創ろうとしたブライアンウィルソンはヴァンダイクパークスに協力を求めてSmileというアルバムを制作します。しかしこれがなかなか完成しません。いろんなプレッシャーもあったでしょうがブライアンが精神的に追いつめられていたようです。レコード会社に催促される形で急遽ブライアン以外のメンバーの手によって未完成なSmileを編集する形でこのアルバムを出したと言う曰く付きの作品です。

1. Heroes and Villains
2. Vegetables
3. Fall Breaks and Back to Winter (W. Woodpecker Symphony)
4. She's Goin' Bald
5. Little Pad
6. Good Vibrations
7. With Me Tonight
8. Wind Chimes
9. Gettin' Hungry
10. Wonderful
11. Whistle In

Smileはビートルズのサージェントペッパーと同時期に制作されており、本来ならサージェントペッパーと双璧を成すような作品に仕上がっていたはずなのですが、幻の名作と呼ばれるようになります。このSmileを完成出来なかった事をずっとブライアンは引きずっていく事になるのですが、Smileに収められていた曲は形を変えてこの後少々紹介されていく事になります。このアルバムが一番Smileに近い為、ファンの間ではこのアルバムが唯一の鍵となっていました。しかし、あまりにもアヴァンギャルドでサイケな内容の為これまた売れませんでした。

シングルカットされたHeroes and VillainsとGood Vibrationsは何とかヒットしました。特にGood Vibrationsはビーチボーイズを代表する名曲となっています。いくつかのパートを別々に録音しており、それをテープを切り貼る編集にて1曲に仕上げるというビートルズのストロベリーと同じ手法をとっています。こちらの方が先にやっていますが、これをそのままコピーしたトッドラングレンのカバーも本物そっくりで驚かされます。他のほとんどの曲も同じ手法がとられており、効果音などかなり難解な作品になっていますが、脳天気な音楽ばかり聴いていたこれまでのファンには受け入れられませんでした。サイケデリックを見直す風潮が出てきて後に評価されるようにはなりましたが、ペットサウンズに比べると完成度が低いため、やはり評価は低いようです。

このアルバムだけ聴いた限りではビートルズのリヴォルバーに近い感じがしますが、果たしてSmileが完成していたらどうなっていたのでしょうか。それがファンをやきもきさせる事になるのですが、Smileの失敗でブライアンのバンドに対する掌握力は一気に失われていく事になります。しかし時を経てSmileは違う形で完成しますので、それは後ほど紹介いたします。このアルバムはGood Vibrationsを聴けると言うだけでも価値はありますので、サイケファンには受け入れられると思います。

Heroes and Villains

Vegetables

She's Goin' Bald

Good Vibrations

With Me Tonight

Wind Chimes

Wonderful

Whistle In

[20071103]

Pet Sounds Pet Sounds
The Beach Boys (1999/07/13)
Captol
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ビーチボーイズの最高傑作アルバムです。ビートルズのラバーソウルの完成度の高さに感銘を受けたブライアンウィルソンが創り上げた素晴らしい音楽の数々です。ブライアンウィルソンが聴いていたラバーソウルはアメリカ盤だったと言われています。アメリカ盤は曲目が違っており、フォーク調の曲が多かったそうです。ですからブライアンはこれからはフォークロックだと勘違いして創られているのですが、それがその後の音楽界を導くほどの名作となっていくのです。

1. Wouldn't It Be Nice
2. You Still Believe
3. That's Not Me
4. Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder)
5. I'm Waiting for the Day
6. Let's Go Away for Awhile
7. Sloop John B.
8. God Only Knows
9. I Know There's an Answer
10. Here Today
11. I Just Wan't Made for Times Like These
12. Pet Sounds
13. Caroline, No
14. Hang on to Your Ego [Bonus Track]

まずアレンジが格段に違います。テンションコードを多用し、ベースラインはルート音にこだわらず浮遊していきます。そしてそこにのる旋律がとてつもなく美しいのです。Wouldn't It Be Niceではフィルスペクター風でありながらもビーチボーイズらしい作品に仕上げています。God Only Knowsはデヴィッドボーイがカバーしていました。これまでのサーフィンやホットロッドといったテーマはもうありません。その為かこのアルバムは出来映えに反して売れませんでした。脳天気なアメリカでは評価されなかったのです。その代わりイギリスや日本では名作として扱われます。

Sloop John Bもフィルスペクター風ですが、そのアレンジの素晴らしさは遥かに上をいっています。Caroline, Noも素晴らしい曲です。捨て曲無しの名盤です。しかしこれが売れなかった事がさらにブライアンウィルソンを追いつめていく事になります。このアルバムを聴いたビートルズ、特にポールマッカートニーはこの他にフランクザッパなどからも刺激を受けてサージェントペッパーを創り出していく事になるのです。つまりビートルズを追い抜こうとして創ったこのアルバムが、さらにビートルズに上のステージに登らせる結果となったのです。

