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[20080531]

The Soft MachineThe Soft Machine
(2007/05/04)
The Soft Machine

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ソフトマシーンのファーストアルバムです。当初のメンバーだったデヴィッドアレンは世界を放浪していた為か、ライブ活動中にイギリスへの再入国が許されずアレン抜きでバンドがスタート。アレンはゴングというバンドを別に始めます。ビートニック小説のウィリアムバロウズと交流があった為か、ビートニックのかっとアップという手法を音楽に用いてサイケデリックな作品に仕上げています。

1. Hope for Happiness
2. Joy of a Toy
3. Hope for Happiness (Reprise)
4. Why Am I So Short?
5. So Boot If at All
6. Certain Kind
7. Save Yourself
8. Priscilla
9. Lullaby Letter
10. We Did It Again
11. Plus Belle Qu'une Poubelle
12. Why Are We Sleeping?
13. Box 25/4 Lid

私がソフトマシーンの作品を集めようとしたきっかけは、ピンクフロイドのロジャーウォータースがインタビューで私たちに一番近いバンドはソフトマーンだと言っていたからです。確かに最初はサイケデリックな作品でデビューしてジャズロックになっていきました。ピンクフロイドも狂気ではベースとなっているのはジャズでした。このファーストでも彼らはジャズのようなフリーキーなインプロヴィゼーションを展開しています。それが幻想的な雰囲気な為サイケ感が出ているのです。

サイケデリックの作品は数ありますが、このアルバムほどアヴァンギャルドなものは無いでしょう。アヴァンギャルド度で言えばフランクザッパをもはるかに凌いでいると思います。そして時折顔をのぞかせる英国らしい牧歌的な雰囲気はロバートワイアットによるものでしょう。ジャズ、ロック、ポップス、フォーク、サイケデリシャス、全てをかき混ぜた絵の具によるペイントのような内容で、プログレはこうした中から生まれるのですが、彼らはプログレまではいきませんでした。部分部分はポップなのですが、それがつなぎ合わさると混沌としたトリップミュージックになっています。これらを巧くまとめたらもっと成功していたでしょうが、そうしなかった事によりこのアルバムは逆に価値を増しています。衝撃的な名盤です。

Hope for Happiness

Joy of a Toy

Why Am I So Short

Certain Kind

Lullaby Letter

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[20080531]

Jet Propelled PhotographsJet Propelled Photographs
(2003/04/07)
Soft Machine

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ワイルドフラワーズからデヴィッドアレン、ケヴィンエアーズ、ロバートワイアット、マイクラトリッジによって結成されたのがこのソフトマシーンです。デヴィッドアレンはオーストラリア生まれで世界を放浪するヒッピーのような生活をしており、フランスで出会ったビートニック小説で多くのロックミュージシャンに影響を与えたウィリアムバロウズと出会い、彼の小説に出てくる女性型アンドロイドのことを指していると思われるソフトマシーンという言葉をバンド名にする事を直接了承してもらっています。そしてイギリスで知り合ったワイルドフラワーズのメンバーだったこの4人でソフトマシーンを結成するのですが、ファーストアルバムを発表する前にアレンは脱退してソフトマシーンはトリオで最初デビューを果たします。この作品はその前の4人によるオリジナルメンバーでの貴重な音源となります。

1. That's How Much I Need You Now
2. Save Yourself
3. I Should've Known
4. Jet - Propelled Photograph (a.k.a. Shooting At The Moon)
5. When I Don't Want You
6. Memories
7. You Don't Remember
8. She's Gone
9. I'd Rather Be With You

音楽的にはビートグループがサイケな感覚を徐々に取り入れながら、モッズ的なジャズの要素もあったりとかなりレアなかっこよさがあります。私は個人的にはこの時代のソフトマシーンの音楽が一番好きです。カンタベリー出身なのはマイクラトリッジだけなのですが、いつしか人々は彼らの事をカンタベリー系として他のジャンルとは違うニュアンスをイメージするようになるのです。

ファーストとセカンドでは思いっきりサイケデリックでアヴァンギャルドなサウンドでスタートする彼らですが、それ以前のコンパクトで普通のビートグループとも少し違うモンドな雰囲気が心地よい作品です。Memoriesは最近の私の一押しのバンド、マーズヴォルタがカバーしており、動画はそのカバーをのせています。作品としてはオリジナルアルバムには含まれていないアルバムですが、ソフトマシーンファンには外せないオリジナルアルバム以上に愛着のあるアルバムです。ポップとマニアックの狭間で鳴っている絶妙な心地よさがあります。名盤です。

Memories

You Don't Remember

1 Certain kind 2 Hope for happiness 3 She's gone 4 Lullabye letter 5 Save yourself 6 Joy of a toy 7 Why are we sleeping


[20080531]

The Wilde FlowersThe Wilde Flowers
(1998/09/15)
The Wilde Flowers

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イギリスのジャズロックの幅を広げたのがカンタベリー系と呼ばれるグループたちでした。カンタベリー系というのはイギリスのカンタベリーという都市出身のミュージシャンをさすのですが、その大本がこのワイルドフラワーズというバンドなのです。このバンドから後のソフトマシーン、ゴング、キャラヴァンといったバンドに分かれていき、そこから又さらに細かく離合集散して生まれたグループをカンタベリー系と呼ぶのです。

1. Impotence
2. Those Words They Say
3. Memories
4. Don't Try to Change Me
5. Parchman Farm
6. Almost Grown
7. She's Gone
8. Slow Walkin' Talk
9. He's Bad for You
10. It's What I Feel (A Certain Kind)
11. Memories
12. Never Leave Me
13. Time After Time
14. Just Where I Want
15. No Game When You Lose
16. Impotence
17. Why Do You Care
18. Pieman Cometh
19. Summer Spirit
20. She Loves to Hurt
21. Big Show
22. Memories

このバンドのメンバーはソフトマシーンを結成する事になるケヴィンエアーズ、マイクラトリッジ、ロバートワイアット、そしてソフトマシーンの後ゴングを結成する事になるデヴィッドアレン、キャラヴァンを結成する事になるリチャードシンクレア、デヴィッドシンクレア、リチャードコーラン、パイヘイスティングらが学生時代に結成したバンドで、音源は残されていない伝説だけのバンドだと思っていました。しかし最近アマゾンでその音源がCD化されているのに気づきました。何と音源が残されていたのです。

音楽的にはビートグループが少しサイケな感じの曲をやっている感じです。モッズ好みな部分もあるかもしれません。本当に伝説だけのバンドだと思っていたので、この音源に出会えるとは夢にも思っていませんでした。音はあまり良くありませんが、かなり貴重な作品です。もちろん当時も発売されていたものではなく、ただ残されていた録音作品を集めた形になっています。この後彼らは本格的にプロとして活躍していく事になるのです。

