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[20071222]

Jefferson Airplane Takes OffJefferson Airplane Takes Off
(2003/08/19)
Jefferson Airplane

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フランクザッパはサイケデリックへの道筋みたいなものを創りましたが、本人自体はサイケデリックへはいきませんでした。アメリカでの本格的なサイケデリックな文化を生み出していったのは、西海岸から生まれた反戦思想のフラワームーヴメントであり、ヒッピームーヴメントが愛した音楽にあり、その象徴的な存在がこのジェファーソンエアプレインです。

1. Blues From An Airplane
2. Let Me In
3. Bringing Me Down
4. Its No Secret
5. Tobacco Road
6. Runnin Round This World
7. Come Up The Years
8. Run Around
9. Lets Get Together
10. Dont Slip Away
11. Chauffeur Blues
12. And I Like It
13. High Flyin Bird (Bonus Track)
14. Its Alright (Bonus Track)
15. Go To Her (version 1) (Bonus Track)
16. Let Me In (alternate unedited version) (Bonus Track)
17. Chauffeur Blues (alternate version) previously unissued (Bonus Track)
18. And I Like It (alternate version) previously unissued (Bonus Track)
19. Blues From An Airplane (instrumental take 10) (Bonus Track)

このファーストアルバムではまだ女性ボーカリストのグレイススリックが参加しておりません。まだブルースロックをやっているバンドと言った感じですが、新しい感覚を既に持ち合わせております。このバンドは後にジェファーソンスターシップなどに変形していくのですが、この最初のエアプレインの時代だけはロックの歴史には欠かせない重要なバンドだと思っています。最終的には私が一番嫌いなスターシップになってしまいますので、その辺は聴く価値はありません。

パパス&ままスのようなフォーク調の曲もあり、それとブルースがミックスされてサイケな感じが生まれている部分もあります。当時のアメリカはベトナム戦争に対する不信感が若者達に芽生えており、それがこういったカルチャーを生んだと言ってもいいです。今で言えばカレッジチャートに出てくるようなバンドだったのですが、こういったバンドが新しい感覚を生み出していく事になります。

Its No Secret

Tobacco Road

Come Up The Years

High Flyin Bird

[20071221]

Civilization Phaze IIICivilization Phaze III
(1995/04/04)
Frank Zappa

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本日12月21日はフランクザッパの誕生日です。生きていれば67歳でしょうか。その彼の誕生日に彼の最高傑作アルバムを紹介出来る光栄に感謝いたします。このアルバムはフランクザッパの死後にリリースされたCD2枚組の超大作コンセプトアルバムです。彼の死後、様々な未発表音源が出されていきますが、このアルバムは最後のオリジナル作品と言ってもいいくらい、これまでのザッパの音楽を統括したような名作になっています。

ディスク:1
1. This Is Phaze III
2. Put a Motor in Yourself
3. Oh-Umm
4. They Made Me Eat It
5. Reagan at Bitburg
6. Very Nice Body
7. Navanax
8. How the Pigs' Music Works
9. Xmas Values
10. Dark Water!
11. Amnerika
12. Have You Heard Their Band?
13. Religious Superstition
14. Saliva Can Only Take So Much
15. Buffalo Voice
16. Someplace Else Right Now
17. Get a Life
18. Kayak (On Snow)
19. N-Lite
ディスク:2
1. I Wish Motorhead Would Come Back
2. Secular Humanism
3. Attack! Attack! Attack!
4. I Was in a Drum
5. Different Octave
6. This Ain't CNN
7. Pigs' Music
8. Pig With Wings
9. This Is All Wrong
10. Hot and Putrid
11. Flowing Inside-Out
12. I Had a Dream About That
13. Gross Man
14. Tunnel into Muck
15. Why Not?
16. Put a Little Motor in Em
17. You're Just Insultin' Me, Aren't You!
18. Cold Light Generation
19. Dio Fa
20. That Would Be the End of That
21. Beat the Reaper
22. Waffenspiel

これまでのザッパの作品の中からの抜粋や、シンクラヴィアとEnsemble Modern というオーケストラによって、架空の文明のようで身近な文明のような感じにも聴こえる社会を描いた一大交響曲です。ザッパの描きたかった音楽がここに集結しているのではないでしょうか。曲間に会話を入れたりとランピーグレイヴィーのような手法もとっています。

そして何と言ってもコンピューターを使っているのに、このめまぐるしいくらいの躍動感はどうでしょう。私がいつもザッパに創って欲しいと思っていた音楽がこのラストアルバムのような形でかないました。こういった音楽を創って欲しかったのにちょっと違う方向に行ったりしていた時はがっかりしていましたが、このアルバムで最後に報われた気がしました。一時期はポップになり過ぎていたザッパですが、個人的には最後まで孤高な人でいて欲しかったのです。

文化としての音楽性が低いからと言って、売る為にシンプルで分かり易い曲を創る必要は無いのです。単なる息抜きの為に音楽を聴く人が多いのも現状ですが、もっと聴き込む事が当たり前になる文化としての音楽性が高まる事を信じて、断じて低レベルに合わせた音楽は創らないと言う意思がこのアルバムからは伝わってきます。これこそがロックなのです。フランクザッパよ永遠に。

Put a Motor in Yourself

Xmas Values /N-Lite

Amnerika

Get a Life

Dio Fa

[20071220]

Zappa: The Yellow SharkZappa: The Yellow Shark
(1995/05/30)
Spoken Word、 他

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後年のザッパはライブアルバムばかり出していました。ただでさえ膨大なアルバム群があるのにライブアルバムも半端ではありませんので、今回はライブアルバムは割愛させて頂きました。機会がありましたら紹介していないライブアルバムも紹介させて頂きます。そしてこのアルバムがザッパの遺作となりました。Ensemble Modernというオーケストラによる作品で、最後にザッパらしい現代音楽で幕を閉じた事になります。

1. Intro
2. Dog Breath Variations
3. Uncle Meat
4. Outrage at Valdez
5. Times Beach II
6. III Revised
7. Girl in the Magnesium Dress
8. Be-Bop Tango
9. Ruth Is Sleeping
10. None of the Above
11. Pentagon Afternoon
12. Questi Cazzi Di Piccione
13. Times Beach III
14. Food Gathering in Post-Industrial America, 1992
15. Welcome to the United States
16. Pound for a Brown
17. Exercise, No. 4
18. Get Whitey
19. G-Spot Tornado

これまで作曲された曲をオーケストラアレンジして、ステージではダンスなどのショーも交えながら、総合芸術家としてのザッパとはいかなるものだったのかと言う事を、最後の最後に再認識させてくれているアルバムになります。オーケストラと言っても、かなり珍しい楽器なども使っており、中にはモンゴルのホーミーを使用したりと一筋縄では行かない世界が展開していきます。

果たしてザッパは生きている間に、自分の頭の中で鳴っている音をしっかりと表現しきれたのでしょうか。それは彼にしか分からない事ですが、私達は彼の音楽から本当の文化としての音楽の楽しみ方を学んでいけたらと思います。文明は進歩しても、音楽と言う文化が後退している最近の音楽シーンに絶対的に不足しているのは、フランクザッパと言う起爆剤なのです。

Intro

Dog Breath Variations

Food Gathering in Post-Industrial America

Pound for a Brown

G-Spot Tornado

[20071219]

GuitarGuitar
(1995/05/02)
Frank Zappa

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「黙ってギターを弾いてくれ」の続編のようなアルバムです。これもライブでのギターアドリブばかりを集めた作品で、本来の曲とは全く違うタイトルが付けられています。それだけアドリブでは一つの新しい作曲をリアルタイムで行っていたと言う事です。アドリブとは本来そういうものです。日本ではギターテクニックはあっても、このアドリブをちゃんと弾けない人が多いように思います。あらかじめ作曲されていないと何を演奏していいか分からないと言う人が結構います。その代わり完コピが得意だったりする人がいますが、私は逆で、完コピするよりもポイントだけコピーして後は自由にアドリブで弾く事が好きです。大袈裟に言うとコピーは10代のうちに卒業してあとはオリジナリティーの追求ばかりしていました。こういう人間も珍しいと思いますが、作曲家と言うのはそういうものだと思っています。

