ポルナレフが手がけたサントラ盤です。羽根の生えた蛇の逆襲という邦題ですが日本では未公開です。マカロニウェクタンのような雰囲気がありそうですが、何やら喜劇のようです。映画は見ていないのですが、インストだけのこの作品、なかなかの出来映えなのです。一時アメリカナイズされて面白くなくなっていたのですが、
音楽だけをやらせたらこうも自由にユニークな音を創れるのかと安心しました。
1.羽根の生えた蛇の追跡
2.パリ・メキシコ
3.羽の生えた蛇の逆襲
4.美女は復讐する
5.羽根のついた蛇のダンス
6.ロープ塔
7.調教師アルヴァロ
8.骸骨人間
9.美女は復讐する (何度も何度も)
10.ロックン・ロール・ノン・ストップ
西部劇風の雰囲気もありながら、前衛的なアヴァンギャルドな世界が繰り広げられます。ちょっとポップなプログレだと思えばかなり楽しめます。美女は復讐するだけは歌があります。ポルナレフファンには馴染めない世界かもしれませんが、プログレも好きな私にとっては気に入っている作品です。
もう一つリップスティックと言う映画のサントラも手がけており、この映画はポルナレフが
音楽を担当しているとは知らずに見ていました。複数の男に女性がレイプされると言う映画なのですが、
音楽の方はディスコ調の踊れる
音楽です。そしてとても鮮烈な映像がレイプされるシーンで挿入される際に流れるシンセの効果音でした。本来映画はレイプされる女性の身になってみるような映画なのですが、この効果音は男性側の身になっている音なのです。レイプがいけないと言う映画なのですが、非常に興奮したのを覚えています。何と言うリアルなエモーションを表現しているのかと感心しておりましたらポルナレフが手がけていました。
Lipstick