[20080531]

In Flagrante DelictoIn Flagrante Delicto
(2003/01/01)
Nucleus

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ドイツでのライブを納めた作品です。ニュークリアスの特徴をよく捉えている作品で、この時代の集大成とも言える作品です。黒人のいないジャズフュージュンサウンドは独特の静かなうねりを持っています。

1. Gestalt
2. Mysteries
3. Jeyday
4. In Flagrante Delicto

まるでスタジオアルバムのように正確なタッチによるプレイは神業とも言えるでしょう。イアンカーの統率力の賜物だと思います。しかしスタジオ盤には無いミキシングの頃合いが心地よいです。

この後Out of the Long Darkというスタジオ盤を出すのですが、これは現在入手困難なので紹介できません。その他ライブ盤が数枚出されています。一時解散していたニュークリアスですが、最近同窓会的なのりで復活したりしています。イアンカーは音楽評論家になったりしていますが、まだまだプレイヤーとしても衰えておりません。少しマニアックなグループでしたが、イギリスのジャズロックを語る上では欠かせないバンドなのです。

Mutatis Mutandis


[20080530]

Under the Sun / Snakehips EtceteraUnder the Sun / Snakehips Etcetera
(2002/12/03)
Nucleus

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アルバム アンダーザサンとスネークヒップエトセトラはカップリングでした作品が残っていないため、まとめて紹介する事にします。前作からも傾向がありましたが、ファンキーなフュージュンサウンドに転換しております。メンバーがだいぶ変わった事によるものなのか、流行の音を求めていたのかは定かではありません。

ディスク:1
1. In Procession
2. The Addison Trip
3. Pastoral Graffitti
4. New Life
5. A Taste Of Sarsaparilla
6. Theme 1: Sarsaparilla
7. Theme 2: Feast Alfresco
8. Theme 3: Rites Of Man
ディスク:2
1. Rat's Bag
2. Alive & Kicking
3. Rachel's Tune
4. Snakehips Etceter

アンダーザサンの後半は組曲になっており、リフを効果的に使ったロック的なアレンジでありながら壮大なスケールを持っています。スネークヒップエトセトラはコラシアムのジョンハイズマンがプロデュースしており、エンジニアは何と当時はまだ無名だったスティーブリーリーホワイトが担当しています。

その為か、タイトでメリハリの利いたファンキーなサウンドになっています。コラシアム?でもファンキー路線になっていましたので、同じブリティッシュジャズロックの旗手だったハイズマンと影響しあっていたのかもしれません。なにぶん当時の日本では情報量が少なかったので、聴きながらいろんな事を想像する他ありませんでした。難解さが薄くなった分聴きやすい作品になっています。

Midinight Oil


[20080529]

Labyrinth/RootsLabyrinth/Roots
(2002/12/03)
Ian Carr & Nucleus

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ルーツと言うアルバムですがラビリンスとのカップリングでしか現在入手出来ないようです。ギターレスになっていた前作から新しくJocelyn Pitchenというギタリストが参加。ブラックコンテンポラリーのようなフュージュンサウンドに変化しつつあります。

1. Roots
2. Images
3. Caliban
4. Whapatiti
5. Capricorn
6. Odokamona
7. Southern Roots And Celebration

前衛のような無秩序なジャズではなく、常に何らかの法則に則ったサウンドを展開していニュークリアス。時代がより洗練されたクロスオーヴァーが流行りだしていたため、彼らもその方向に乗っかっている感じです。

ただどことなく文学的な、マイルスのように詩的なプレイをイアンカーも得意としており、軽薄にならないところが玄人受けするところです。イギリスではジャズ系のバンドでもロック系のバンドでもプログレとして捉えられる為、ロックバンドとしても聴けるし、ジャズバンドといってしまえばそうなってしまいますが、時代がその垣根を曖昧にしておりましたので、どちらのファンも捉えられるだけの魅力があります。

[20080528]

ラビリンス(紙ジャケット仕様)ラビリンス(紙ジャケット仕様)
(2007/07/25)
イアン・カー with ニュークリアス・プラス

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新生ニュークリアスとなってからの作品で、管を5管にして、キーボードをダブルにしてシンセサイザー奏者も加えて三人のキーボードがいます。そしてベースには後にキングクリムゾンに参加するトニーレヴィンが加入しています。英国のジャズロック、プログレのバンドは結構狭い界隈で交流があるようです。

1. Origins
2. Bull-Dance
3. Ariadne
4. Arena, Pt. 1
5. Arena, Pt. 2
6. Exultation
7. Naxos

エレクトリック化は進みながらもホーンによるハーモニーを活かしたミステリアスな世界をより広げています。今回はギタリストが不在なのですが、その代わりシンセサイザーが活躍します。ボーカリストもおりますが、あくまでも演奏がメインになっています。

フランクザッパがやるようなジャズロック、現代音楽に近いニュアンスも感じられます。日本ではあまり話題にはなりませんでしたが、イギリスのジャズロック界ではイアンカーは第一人者であり、カリスマ的存在なのです。イギリスのしかも白人がこれほどまでもジャズを追求しているという事はかなりレアな出来事です。

[20080527]

ベラドナ(紙ジャケット仕様)ベラドナ(紙ジャケット仕様)
(2003/05/07)
イアン・カー

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本来はイアンカーのソロ名義で出されているアルバムですが、バックメンバーがニュークリアスのメンバーで構成されており、ニュークリアスの番外編みたいな印象を持っている作品です。音楽性はより鋭さを増しており、ブリティッシュジャズロックの名盤とされています。

1. Belladonna
2. Summer rain
3. Remadione
4. Mayday
5. Supension
6. Hector's House

ギターがクリススペディングからアランホールズワースに代わっており、アヴァンギャルドで攻撃的なギターにより、音楽性の幅が広がっております。アランホールズワースはイギリスで行われていたギターコンクールでジョンマクラフリンの次の年のチャンピオンになった人です。コンクールというとうさんくさいですが、これほどのテクニックを持った人が出てきているので、さすがにイギリスのコンクールは侮れないものだと思います。

ホールズワースが加入している事によって、よりスリリングで緊張感のあるインプロヴィゼーションが展開されています。ホールズワースはこの後ニュークリアスとしては作品を残しておらず、後にゲスト参加はしていますが、ジョンハイズマンのテンペストに引き抜かれます。そしてマクラフリンの後がまとしてライフタイムに加入、ゴングやソフトマシーンにも参加、フュージュン界やプログレ界を渡り歩きながら自身のソロプロジェクトも行っていきます。これの参加している作品はどの場合でも名演を残しており、はずれはほとんどないと思います。この作品も素晴らしい名盤です。