ディスク:1
1. Sexual Harassment in the Workplace
2. Which One Is It?
3. Republicans
4. Do Not Pass Go
5. Chalk Pie
6. In-A-Gadda-Stravinsky
7. That's Not Really Reggae
8. When No One Was No One
9. Once Again, Without the Net
10. Outside Now (Original Solo)
11. Jim & Tammy's Upper Room
12. Were We Ever Really Safe in San Antonio?
13. That Ol' G Minor Thing Again
14. Hotel Atlanta Incidentals
15. That's Not Really a Shuffle
16. Move It or Park It
17. Sunrise Redeemer
ディスク:2
1. Variations on Sinister #3
2. Orrin Hatch on Skis
3. But Who Was Fulcanelli?
4. For Duane
5. Goa
6. Winos Do Not March
7. Swans? What Swans?
8. Too Ugly for Show Business
9. Systems of Edges
10. Do Not Try This at Home
11. Things That Look Like Meat
12. Watermelon in Easter Hay
13. Canadian Customs
14. Is That All There Is?
15. It Ain't Necessarily the Saint James Infirmary

アナログ盤では2枚組の容量でしたが、CD化するにあたりさらに曲数を増やしCD2枚組の容量にバージョンアップしています。アドリブばかりですので主旋律がありません。ギターに興味が無い人にとってはきつい内容かもしれませんが、アヴァンギャルド系も好きなギターファンにとっては、この上ない御馳走になる事でしょう。

「黙ってギターを弾いてくれ」よりもぶっ飛び度は上がっております。クリムゾンファンにも是非聴いて欲しい作品です。Sexual Harassment in the Workplaceなど、当時アメリカで生まれたばかりの言葉を早速タイトルに持ってくるところがザッパらしくもあります。全く途切れる事なく矢継ぎ早にギターソロが延々と続きますので苦痛に思われる人もいるかもしれません。しかしこういったぶっきらぼうな作品こそザッパらしくて痛快であります。

exual Harassment in the Workplace

Outside Now

Were We Ever Really Safe in San Antonio

Watermelon in Easter Hay

[20071218]

Jazz From HellJazz From Hell
(1995/05/02)
Frank Zappa

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シンクラヴィアだけで創ったジャズロックアルバムと言うコンセプトですが、シンセやサンプリングによる打ち込みですのでプログレに聴こえてしまいます。ザッパのバックバンドはテクニシャン揃いですが、ザッパの脳内をストレートに描き出すには限界がありました。しかしシンクラヴィアによってその限界がなくなったのです。

1. Night School
2. Beltway Bandits
3. While You Were Art II
4. Jazz from Hell
5. G-Spot Tornado
6. Damp Ankles
7. St. Etienne
8. Massaggio Galore

今聴くと音色的に古さを感じてしまいますが、ここで描かれている旋律の何と躍動的な事か。これまでも現代音楽、ジャズ、ファンク、ロックなど様々な音楽を創っていましたが、このアルバムでザッパがやりたい音楽が明確になっているのではないでしょうか。それは総合芸術家としてのザッパの総合音楽による自己表現なのであります。ジャンルなどはもはや何の意味も持ちません。これはザッパと言う人間の音楽なのです。

St. Etienneだけバンド演奏なのですが、打ち込み以上にテクニカルになっています。まだビッグビートもドラムンベースも生まれる前にこのようなアルバムを創っているザッパはやはり先見の明があります。打ち込みものの先にジャムバンドが流行りましたが、ザッパがやっている事は正しくそれです。クリッターズバギンなどと聴き比べて頂くと面白いと思います。コンピューターミュージックにより、当時は批判も受けましたが、まぎれもなくここに収められている音楽は最高のパフォーマンスと持った名曲達です。オフザケだけではないザッパのこれらの音楽を私は大いに支持いたします。

Nite School

G-Spot Tornado

St. Etienne

[20071217]

Frank Zappa Meets the Mothers of PreventionFrank Zappa Meets the Mothers of Prevention
(1990/10/25)
Frank Zappa

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久々のマザーズ名義ですが、プリヴェンションです。圧力団体(PMRC)への言及を訴える作品であり、当初米国とヨーロッパで2つのわずかに異なるバージョンでリリースされました、しかし、2つのバージョンは後で結合されました。

1. I Don't Even Care
2. One Man, One Vote
3. Little Beige Sambo
4. Aerobics in Bondage
5. We're Turning Again
6. Alien Orifice
7. Yo Cats
8. What's New in Baltimore?
9. Porn Wars
10. H.R. 2911

I Don't Even CareやWe're Turning Againではパーラメントのようなゆるいグルーヴのファンクをやっています。それ以外はシンクラヴィアで創った曲が多くあります。下世話なファンクとハイブリッドのバカテクフュージュンが楽しめます。結構シリアスな演奏です。

変拍子でのユニゾンなどはプログレのようでもあり、いつものザッパらしい内容なのですが、シンクラヴィアと共演している為、いつもとは違う緊張感があります。ザッパが創る打ち込みは機械臭くありません。しかし尋常ではありません。ザッパファンでなくとも入り込み易い作品でもあります。

We're Turning Again

Alien Orifice

What's New in Baltimore

Porn Wars

[20071216]

フランチェスコ・ザッパフランチェスコ・ザッパ
(2002/10/23)
フランク・ザッパ

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フランクザッパは自分の本名をフランチェスコザッパだと思っていました。実際にはフランクザッパこそが本名だったのですが、その思い込んでいた名前と同姓同名の音楽家が実在していた事を知り、彼の楽譜を集めてシンクラヴィアによって再現してみせたのがこの作品になります。

1. Opus I: No. 1, 1st Movement : Andante
2. Opus I: No. 1, 2nd Movement: Allegro con Brio
3. Opus I: No. 2, 1st Movement: Andantino
4. Opus I: No. 2, 2nd Movement: Minuetto Grazioso
5. Opus I: No. 3, 1st Movement: Andantino
6. Opus I: No. 3, 2nd Movement: Presto
7. Opus I: No. 4, 1st Movement: Andante
8. Opus I: No. 4, 2nd Movement: Allegro
9. Opus I: No. 4, 2nd Movement: Minuetto Grazioso
10. Opus I: No. 6, 1st Movement: Largo
11. Opus I: No. 6, 2nd Movement: Minuet
12. Opus IV: No. 1, 1st Movement: Andantino
13. Opus IV: No. 1, 2nd Movement: Allegro Assai
14. Opus IV: No. 2, 2nd Movement: Allegro Assai
15. Opus IV: No. 3, 1st Movement: Andante
16. Opus IV: No. 3, 2st Movement: Tempo di Minuetto
17. Opus IV: No. 4, 1st Movement: Minuetto

フランチェスコの作品は聴いてもらうと分かる通り、そつなく曲を創り生活していた音楽家だと言う事が分かります。可もなく不可もなくです。当時はモーツァルトが天才として脚光を浴びておりましたから、フランチェスコはほとんど人々から記憶される事なく埋もれていた音楽家になります。このアルバムが出るまでは一度もレコード化された事が無かったのです。このフランクザッパの気まぐれが無かったらフランチェスコの音楽を我々は耳にする機会は全くなかった事でしょう。

