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[20080331]

CivilianCivilian
(1997/10/28)
Gentle Giant

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ニューウェイヴなどの影響もあり、シンプルで普通のロックへ変貌してしまったジェントルジャイアント。ジャケットからしてニューウェイヴしていますし、曲のタイトルもどうでもいいような感じです。

1. Convenience (Clean and Easy)
2. All Through the Night
3. Shadows on the Street
4. Number One
5. Underground
6. I Am a Camera
7. Inside Out
8. It's Not Imagination
9. Heroes No More

ここまで一般的な音楽に歩み寄っているにもかかわらず売れないのです。逆に評判はがた落ちで、これ以上は何をやってもだめだと悟り解散となりました。音楽的にも一番ポップな作品になっています。これ以上軽薄になっていくのはさすがに無理だったのでしょう。

リフなどは何とか手数を増やそうとしていますが、どちらにしても中途半端です。結局新しい波に乗り切る事が出来ずに終焉を迎えてしまいます。最後の最後まで媚びない姿勢を貫いていれば今頃はもっと高い方かだったのかもしれません。ですが彼らが残していった作品は軽薄化している現代にこそ必要な真摯な態度が残されています。今こそ再度評価してみようじゃありませんか。

on Italian TV

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[20080330]

Giant for a Day!Giant for a Day!
(1995/08/08)
Gentle Giant

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媚びないところがこのバンドの良さでしたが、とうとうこのアルバムで完全に媚びてしまいました。当時はパンクロック、ニューウェイヴが席巻していて、イギリスではパンクじゃないと売れないとまで言われていました。そうなるとレコード会社からの圧力もかかっていたのでしょうが、完璧にポップスしています。

1. Words from the Wise
2. Thank You
3. Giant for a Day
4. Spooky Boogie
5. Take Me
6. Little Brown Bag
7. Friends
8. No Stranger
9. It's Only Goodbye
10. Rock Climber

プログレの雄だったジェントルジャイアントまでもが脱プログレしてしまいました。アメリカンプログレとも違う完璧なポップスです。曲のサイズも短くなり、シンプルなロックアレンジに少しばかりの味付けで何とか昔の面影を残そうとしている気配も感じますが、あまりにもこの変貌は不評を買い。逆に人気は低迷していきます。

スーパートランプあたりを意識している部分もありますが、元来地味な雰囲気のバンドだけに普通のポップスをやっても特徴が無いバンドになってしまいます。プログレだったからこそ成り立っていたバンドだったとも言えるのですが、それを放棄してしまってはファンさえも離れていってしまいます。どちらに進んでも地獄の窮地に立たされていく事になるのです。

Words from the Wise

Thank You

Giant for a Day

Spooky Boogie

Friends

It's Only Goodbye


[20080330]

The Missing PieceThe Missing Piece
(1996/01/01)
Gentle Giant

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基本スタンスは変わっていませんが、だいぶ一般的なロック的な曲作りがなされています。そのためこれまで以上にポップに聴こえます。パンクやニューウェイヴが産声を上げていた時期でもあり、その影響も少なからずあります。

1. Two Weeks in Spain
2. I'm Turning Around
3. Betcha Thought We Couldn't Do It
4. Who Do You Think You Are?
5. Mountain Time
6. As Old as You're Young
7. Memories of Old Days

Betcha Thought We Couldn't Do Itで聴かれるようなロックンロールはジェントルジャイアントではかなり珍しい事です。このため従来からのファンが失望していたようですが、決してアメリカにはこびない姿勢は保たれていますので私的にはOKです。あくまでもブリティッシュプログレを貫いている音楽性は美しささえ感じます。

多くの支持は受けませんでしたが、ジェントルジャイアントとしてのスタイルは貫かれています。ヒット曲がひとつでもあればもっと違った評価がなされていたと思いますが、彼らには何の非もございません。ただ聴き流すだけの消費音楽には無い輝きを放っています。

Two Weeks in Spain

Betcha Thought We Couldn't Do It

Memories of Old Days

8. Winning
9. For Nobody

[20080330]

InterviewInterview
(1995/09/19)
Gentle Giant

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他のバンドがアメリカンプログレ化し始めた時期であり、プログレにかげりが見え始めていました。ジェントルじゃイアントもポップな方向性へと進んでいましたが、相変わらずの変拍子の連続技で、アヴァンギャルドポップな世界を創りだしています。

1. Interview
2. Give It Back
3. Design
4. Another Show
5. Empty City
6. Timing
7. I Lost My Head

初期の頃の荘厳な感じは無くなっていますが、決してこびてポップになっていない事がよくわかります。だからあまり売れなかったのかもしれませんが、これだけユニークな音楽性を持っていながらそれに見合った評価を受けていない事が悔やまれます。音楽的にはかなり高い筋順を満たしてあまりあるくらいのものがあります。

フランクザッパよりもこの手の音楽に関しては完成度が高いとも思いますし、ある意味クラシック音楽にパンクな精神で挑んでいるようなアナーキーさも感じます。私は個人的にはこういう音楽こそが進化してほしいと願っていますが、現在に至ってもよりシンプルな傾向へと進んでいる音楽シーンにおいても、彼らの音楽を再評価する機会は少ないと思いますが、こうした音楽を知った上でロックは語っていただきたいと思うのが私なりの考え方であります。

Interview

I Lost My Head


[20080330]

Free HandFree Hand
(1992/07/30)
Gentle Giant

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どんどんポップ化していくジェントルジャイアント、しかし他のバンドがアメリカを意識していたのに対して彼らは違うアプローチをしています。ポップにはなっていてもどう見てもアメリカ受けは考えていないような音楽性なのです。クィーンに通じるようなポップ性なのです。それはクラシックを基盤としているところからくるものでしょう。