Supension


[20080527]

私事ですが、ネットでオリジナル曲の配信をやっています。一人で制作しているのでライブ活動はやっておりません。ネットが唯一の活動の場となっているのです。

これまで音楽配信してきたYOROZOOでは16曲以上紹介しておりましたが、YOROZOOの運営が終了してしまったので、現在はマイスペースとディーゼルミュージックというサイトで音楽配信をしています。聴ける曲は以下となっております。

MySpace
1.Colors
2.Smile Your Face
3.Alexandria
4.Devadatta
5.Flower Cake
6.OrangeBerry Fiz

DIESEL:U:MUSIC
1.Aljazeera
2.My First Lady
3.OrangeBerry Fiz
4.Sugar Butter&Cheeze IceCrea
5.Think Like Water

DIESEL:U:MUSICでは6月中までコンテストの対象になっていますが、それ以降も配信サービスをやっていくつもりです。しかしここのサイトはあまりSNSの機能が充実していないので、他に良いサイトを見つけられたら移行していくかもしれません。そのときには又お知らせいたします。

いつもは他の人の音楽を紹介していますが、私が創っている音楽も良かったら聴いてください。アヴァンギャルドとポップスのバランスがいい感じだと自分では思っています。32ビートというのを売りにしていますが、最近はそれほどこだわってはおりません。そしてもちろん視聴は無料です。ネット配信だけでプロに慣れるほど甘いものではないという事はよくわかっております。しかしレコード会社の思惑を気にしないで音楽を創るのは大変な快感です。

[20080526]

ソーラー・プレクサス(紙ジャケット仕様)ソーラー・プレクサス(紙ジャケット仕様)
(2003/05/07)
イアン・カー&ニュークリアス

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よりロック色を強めていった作品で、ジャズロックとプログレの境も微妙になってくるのですが、イアンカーはやはりジャズの人で、ギルエヴェンスあたりの影響もあるようです。

1. Elements I & II
2. Changing Times
3. Bedrock Deadlock
4. Spirit Level
5. Torso
6. Snakehips' Dream

エレクトリックマイルスをよりミステリックに、エモーショナルにしていて、又別の独自のスタイルを生み出しています。そしてクリススペディングを始め若手のメンバーがこの渋い音楽を見事に表現しています。

6管によるハーモニーが創りだす世界観はジャズ畑ならではのもので、それがロックや現代音楽などを吸収して静かな太陽の猛りを聴かせてくれるのです。彼らの動画が見つけられなかった事は残念ですが、是非こうした音楽も聴いてみてください。


[20080526]

今場所は何と誰も予測していなかった、角番の琴欧州が優勝しました。朝青龍も白鵬も後半負けが多くなり精彩を欠きました。それにしても1敗という見事な成績で琴欧州が復活、ヨーロッパ勢としても初の優勝となりました。

主な上位の成績
優勝 琴欧州 14勝1敗
朝青龍 11勝4敗
白鵬 11勝4敗
琴光喜 8勝7敗
魁皇 8勝7敗
千代大海 5勝10敗
安馬 9勝6敗
琴奨菊 8勝7敗
稀勢の里 10勝5敗
朝赤龍 6勝9敗


前半調子の良かった朝赤龍も負け越しで、モンゴル勢にとって今場所はあまり良い場所ではなかったようです。把瑠都も5勝10敗で出直しの場所となりました。もう少し相撲を研究した方が良いと思います。それにしても琴欧州は大関昇進前以上の好調ぶりで、完全に怪我から回復したようです。元々上に上がれる勢いを持っていたので、来場所は横綱昇進に向けて頑張ってもらいたいものです。外人勢の横綱昇進についてはなぜか手厳しい横綱審議会も全勝なら文句は言えないはずです。横綱が増えればもっと相撲が盛り上がりますので来場所は期待したいと思います。久々の朝青龍、白鵬意外の優勝で今場所は大いに盛り上がりました。

[20080525]

Elastic Rock/We'll Talk About It LaterElastic Rock/We'll Talk About It Later
(2002/04/08)
Nucleus

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ニュークリアスのセカンドアルバムですが、現在ファーストアルバムとのカップリングでしか入手出来ない感じです。音楽的にはファーストの延長線上にあり、マイルスを連想させる音楽性になっています。完成度で言えばファーストの方が高いので、このセカンドだけの発売が無くなっているのかもしれません。

1. Song for the Bearded Lady
2. Sun Child
3. Lullaby for a Lonely Child
4. We'll Talk About It Later
5. Oasis
6. Ballad of Joe Pimp
7. Easter 1916

クリススペディングのギターはナチュラルなトーンで、初期の頃のマクラフリンやラリーコリエルを連想させます。ベースもウッドベースですし、エレクトリックな部分はギターとエレピのみなので、モダンジャズファンにも親しみがある内容かもしれません。エレクトリックマイルスのようにモードから外れた音は出していないのでジャズファンが嫌悪する事は無いでしょう。

その代わりロックファンにはなじみの薄い作品ではあります。相当なクリススペディングファンでないとこの作品までは聴いていないでしょう。それでもこの時代のジャズロックと呼ばれた作品に興味がある方は聴いてみてください。

[20080525]

Elastic RockElastic Rock
(2006/01/31)
Nucleus

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イギリスのジャズロックを牽引していったのがこのイアンカー率いるニュークリアスです。イアンカーはイギリスのジャズトランぺッターとして活躍していた人で、このグループを結成する前はモードジャズ系のプレイをしていました。マイルスデイヴィスがエレクトリック化していくのを目の当たりにした彼は躊躇無く自身もエレクトリック化していく道を進みます。

1. 1916
2. Elastic Rock
3. Striation
4. Taranaki
5. Twisted Track
6. Crude Blues, Pt. 1
7. Crude Blues, Pt. 2
8. 1916- The Battle of Boogaloo
9. Torrid Zone
10. Stonescape
11. Earth Mother
12. Speaking for Myself, Personally, in My Own Opinion, I Think...
13. Persephone's Jive