しかし音楽的には非常にチャーミングなバロック調の曲で、くどくもなく程よい優雅さがあり、モーツァルトという天才と同じ時代にいなければそこそこの名前は残せたのではなかったでしょか。ただ時代は古典からロマン派へと流れており、当時としても古臭い音楽だったのかもしれません。フランクザッパは冗談のようにこの作曲家の音楽を真面目にシンクラヴィアによって再現しています。我々には想像もつかないシンパシーがそこにはあるのかもしれません。こういう人知れず忘れ去られている作曲家の曲ではありますが、結構テレビのBGMに使っても子k値良い音楽だと思いますし、結構私はこの力の抜き加減が好きであります。

zappa interview

[20071216]

Thing-FishThing-Fish
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ミュージカル用に創られた作品で、アナログ盤では3枚組だったものをCD2枚組にまとめております。テリーボジオが参加しており、演奏面もかなり楽しめます。ストーリー的には謎の生物Thing-Fishが、いくじのないインテリ白人、俗物女、アル中の宗教家、黒人のゲイの抹殺を目論む地下組織等が入り乱れて人騒動を巻き起こすというもので、黒人差別問題に下半身から真剣に取組んでいる超快作と言う事になっています。160ページの完全対訳読本がついています。

ディスク:1
1. Prologue
2. Mammy Nuns
3. Harry and Rhonda
4. Galoot Up-Date
5. 'Torchum' Never Stops
6. That Evil Prince
7. You Are What You Is
8. Mudd Club
9. Meek Shall Inherit Nothing
10. Clowns on Velvet
11. Harry-As-A-Boy
12. He's So Gay
13. Massive Improve'lence
14. Artificial Rhonda
ディスク:2
1. Crab-Grass Baby
2. White Boy Troubles
3. No, Not Now
4. Briefcase Boogie
5. Brown Moses
6. Wistful Wit a Fist-Full
7. Drop Dead
8. Won Ton On

既に発表済みの曲も入っておりますが、かなりかたり口調の曲が多いです。それども乱痴気な感じのザッパ劇団らしい内容になっています。コンセプトアルバムとしての流行は終わっていたりしていましたが、ザッパは常に自分のペースで思いついた事をやっています。とにかく常にアイデアをひねり出していた人で、一人白人パーラメントと言った方が分かり易いかもしれません。

そしてどんなバッシングにも屈しない強靭な人物であった事も想像出来ます。アメリカ社会への批判が大体のテーマですが、もっと人間の本質的な部分でちゃかしているところがバイタリティーを感じます。しかしさすがに長年やっていると、やっている事がパターン化している部分もあります。しかし生き残りなんて事よりも常に挑戦者であった事がザッパらしさかもしれません。


He's So Gay

Brown Moses

[20071215]

Them or UsThem or Us
(1995/05/02)
Frank Zappa

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1984年には4枚のアルバムを出している多作のザッパですが、その中でブロードウェイ作品以外はサングラスをかけたわんちゃんがジャケットに登場しています。オーケストラ作品が大磯の中で、唯一ロックアルバムとなっているのがこの作品です。

1. Closer You Are
2. In France
3. Ya Hozna
4. Sharleena
5. Sinister Footwear II
6. Truck Driver Divorce
7. Stevie's Spanking
8. Baby, Take Your Teeth Out
9. Marque-Son's Chicken
10. Planet of My Dreams
11. Be in My Video
12. Them or Us
13. Frogs With Dirty Little Lips
14. Whipping Post

ドゥワップのカバーCloser You Areからはじまりニューウェイヴっぽいアレンジのロック作品が多く入っています。Ya Hoznaはずっと同じギターリフが繰り返される中での民族音楽のような歌が歌われ、トリッキーなギターソロは恐らくスティーヴヴァイでしょうが、こういったアヴァンギャルドな作り方はザッパらしいものですが、ニューウェイヴ的なところでもあります。Stevie's Spankingではスティーヴヴァイの性癖が歌われています。この時代を知らない人にとっては信じられない世界でしょう。

アナログ盤では枚組でしたが、CDでは1枚に収められています。Sinister Footwear IIでのトリッキーなギターソロはスティーヴヴァイのように聴こえますが、クレジットはフランクザッパになっています。トリッキーさではザッパの真骨頂というところでしょうか。シンクラヴィアもキーボードとして使われていますし、80年代らしい音色で、らしくない音楽展開をしてみせると言うひねくれぶりです。しかしラストもカバー曲で、Whipping Post はオールマンブラザースの曲です。こういった選曲が80年代の音楽界に対するザッパ流のアンチテーゼなのかもしれません。

Closer You Are

In France

Sharleena

Sinister Footwear II

Stevie's Spanking

Baby, Take Your Teeth Out

Whipping Post

[20071215]

The Perfect StrangerThe Perfect Stranger
(1995/05/16)
Frank Zappa

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又してもオーケストラものという作品が続きます。こちらでは現代音楽家のピエールブーレーズが3曲指揮をとっている演奏と、シンクラヴィアによるオーケストレーションの作品が入っています。シンクラヴィアとはサンプラーの機能を高めたマルチレコーダーのような楽器で、今ではDTM環境により、同じような事が簡単に出来るようになりましたが、当時は最先端の楽器でかなり高級な外車と同じくらいの値段がしておりました。個人的に持っていたのはザッパとスティーヴィーワンダーくらいではなかったでしょうか。

1. Perfect Stranger
2. Naval Aviation in Art?
3. Girl in the Magnesium Dress
4. Dupree's Paradise
5. Love Story
6. Outside Now Again
7. Jonestown

ピエールブーレーズは現代音楽家としては代表的な人物で、早くからザッパの音楽を賞賛しておりました。その彼が指揮をするオーケストラは見事な演奏を聴かせてくれます。そしてシンクラヴィアの方ですが、これは何十分ものサンプリングが可能なトラックがマルチであるもので、今で言うハードディスクレコーディングに近いものです。そのためサンプリング音源もかなり生々しいものが創り出せるのです。これを手にしたザッパにとっては、重い描いているままに演奏してはくれないバンドよりは自分の表現をストレートに表現出来る楽器として重宝します。

聴いてもらうと分かりますが、普通のオーケストレーションとさほど違和感がありません。しかしシンセによって創られている音源であるのはすぐに分かります。オールインワンのワークステーション的な楽器であり、それらをもっと簡単に簡単に操作出来るようになったのが最近のDTMソフトになります。ですから現在はもっと凄い音楽が生まれていいのに、遠慮しているのか、誰も凄い事をやってくれません。仕方ないので、もっと凄い表現は出来ないかと模索しているのが私SAMARQAND になります。結局はいい音楽を生み出す事が基本ですが、せっかくこれだけの恵まれた環境を手に入れているので、普通の事をしていては意味がないと言うのが私の意見です。果たしてザッパを越える事は出来るのでありましょうか。

Girl in the Magnesium Dress

Dupree's Paradise

[20071214]

London Symphony Orchestra, Vols. 1 & 2London Symphony Orchestra, Vols. 1 & 2
(1995/04/18)
Frank Zappa

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ロンドンシンフォニックオーケストラを起用してザッパが創ったオーケストラ曲を発表しました。これまでのようなロックを期待すると理解出来ないかもしれませんが、プログレッシヴな曲をオーケストラで演奏していると思えば、かなりザッパらしさが溢れている事に気づきます。アナログではVol1とVol2は別に出されていましたが、CDでは一つにまとめられています。

ディスク:1
1. Bob in Dacron, First Movement
2. Bob in Dacron, Second Movement
3. Sad Jane, First Movement
4. Sad Jane, Second Movement
5. Mo 'n Herb's Vacation, First Movement
6. Mo 'n Herb's Vacation, Second Movement
7. Mo 'n Herb's Vacation, Third Movement
ディスク:2
1. Envelopes
2. Pedro's Dowry
3. Bogus Pomp
4. Strictly Genteel