1. Just the Same
2. On Reflection
3. Free Hand
4. Time to Kill
5. His Last Voyage
6. Talybont
7. Mobile

ピートタウンゼントを連想させるボーカルは地味に聴こえるかもしれません。ポップになっても複雑さはありますし、フランクザッパほどアヴァンギャルドではありませんが、そういう音楽が好きな人にはおいしい作品です。

クラシック音楽といっても保守的な音楽もあれば前衛的な音楽もあります。彼らが受け継いでいるのは前衛的な音楽なのです。それがロックやジャズと相まって独自の世界観を持っているのです。その上ポップに仕上げているところが奇妙であり、アヴァンギャルドたるところでもあります。

Just the Same

On Reflection

Free Hand


[20080329]

The Power and the GloryThe Power and the Glory
(2004/07/27)
Gentle Giant

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フュージュンの手法からのアプローチでファンキーな一面も見せて、徐々にポップな傾向になっています。それでも演奏力を存分に発揮した内容ですから威力が半減した訳ではありません。

1. Proclamation
2. So Sincere
3. Aspirations
4. Playing the Game
5. Cogs in Cogs
6. No Gods a Man
7. Face
8. Valedictory

複雑な変拍子にかぶせる独特のボイシングの妙は相変わらず個性的です。フュージュンタイプで言うとウェザーリポートの初期の頃のようなアグレッシヴなテンションをつけたコードボイシングはかなりかっこいいです。多少彼らも流行を気にしていたのか、ファンキーなアレンジも披露していますがポップフィールドまでには少し距離があるようです。

それでも彼らの作品の流れをみると徐々にではありますが分かりやすくなっていっています。下手に媚びていないところがコアなロックファンには好感が持てますが、それで売り上げに結びつけるまではいっていません。レコード会社を頻繁に変えているというのもあって、現在ではすべての作品をそろえるは大変ですが、輸入盤であれば入手可能になっています。

Proclamation

So Sincere

Playing the Game

Cogs in Cogs


[20080329]

In a Glass HouseIn a Glass House
(2004/11/16)
Gentle Giant

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前作オクトパスの成功によりジェントルジャイアントの知名度も上がっていきます。日本ではまだまだでしたが、海外ではそれなりの人気を博していました。特にヨーロッパ圏での人気は高かったようです。

1. Runaway
2. Inmates Lullaby
3. Way of Life
4. Experience
5. Reunion
6. In a Glass House
7. Runaway/Experience [Live]
8. In a Glass House [Live]

Runawayではまるでピンクフロイドのマネーのようにお皿などを割る音をテープ編集してリズムをつけさせてから始まります。現在ならサンプリングで出来る事ですが、当時はテープを切り貼りしながら時間をかけて作っていました。そういうギミックの後にもっとすごい演奏が襲いかかってきますので、あまりギミックも必要ないかとも思えますが、こういう部分でキャッチーにしておいた方が良かったのでしょう。

彼らの音楽性は基本はクラシックだと思われます。そこにジャズやロックのリズムを導入して、トラディショナルな民謡の要素も織り込みながらドラマティックな曲展開を聴かせる事です。それだけの事をやってのける演奏力が優れている事が何よりの魅力です。そして前作からの成功により、よりロック的なダイナミズムが顕著になっています。

Runaway

Experience

Reunion

In a Glass House

Runaway/Experience


[20080329]

OctopusOctopus
(2008/02/18)
Gentle Giant

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1972年という年はハードロックバンドもプログレッシヴバンドも彼らの代表作となる歴史的な名盤を同じ時期に発表した、ロックにとっては幸福な年でした。サイケデリックの時代から実験的に試行錯誤していた音楽性がとうとう華開いた時期だったのです。ジェントルジャイアントにとってもこのオクトパスというアルバムは代表作であり最高傑作と呼ばれています。

1. Advent of Panurge
2. Raconteur, Troubadour
3. Cry for Everyone
4. Knots
5. Boys in the Band [Instrumental]
6. Dog's Life
7. Think of Me with Kindness
8. River

イエスでお馴染みのロジャーディーンが手がけたジャケットは一目でプログレのアルバムだと分かります。そして他のバンドがやっとこのジェントルジャイアントに追いついた時期でもあり、そのため彼らの音楽性も理解しやすくなっていたのです。音楽的にもおもいっきりが良くなっており、そのため複雑な音楽性も分かりやすくなっています。

ロックのストレートな味付けもされており、初めて彼らの音楽を聴く人には分かりやすいでしょう。どうしても玄人受けしてしまう彼らの音楽性ですが、クィーンや10CCくらいは分かりやすくなっているのではないでしょうか。一つ一つの楽器の輪郭もしっかり音圧が創られており、楽器の個性がはっきり伝わりよりバリエーション豊かに聴こえます。すばらしい名盤です。

Advent of Panurge

Knots

Boys in the Band

Think of Me with Kindness


[20080329]

Three FriendsThree Friends
(2008/01/29)
Gentle Giant

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トニーヴィスコンティのプロデュースから離れて、初めて彼ら自身でセルフプロデュースした作品です。基本的な音楽性は変わっていませんが、この頃から徐々にポップな一面も出していきます。クリムゾンのようなアヴァンギャルド性もあり、イエスのようなシンフォニック性もあり、ジェネシスのような演劇的な展開もありと、プログレのすべてが詰まった音楽性が彼らの音楽です。

1. Prologue
2. Schooldays
3. Working All Day
4. Peel the Paint
5. Mister Class and Quality?
6. Three Friends

シュルマン兄弟を中心として全員の演奏テクニックがかなり高い水準を持っているからの曲展開だと言えます。変拍子の嵐、ユニゾンによる複雑な演奏と、フュージュン、プログレには欠かせない展開をスムーズに演奏出来る技術。コーラスも安定しています。ただ足りなかった点と言えばポップで分かりやすい部分がない事です。クリムゾンが成功したのは複雑な曲でも分かりやすいテーマがあったからです。彼らに足りないものがあるとすればそこです。

