

スティーヴヒレッジがいなくなった後に参加したのが、天才売れっ子ギタリストアランホールズワースです。これはこれまで紹介して生きたあらゆるバンドに参加しておりますが、このゴングでのプレイが一番出来がいいのではないでしょうか。
1. Expresso
2. Night Illusion
3. Percolations, Pts. 1 & 2
4. Shadows Of
5. Esnuria
6. Mireille
ホールズワースが加入した事により、よりフュージュン色を強めていきます。又、この時期はデヴィッドアレンがゴング名義のバンドを始動したりしていますので、こちらの方はピエールモーランズゴングと呼ばれるようになります。やはり主役はビブラフォンやマリンバになるのですが、その柔らかな音色とは対照的にアグレッシヴなホールズワースのギターが縦横無尽に駆け巡ります。
まだサウンド的には完成されていませんが、この後に続くエクスプレッソシリーズの始まりの作品とされています。まだまだホールズワースのギターはよそよそしいのですが、バンドに馴染んでくるにつれて、驚異的な完成度を持ったサウンドが出来上がっていきます。これはその序章にしかすぎないのです。そして全く新しいバンドのようにゴングは新たな人気をつかんでゆきます。
Allan Holdsworth - Solo