元々現代音楽家としてスタートしたザッパですので、この手の曲もかなりの数があると思われます。こうして世に出ただけでも、この作品はファンにとっては有難いものです。Vol2の方はこれまで発表されていた曲をオーケストラ用にアレンジしたものになります。プログレ界でもキースエマーソンなどがオーケストラ用の曲を書いたりしていましたが、ザッパは一人でしかも多作なのにいとも簡単にこのような作品を出しますので、面食らってしまいます。しかもユーモアに溢れた演奏です。

ザッパを理解されていない方には特異な存在かもしれませんが、昔から聴き続けてきてザッパの行動についていけてる人には、それほど驚くような内容でもありません。今まで無かった事の方がおかしいくらいです。実に楽しい音楽が溢れています。

Envelopes

Strictly Genteel

[20071213]

The Man from UtopiaThe Man from Utopia
(1995/05/02)
Frank Zappa

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発売当時の邦題はハエハエ蚊蚊蚊ザッパッパでした。ジャケットのアンドロイドザッパがハエ叩きを手に持っているので致し方ありませんが、当時の日本のレコード会社のおふざけぶりも相当なものでした。サウンド的にはニューウェイヴのようなチョッパーベースにフランジャーを効かせたギターが浮遊するような世界で、リーグオブジェントルマンに近いかもしれません。

1. Cocaine Decisions
2. Sex
3. Tink Walks Amok
4. Radio Is Broken
5. We Are Not Alone
6. Dangerous Kitchen
7. Man from Utopia Meets Mary Lou (Medley)
8. Stick Together
9. Jazz Discharge Party Hats
10. Luigi and The Wise Guys
11. Moggio

ポップな曲が多いですが、アレンジがテクノしているので時代的には格好いい音色が多いです。ドラッグの使用を嫌うザッパらしいCocaine DecisionsやSexというストレートなタイトルもあります。キングクリムゾンがコミックバンドになってしまったようなバンドがいたら面白いと思いませんか。このアルバムのバンドは正にそれです。テクニックもあるのにここまでオフザケが出来るのはザッパしかおりません。Jazz Discharge Party Hatsはジャズのように聴こえますが、アレンジはニューウェイヴ風です。

We Are Not Aloneはスカを基本としたアレンジですし、当時の流行の音を沢山使っているのですが、当時はそれでも流行とは関係ないと言う印象がありました。ラジオでも良く紹介されており、当時はラジオがある職場にいたのですが、爆笑しながら仕事をしていた思い出があります。ここのところのポップ化とザッパ本来のアヴァンギャルド性がいいバランスで表現された作品だと思います。80年代の作品の中では一番好きなアルバムです。

Cocaine Decisions

The Radio is broken - We are not alone

Dangerous Kitchen

[20071212]

Ship Arriving Too Late to Save a Drowning WitchShip Arriving Too Late to Save a Drowning Witch
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ビルボードを賑わす事になる、ザッパとしては売れたアルバムになります。かなりMTV向けなヒット曲が多く、それとプログレッシヴな曲を間断なく繋ぎ合わせたアルバムです。ジャケットデザインもテクノ時代にあったシンプルなものになっています。しかしたどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船と言うタイトルは何を意味しているのでしょうか。

1. No, Not Now
2. Valley Girl
3. I Come from Nowhere
4. Drowning Witch
5. Envelopes
6. Teen-Age Prostitute

ディスコミュージックをおちょくりながらもチョッパーベースビンビンのNo, Not Nowは邦題が今は納豆売りはいらないとかいうのがついていました。次のValley Girl はザッパの愛娘、当時13歳のムーンのギャル風おしゃべりをフューチャーした曲で、これが大ヒットとなりました。ニューウェイブ調のポップな曲でおふざけで創っているにしては創り込まれています。I Come from Nowhereはプログレッシヴな演奏による、これもニューウェイヴをパロディー化した曲でブライアンフェリー風の歌い方などの凝りようです。トリッキーなギターはザッパなのかヴァイなのか分かりません。どちらもこのようなプレイをしますので。

Drowning Witchでのクリムゾンのようなギターは恐らくザッパだと思いますが、アーミングとかしているのはヴァイかもしれません。今聴くと結構まともなスケールで演奏しているソロパートですが、当時は結構アヴァンギャルドな印象を受けました。隠していた狼の牙をきらりと覗かせた瞬間です。結構売れた作品ですが、全体を聴き終わるとザッパの術中にハマっている事でしょう。

Valley Girl

I Come from Nowhere

Drowning Witch

Envelopes

Teen-Age Prostitute

[20071211]

You Are What You IsYou Are What You Is
(1990/05/14)
Frank Zappa

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スティーヴヴァイが加入してからの初めてのオリジナルスタジオ盤になります。そして息子のAhmet Zappaと娘のMoon Unit Zappaがボーカルで参加しています。イタリア系らしく家族思いのザッパらしいところも垣間見えたりします。このあたりからザッパの音楽性はどんどんポップになり昔のような淫美な世界は見えなくなるのですが、それでも淫猥さは残っていたりします。

1. Teen-Age Wind
2. Harder Than Your Husband
3. Doreen
4. Goblin Girl
5. Theme from the 3rd Movement of Sinister Footwear
6. Society Pages
7. I'm a Beautiful Guy
8. Beauty Knows No Pain
9. Charlie's Enormous Mouth
10. Any Downers?
11. Conehead
12. You Are What You Is
13. Mudd Club
14. Meek Shall Inherit Nothing
15. Dumb All Over
16. Heavenly Bank Account
17. Suicide Chump
18. Jumbo Go Away
19. If Only She Woulda
20. Drafted Again

アナログ盤では2枚組分の容量でたっぷりとしています。スティーヴヴァイはかなり前から採譜係として採用されていましたが、あまりにも若過ぎた為にステージには出してもらえませんでした。しかし時は来たりてです。ただ、まだビックリするほどのテクニックは魅せておりません。正確な採譜係がいる事で、ザッパはより思うがままに演奏しまくる事が出来たと思います。今でこそDTMがありますのでパソコンが自動で譜面化してくれますが、音楽ソフトが普及するまでは採譜出来ると言う事は非常に重宝されていました。それだけバンドメンバーに具体的に示していけるのですから。

70年代のザッパもかなりポップになりましたが、80年代はより一般的な音楽に身を隠しているような感じがします。MTV用のフィルムも創っていますし、何と言ってもザッパの歌の割合が少なくなっていますので一般向けに感じてしまうのかもしれません。この辺りからザッパの音楽に触れたらザッパのどこが凄いのか分かりにくいと思います。それだけ牙を隠した狼のようです。羊の皮をかぶった狼GTRのようなものです。私はあまり満足のいく内容ではないのですが、これも又ザッパの音楽なのです。

Disco Boy+Teenage wind

Harder Than Your Husband

Society Pages

Beauty Knows No Pain

Conehead

You Are What You Is

Meek Shall Inherit Nothing

Dumb All Over

Heavenly Bank Account

Suicide Chump

If Only She Woulda

Drafted Again

[20071210]

Shut Up 'N Play Yer GuitarShut Up 'N Play Yer Guitar
(1995/05/30)
Frank Zappa

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黙ってギターを弾いてくれと言うザッパのギターソロだけを抽出した前代未聞の3枚組です。当初は流石のザッパもこの内容では売れないだろうとふんで、欲しいファンだけに通信販売していたものが市販されるようになった作品です。最初は1枚づつの発売で、1枚目が黙ってギターを弾いてくれ、2枚目が黙ってもう少しギターを弾いてくれ、3枚目が黙ってギターを弾いてくれのセガレの帰還と言うタイトルで発売されていましたが、今ではこれもザッパファンの間では定番の作品となり、CDでも3枚組で発売されています。