つまりこのバンドはジャズ側からロックにアプローチしていったバンドになります。そこが他のバンドとは違うところです。ホーンも三管となっており、マイルスのやっている音楽性に近いものがあります。ロックファンとして注目すべきは、クリススペディングがギターで参加している事でしょう。彼はフュージュン系のギタリストとして名を挙げていきますが、ゲイリームーア同様、本当はハードロックが好きで、ソロ活動では最初フュージュン作品を出しますが、やがてロックンロール作品を出していきます。ロックファンに最初に認識されたのはギターによる物真似プレイで有名なギタージャンボリーという作品で、その後ブライアンフェリーのソロ作品でギターを勤めて名をなしていきます。しかし大きなヒット作品を生んでいないのでゲイリーほど有名にはなりませんでした。

さて、このアルバムの音楽性ですが、ジョンマクラフリンがやっていたフリーフォームな感じもありながら、イアンカーによる計算されたハーモニーを聴かせてくれます。マイルスのインアサイレントウェイに近い質感でしょうか。こうした感性はロック側からジャズにアプローチした側では出せないものです。そういう意味でもイアンカーはイギリスジャズロックの第一人者として認識されるべき人物なのです。マイルスのように完結しない、アヴァンギャルドな方向性とは違うジェントリーな雰囲気も特徴的です。

Crude Blues/1916- The Battle of Boogaloo


[20080525]

VariationsVariations
(1999/03/01)
Andrew Lloyd Webber

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私の大好きなコラシアム?は残念ながら3枚のオリジナルアルバムしか残しておりません。しかし当時メンバー全員でこのアルバムに参加していたのです。このアルバムはミュージカルの作曲家アンドリューロイドウェーバーが弟のチェリスト ジュリアンの為にパガニーニのカプリース第24番をもとに創った変奏曲集となっています。発売当時からこのアルバムには注目していたのですが、このアルバムまで購入するほど当時の私には経済力がありませんでした。いつか買おうと思っていたらいつしか廃盤となっており、なかなか輸入盤でも見つけ出せませんでした。リンクをはらせていただいているCottonwoodhillさんに尋ねたところアマゾンなら購入出来る事を知り、何十年ぶりかにこのアルバムを購入する事が出来ました。(感謝、感謝)

1. Introduction
2. Theme (Paganini Caprice in A minor No. 24) and variations 1 - 4
3. Variations 5 and 6
4. Variation 7
5. Variation 8
6. Variation 9
7. Variation 10
8. Variations 11 - 15 (including the tributes)
9. Variation16
10. Variation 14 - 15 varied
11. Variation17
12. Variation18
13. Variations 19, 20 and 6 varied
14. Variations 21 and 22
15. Variation 23

内容はクラシック調の曲をシンセなどで演奏している中、突如としてコラシアム?のメンバーによる攻撃的なフュージュンサウンドが飛び出してきてしびれます。パガニーニのカプリース第24番をもとにジャズ風、フュージュン風、ポップス風といろんなヴァリエーションで聴かせてくれる作品で、クラシックファンでも聴いていただきたい作品で、コラシアム?のファンは是非コレクションしておいて欲しいアルバムです。

ゲイリームーアのギタープレイは時にヘヴィーメタルのように、時にジャズギタリストのようにプレイしています。主役はあくまでもジュリアンロイドウェーバーによるチェロなのですが、プログレ作品だとして聴くと大満足のアルバムです。何といってもコラシアム?のアルバムはあまりにも少ないので欲求不満になってしまうのです。それを幾分か癒してくれる作品であります。

Variations I-IV

Julian Lloyd Webber with Colosseum II


[20080525]

ウォー・ダンス(紙ジャケット仕様)ウォー・ダンス(紙ジャケット仕様)
(2006/04/26)
コラシアムII

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War DanceWar Dance
(1993/03/30)
Colosseum II

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コラシアム?の最後にして最高傑作アルバムです。音楽性は前作の延長線上にあるのですが完成度がはるかに高くなっています。これまでのコラシアム?ではゲイリームーアのギターとドンエイリーのシンセプレイを前面に出していましたが、このアルバムではジョンハイズマンのドラムもリード楽器として機能しています。ジョンハイズマンがこれまでやりたかった事が全て具現化した名盤となっています。

1. War Dance
2. Major Keys
3. Put It That Way
4. Castles
5. Fighting Talk
6. Inquisition
7. Star Maiden/Mysterioso/Quasar
8. Last Exit

War Danceから怒濤のドラミングが炸裂、もはやジャズでもロックでも無くクラシック音楽も内包したプログレッシヴロックとなっています。Major Keysはこれまでで一番ポップな曲でファンキーな明るい曲です。ゲイリーのスライドギターやボリューム奏法など多彩なギターワークもぴか一です。Put It That Wayでは全員によるユニゾンプレイがスリリングな曲です。Castlesは定番のゲイリーのボーカルによるバラードです。この曲も今まで一番美しい曲になっています。

Fighting Talkはジェフベックのハイウェイジャムを連想させるブギー調のフュージュン曲になっています。そしてInquisitionではこれまでもあったリターントゥフォーエヴァー風のスパニッシュフュージュンスタイルの曲としては最高の出来映えになった名曲です。ゲイリームーアのクォーターチョーキングなどがフラメンコ風な雰囲気を見事に表現しています。テーマ部分からしてかっこ良くフュージュンの中でも最高の名曲だと思います。Star Maiden/Mysterioso/Quasarは組曲になっており、こうした部分はプログレの感性があります。そして最後の曲となってしまったLast Exitもかっこいい曲です。

この後はゲイリームーアはソロ活動に入り、ファーストアルバムではフュージュンとハードロックを共存させていますが、その後は完全にハードロックになり、ブルースへの回帰を経て現在に至っています。しかしその経歴の中でもこのコラシアム?でのプレイが一番スリリングでかっこいいです。このバンドこそが最高なのです。ドンエイリーはレインボーに参加、ジョンハイズマンはソロ活動をやったりして最近は最初のコロシアムを再結成させたりしています。

どんなロックのアルバムよりもフュージュンの作品よりもこのアルバムこそが一番かっこ良く素晴らしいアルバムだと私は思っています。これに勝るものは無いでしょう。これぞロックの一番進化した最高の状態の作品であり、未だにこの作品を超えるものにはお目にかかっていません。あくまでも個人的な意見ですが名盤中の名盤です。

Fighting Talk

Inquisition


[20080524]

Electric SavageElectric Savage
(1993/03/30)
Colosseum II

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ベースがニールマーレイからジョンモールに代わり、ボーカリストのマイクスターズが脱退、4人編成となったコロシアム?の第二期というべき作品で音楽性もハードロック色が無くなり完璧なフュージュンスタイルとなっています。ロックファンにとってはジェフベックでこうした曲は慣れているので新しいギターヒーローとしてゲイリームーアに注目が集まりました。