しかしシンプルなものに飽きているプログレファンにはもってこいの音楽です。分かりにくいから何度でも聴こうと思えます。こうしたしっかりとしたスタンスを持ったバンドがいてこそのプログレブームだったのですから、プログレを語る上では欠かせない存在でした。

Peel the Paint

Mister Class and Quality

Three Friends


[20080328]

Acquiring the TasteAcquiring the Taste
(1990/04/20)
Gentle Giant

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ジェントルジャイアントの初期の作品をプロデュースしていたのはトニーヴィスコンティです。T-REXやデヴィッドボウイを手がけていく事になるこの人はストリングスアレンジが独特で定評があります。ジェントルジャイアントでも時折出てくるストリングスはかなり個性的です。

1. Pantagruel's Nativity
2. Edge of Twilight
3. House, The Street, The Room
4. Acquiring the Taste
5. Wreck
6. Moon Is Down
8. Plain Truth

フュージュン的な奏法、つまりジャズ的な要素も持ちながらトラディショナルで演劇的な楽曲はまるで舞台劇でもみているような展開を持った曲ばかりで、ジェネシスのような部分とクリムゾンをを思わせるような曲もあります。ただその曲の幅がこのバンドの場合は尋常ではなく、ジェントルジャイアントでしかあり得ないような独自性を持っています。

ただヨーロッパの人にしか理解出来ないような雰囲気もあり、世界的には売れていなかったのが実情です。イタリア系プログレバンドのようなテクニカル主義なところもありますし、一般の人には複雑すぎるのかもしれません。それでも彼らの音楽性は他の追従を許さないほどの完成度を持っています。

House, The Street, The Room

Wreck


[20080327]

Gentle GiantGentle Giant
(1990/04/20)
Gentle Giant

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プログレッシヴバンドで最初に成功したのがキングクリムゾンでした。そしてシンフォニックプログレを完成させるイエスも最初は実験的な事をやっていました。その音楽性を完成させるのにメンバーを替えながら徐々に完成させていくのですが、このジェントルジャイアントはこのファーストアルバムから既にシンフォニックプログレというスタイルを完成させているという驚異のバンドでした。

1. Giant
2. Funny Ways
3. Alucard
4. Isn't It Quiet and Cold?
5. Nothing at All
6. Why Not?
7. Queen

冒頭Giantでは変拍子の驚異的な演奏力でジャズロックスタイルからプログレとして成り立っているオープニングで圧倒されます。Funny Ways以降シンフォニックなサウンドが既に実験性を超えた完成度を持っています。最初からプログレの三種の神器、メロトロン、オルガン、シンセサイザーを自在に操り、次々にいろんな楽器を持ち替えていくテクニック集団として成り立っていた事によりこの完成度であります。

この分野では一番進んでいたと言えます。その割にはバンド名は知られていても曲を知っている人は少ないと思います。人気という点においても他のバンドほどではありません。曲のこり方が尋常ではないからです。あまりにも早すぎて、複雑すぎたのでしょうか。しかしプログレ、フュージュンなどを聴きあさって物足りなくなったときにはこれくらいのパンチのあるサウンドが満足いきます。シリアスなフランクザッパというと違うかもしれませんが、それくらい尋常ではありません。プログレというジャンルにおいては一目をおくべきバンドであり、プログレッシヴという言葉が一番似合うバンドです。

Funny Ways

Isn't It Quiet and Cold

Nothing at All

[20080326]

Five BridgesFive Bridges
(2004/04/27)
The Nice

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よりクラシック色を強めた作品で冒頭から組曲形式になっています。シベリウス、チャイコフスキー、バッハそしてボブディランの曲をカバーしています。カバーといってもクラシック曲をロックやジャズの手法で大胆にアレンジしています。実験的でありながらこのやり方ではかなりの完成度を持っています。

1. Fantasia: 1st Bridge
2. Fantasia: 2nd Bridge
3. Fantasia: Chorale: 3rd Bridge
4. Fantasia: High Level Fugue: 4th Bridge
5. Fantasia: Final: 5th Bridge
6. Fantasia: Intermezzo "Karelia Suite
7. "Pathtique" Symphony No. 6, 3rd Movement
8. Country Pie/Brandenburg Concerto No. 6
9. One of Those People

EL&Pでこの音楽性は完成していくのですが、キースの演奏法はまるっきり一緒です。はじめから彼の演奏は完成されていたのです。ドラムのブライアンもベースのリーもしっかりついていっています。ただEL&Pの演奏に比べると多少見劣りがするくらいです。オーケストラとの競演もキースらしいアイデアに溢れています。

EL&Pファンなら満足出来るないようではないでしょう。ボーカルはグレッグレイクには到底かないませんが、メロディーのつけ方などは既に出来上がっています。他のプログレバンドは既に始動しており、キースエマーソンは少し出遅れた感じですが、EL&Pとしてプログレの最先端へと上り詰めていきますので、このバンドでの経験は無駄ではなかったでしょう。一番キースらしい作品です。

この後EL&Pを結成する為にキースエマーソンが脱退。代わりにパトリックモラーツが加わりますが、パトリックもリックウェイクマンがいなくなったイエスに引き抜かれてバンドはあえなく解散となっていきます。

Pathetique

Country Pie/Brandenburg Concerto No. 6


[20080326]