ディスク:1
1. Five-Five-Five
2. Hog Heaven
3. Shut Up 'N Play Yer Guitar
4. While You Were Out
5. Treacherous Cretins
6. Heavy Duty Judy
7. Soup 'n Old Clothes
ディスク:2
1. Variations on the Carlos Santana Secret Chord Progression
2. Gee, I Like Your Pants
3. Canarsie
4. Ship Ahoy
5. Deathless Horsie
6. Shut Up 'N Play Yer Guitar Some More
7. Pink Napkins
ディスク:3
1. Beat It with Your Fist
2. Return of the Son of Shut Up 'N Play Yer Guitar
3. Pinocchio's Furniture
4. Why Johnny Can't Read
5. Stucco Homes
6. Canard du Jour

ギターソロばかりなので、原曲とは違うタイトルがつけられ、全く違う曲として扱われています。曲間にちょっとしたしゃべりを入れて飽きさせないような創りにしています。とにかくザッパは作曲家である前にギタリストであろうとしている部分があり、ライブではかなりフリーキーなギターソロを披露しています。それをアルバム全部で堪能出来るのですからもの凄い贅沢です。

当時はシンセサイザーが一般化してギタリストは職を失うと噂されていました。そうした時代にこのギターを前面に出したアルバムを出すと言うのもザッパらしいパフォーマンスです。この時代はこのザッパやエイドリアンブリューが加入したキングクリムゾンに私は勇気づけられたものです。ギタリストが生き残る道がまだあると示してくれたからです。現在もギターはそれなりに生き残っています。いいプレイヤーは減りましたが、それでもましな方でしょう。当時は絶滅するとまで言われていたのですから。

ザッパのトレードマークと言えばSGですが、レスポールやストラトも弾きます。特に80年代に入ってからというか、エイドリアンブリューがハーフトーンを伝授したようで、それ以降はストラトの使用回数が増えていきます。このアルバムでもストラトらしい音色が結構あります。早くからライトハンド奏法をやっていたザッパのトリッキーなライトハンド奏法も聴けます。ギタリストとしては曲に関係なく、これほどまでにギターばかりの作品を出せると言うのは名誉な事でしょう。又、アドリブは想像力の深さが関係してきます。自分の思いや感情をそのままフレーズにして表現出来るギタリストとしてはザッパがNo.1です。黙ってザッパのギターを聴いてくれ!!

Five-Five-Five

Shut Up 'n Play Yer Guitar - Pink Napkins

Treacherous Cretins

Variations on the Carlos Santana Secret Chord Progression

[20071209]

Tinsel Town RebellionTinsel Town Rebellion
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ザッパには数多くのライブ盤もありますが、ここでは省いて紹介していました。しかしこのアルバムは紹介したいと思います。何と言ってもこのアルバムからスティーヴヴァイが参加する事になるからです。彼はフランクザッパがライブで適当に無茶苦茶弾いているギターを完全コピーして、又それを採譜するという作業でアプローチし、ザッパに初めて自分以外のリードギタリストと言う地位を与えてもらう事になります。採譜出来る人材としてはイアンアンダーウッド以来の事ですからザッパも重宝したと思います。

1. Fine Girl
2. Easy Meat
3. For the Young Sophisticate
4. Love of My Life
5. I Ain't Got No Heart
6. Panty Rap
7. Tell Me You Love Me
8. Now You See It- Now You Don't
9. Dance Contest
10. Blue Light
11. Tinsel Town Rebellion
12. Pick Me, I'm Clean
13. Bamboozled by Love
14. Brown Shoes Don't Make It
15. Peaches III

それまでのギタリストはブルーススケールのペンタトニックスケールが主でありましたが、スティーヴヴァイ以降の速弾きギタリストはリディアンスケールやミクソリディアンスケールを多用するアカデミックなプレイヤーが多く、いくら速弾きでも彼らに心を奪われないのは、その為だと思います。若い人には絶賛されながらも私は何も感動を覚えないのです。しかしザッパとのプレイではかなり面白いギタリストだと思います。

ここではまだエイドリアンがいた頃のようなコミカルでシリアスだったりする曲が多く、スティーヴヴァイを活かしたような曲はありませんが、バンドとしてのテクニックな部分は天下無敵のザッパバンドの演奏が堪能出来ます。ジャケットが又いかしているじゃありませんか。

Fine Girl

Easy Meat

Love of My Life

Tinsel Town Rebellion

Bamboozled by Love

Brown Shoes Don't Make It

[20071209]

Joe's Garage: Acts I, II & IIIJoe's Garage: Acts I, II & III
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ジョーのガレージと言うコンセプトアルバムパート3まであったものをCD2枚組にまとめたものです。フランクザッパらしいミュージカル風のストーリー性を持っていますが、音楽的には当時の最先端の音が見事に使われており、素晴らしい内容になっています。かなりバラエティーに富んでいますが、一番癖のない作品化もしれません。ザッパ以外でボーカルをとっているのが癖のない原因でしょう。

ディスク:1
1. Central Scrutinizer
2. Joe's Garage
3. Catholic Girls
4. Crew Slut
5. Fembot in a Wet T-Shirt
6. On the Bus
7. Why Does It Hurt When I Pee?
8. Lucille Has Messed My Mind Up
9. Scrutinizer Postlude
10. Token of My Extreme
11. Stick It Out
12. Sy Borg
ディスク:2
1. Dong Work for Yuda
2. Keep It Greasey
3. Outside Now
4. He Used to Cut the Grass
5. Packard Goose
6. Watermelon in Easter Hay
7. Little Green Rosetta

キンクスの一連のコンセプトアルバムのような楽しさを持ったアルバムです。早くもメンバーに変動があり、エイドリアンブリューはもういません。テリーボジオもボーカルだけで参加しています。ここでもバンドは劇団として機能しているのです。AOR風のアレンジも使ったりと器用なところを披露してくれています。Lucille Has Messed My Mind Upでは初めてレゲエにも挑戦しています。

パーラメントのような雑多性と淫猥さがザッパの楽団にもあり、エンターテイメント性ももったザッパの音楽を純粋に受け止め易い内容に成っており、シンセの音色も当時の最先端の音を出しており、下手におちょくったところが無い分、気持ちよく聴き通せるアルバムです。このアルバムから入るのもいいかもしれません。それでも強烈な衝撃を受ける事でしょう。名盤です。

entral Scrutinizer

Joe's Garage

On the bus / Why does it hurts when I pee

Token of My Extreme/Stick It Out

Keep It Greasey

Outside Now

Packard Goose

Watermelon in Easter Hay

[20071209]

Orchestral FavoritesOrchestral Favorites
(1991/10/01)
Frank Zappa

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レザーというボックスセットで発売される予定だった未発表音源をアルバムにした作品の一つです。シンセなどを駆使したElectric Orchestraによる現代音楽風のオーケストレーション作品です。

1. Strictly Genteel
2. Pedro's Dowry
3. Naval Aviation in Art? [Segue]
4. Duke of Prunes
5. Bogus Pomp

まるで映画音楽のようなこの作品はプログレとして聴けば面白い内容です。一般のロックを期待してはいけません。元々現代音楽家としてスタートしたザッパですので、こういったアイデアは常に持っていたのでしょう。かなり真面目に創っています。

電気楽器も使っているのでクラシックのような辛気くささはありません。結構癖のあるプログレフュージュンだと思って頂ければいいでしょう。ポップになりかけていた時期にこういう作品を出してもらえると複雑なアレンジが好きな私などはほっとします。ちょっと変わり種の作品ではあります。

Strictly Genteel

Duke of Prunes

[20071209]

Sheik YerboutiSheik Yerbouti
(1995/05/02)
Frank Zappa

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79年というパンクやニューウェイヴが猛威を放っていた年にザッパは4枚のアルバムを出しています。しかもこのアルバムはアナログ盤で2枚組と言う容量の大作でした。そして新しく若いメンバーが参加しています。テリーボジオは勿論ですが、後にトーキングヘッズ、デヴィッドボウイのセッションを経てキングクリムゾンに参加する事になるエイドリアンブリューが参加しています。しかしザッパのバンドにはギタリストと言うよりはボーカリストとして雇われています。勿論当時からもの凄いギターテクニックは持っていたのですが、あくまでリードギターはザッパでブリューのギターとの音量の差は遺憾ともしがたい感じです。