1. Put It This Way
2. All Skin & Bone
3. Rivers
4. Scorch
5. Lament
6. Desperado
7. Am I
8. Intergalactic Strut

ゲイリーのギターばかり注目されますが、ドンエイリーのキーボードワークもこのバンドを支えています。ムーグシンセサイザーの使い方が多彩でゲイリーとのユニゾンプレイも簡単に弾きこなします。フュージュンという事でファンキーな要素も入り、ジャケットの黒人女性がその事を象徴しています。

ロンゲにしているゲイリームーアも今では違和感があるかもしれませんが、レスポールにマーシャルのアンプでナチュラルに歪ませたギターが普通のフュージュンバンドとは違う空気感を創っています。このアルバムあたりからストラトでアーミングを多用したプレイもやっており、ジェフベックの影響を感じさせますが、ゲイリーの師匠はピーターグリーンであり、本当はブルースやハードロックをやりたかったゲイリーにとってこのバンドでのプレイは強制されてやらされていたものであり嫌だったと後になって語っていますが、私はこの次代のゲイリーのプレイが一番好きであり、再びこの時代のように縦横無尽なギタープレイを聴きたいと願っているものです。

とにかくこのバンドはメンバー全員が素晴らしい演奏を聴かせてくれますので、どの曲も素晴らしい出来映えです。Riversのようなバラードではゲイリーが歌うというのがこのバンドの定番になっています。歌が巧いかどうかは別問題ですが。Desperadoのようなハイスピードでのスパニッシュな感じはリターントゥフォーエヴァーの影響です。それでもこのバンドとしてのオリジナリティーある作風にしてしまうバイタリティーがこのメンバーにはあります。これも又永遠の名盤です。カッチョイイー!!

Rivers


[20080524]

Strange New FleshStrange New Flesh
(2005/09/26)
Colosseum II

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ジョンハイズマンがテンペスト解散後に結成したコラシアム?です。私がツェッペリンと共に一番好きなバンドであります。このバンドのアルバムをブログで紹介出来る事を大変光栄に思っております。このバンドから本格的なフュージュンスタイルになります。ジョンハイズマンが新しく目を付けたギタリストが現在では有名になっているゲイリームーアです。スキッドロウというブルースハードロックバンンドでアイルランドから出てきたギタリストですが、このコロシアム?でまず世界的に有名になりました。

1. Dark Side Of The Moog
2. Down To You
3. Gemini & Leo
4. Secret Places
5. On Second Thoughts
6. Winds
7. Scorch
8. Rivers
9. Interplanetary Slut

そしてキーボードが後にレインボーに参加して有名になるドンエイリー、私としてはハードロックプレイが出来る事の方が驚きでしたが、ここでは見事なフュージュンプレイを聴かせてくれます。ベースが後にホワイトスネークに参加する事になるニールマーレイ。ゲイリーもソロ活動ではハードロックに回帰しますのでこのメンバーはハードロック指向があるのですが、それを感じさせないくらいこのバンドではテクニカルなフュージュンプレイを展開しています。

ピンクフロイドのダークサイドオブザムーンをもじったDark Side Of The Moogなどプログレよりな感じもしますが、音楽的にはリターントゥフォーエヴァーのようなめくるめくハードフュージュンに徹しています。ロックファンにとってフュージュンというのはジェフベックのブローバイブローによって認知される事になるのですが、そうしたブームに見事に答えられる内容になっています。ゲイリームーアのギタープレイはジェフベックのテクニックとエリッククラプトンの安定感を両方兼ね備えたスーパーギタリストで、ソロ活動でハードロックをやるようになってからはそのテクニックは控えめになっておりますので、彼のスーパープレイはこのコロシアム?で一番堪能出来ます。

このアルバムでは他にボーカリストとしてマイクスターズがいますが、このアルバム発表後に脱退、その後はゲイリームーアがボーカルを担当するようになります。ソウルフルなマイクのボーカルは第二期ジェフベックグループを連想させます。つまりこのコラシアム?というバンドはハードロックよりなフュージュンサウンドを完成させた究極のバンドであり、私が一番理想としているサウンドを聴かせてくれる唯一のバンドであり、ツェッペリンとは別な意味で未だに誰も超えられない存在として私のロックヒーローとなっています。そしてその全てのアルバムが私にとっては宝物のような名盤ばかりです。

Scorch



[20080524]

オランダで行われたヨーロッパ大会。K-1の多くのチャンピオンを排出した格闘王国オランダだけに次期スターたちがそのチャンスを巡って熱戦を繰り広げました。

試合結果
スーパーファイト
○ タイロン・スポーン vs アゼム・マクスタイ ×
鳴り物入りでK-1初参戦となるタイロン・スポーンの初試合。アンディフグの愛弟子アゼム・マクスタイは根性があり、最初から猛攻を仕掛けていきましたが、タイロンは防御も巧く、カウンターでの膝でKOを奪う鮮烈なデビューを飾りました。次代を担う若武者です。
○ レミー・ボンヤスキー vs メルヴィン・マヌーフ ×
因縁の対決とされており、メルヴィンが終止攻めまくりますが、レミーも攻撃的な姿勢を貫き、カウンターでのジャンピングニーで何度もダウンを奪い最後はレフリーストップとなりました。
ヨーロッパGP決勝戦:1回戦
× ダグ・ヴィニー vs ザビット・サメドフ ○
終始攻めるダグ・ヴィニーとザビット。お互い攻防がありましたが最後は判定でザビットが勝利。
○ フレディ・ケマイヨ vs カタリン・モロサヌ ×
これも攻防がある試合でしたが、最後はケマイヨが、右ヒザ蹴りを突き上げた。これがまともに入り、カタリンはダウン。出血の激しいカタリンは、そのままKO負け。
○ エロール・ジマーマン vs アティラ・カラチ ×
お互い良い試合運びでしたが、カラチの右足のスネがパックリと割れてしまい、ドクターチェックが入る。傷口が深いのか、レフェリーストップとなりました。
○ ビヨン・ブレギー vs ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ ×
前回の覇者ブレギーとノルキアの激突はお互い大きなパンチで打ち合いますが、ブレギーの連打でKOとなりました。
ヨーロッパGP決勝戦:準決
× ブライアン・ダウヴィス vs ザビット・サメドフ ○
ケマイヨ負傷のためリザーバーのダウヴィスが参戦。しかし判定でザビットが勝利しました。
× ビヨン・ブレギー vs エロール・ジマーマン ○
前回の覇者ブレギーは破壊力はありますが打たれ弱いところもあり、お互い気を失うほどのダウンを奪いながらも立ち上がり健闘しあいましたが、最後はジマーマンが左フックを当てて、最後の最後でジマーマンが勝者に。
ヨーロッパGP決勝戦:決勝
○ エロール・ジマーマン vs ザビット・サメドフ ×
どちらも互角の戦いを魅せましたが、サメドフは3Rにつかみで警告受けたのがたたり判定でジマーマンが優勝となりました。ジマーマンは派手さはありませんがトータルバランスの優れた選手だと思います。