Intel Mac Proを購入した最大の目的はLogic Studioを使う為でした。Logic Pro 8のバージョンアップをしたかったのですが、Logic Pro 8はタイガー以降のOSでしか動作しない為OSもレバードにする必要がありましたし。パソコン環境も強化したかったのです。

logic


このLogic StudioはLogic Pro 8にライブでソフトシンセを使いやすくする為のソフトMainStage、動画に音楽編集をする為のソフトSoundtrack Pro 2といった付加価値がついてこれまでの10万近かったLogic Pro 7から59,800円という驚異のコストパフォーマンスを実現しています。その割にはバージョンアップ版は22,800円とちょっと高めです。ただ、普通は有料なQuickTime Proがおまけでついていたのは儲け物でした。無料のQuickTimeとの違いは書き込みが出来る事ですが、これは動画制作もしやすいようにとの配慮でしょうか。アップル純正ならではのサービスでです。これだけの機能でこの価格は他のDAWソフトでは考えられません。

cd case


ケースを開けるとインストールDVDはこれ又おしゃれな化粧ケースに入れられています。説明書もいつもながら分厚いものですが、Logicを使った事がある人なら説明書抜きでも普通に使えるものです。ユーザーインターフェイスが多少変わりましたが基本は一緒です。ただ新しい便利な機能が満載なので、その点については説明書を良く読んでおいた方がいいでしょう。

dvd


インストールするDVDは全部で8枚もあります。これは音源やループなどのオーディオファイルが膨大である為です。インストール中の表示時間は2時間半とか出ていますが実際は1時間ほどで済みます。ここで私には大問題が発生しました。オーディオコンテンツのDVDの1枚がどうしても開いてくれないのです。困り果ててアップルテクニカルサービスへ電話しました。最近のアップルの電話サービスは携帯でもフリーダイアルなのが嬉しいところですが混んでいます。やっとつながって状況を説明したところ新しいDVDを送ってくれるとの事でした。しかし送ってくるまでは待ちぼうけ状態でした。

やっとDVDが送られてきてインストール完了。タイムストレッチやストリップサイレンスなどがマウスツールだけで出来るなど便利な機能に喜んでいましたが、サードパーティー性の音源ソフトの多くがIntel Macには対応しているもののレパードには未対応なものが多く、これまで使っていた多くのソフトが使えない状態になっています。新しい機能は手に入れましたが、失った機能も多大です。そのうち対応してくれると思いますが、がっかりです。

CPUメーターはこれまでの2本の表示から1本と8本の表示になっています。これはクァッドコアのデュアルCPUだからです。かなり余裕がありそうなので思い切った直感的な事が出来そうです。これだけ金をかけたので下手な音楽は創れません。そう自分に言い聞かせて今後も他では聴けないような音楽を創っていきたいと思っています。まだちゃんと使いこなしていないので、使用感など細かい事は追々お伝えしていきます。

[20080325]

ジャズ+クラシック/ロック=ナイス+2(K2HD/紙ジャケット仕様)ジャズ+クラシック/ロック=ナイス+2(K2HD/紙ジャケット仕様)
(2006/01/12)
ナイス

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前半がスタジオ盤で後半がライブになっている、当時流行っていた形式のアルバムです。ライブでいかに暗いジーナ演奏をしているのか伝えたかったのでしょう。そのためかアルバムとしての完成度はいまいちですが、ファンには楽しめる作品です。

1. Azrael Revisited
2. Hang On to a Dream
3. Diary of an Empty Day
4. For Example
5. Rondo '69
6. She Belongs to Me

トリオ編成のためキースエマーソンの役割が大きくなっています。スタジオ版ではまだサイケな色合いも残しています。ボブディランのカバーShe Belongs to Meなどでも面白いアレンジになっていますが、プログレとしての完成度までにはまだほど遠いです。

キースエマーソンのオルガンさばきはこの頃から鬼気迫るものがありますが、彼の場合はアドリブが弾けなかったので、ソロも全部譜面化していたそうです。そういう意味ではジミーペイジと似ています。まだまだ混沌とした時代の産物ではありますがファンには嬉しいアルバムです。

Hang On to a Dream

Rondo '69


[20080324]

Ars Longa Vita BrevisArs Longa Vita Brevis
(2007/06/05)
The Nice

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少年易老学難成という邦題でナイスの代表作とされるアルバムです。ギターのデヴィッドが脱退した事によりキーボードトリオ編成になります。当時の花形はギタリストであり、この編成は珍しいものでしたが、プログレの時代にはキーボーディストが花形になりますのでその布石とも言えます。



1. Daddy, Where Did I Come From?
2. Little Arabella
3. Happy Freuds
4. Intermezzo for the Karelia Suite
5. Don Edito el Gruva
6. Ars Longa Vita Brevis: Prelude/1st Movement-Awakening/2nd Movement-Real
7. America (2nd Amendment)
8. Diamond-Hard Blue Apples of the Moon
9. Daddy, Where Did I Come From? [Early Version]
10. Brandenburger [Demo Version]

後半は組曲となっており、クラシック指向が前面に出ているのですが、前半はブリットポップなサイケサウンドになっています。ピンクフロイドのファーストに似ている感じです。その中でキースエマーソンが一人EL&Pしているところが笑えます。この人は基本変わっていないのです。ジャズ風やモンドがあったり、パーカッションの工夫など多彩な事をやっています。

そしてオーケストラとのコラボレート。パープルやプロコルハルムなどもオーケストラとジョイントしていますが、これはあくまでもジョイントであり、クラシックとロックの融合とまではいっていません。プログレとして完成される前の段階なのです。シンセサイザーが登場してからはオーケストレイションの必要がなくなったのです。そして独特の美学が構築されていくのですが、その前の段階の実験的な挑戦としては、このアルバムが一番有名なアルムです。プログレ前夜の宴をお楽しみください。


Daddy, Where Did I Come From?