このアルバムにはサイケデリックな匂いは無いのですが、この作品以降サイケデリック音楽を生み出す原点ともなっています。当時のアメリカでは評価されませんでしたが、現在ではきちんと評価されるようになっています。ロックの歴史に重要な意味を示した名盤であります。これが売れていればどれほどブライアンは苦しまずに済んだ事でしょう。

Wouldn't It Be Nice

You Still Believe

Don't Talk

I'm Waiting for the Day

Sloop John B

God Only Knows

Here Today

Pet Sounds

Caroline, No

Wouldn't It Be Nice/Hang On To Your Ego

[20071103]

Summer Days (And Summer Nights!!) Summer Days (And Summer Nights!!)
The Beach Boys (1994/06/28)
Japanese Import
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前作Today! とほぼ同時期に録音された作品です。レコード会社があくまでもビーチボーイズの夏と言うイメージで創らせたアルバムです。ブライアンは既に次のステップに向かおうとしていましたが、会社側の要求を一旦飲み込む形でこの作品が発表されました。

1. Girl from New York City
2. Amusement Parks, U.S.A.
3. Then I Kissed Her
4. Salt Lake City
5. Girl Don't Tell Me
6. Help Me, Rhonda
7. California Girls
8. Let Him Run Wild
9. You're So Good to Me
10. Summer Means New Love
11. I'm Bugged at My Ol' Man
12. And Your Dream Comes True

Then I Kissed Herはキッスもカバーしたフィルスペクターのカバー曲です。沖縄民謡とブルーノートは同じ音階であり、リズムを帰るとこのように沖縄のような感じの音楽になるのです。Girl Don't Tell Meはまるでビートルズのような曲になっています。California Girlsはこれまたビーチボーイズを代表するヒット曲です。ビーチボーイズらしい曲を何とか用意したブライアンでしたが、この辺りからレコード会社との確執が生まれていきます。

ビートルズもブライアンウィルソンに影響されたのか、この頃からレコーディングを重視し、コンサート活動は行わないようになっていきます。そして数々の名曲を出していくビートルズに対抗すべくブライアンは孤軍奮闘していきますがレコード会社はこれまでどうりの作品を要求してきます。そんな中ブライアンのドラッグへの依存は益々エスカレートしていくのです。

Then I Kissed Her

Salt Lake City

Girl Don't Tell Me

California Girls/help me Rhonda

Let Him Run Wild

You're So Good To Me

I'm Bugged at My Ol' Man

[20071103]

Today! Today!
The Beach Boys (1994/06/28)
Import
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All Summer Longは素晴らしいアルバムでした。その勢いを継承しつつもビーチボーイズに大きな転換期がまいります。それはブライアンウィルソンのドラッグ体験です。ジャズ界では当たり前になっていたドラッグ摂取ですが、この頃からロック界でも常用者が増えていきます。この体験は後のサイケデリックサウンドを生み出していくのですが、よりレコーディングに専念するようになったブライアンはバンドのツアーに同行しなくなります。ライブではブライアンの代行が立てられ、ブライアンはスタジオにこもってスタジオミュージシャンを使ってバックサウンドをレコーディング。ステージから戻ってきたメンバーがそれに歌をかぶせていくと言うスタイルが出来上がっていきます。その最初の作品がこのアルバムです。

1. Do You Wanna Dance
2. Good to My Baby
3. Don't Hurt My Little Sister
4. When I Grow Up (To Be a Man)
5. Help Me, Rhonda
6. Dance, Dance, Dance
7. Please Let Me Wonder
8. I'm So Young
9. Kiss Me, Baby
10. She Knows Me Too Well
11. In the Back of My Mind
12. Bull Session with "Big Daddy"

このアルバムではアナログ盤のA面に当たる部分にアップテンポの曲を集め、B面に当たる部分にバラードなどのスローな曲を集めている変則コンセプトアルバムとなっています。スタジオに集められたスタジオミュージシャンには後に有名になるレオンラッセルなどがいました。そしてブライアンは敬愛するフィルスペクターを意識したウォールオブサウンドを模倣したり、今までに無かったリズムを取り入れたりと、あらゆる実験的な作業に没頭していきます。

フィルスペクターと言う黒人ビートグループを生み出していった流れがビーチボーイズに受け継がれられて、それがモータウンサウンドに受け継がれていくと言う流れは公表はされていませんが確かにあったと思います。黒人と白人が文化を共有していくというアメリカ独特の文化は確かにあるのです。ただ当事者同士は認めないような部分もあるのですが、そういう秘められた部分も感じながら聴いていくとビーチボーイズの偉大な業績が見えてきます。名作ペットサウンズにつながる作品としてのこのアルバムの価値も又然りです。

Do You Wanna Dance

Good to My Baby

When I Grow Up

Help Me, Rhonda

Dance, Dance, Dance

Please Let Me Wonder

Kiss Me, Baby

In the Back of My Mind

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