早くもグランプリへのチケットが一つ決まりました。新しい選手が挑戦している事もあり、今年のK-1も内容のある試合が期待出来そうです。

[20080524]

Living in FearLiving in Fear
(2000/04/25)
Tempest

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テンペストとしては第二期に入ります。アルバム2枚だけのテンペストですが1枚目と2枚目ではメンバーが変わっており音楽性も大きく違っています。アランホールズワースからギタリストがオリーハルソールに代わり、ロックンロールを主体としたハードロックになっています。そしてここにきてトリオ編成として成り立っています。

1. Funeral Empire
2. Paperback Writer
3. Stargazer
4. Dance to My Tune
5. Living in Fear
6. Yeah, Yeah, Yeah
7. Waiting for a Miracle
8. Turn Around

ビートルズのPaperback Writerをカバーしたり、以前とは違うポップな要素もあり、ストレートというにはテクニカルすぎるロックンロールといった感じです。ジャズロックとは言えない感じですが、アレンジのはしはしにジャズからのアイデアを感じます。かなりテクニックを持ったハードロックバンドといったところでしょうか。

ホールズワースのような超絶ギターは聴けませんが、ハードロックアルバムとして聴く分にはかなりハイレベルな内容です。ムーグシンセサイザーも絡めたりと工夫もこらしていますが、このメンバーでもこのアルバムだけで解散となってしまいます。実に短命なバンドでしたが、このテンペストというバンドは強烈な存在感を残したバンドでした。それもジョンハイズマンの活動の流れの中の一つだったからなのですが、ブリティッシュロックを考える上では一度は聴いていただきたいバンドです。

Paperback Writer


[20080523]

TempestTempest
(2000/04/25)
Tempest

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コラシアムを解散させたジョンハイズマンはギタートリオグループの構想を描き、当初コラシアムのメンバーだったデイヴクレムソンとマーククラークでリハーサルをしていましたがうまくいかず、イギリス最初のフュージュンバンド ニュークリアスに参加していたアランホールズワースを起用マーククラークがベースとボーカルでしたが、リードボーカリストの必要性を感じてポールウィリアムスをボーカリストとして迎え入れ、4人組として何とか始動します。

1. Gorgon
2. Foyers of Fun
3. Dark House
4. Brothers
5. Up and On
6. Grey and Black
7. Strangeher
8. Upon Tomorrow

ホールズワースは自身のプロジェクトもやっていますが、いろんなバンドを渡り歩いているというイメージが強いギタリストで、独特なフュージュンプレイが有名ですが、このアルバムではハードロックよりなプレイを聴かせてくれます。ヴァンへイレンが彼を師匠としているのは有名ですが、そのヴァンへイレンに一番近いプレイが聴けます。ワウワウを使ったりトリッキーなプレイも軽々とこなしていて、ロックファンが最初にホールズワースを知るきっかけとなったのがこのバンドです。Upon Tomorrowではホールズワースがバイオリンをプレイするという珍しい曲で、フュージュン色が強く出ています。

ジャズロックというよりはクリームをハードロックにしたような、ボーカルのスタイルからするとマウンテンに近い感じです。オープニングのアコースティックギターによるイントロはキングクリムゾンやブラックサバスのようなおどろおどろしさがあります。後にジョンマクラフリンの後がまとして史上初のジャズロックバンドライフタイムに参加したり、ゴングやソフトマシーン、そしてUKでのプレイが一番有名でしょうか。ホールズワースのハードロックギタープレイを堪能出来る唯一のアルバムともいえますが、ジョンハイズマンのギタリストの目の付け方は一流と言えます。

Grey and Black


[20080523]

ミドル級よりスピードがあるライト級ですが、KOも連発しています。内容のある試合ばかりでした。

試合結果
○ジェイソン“メイヘム”ミラー VS 柴田 勝頼●
クレイジーなジェイソンの猛攻にパウンドを決められレフリーストップ
○メルヴィン・マヌーフ VS キム・デウォン●
キムの突進力に後退してしまうマヌーフでしたが、グラウンドで膝を一発決めて後はパウンド連発でレフリーストプ
○中村 大介 VS チョン・ブギョン●
腕十字合戦となりましたが、お互い腕十字の外し方は心得ており決まらず、最後はパウンドを決めた中村にたまらず意識が飛んだチョンがKOされました。
●井上 克也 VS ニック・ディアス○
終止ニックの距離で打撃が入り、柔術家のニックが終止打撃で攻めタオルが投入されてTKO
○川尻 達也 V S ルイス・ブスカペ●
泡尻が終止せめてはいましたがKOは出来ず、判定で川尻が勝ちました。
●ヨアキム・ハンセン VS エディ・アルバレス○
エディのパンチが何発も入り意識を飛ばしながらも反撃するハンセン。終止攻防があり、ベストバウトとなりました。判定で最後まで攻め続けたエディが勝利。
○宇野 薫 VS 石田 光洋●
プライドとヒーローズの威信をかけた戦い。お互い攻め続けましたが、寝技では宇野が巧く回り込んでチョークを決め勝利。セコンドについた池尻がたまらず宇野への挑戦状を叩き付けました。

始まったばかりのドリームですが、ベテランばかりの試合は内容の濃いものばかりです。これからのシリーズも期待が持てそうです。

[20080522]

Live
Live
Live
(2004/11/16)
Colosseum

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ジャズが本領を発揮するのはライブです。ですからライブ盤の方が価値があったりします。コラシアムにとってもライブの方が本領を発揮します。しかし、これまでのスタジオ盤でもライブ感のある迫力のある演奏を聴かせてくれていました。それでもライブでその真価問わせていたのです。ということでこのライブアルバムが一番人気のあるアルバムではないでしょうか。

1. Rope Ladder to the Moon
2. Walking in the Park
3. Skellington
4. Tanglewood
5. Encore...Stormy Monday Blues
6. Lost Angeles
7. I Can't Live Without You

バンドとしても一番勢いがあった時のライブ音源なので、脂が乗り切った演奏を披露しています。とてもまだフュージュン、クロスオーヴァーとは呼べないサウンドです。ですからジャズロックを代表する名盤だと思います。ジャズロックとはレコード会社が表現する言葉を持たなかった為に安易につけた呼び方ですが、このアルバムには的確な名称だと思います。