Ars Longa Vita Brevis part1

Ars Longa Vita Brevis part2


[20080324]

今場所もとうとう千秋楽を迎えました。朝青龍は全勝出来ていましたが、2敗となり、2敗になっていた白鵬と並び、二場所連続の横綱相星決戦となりました。白鵬が立ち合いから前に出てきた力を利用しての小手投げで朝青龍が久々の優勝を決めました。当分この青白時代が続きそうです。

上位力士の成績

朝青龍 13勝2敗 優勝
白鵬 12勝3敗
千代大海 8勝7敗
魁皇 8勝7敗
琴光喜 8勝7敗
安馬 8勝7敗
琴奨菊 8勝7敗
稀勢の里 8勝7敗
豪風 3勝12敗

把瑠都は12勝3敗と大きく勝ち越し、怪我から回復してきています。すぐに大関を目指せる素質を持っていますから今後が楽しみです。豪栄道は何とか勝ち越しましたが、上位戦での負け癖がついたのか、自分の相撲に迷っているようです。これまでは何とか勝てた内容でも今後は通用しなくなります。相撲の勝つセオリーは相手に十分させずに自分の十分な形に持っていく事が重要です。その為に立ち合いが重要になってくるのです。横綱でさえ相手を研究して相手の得意な形にさせない相撲を取っています。豪栄道にたりないのはそのセオリーなのです。今後上を目指すならこの事を肝に命ずる事です。

高見盛が器用な相撲を取れるようになっていたり、栃煌山が安定した相撲を取れるようになってなっていますので、来場所もこの調子を持続出来れば面白くなっていきます。早くも来場所に期待が膨らみます。

[20080323]

The Thoughts of Emerlist DavjackThe Thoughts of Emerlist Davjack
(1999/07/01)
The Nice

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キースエマーソンがエマーソンレイク&パーマーを結成する前に活動していたバンドです。ビートルズのサージェントペッパー以降、ロックとクラシックの融合を試みるバンドがいくつかありました。このバンドもその一つです。まだ実験的な傾向が強かったのですが、それが後のEL&P屁とつながり、プログレの最先端バンドとなっていくのです。

1. Flower King of Flies
2. Thoughts of Emerlist Davjack
3. Bonnie K
4. Rondo
5. War and Peace
6. Tantalising Maggie
7. Dawn
8. Cry of Eugene
9. Thoughts of Emerlist Davjack [Single Version]
10. Azrial (Angel of Death)
11. Diamond Hard Blue Apples of the Moon
12. America [Instrumental]
13. America [US-Single Edit]

このアルバムではまだムーグシンセサイザーを手にしておらず、ピアノとオルガンのみでアグレッシヴな演奏を聴かせています。まだサイケな感じの強い作品ですが、RondoやバーンスタインのAmericaのロックアレンジなどでクラシックを導入しようとしています。キースエマーソンは本気でジミヘンとバンドを結成しようと考えていたくらいで、他の曲はジミヘンのようなサイケなノリの曲ばかりです。

キーボード界のジミヘンがキースエマーソンのあだ名だったくらい彼のプレイはギターライクなところがあります。まだシンセを手にしていない為か、オルガンにいろんなエフェクターをかけまくっています。グリッサンドも連続技などはこの頃からやっています。もしジミヘンがプログレの世界に入っていたならロックの歴史は又大きく変わっていたかもしれません。それくらいこの時代には何が起こっても不思議ではない雰囲気が充満していました。

Rondo

War and Peace

Dawn

Cry of Eugene

America


[20080323]

Azure d'OrAzure d'Or
(2001/03/06)
Renaissance

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リズムから何からポップに、シンプルになった作品ですが、アニーハスラムの歌声はプログレの良き時代を残しており、それがとても気持ちよく感じます。イエスで言えばトーマトあたりのサウンドに近いです。

1. Jekyll and Hyde
2. Winter Tree
3. Only Angels Have Wings
4. Golden Key
5. Forever Changing
6. Secret Mission
7. Kalynda (A Magical Isle)
8. Discovery [Instrumental]
9. Friends
10. Flood at Lyons

さわやかなルネッサンスの良さがシンプルになる事により、よりさわやかに感じられます。往年のファンには物足りないかもしれませんが、アメリカンプログレになりかけていますが、それはフュージュンの要素を取り入れる事になります。そのため変拍子でも無理なくアレンジ出来ています。

とても聴きやすいプログレだと思えばいい作品です。肩の力が抜けきったさわやかさがあります。この後80年代に入っても活動を続けますが、あまりにも時代に合わせすぎて中途半端になる為、あまり人気が出ませんでした。この辺りまでがルネッサンスの賞味期限だったのではないでしょうか。紹介もここまでにさせていただきます。

Jekyll and Hyde

Winter Tree

Forever Changing

Secret Mission


[20080323]

A Song for All SeasonsA Song for All Seasons
(2000/03/13)
Renaissance

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よりカラフルに、よりポップになった作品です。ジャケットはまるでボーイジョージですし。この頃は多くのプログレバンドがアメリカをターゲットにしていた時代であり、彼らも時代にあったサウンドを追求しています。しかし彼らの場合は英国的な雰囲気を残しています。

1. Opening Out
2. Day of the Dreamer
3. Closer Than Yesterday
4. Kindness (At the End)
5. Back Home Once Again
6. She Is Love
7. Northern Lights
8. Song for All Seasons

テクニックに走る、金をかけすぎると言った傾向にアンチテーゼとして出てきたのがパンクロックです。その中でも音楽的な工夫をしていたのがニューウェイヴであり、その感覚をテクニックを持ったバンドやったらどうなるかというのがこのアルバムから聴き取れます。

ポップでシンプルになってはいますが、プログレとしての構成をしっかりと残しています。新しい時代の過渡期にあたる作品なので面白くはあります。優雅で聴きやすいサウンドなので一般受けはするかもしれません。プログレフォークがポップになったどういうサウンドなのか、このアルバムでお確かめください。

Opening Out

Day of the Dreamer

Back Home Once Again

Northern Lights

Song for All Seasons


[20080322]

NovellaNovella
(2000/03/13)
Renaissance

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ワーナーに移籍してからの作品で中期ルネッサンスの傑作アルバムです。オーケストラアレンジをうまく使い、荘厳なお伽噺を展開しています。イギリスのお伽噺といえば指輪物語などを音楽で表現していると思っていただければいいです。

