Coucou Me Revoilou () Michel Polnareff 商品詳細を見る

アメリカでの進出は失敗しました。税金対策としてフランスを後にしたのですが再びフランスに戻りフランス語で歌っているアルバムです。相変わらずいい曲を書いているのですが、全盛期に比べるとその輝きは幾分か薄らいでいます。この時期からパンクニューウェイヴが動き出しますので、甘ったるいラブソングは受け入れられにくくなっていくのです。

1. マジック・マン
2. 葉巻型UFOの夢
3. 愛のシンフォニー
4. ただひとりの貴方へ
5. ジャンボジェットのごろつき
6. パリは我が街
7. 嘆きの物語
8. 天使の遺言
9. 美しき帰還
10. フランスへの手紙

アメリカに行った事で垢抜けた分どうも印象が違います。今までのように良くアレンジもされていますが、代り映えがないのです。フランスへの手紙だけが素晴らしく良く出来ていて、全盛期を彷彿とさせます。フランスを離れていた分、逆にフランスを意識し過ぎているような感じさえします。

アレンジもしっかりしていて曲も良く創られているのに心がときめかないのはなぜでしょう。バックの演奏が巧くなっているからでしょうか。以前のような手作り感がないのです。音楽の良し悪しは演奏力の良し悪しじゃないと言う事を痛感させられます。ここにいるのはロックミュージシャンのミッシェルポルナレフではなく、エンターティナーとしてのミッシェルポルナレフがいるだけなのです。

Une Simple Melodie

J'Ai Tellement De Choses A Dire

Lettre A France