どちらもルーツを黒人音楽に持つジャズとロックブルースの融合はそれほど違和感はありません。しかし当時としてはかなり画期的な方法論だったのです。エレクトリックマイルスはジャズロックと呼ぶにはかなりジャズ的でした。このイギリス側のコロシアムの方がロックを主体としている分ロックファンにも受け入れやすかったのです。しかしこのバンドもこの作品の後に解散してしまいます。短い活動期間でした。デイヴグリーンスレイドはこの後プログレバンドのグリーンスレイドを結成。クレムクレンプソンはフランプトンが抜けたハンブルパイに参加、そしてジョンハイズマンはこのジャズロック路線をより極めていくのでした。

Skellington Part 1

Skellington Part 2

Stormy Monday Blues

Lost Angeles part 1

Lost Angeles part 2


[20080521]

Daughter of TimeDaughter of Time
(2004/11/16)
Colosseum

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ギターがジェイムスリサーランドから後にハンブルパイに参加するデイヴクレンプソンに代わり、ブルース色よりもクラシック色が強くなり、ジャズ、クラシック、ロックというプログレ感覚が強くなっています。

1. Three Score and Ten, Amen
2. Time Lament
3. Take Me Back to Doomsday
4. Daugher of Time
5. Theme for an Imaginary Western
6. Bring Out Your Dead
7. Downhill and Shadows
8. Time Machine [Live]
9. Jumping Off the Sun [1971 Chris Farlowe Version]

これまでの作品はライブ感がある録音をしていましたが、このアルバムではあえてスタジオ録音としてのスタジオ技術も反映させた作品になっており、その分アルバムとしての完成度が上がっています。それでも熱狂的な演奏は健在で、見事な内容になっています。

プログレバンドのようなファンタジックな雰囲気は持っていなかった為にジャズロックバンドとしてのイメージが強いですが、ボーカルを前面に出した曲が多く、プログレバンドとしても一流の部類に属するバンドである事を証明している作品です。バカ売れしたバンドではありませんが、ブリティッシュロックを語る上では欠かせない素晴らしいグループです。

Time Lament

Theme for an Imaginary Western

Jumping Off the Sun


[20080520]

Valentyne SuiteValentyne Suite
(2008/03/12)
Colosseum

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コロシアムの代表作であり、ロック界でも歴史的名盤と呼ばれているアルバムであります。まだフュージュンとは呼べないジャズロックというジャンルの代表作でもあります。サイケデリックのムーヴメントからプログレに進むバンドとハードロックに進むバンドがあり、そして演奏に自身があるバンドはジャズロックへと進むのでした。

1. Kettle
2. Elegy
3. Butty's Blues
4. Machine Demands a Sacrifice
5. Valentyne Suite: Theme One - January's Search
6. Valentyne Suite: Theme Two - February's Valentine
7. Valentyne Suite: Theme Three - The Grass Is Always Greener

歌ものはブラッドスウェットアンドティアーズのような雰囲気ですが、Kettleでのギターとユニゾンしていくスキャットは圧巻です。ジョンハイズマンのドラミングはまるでリード楽器のように歌っていますが、正確なリズムも叩きだすという、ロック界でもジャズ界でも滅多にお目にかかれないくらいのテクニックを持っています。ジョンボーナムはハードロックに限定されますが、もっと広いジャンルで言えばジョンハイズマンが最高のドラマーではないかと私は思っています。

このアルバムがヒットしたのはValentyne Suiteというプログレのような組曲がある事で、当時はこうした長尺の曲が受けていたのです。ジョンハイズマンのドラミングはロックやジャズとは別にクラシック的なアカデミックなドラミングも得意としている事がよくわかる曲でもあります。グリーンスレイドのオルガンプレイもかなりエキサイティングです。ジャズファンからすると亜流かもしれませんがロックファンには受ける要素たっぷりです。テクニックだけではなく熱狂も放つ事が出来るスーパーグループであり、70年代ロックの行く末を象徴している歴史的名盤であります。

Kettle

Elegy

Machine Demands a Sacrifice


Valentyne Suite part 1

Valentyne Suite part 2

[20080519]

Those Who Are About to Die Salute YouThose Who Are About to Die Salute You
(2004/08/17)
Colosseum

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グラハムボンドオーガニゼイションに一時参加していた事もあるドラマー、ジョンハイズマンを中心に結成されたジャズロックバンドを代表するコロシアムです。キーボードには後にプログレバンド、グリーンスレイドを結成するデイブグリーンスレイドが在籍しており、イギリスにおけるジャズロックムーヴメントの台風の目となったバンドです。

1. Walking in the Park
2. Plenty Hard Luck
3. Mandarin
4. Debut
5. Beware the Ides of March
6. Road She Walked Before
7. Backwater Blues
8. Those About to Die

Walking in the Parkはグラハムボンドのカバーでボーカル曲で、ポップで明るい曲ですがジャズとブルースが見事に融合しています。ジョンハイズマンのドラミングはロックブルースをこなしながらもジャズのように複雑で、曲調も変拍子を多用したりして、このテクニカルなバンドはジャズロックとプログレの両面を持った画期的なサウンドを持っています。

Beware the Ides of Marchでは青い陰からドアーズのタッチミーまで全編パロディー精神が貫かれたアヴァンギャルドな曲です。まだフュージュンが生まれる前ですので、ギターはブルースロックのような音色ですし、オルガンもプログレ前夜的なサウンドで、そこにモンドなジャズセンスをちりばめたかなりハイセンス音楽性だと思います。サックスはオーガニゼーションのディックへクストールです。このバンドの出現によりジャズロックという呼び方が使われるようになり、新しい時代が幕を開ける予感がみなぎっています。

Those About to Die


[20080519]

夏場所も中日を迎えました。全勝の白鵬は危なげなく勝ち越し。角番だった琴欧洲は怪我する前の柔らかい相撲が戻ってきており、本来の相撲が取れております。取り口もよく、前以上に強くなっているのかもしれません。

主な上位陣の成績
朝青龍 7勝1敗
白鵬 8勝0敗
琴光喜 5勝3敗
魁皇 4勝4敗
千代大海 3勝5敗
琴欧洲 8勝0敗
安馬 5勝3敗
琴奨菊 5勝3敗
稀勢の里 5勝3敗
朝赤龍 4勝4敗


把瑠都は上位陣とばかりあたり1勝7敗。今場所は勉強の場所となっています。これまでは懐の深さで勝ってきましたが、これからは相手を研究しながら取り口を考える相撲を覚えなければなりません。安馬は本日見事なうっちゃりで勝ちました。朝赤龍は星はのびていませんが、前半若々しい相撲を取っていました。朝青龍の1敗は自力で逆転出来る範囲なので、優勝の行方はまだ見えていません。