1. Can You Hear Me?
2. Sisters
3. Midas Man
4. Captive Heart
5. Touching Once (Is So Hard to Keep)

シンセやメロトロンを極力使わなくなっており、その分オーケストラで生の音を見事に構築しています。アニーハスラムの歌声もいつも以上に妖精しています。時代的にはもうプログレは古いといわれていた時代にこれだけの作品を創りだすというのも大胆です。その為かこの作品はコアなファンにしか知られておらず、大きく取り上げられる事はありませんでした。

それでもその完成度の高さは尋常ではありません。ルネッサンスの持つ音楽性が見事に開花している名盤です。洗練されながらも彼ららしさは失われておりません。これぞファンタジックシンフォニックプログレポップと言えましょう。イギリスの中世の時代から語り継がれてきたお伽噺が見事に語られた名作です。

Sisters

Midas Man


[20080322]

Scheherazade & Other StoriesScheherazade & Other Stories
(2007/10/31)
Renaissance

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コンセプトアルバムのようにドラマティックな展開を見せる作品です。組曲形式もあり、よりクラシカルな作風と民族音楽のようなフォークサウンドとの融合は彼らの専売特許です。お伽噺というよりも千夜一夜物語でも聴いているかのようです。

1. Trip to the Fair
2. Vultures Fly High
3. Ocean Gypsy
4. Song of Scheherazade: Fanfare/The Betrayal/The Sultan/Love ...

幻想的でもあり、優雅でもあるファンタジー作品です。当時のプログレバンドはバンドによって自己主張しており、サウンドも個性豊かなものが多かったので、どのバンドを聴いてもそのバンドの世界観を捉えないとのめり込めないものばかりでした。ルネッサンスも独自の世界観があります。ただ分かりやすくポップなところもあるので比較的聴きやすい方でしょう。Ocean GypsyはBlackmore's Nightがカバーしています。

プログレッシブロックの衰退はステージでの機材の投入などがエスカレートしていき、金がかかりすぎた為にシンプルなニューウェイヴに押しやられたところがあります。ルネッサンスはその辺をうまくやりくりしてニューウェイヴ的な感覚も取り入れるようになります。その辺の感覚はこの作品あたりから少し見え隠れしているので、この後の流れをつかむ上では重要な作品です。

Trip to the Fair

Vultures Fly High

Song Of Scheherazade/Ocean Gypsy

song of scheherazade


[20080322]

Turn of the CardsTurn of the Cards
(2007/10/31)
Renaissance

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よりポップさを増していった作品です。ポップというのはロック色が強くなっているという事です。アコースティックギターよりもエレキギターの閉めるところが多くなっています。それでもアニーハスラムの歌はジェファーソンエアープレイン時代のグレーススリックを彷彿とさせます。サイケ的な呪文のようでもあります。

1. Running Hard
2. I Think of You
3. Things I Don't Understand
4. Black Flame
5. Cold Is Being
6. Mother Russia

オーケストレーションよりもシンセを使うようになっていますし、ベースは相変わらずクリススクワイアのようにピックによるブンブンベースで、シンフォニックポップといった感じです。アニーのボーカルも楽器の一部のように機能しており、ドラマティックなところはかわっていません。

クリムゾンのようなアヴァンギャルドプログレとは対照的なソフトプログレへの道を進んでいます。その為か日本では地味な扱いにもなっていきます。ダイナミックな部分もあるのですが、たおやかに流れていく田園風景のように感じられます。聴いて疲れない癒しの音楽ともいえますが、そこまで柔らかでもありません。

Running Hard

I Think of You

Black Flame

Mother Russia


[20080322]

Ashes Are BurningAshes Are Burning
(1998/09/16)
Renaissance

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ルネッサンスの最高傑作であり、彼らの人気を決定づけた代表作です。ブリティッシュトラッドとクラシック音楽を融合させた妖精の森のシンフォニーと呼びたくなる作品です。シンセも使っていますが、極力生のオーケストラを使った壮大なスケール感を持っています。もうオリジナルルネッサンスのころのような音楽性とは違った完全な新生ルネッサンスサウンドになっています。

1. Can You Understand
2. Let It Grow
3. On the Frontier
4. Carpet of the Sun
5. At the Harbour
6. Ashes Are Burning

オリジナルルネッサンスはアンダーグラウンドな雰囲気がありましたが、新生ルネッサンスの音楽はまるでお伽噺の世界観を持った音楽性です。陽と陰の対照的な性格を持っています。トラッドフォークというとケルトを連想してしまいますが、イングランドの森に響くメルヘンサウンドといった方がいいでしょう。

プログレというとギターよりもキーボードが主役です。ルネッサンスもそうですが、タイトル曲のAshes Are Burningではウィッシュボーンアッシュのアンディーパウェルがゲストでギターソロを展開しています。イギリスでは当時トラッドフォークも流行っており、ルネッサンスの音楽は時代にマッチしたものでした。日本では単に美しい旋律のプログレとして愛好されていました。男性的なプログレバンドが多い中、女性的な彼らのサウンドは独自の世界を持っています。プログレッシヴロックの中でも名盤とされている作品です。

Can You Understand

Let It Grow

Carpet of the Sun

Ashes Are Burning part 1

Ashes Are Burning Part 2


[20080321]

プロローグ(紙ジャケット仕様)プロローグ(紙ジャケット仕様)
(2001/01/31)
ルネッサンス

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メンバーを一新しての新生ルネッサンスの第一弾アルバムです。残っているメンバーはマイケルダンフォードですが、契約の都合上レコーディングには参加出来ず作曲のみ担当しています。いよいよ本格的にシンフォニックなプログレサウンドになっていますが、ジムマッカーティーの作曲した曲などもあり、以前のサウンドも引き継いでいながら新たな展開を見せている作品です。

