1. This Wheel's on Fire 2. Old Blue 3. Your Gentle Way of Loving Me 4. Child of the Universe 5. Nashville West 6. Drug Store Truck Drivin' Man 7. King Apathy III 8. Candy 9. Bad Night at the Whiskey 10. Medley: My Back Pages/B.J. Blues/Baby What You Want Me to Do 11. Stanley's Song 12. Lay Lady Lay [Alternate Version] 13. This Wheel's on Fire [Version One] 14. My Back Pages/B.J. Blues/Baby What You Want Me to Do [Alternate Take] 15. Nashville West [Alternate Version]
カントリーロックの曲も残っており、混沌としていますが、それがサイケ真ただ中の時代においてはいい味になっています。This Wheel's on Fireはディランのベイスメントテイプスのセッションに入っていた曲でザバンドがレコードかしていましたが、それとは違ったアレンジにしたバーズならではの解釈が成されています。激動の60年代後半を象徴するような混沌とへヴィーな内容になっています。
King Apathy IIIでの変幻自在な流れが格好良く、このアルバムのハイライトになっていると思います。ロジャーマッギンの声は元々しゃがれた感じがありましたが、このアルバムあたりからそれが顕著になっていきます。そしてこのアルバムのタイトルからも分かるように、このアルバムのコンセプトは二面性です。内ジャケットでは宇宙飛行士とカウボーイを対照的に描いており、スペースロックとカントリーロックの二面性を強調しています。これはカントリーだけではかなり批判を受けていた事が原因かもしれません。方向性を失いながらもこの後もバーズは羽ばたいていきます。