[20080518]

Holy Magick/We Put Our Magick on YouHoly Magick/We Put Our Magick on You
(2000/03/21)
Graham Bond

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アメリカに渡ったグラハムボンドはBond in AmericaやThis Is Graham Bondなどのアルバムを出していますが、このアルバムもその一つで現在はHoly Magickとのカップリングでしか入手出来ないようです。音楽もアメリカらしいファンク色のある南部系のブルースを気持ちよくやっています。

1. Forbidden Fruit Part One
2. Moving Towards The Light
3. Ajama
4. Druid
5. I Put My Magick On You
6. Time To Die
7. Hail Ra Harakhite
8. Forbidden Fruit Part Two

アフロジャズロック名曲もあり、バラエティーに富んでいます。それはかなりアヴァンギャルドで、相変わらず呪術的であります。Holy Magickに比べるとポップになっているので聴きやすいかもしれません。そしてとてもかっこいいです。ニューオリンズ系のヴードゥーなイメージも持っています。

この後Two Heads Are Better Than Oneといったアルバムも出していますが、これ又入手困難なようです。そして地下鉄に飛び込んで自殺したと言われています。原因は不明ですが黒魔術に関係していると噂されています。謎に包まれたところもありますが、彼の存在はロック界ではかなり大きなものです。これを機会に是非聴いてみてください。

Wade in the Water


[20080515]

Holy MagickHoly Magick
(2007/01/30)
Graham Bond

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グラハムボンドの最高傑作は問答無用でこのアルバムでしょう。ジンジャーベイカーのエアーホースに参加していた影響か、アフリカンアフロジャズロックの一大交響曲です。内容は黒魔術の呪術的な儀式を表現しており、かなりヤバい作品です。

1. Meditation Aumgu
2. The Qabalistic Cross
3. The Word Of The Aeon
4. Invocation To The Light
5. The Pentagram Ritual
6. Qabalistic Cross
7. Hymn Of Praise
8. 12 Gates To The City
9. The Holy Words Iao Sabao
10. Aquarius Mantra
11. Enochiam (Atlantean) Call
12. Abrahadabra The Word Of The Aeon
13. Praise City Of Light
14. The Qabalistic Cross Aumgu
15. Return Of Arthur
16. The Magician
17. The Judgement
18. My Archangel Mikael
19. Water Water [Single A Side]
20. Gates to the City [Single B Side]

サイケ感覚というよりエスニックな感覚といった方が適切かもしれません。もしくはフランクザッパやキャプテンビーフハートのようなイメージでも良いかもしれません。呪術的な歌ですがメロディーはしっかり創られています。それも呪文のような歌ですが。

パーカッションもラテンではない、アフロなリズムのポリリズムでトランス感覚があり、ほとんどワンコードで前半は組曲のように流れていきます。タイトルがいろいろ付けられていますが、14曲目までは一曲と思っていいです。それ以降はジャズブルースロック洪水になります。当時ツェッペリンもブラックサバスも黒魔術のイメージを持っており、実際にはジミーペイジは傾倒していたようですが、サバスはイメージだけ売りにしていました。

そして実際に黒魔術の活動をしていたグラハムボンドにしか創れない世界観がある作品です。黒魔術我堂とかではなく、ここに収められたとてつもないエネルギーはロック史に燦然と爪痕を残す名盤となっております。映像が無いのが残念です。

Harmonica


[20080514]

Love Is the LawLove Is the Law
()
Graham Bond

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MightyMighty
()
Graham Bond

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Solid BondSolid Bond
()
Graham Bond

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ジンジャーベイカーとジャックブルースが脱退した後の作品でLove Is The Law、Mighty Grahame Bond、Solid Bondと3枚のアルバムを続けて出していますが、ほとんど入手困難のためまとめて紹介いたします。Love Is The Lawは全曲オリジナルの作品で、オルガンジャズをシンプルでも迫力のある演奏で表現しています。Mighty Grahame Bondではリズム&ブルースというかビートポップしています。

Solid Bondは66年のライブでジャックブルースやジンジャーベーカーも参加していますが、コロシアムのジョンハイズマンやジョンマクラフリンが数曲参加しています。ジャズロックを押し進めている盛りの作品です。

どの作品も貴重な音源でありますので、チャンスがあれば是非入手してみてください。輸入盤でも難しそうですが、中古ならあるかもしれません。オーガニゼイションを解散したグラハムボンドは黒魔術に傾倒していきながら、ジンジャーベイカーが結成したAirforceに参加したりして自身の作品も出していきます。

PARA EL ADOLFO

harmonica

long tall shorty


[20080513]

There's a Bond Between UsThere's a Bond Between Us
(2008/05/13)
Graham Bond

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前作同様ジャズブルースな作品です。選曲がかなり渋いですが、当時はあまり知れれていなかったブルース曲を選択出来たのは、アレクシスコーナーの門下生であった為でしょう。アメリカから輸入されるレコードだけが彼らの情報源だったはずです。それでも若い彼らにそれらのレコードを片っ端らから危機亜悪経済力は無かった事でしょう。それなのにこれだけ渋い選曲が出来るのは相当ブルースに精通している人物がいなければ不可能です。それこそがアレクシスコーナーその人に他なりません。

1. Who's Afraid of Virginia Woolf?
2. Hear Me Calling Your Name
3. Night Time Is the Right Time
4. Walking in the Park
5. Last Night
6. Baby Can It Be True?
7. What'd I Say
8. Dick's Instrumental
9. Don't Let Go
10. Keep A-Drivin'
11. Have You Ever Loved a Woman?
12. Camels and Elephants

ブルースは基本スリーコードで、音階もブルーノートであればアドリブも出来ますから、演奏するのはそれほど難しい事ではありません。しかし、これだけ猥雑な感じで演奏するには相当イカレていなければ無理です。いかれているといってもロックでは褒め言葉です。

かっこつけてブルースをやろうとしてもなかなか本物には近づけるものではありません。ビートルズですらブルースは演奏出来なかったのです。白人にとって黒人のフィーリングを体得するのは難しい事なのです。それを通り越してここまで猥雑に自分たちのものにしているのは黒人に偏見の無かったイギリス人だからこそ出来た事なのです。イギリスは紳士の国と言われていますが、ロックを聴いていると結構変態的な人が多いように感じます。そうでなければこれだけの演奏は不可能だと思います。それだけ素晴らしいサウンドが聴けるアルバムです。

Have You Ever Loved a Woman


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