1. Prologue
2. Kiev
3. Sounds of the Sea
4. Spare Some Love
5. Bound for Infinity
6. Rajah Khan

ルネッサンスというバンドといえばこの新生ルネッサンスになってからが一般的に知られています。アニーハズラムという女性ボーカルを看板にファンタジックなそのサウンドで人気を博すからです。時代はプログレブームに突入したのです。クラシック音楽のように大げさで壮大なスケールの曲がもてはやされていたのです。

Sounds of the Seaはまるでイエスのジョンアンダーソンが歌っているような曲です。イエスもこの頃は黄金時代でしたが、まるでクリスタルのような華麗なルネッサンスのサウンドは他のプログレバンドとは又ひと味違った存在でした。アニーハズラムの声域は5オクターヴともいわれており、その表現力は計り知れないものがあります。ジャケットもヒプノシスが担当しており、レコード会社もかなり期待していた事が伺えます。中近東風のRajah Khanはサイケプログレともいえる曲でかっこいいです。

Sounds of the Sea

Bound for Infinity


[20080320]

IllusionIllusion
(2008/03/31)
Renaissance

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オリジナルルネッサンスによるセカンドアルバムです。シンフォニックロックをより押し進めた内容で、ファーストではクラシックの旋律を頂戴していたところがありましたが、ここではよりオリジナルな旋律を創っています。その為か内省的な作りになっています。

1. Love Goes On
2. Golden Thread
3. Love Is All
4. Mr. Pine
5. Face of Yesterday
6. Past Orbits of Dust
7. Shining Where the Sun Has Been
8. All the Fallen Angels
9. Prayer for Light
10. Walking Away

音楽的にはプロコルハルムに似ていますが、より実験的な事をやっています。しかし途中でキースレルフとジムマッカーティーが脱退してしまい、Mr. Pineでは残されたメンバーと新加入のメンバーで録音されています。フォークとクラシックの融合したようなFace of Yesterdayのように内省的になり、プログレというよりもサイケの延長線上にあるような世界になっています。

オリジナルルネッサンスとしてはここまでの2枚のアルバムのみを残しているだけです。キースレルフはこの後ツェッペリンを模倣したようなアルマゲドンというバンドを結成します。そして不慮の感電事故により帰らぬ人となります。ルネッサンスは大幅なメンバーチェンジの末再起してプログレバンドとして成功していきます。一般に知られているルネッサンスはこの後から始まるのです。

Jane Relf


[20080320]

ルネッサンス+シングル(紙ジャケット仕様)ルネッサンス+シングル(紙ジャケット仕様)
(2004/10/22)
ルネッサンス

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プログレッシヴロックといっても様々なスタイルがあります。ジャズ色が強かったり、クラシック色が強かったりといろいろですが、クラシック色が強いものをシンフォニックロックという言い方もあります。その元祖として私はプロコルハルムやムーディーブルースをあげていますが、それらをよりプログレ的なドラマティックなものに仕上げていった最初のバンドがこのルネッサンスです。

ディスク:1
1. Kings And Queens
2. Innocence
3. Island
4. Wanderer
5. Bullet
ディスク:2
1. ISLAND(single version)
2. THE SEA

元ヤードバーズのキースレルフとジムマッカーティによるトゥゲザーを母体としてキースの妹ジェーンレルフも参加してルネッサンスとなります。このバンドが有名になるのはレルフたちが脱退した後になりますが、オリジナルはこのヤードバーズの二人が創りだしたものになります。音楽的にはフォークロックにクラシックのアイデアを引用していくというやり方で、まだまだ完成度は低いですが、後のシンフォニックプログレの原型が既に出来上がっています。

ヤードバーズというバンドはハードロックやヘヴィメタの元祖を生み出したバンドでもあり、サイケな時代からこのルネッサンスを生み出した事によりプログレの元祖ともいえるところがあります。それほどロックの歴史の中では重要なバンドだったのです。Islandでやっとジェーンのボーカルが入り、クラシック曲が引用されていたりと実験的な事をやっています。ジミーペイジが先にツェッペリンで成功しますので、彼らとしても何か新しい音楽を創りだそうとしていた努力が伺えます。

この時代の音源はなかなか入手できなくて、伝説だけの存在となっていましたが、CD化されてからやっとその全貌をのぞく事が出来ました。まだ実験的な段階ではありますが、これほどまでに出来上がっていたとは想像を超えていました。隠れたプログレの名盤といえるでしょう。

Island

Wanderer


[20080320]

Fallen AngelFallen Angel
()
Uriah Heep

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軽快でポップなアメリカンハードロックスタイルになっての作品が続きます。レインボーを筆頭にプログレバンドもこの頃からアメリカをターゲットにおいて商業ロック化されていきますので、やっと時代がユーライアヒープに近づいたといった感じですが、ヒープの場合は売れようとしてこの路線には行っていないので憎めません。

1. Woman of the Night
2. Falling in Love
3. One More Night
4. Put Your Lovin' on Me
5. Come Back to Me
6. Whad'ya Day
7. Save It
8. Love or Nothing
9. I'm Alive
10. Fallen Angel
11. Cheater (Single B-Side)
12. Gimme Love (Struttin') (Single B-Side)
13. Right to Live [Promo B-Side]
14. Been Hurt

ジョンロートンはこのアルバムを最後に去っていきます。そしてヒープはネオヘヴィメタブームに乗っかりながらも存続していくのですが、ヘヴィメタブームは私にとって魅力があるものではありませんでしたのでこれ以降の作品は聴いていません。ユーライアヒープの紹介もここまでにします。

初期の頃のヒープはブリティッシュハードロックバンドとしての地位を築きますが、どんどんポップになっていき、風格が無くなっていきます。それでもジョンロートンの時代は結構気に入っています。歌がいいですので曲で勝負出来るのです。このアルバムもかなりポップなアメリカンハードロックになっています。アメリカンプログレに近い部分もあります。それでもデヴィッドバイロンがいた後半の作品に比べると出来映えがいいです。このB級感覚がそれなりにおいしく感じます。

Falling in Love

Come Back to Me


[20080320]