1. I Have Been in You
2. Flakes
3. Broken Hearts Are for Assholes
4. I'm So Cute
5. Jones Crusher
6. What Ever Happened to All the Fun in the World
7. Rat Tomago
8. Wait a Minute
9. Bobby Brown Goes Down
10. Rubber Shirt
11. Sheik Yerbouti Tango
12. Baby Snakes
13. Trying' to Grow a Chin
14. City of Tiny Lites
15. Dancin' Fool
16. Jewish Princess
17. Wild Love
18. Yo' Mama

タイトルのシークヤブーティは当時のディスコでのヒット曲、KC&サンシャインバンドのシェイクユアブーティーをもじったものです。I Have Been in Youはピーターフランプトンのアイムインユーをもじった大袈裟にドラマティックなバラードになっています。Flakesでボブディランの物真似をしているのはエイドリアンブリューです。演奏はライブやスタジオで録音したものにオーヴァーダビングすると言う形がとられています。

テクニシャンを揃えながらもまるでコミックバンドのようなひょうきんな曲が多く、初期マザースのようなサウンドコラージュも復活しています。Bobby Brown Goes Downは当時流行っていたブラックコンテンポラリーの帝王ボビーブラウンをおちょくった歌で、日本でもボビ男と呼ばれる人種がいました。この作品あたりからこれまで以上にポップになりながらも自分のスタンスを確立していくようになります。ディスコ、パンク、ニューウェイブといった新しい勢力に対抗しながらも、それらの音楽をおちょくり混じりにやってのけるザッパの変態性は健在です。コミカルな部分とシリアスな部分が微妙に絡みながら初期の頃とは違うスタイルを生み出しています。

I Have Been in You
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[20071209]

今年もK-1グランプリ決勝が開催されました。毎年言っていますが、選手はこの日を目指して体調を整えてくるので、1年の中で決勝が一番面白い試合になります。今年も全試合が決勝のような素晴らしいファイトが展開されました。

試合結果
準々決勝
○ ジェロム・レ・バンナ vs チェ・ホンマン ×
ホンマンはいつもより積極的に攻撃を仕掛けてきましたが、それ以上にバンナの調子が良く、お互い譲らない打撃戦となりました。しかしホンマンはどうしても経験が少ないので勝ち方が分かっていません。僅差でしたが判定でバンナが勝ちました。
○ セーム・シュルト vs グラウベ・フェイトーザ ×
まるで決勝のような激しい試合でした。クラウベのハイキックでシュルトがぐらつく事がありましたが、最後まで手数を出していたシュルトが判定で勝ちました。見方によってはもう1R延長しても良かったような五分の戦いでした。
× バダ・ハリ vs レミー・ボンヤスキー ○
これも激しい衝突が始めからスパークしました。どちらも早いコンビネーションで手数を出していきますが、レミーのローキックが効いていたのかバダハリは体重ののった攻撃が出来なくなっていました。それでも最後まで手数を出し合っていましたので、これも延長にしても良かったような試合でした。
○ ピーター・アーツ vs 澤屋敷純一 ×
何か策を練っていた澤屋敷でしたが、アーツの圧力に圧倒され、アーツのハイキックがガードの上からでも脳を揺らしダウンをとりました。立ち上がりましたが、カウンターをさせる暇も与えず全体中がのった重たいパンチ一撃で2ダウンを奪いアーツの1RKOでした。
準決勝
× ジェロム・レ・バンナ vs セーム・シュルト ○
バンナはホンマンよりもシュルト大作がしっかりしていたようで、サイドに回りながらパンチを打っていきましたが、初戦からのローキックが効いていたのか、シュルトの膝が入った時に足も痛めていたようです。それでも闘おうとしていたバンナでしたが、ローキックでダウンして再度立ち上がったバンナでしたが、セコンドがタオルを投入してTKOとなりました。
× レミー・ボンヤスキー vs ピーター・アーツ ○
今年のフジテレビはやってくれました、初めて決勝の全試合をノーカットで放送してくれました。それほど全試合が素晴らしい試合だったのです。レミーとアーツは同じオランダで同門だった事もある二人でした。先輩格のアーツの圧力に押されていたレミーでしたが、最後あたりに何とかコンビネーションで攻撃を仕掛けましたが、合えなく判定負けとなりました。
決勝
○ セーム・シュルト vs ピーター・アーツ ×
ピーターアーツの新しい入場曲はAC/DCのホールロッタロージーです。素晴らしい選曲です。闘う男の音楽です。決勝もオランダ人対決となりました。このファイナルにはバダハリも含めて4人のオランダ人が入っています。去年と同じアーツとシュルトの決勝となりました。アーツもダメージが多いながらもKOを狙う戦いをしていましたが、シュルトが軽くはなったパンチで右足で支えようとしたところ、人体をひねったようでそのまま続行不能となりました。セームシュルトはこの時点で、まだ誰も成し遂げた事が無い3連覇と言う偉業を成し遂げました。

誰がシュルトを止められるのでしょうか、来年もシュルトがいきそうな雰囲気もありますが、時の運と言うのもありますので分かりません。今日はシュルトに勝利の女神が微笑んでいました。

[20071208]

Sleep DirtSleep Dirt
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ザッパのソロ名義でのジャズロックアルバムです。テリーボジオが入って初のジャズロックアルバムなので、彼の優れたプレイを堪能する事が出来ます。かなりソフティケイテッドされたフュージュンのような曲もありますが、変拍子の嵐が格好いいです。

1. Filthy Habits
2. Flambay
3. Spider of Destiny
4. Regyptian Strut
5. Time Is Money
6. Sleep Dirt
7. Ocean Is the Ultimate Solution

スリープダートとは目くその事で、ジャケットに移っているのは目くその怪獣と言う事になります。FlambayとSpider of Destiny は女性ボーカルのソフトフュージュンのようなジャズっぽい曲です。へヴィーさと軽さの対比が見事なアルバムです。過去いいけど滑稽にも聴こえるザッパマジックです。

Sleep Dirtでは泣きのギターを聴かせてくれます。ジェフベックやゲイリームーアとは違うスタイルでのフュージュンギターが斬新です。彼らほど歪ませないところがザッパの美学でしょうか。フュージュンが好きな人にはストレートに楽しめる作品だと思います。

Filthy Habits

Regyptian Strut

Sleep Dirt

[20071208]

Studio TanStudio Tan
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ワーナーブラザースがザッパの許可無しに勝手に編集して発売してしまった作品です。ザッパが最終的な施しをしていない作品ですが、演奏しているのはザッパ&マザーズですからファンにとっては貴重な音源である事は間違いありません。ザッパの場合、お蔵入りになった作品でも面白かったりしますから楽しい内容になっています。

1. Adventures of Greggery Peccary
2. Revised Music for Guitar and Low-Budget Orchestra
3. Lemme Take You to the Beach
4. RDNZL

Adventures of Greggery Peccaryは20分にもおよぶ曲で、レコード会社が出すにはとても勇気がいったと思います。まるでプログレアルバムのような曲数です。Lemme Take You to the Beachでのシンセの使い方などは早くもテクノしており、ここでも時代を先取りしています。RDNZLでのジミヘンがフュージュンしているかのような演奏も圧巻です。

古い録音から編集されていますので、いろんな表情のある内容になっていますが、かなり楽しく聴けます。ザッパの逆鱗にふれた曰く付きの作品ではありますが、ファンにとっては有難いアルバムです。こういう作品でもザッパらしさは微動だにしないところが凄いです。

Lemme Take You to the Beach

RDNZL

[20071208]

