新しいパソコンに乗り換えるときに問題となるのが、それまでに使っていたデータをいかにして移行していくのかだと思います。ウィンドウズパソコンではおまけで引っ越しソフトがついていますが、これはほとんどがネット情報やメール情報の移行しか出来ないものです。アプリケーションやデータを移行しようと思うとある程度の価格のソフトを使わなければなりません。
しかしマックにはパンサーから移行アシスタントというユーティリティアプリケーションが標準でついています。ですからマックユーザーは気軽に新しい機種を購入しやすいという事のはずでした。そこでこの移行アシスタントを使うためだけにFIREWIREケーブルを同時購入しています。


しかし実際にアシスタントを起動しても昔のG4を認識してくれませんでした。アップルのテクニカルサポートに電話したら、前バージョンのタイガーなら問題なく移行できるが、二つ前のパンサーではうまくいかない事があるとの事でした。これではFIREWIREは何の役にも立たないままになります。
その後ネットでいろいろ調べていたら、細かい操作方法を書いた記事がありました。それを読むと私のやり方が間違っていた事が判明。移行アシスタントの指示通りにやると古いマックを起動するときにキーボードのTボタンを押し続けると書いてあるだけだったので、新しい方のキーボードでTボタンを押し続けていたのです。しかしそれが間違いでした。古い方のマックのキーボードでTボタンを押し続けなければならなかったのです。
この方法では見事古いマックが新しいマックにマウントされました。これで移行処理が出来ます。ただ問題なのが古いマックには2つハードディスクがあり、起動用のハードディスクしか認識されません。もう一つのハードディスクに膨大な音源データがあるのですが、これが移行出来ません。製品のインストローラーでインストールするとインテルマックではエラーになるのがほとんどでしたので、移行する他ないのです。そこで手動で起動ディスクにデータを移して、それを又新しいインテルマックに移行させるという手段を使いました。
起動ディスクの容量は32GBしか空いておらず、30GBずつのデータ移行しか出来ません。これを繰り返す事5回。一日に一回しか移行する時間もなく、5日かかりました。そんなこんなでやっと全データを移行完了。多分。漏れがないかはこれから確認しますが、普通に操作する分には問題ない分移行できました。移行したデータ容量は合計200GB。そのうち手動で移行したのが160GBでしたので、相当な労力が必要でした。とりあえずこれで移行の問題は解決しましたが、まだまだ問題が発生するのです。それは又次回に。