Innocent VictimInnocent Victim
(1992/06/30)
Uriah Heep

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ジョンロートンのボーカルはロニージェイムスディオの癖をとったような歌い方で、当時のハードロックファンの好みに合っているものでした。後に起こるヘヴィメタブームにも通じるもので、お手本にもなっていたのではないでしょうか。それでもアメリカンハードロックにありがちな声かも知れません。

1. Keep on Ridin'
2. Flyin' High
3. Roller
4. Free 'n' Easy
5. Illusion
6. Free Me
7. Cheat 'n' Lie
8. Dance
9. Choices

ジャケットはヘヴィメタっぽいですが、サウンドはポップなアメリカンハードロックのような感じです。動画をみてもらえば分かりますが、ジョンロートンはまるでグラムロックのような出で立ちでステージにたっています。声はスコーピオンズのクラウスマイネ並にいい声です。声がいいとそれだけ曲の完成度も上がります。

ジョンロートンの時代のユーライアヒープはそういう意味においては充実しています。往年の頃のようなヒット曲は出ませんでしたが、アルバムとしてはよく出来ており、ポップなハードロックという聴き方をすれば満足のいくものでしょう。この後に起こるネオヘヴィメタブームはプロレスのような子供だましみたいなところがあり、そうした趣向にはあっていたので、彼らの人気もその波に乗っかる事になります。

Free 'n' Easy

Illusion

Free Me

Cheat 'n' Lie

Dance


[20080320]

Leopard の入ったMac Proを最初に起動すると宇宙のバックにWelcomeアニメーションが始まります。マックが対応している言語すべてでWelcomeと歓迎してくれます。タイガーは知りませんが、これまでのOSではなかった事です。これはLeopardの目玉がTime Machineだという事を物語っています。

Time MachineはLeopardに標準装備のバックアップツールです。過去にさかのぼって必要なファイルだけ蘇らせる子tが出来ます。もしくはそのときの状態全体を復元出来ます。バックアップ先は外付けハードディスクが推奨されていますが、外付け大容量HDDを購入する余裕はなかったので、500GBを二つつけているので、そのうちの一つをとりあえずパーテーションを組んで200GB分をTime Machineのバックアップ先に割り当てました。

Time Machine


しかし予想通りエラー発生。原因は分かりませんが、パーテーションを組み直して解決。バックアップファイルが記憶されだしましたが、そのときには200GBものデータを移行していたので容量が足りないという警告が出ました。Time Machineは圧縮型ではないので、元データ以上の領域が必要なのです。そこでパーテーション容量を260GBに増やしました。Leopardではパーテーションの容量を内容を消さずに変えられるそうですが、やり方が分からず初期化してしまいました。そのため最初からバックアップを開始。この最初のデータをバックアップしないと始まりません。いつまでたっても現在のままで過去の履歴ができないのです。

Time Machineは1時間置きにしか動き出しませんから最初のバックアップをそろえるまでに時間がかかってしまいます。バックアップが始まる頃にはシャットダウンする時間だったりするからです。Time Machineの環境設定ではすぐ起動させる項目がないのです。そこで時間を指定できるソフトがある事を知りました。それを使おうと思っていたら、裏技ですぐ起動させる事が出来る事が判明。ソフトを使う必要が無くなりました。方法はcontrol+DocのTime Machineアイコンをクリックするか、Dockのアイコンを右クリックすると出てくる項目に今すぐバックアップを作成というのが選べるようになります。これでパソコンを立ち上げている時間にバックアップをとる事が出来るようになりました。しかし容量が200GB以上出来上がっていますので、まだ最初のバックアップは完了していません。

これができないといつまでたっても現在のままです。最初のバックアップが出来ると後は変更項目だけを上書きするだけなのでそれほど容量はいらないと思いますが、あればあるだけ過去のデータが残される仕組みなので500GBの外付けHDDがあると安心です。Time CapsuleというApple純正の外付けHDDが出ていますので、余裕が出てきたら購入を考えたいと思います。これはワイアレスでも使える代物です。圧縮型ではないので、オーディオ音源の劣化が少ない分この機能はありがたいものです。

[20080319]

FireflyFirefly
(2002/02/25)
Uriah Heep

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ユーライアヒープの看板だったデヴィッドバイロンが脱退してジョンロートンがボーカリストとして参加した最初の作品です。ジョンウェットンも抜けてトレヴァーボルダーが参加しています。新生ユーライアヒープの第一弾としてブリティッシュハードロック色を取り戻したないようになっています。

1. Hanging Tree
2. Been Away Too Long
3. Who Needs Me
4. Wise Man
5. Do You Know
6. Rollin On
7. Sympathy
8. Firefly
9. Crime of Passion (Single B-Side)
10. Do You Know
11. Far Better Way
12. Wise Man

何といってもデヴィッドバイロンに比べるとはるかに歌が巧いジョンロートンの加入は、作曲の幅も広げています。これまでも得意だったシンフォニックなバラード曲でそのうまさが際立っています。特にデヴィッドバイロン信奉者ではなかった私にとってはとても聴きやすいアルバムで、当時はよく聴いていた思いで深い作品です。

キーボードの役割が多くなっており、プログレ色も強いです。メルヘンチックなジャケットのようなタイトル曲Fireflyは名曲です。私は7月の朝よりも好きです。Sympathyはブリティッシュハードロックらしい曲で、こういう曲でもロートンの歌は優れています。ジュダスプリーストのようなヘヴィメタサウンドを意識しているようです。当時はまだネオヘヴィメタブーム前夜ですが、レインボーあたりに近いサウンドになっています。これまでのつまらなくなりかけていたユーライアヒープの原因はデヴィッドバイロンにあったのではないかとさえ思えてしまうすばらしいアルバムで、私の中では密かな名盤として位置しています。素晴らしい。

Hanging Tree

Wise Man

Rollin On

Sympathy

Firefly


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