Zoot AlluresZoot Allures
(1995/05/02)
Frank Zappa

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マザーズで活躍していたメンバーもよそから引っ張りだことなり、ザッパの元を離れていきます。マネージメントないざこざもあり、ごたごたの中で発売されたアルバムです。その為曲によってメンバーが定まっておらず、唯一ドラムだけテリービジオで決まっていました。ジャケットに移っているエディジョブソンとパトリックオハーンは次のアルバムからマザーズの一員となり、このアルバムには参加していません。

1. Wind Up Workin' in a Gas Station
2. Black Napkins [Live]
3. Torture Never Stops
4. Ms. Pinky
5. Find Her Finer
6. Friendly Little Finger
7. Wonderful Wino
8. Zoot Allures
9. Disco Boy

若きテリーボジオが参加したからか知りませんが、非常にロック色の強い内容になっています。ボジオは基本はフュージュン系のドラマーとして腕を磨いてきていますが、そのパワフルなドラミングはロックミュージックに最適なのです。映像を見てみると全身全霊でドラムを叩きまくり、ステージが終わったら脱力状態になるまで叩きまくっております。片手だけで普通のドラマー一人分の働きをしますので、両手両足を入れると4人分の手数を叩けると私は思っています。それほど凄いドラマーです。

Black Napkinsは初来日した時に大阪で録音されたライブ音源です。Torture Never Stopsと並んでザッパのギターが縦横無尽に駆け巡ります。Disco Boyは当時流行していたディスコブームに対しておちょくっている曲です。おちょくってはいるものの、ザッパはこのディスコブームに対して必要以上に意識しているようなところがあります。Ms. Pinkyのようなソリッドなロックが大半を占めており、これまでのような複雑な曲からシンプルだけどかなりテクニカルな曲に変わりつつあります。若いメンバーがザッパをより若返らせる血流となるのです。

Wind Up Workin' in a Gas Station

Black Napkins

Torture Never Stops

Ms. Pinky

Wonderful Wino

Zoot Allures

Disco Boy

[20071208]

Bongo FuryBongo Fury
(1995/05/02)
Frank Zappa & Captain Beefheart

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学生の頃からの付き合いのあるキャプテンビーフハートとのコラボレイション作品です。ビーフハートはザッパのプロデュースでアヴァンギャルドな作品などを出していましたが、バンドのマジックバンドがうまくいかず、このときにザッパの懐を借りて録音されたようです。ザッパではないビーフハートのボーカルの為、いつもよりもブルージーな感じがします。

1. Debra Kadabra [Live]
2. Carolina Hard-Core Ecstasy [Live]
3. Sam With the Showing Scalp Flat Top [Live]
4. Poofter's Froth Wyoming Plans Ahead [Live]
5. 200 Years Old
6. Cucamonga
7. Advance Romance [Live]
8. Man With the Woman Head [Live]
9. Muffin Man [Live]

ライブ録音とスタジオ録音をミックスした内容で、ビーフハートの歌に合わせてアドリブを弾くザッパのギターもいつも以上にアヴァンギャルドな響きを持っています。この時期はマザーズとしてもメンバー入れ替えの時期で、古いメンツでの最後のアルバムになります。ドラムはこれまで通りチェスタートンプソンですが、新メンバーのテリーボジオも参加している曲があります。

テリーボジオは今でこそジェフベックなどとセッションして有名ですが、当時はまだ無名の若造に過ぎませんでした。映像を見てもらうと分かりますが、かなり若いです。しかしそのテクニックはこの時から抜群で、ザッパに認められたのもうなずけます。いつものような複雑なアレンジはなく、歌を中心にした内容だけに満足いかない部分もあるかもしれませんが、その代わりにいつもは見せない表情のあるプレイが聴けます。ザッパの作品の中でも変わり種なアルバムですが、ザッパのグルーヴってどことなくパーラメントにも似ています。

Carolina Hard-Core Ecstasy

Cucamonga

Advance Romance

Muffin Man

[20071207]

One Size Fits AllOne Size Fits All
(1995/05/02)
Frank Zappa & the Mothers of Invention

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フュージュン色の強いアルバムで、ジョージデュークが後に彼のトレードマークともなるシンセサイザーを、ザッパの指示で弾きこなしています。ドラムがチェスタートンプソンで、ザッパのアイドルジョニーギターワトソンが参加しています。このメンツならどれだけファンキーな内容なのか想像がつくでしょう。幼なじみのキャプテンビーフハートも偽名で参加しています。

1. Inca Roads
2. Can't Afford No Shoes
3. Sofa No. 1
4. Po-Jama People
5. Florentine Pogen
6. Evelyn, A Modified Dog
7. San Ber'dino
8. Andy
9. Sofa No. 2

この時期の特徴的なロック、ファンクソウル、などのポップな要素を変病死を織り交ぜたプログレフュージュンサウンドで表現していますが、このスタイルがこの時期はとても気に入っているみたいで、ザッパの黒人の低音スタイルのトーキングヴォーカルが絡んで、一つのウチュを形成しております。まだ75年の作品ですが、ザッパによる超絶ライトハンド奏法が聴き取れます。まだヴァンへイレンはデビューしておりませんから、アンディーホールズワースあたりから盗み取ったのか、それともここまで音楽的な使用はザッパが初めてなのかもしれません。

ロックアルバムでホイホイと叫ぶ人もザッパ以外はいないでしょう。ポップで聴き易いのにザッパの毒が満載なのです。拒絶反応を起こす人には理解出来ないかもしれませんが、ファズギターでファンキーな演奏をしている分にはプリンスにも聴こえますので、そういった爬虫類系やプログレファンにはきっと気に入ってもらえるはずです。どこにでも転がっているような音楽をやっているようで、どこにも存在しない絶対無二な音楽、それがザッパの音楽なのです。

Inca Roads

Sofa No. 1

Po-Jama People

Florentine Pogen

[20071206]

Apostrophe (')Apostrophe (')
(1995/04/18)
Frank Zappa

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フランクザッパのソロ名義でのアルバムになります。マザーズでのOver-Nite Sensationと音楽的には似ていて、ファンクやソウル、ロックといったポップスをフュージュンのようなアレンジで痛快に演奏しています。70年代のザッパはこのアルバムに代表されるようにロックよりなサイズでの作曲により、ラジオでも放送出来るようなフォーマットを組んでいます。歌詞は初期の頃のような過激なものはありませんが、結構放送コードに引っ掛かるものもあります。

1. Don't Eat the Yellow Snow
2. Hanook Rubs It
3. St. Alfonzo's Pancake Breakfast
4. Father O'Blivion
5. Cosmik Debris
6. Excentrifugal Forz
7. Apostrophe'
8. Uncle Remus
9. Stink-Foot

あからさまなサウンドコラージュの手法はやめている分、参加メンバーにはシビアなテクニックが求められてしまいます。それに応えられるだけのミュージシャンを集められると言うのも彼の才能の一つです。今回も参加ミュージシャンは豪華で、Apostrophe' ではジャックブルースとジムゴードンと共演しています。まるでソロ楽器のようなジャックのベースラインが笑えます。ザッパも面食らった事でしょう。ジョージデュークやジャンリュックポンティーもバックアップしています。

Cosmik Debrisのようなトーキングジャズでのかたり口調で、決めがあるスタイルがこの頃のザッパ節で、得意としております。変態的ですが格好いいです。この頃からジャケットに自分のアップを使うようになりました。どういう心境だったかは分かりませんが、やっている事は複雑でもロックシーンを視野に入れた作品作りを意識しているように感じられます。

Don't Eat the Yellow Snow

St. Alfonzo's Pancake Breakfast

Father O'Blivion

Cosmik Debris

Excentrifugal Forz

Apostrophe'

Uncle Remus

Stink-Foot

[20071205]

