ルーツと言うアルバムですがラビリンスとのカップリングでしか現在入手出来ないようです。ギターレスになっていた前作から新しくJocelyn Pitchenというギタリストが参加。ブラックコンテンポラリーのようなフュージュンサウンドに変化しつつあります。
1. Roots
2. Images
3. Caliban
4. Whapatiti
5. Capricorn
6. Odokamona
7. Southern Roots And Celebration
前衛のような無秩序なジャズではなく、常に何らかの法則に則ったサウンドを展開していニュークリアス。時代がより洗練されたクロスオーヴァーが流行りだしていたため、彼らもその方向に乗っかっている感じです。
ただどことなく文学的な、マイルスのように詩的なプレイをイアンカーも得意としており、軽薄にならないところが玄人受けするところです。イギリスではジャズ系のバンドでもロック系のバンドでもプログレとして捉えられる為、ロックバンドとしても聴けるし、ジャズバンドといってしまえばそうなってしまいますが、時代がその垣根を曖昧にしておりましたので、どちらのファンも捉えられるだけの魅力があります。