新生ニュークリアスとなってからの作品で、管を5管にして、キーボードをダブルにしてシンセサイザー奏者も加えて三人のキーボードがいます。そしてベースには後にキングクリムゾンに参加するトニーレヴィンが加入しています。英国のジャズロック、プログレのバンドは結構狭い界隈で交流があるようです。
1. Origins
2. Bull-Dance
3. Ariadne
4. Arena, Pt. 1
5. Arena, Pt. 2
6. Exultation
7. Naxos
エレクトリック化は進みながらもホーンによるハーモニーを活かしたミステリアスな世界をより広げています。今回はギタリストが不在なのですが、その代わりシンセサイザーが活躍します。ボーカリストもおりますが、あくまでも演奏がメインになっています。
フランクザッパがやるようなジャズロック、現代
音楽に近いニュアンスも感じられます。日本ではあまり話題にはなりませんでしたが、イギリスのジャズロック界ではイアンカーは第一人者であり、カリスマ的存在なのです。イギリスのしかも白人がこれほどまでもジャズを追求しているという事はかなりレアな出来事です。