Over-Nite SensationOver-Nite Sensation
(2005/07/25)
Frank Zappa & the Mothers

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マザーズのメンバーに臨時的に参加しているジョージデュークやジャンリュックポンティーなどが参加している、いつもとは違うラインナップにてのアルバムになります。バックコーラスでティナターナーも参加しています。これまでのようなジャズロック七井用ではなく、ロック、ファンク、ソウルなどのポップス的な曲にプログレ、フュージュンのような変拍子をさりげなく入れた内容で、ポップなのにザッパらしい作品になっています。

1. Camarillo Brillo
2. I'm The Slime
3. Dirty Love
4. 50/50
5. Zomby Woof
6. Dinah-Moe-Hum
7. Montana

ジャンリュックポンティーはライブなどでは活躍しておりますが、スタジオ盤ではホットラッツとこのアルバムのみに参加しているので、ポンティーファンには外せない作品です。そしてポップなのにザッパがアヴァンギャルドなギタープレイを炸裂させているのも楽しめます。ロックファンとしては一番取っ付き易い内容かもしれません。

ザッパの変態ヴォーカルも満載で、Montanaでのボーカルは正にザッパ節の代表作です。フィードバックギンギンのトリッキーなギタープレイなど、スティーヴヴァイが参加する前でも、これだけのプレイをやっていたと言う事でザッパを評価するに値するアルバムでもあります。中途半端なポップスになっていないのが好感が持てるなかなかの名作でもあります。ジャケットの記載になっていますが、間違いなくアルバムOver-Nite Sensationにリンクされていますので、ご了承下さい。

Camarillo Brillo

I'm The Slime

Dirty Love

Zomby Woof

Montana

[20071204]

The Grand WazooThe Grand Wazoo
()
不明

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前作ワカジャワカのホーンセクションをからめたジャズロックをより押し進めた内容のアルバムになります。ほとんどがインストですがストーリー性を持たせたコンセプトアルバムでもあります。ミュートトランペットを使っているところがマイルスを感じさせます。マイルスが一つのジャズロックと言うスタイルを確立し、フュージュンと言う新しい概念が生まれ出した時ですので、そんなムーヴメントに影響を与えながらも、そこから自分のプラスになるところは取り入れると言う貪欲さが素敵です。

1. For Calvin (And His Next Two Hitch-Hikers)
2. Grand Wazoo
3. Cletus Awreetus-Awrightus
4. Eat That Question
5. Blessed Relief

これもザッパが描き出した一つのミュージカル作品なのでしょうか。とてもストレンジな世界です。昔の凶暴性はありませんが、とてもユニークです。ジェネシスとクリムゾンを初期ソフトマシーンで因数分解したような内容とでも言いましょうか、変態プログレといえば納得出来る部分もあります。楽器の演奏が出来るザッパ劇団と言いましょうか、いろんな形容の仕方が出来ます。

演劇性を持ったバンドとしてチューブス後で出てきますが、ここまで猥雑なスケール感は誰も創り出せていません。唯一無二であるが故に永遠なる孤高を宿命づけられたフランクザッパの面目躍如といったところでしょうか。フュージュンのように聴こえるのにフュージュンでもない、変態的なのに格好良かったりするザッパ劇場の一大スペクタクル作品です。

Grand Wazoo

Eat That Question

Blessed Relief

[20071203]

Waka/JawakaWaka/Jawaka
(1995/05/02)
Frank Zappa

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ホーンセクションなどが機能したジャズロックアルバムです。これまでのジャズロックよりもかなりオーケストレーション的なアレンジが成されています。かなり早いパッセージによるユニゾンなど、ザッパはメンバーにかなり高度な技量を要求していますが、それに応えているメンバーも凄いです。ただ、必ずしもザッパの望んでいる通りの演奏が出来ていない部分もあり、そういったジレンマが蓄積されているのもザッパの永遠の課題になっていきます。

1. Big Swifty
2. Your Mouth
3. It Just Might Be a One-Shot Deal
4. Waka/Jawaka

ボーカルものもあったり、ロックよりもジャズよりな部分が多く、ホットラッツとは似て非なる作品になっています。70年代のザッパもザッパ節は健在ですが、60年代にあった爆発力は失われているようです。演奏は巧くなっていても、ロックには欠かせない衝動的な爆発力が無いのは魅力が半減ですが、ホットラッツと並んで人気のあるアルバムです。

フュージュンと言うよりもプログレとしてとらえた方が面白いと思います。プログレにはジャズロックも含まれているからです。それほど内容の濃い作品なのです。変態的に変則的な流れに進んでいっても演奏が巧いので気持ち悪くなりません。この辺の知能犯的なザッパの計算には感服いたします。壮大なる猥褻協奏曲です。

Big Swifty

It Just Might Be a One-Shot Deal

[20071202]

200 Motels: Original MGM Motion Picture Soundtrack [Enhanced CD]200 Motels: Original MGM Motion Picture Soundtrack [Enhanced CD]
(1997/10/14)
Frank Zappa

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マザーズが出演する映画のサウンドトラックアルバムです。ロイヤルフィルハーモニーと共演したミュージカル仕立ての映画で2枚組の大容量です。ステージでは演劇風のアクションをしている事から、ザッパには元々ミュージカル志向があったものと推測されます。その思いを具体化した映画なのでしょう。

ディスク:1
1. Semi-Fraudulent/Direct-From-Hollywood Overture
2. Mystery Roach
3. Dance of the Rock & Roll Interviewers
4. This Town Is a Sealed Tuna Sandwich (Prologue)
5. Tuna Fish Promenade
6. Dance of the Just Plain Folks
7. This Town Is a Sealed Tuna Sandwich (Reprise)
8. Sealed Tuna Bolero
9. Lonesome Cowboy Burt
10. Touring Can Make You Crazy
11. Would You Like a Snack?
12. Redneck Eats
13. Centerville
14. She Painted up Her Face
15. Janet's Big Dance Number
16. Half a Dozen Provacative Squats
17. Mysterioso
18. Shove It Right In
19. Lucy's Seduction of a Bored Violinist & Postlude
ディスク:2
1. I'm Stealing the Towels
2. Dental Hygiene Dilemma
3. Does This Kind of Life Look Interesting to You?
4. Daddy, Daddy, Daddy
5. Penis Dimension
6. What Will This Evening Bring Me This Morning
7. Nun Suit Painted on Some Old Boxes
8. Magic Fingers
9. Motorhead's Midnight Ranch
10. Dew on the Newts We Got
11. Lad Searches the Night for His Newts
12. Girl Wants to Fix Him Some Broth
13. Girl's Dream
14. Little Green Scratchy Sweaters & Corduroy Ponce
15. Strictly Genteel (The Finale)
16. Coming Soon! [200 Motels Promotional Radio Spots]
17. Wide Screen Erupts [200 Motels Promotional Radio Spots]
18. Coming Soon! [200 Motels Promotional Radio Spots]
19. Frank Zappa's 200 Motels [200 Motels Promotional Radio Spots]
20. Magic Fingers [Single Edit]

映画の方はかなりB級で、ドラッグをやらないフランクザッパの不思議な世界と言った感じです。ここまで芝居仕立てにすると音楽の方はプログレのようになるのですが、かなりポップな創りです。ブラックユーモアも交えているのでしょうが、日本人には分かりにくい部分もあります。アメリカの人でも何を言わんとしているのか分かる人がいると言うのも疑問ですが。まー理屈抜きにしてザッパ流ミュージカルを楽しめばいいと思います。

これまでの作品も架空のミュージカルのサントラ盤だとすれば又違った楽しみ方も出来ると思います。ザッパは総合格闘家ならぬ総合芸術家として作品を創っているのですから、その音楽の部分だけ理解しきれない事もあるでしょう。理解出来なくてもつい聴きいってしまうようになったら、もう貴方はザッパの術中にハマってしまっているのです。普通の音楽では満足出来ない体になってしまっています。

Mystery Roach

This Town Is a Sealed Tuna Sandwich

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