fc2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
06 | 2008/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20080731]

Friday Night in San FranciscoFriday Night in San Francisco
(1997/10/06)
Al di MeolaJohn McLaughlin

商品詳細を見る
Passion, Grace and FirePassion, Grace and Fire
(1988/10/27)
John McLaughlin with Al DiMeola and Paco DeLucia

商品詳細を見る


これまで話題にしてきたスーパーギタートリオです。このユニットはアルディメオラがパコデルシアとの共演を望んだ事から始まりました。エレガントジプシーと言うアルのアルバムで共演し、そこにジョンマクラフリンが加わってコンサートを開きました。その模様を収めたライブアルバムが大ヒットして、空前のアコースティックブームが起こりました。その作品がFriday Night in San Franciscoです。そして数年後にスタジオ録音のPassion, Grace and Fireを発表。これ又ヒットしました。そして96年に再び作品を出しました。Super Guitar Trio (Al Dimeola / John Mclaughlin / Paco De Lucia)というスタジオアルバムです。このアルバムでは熟年の技が光った作品でした。

最初のアルバムではまだまだ血気盛んな三人で、三人とも速弾きなので、その速さを競い合うようなバトルが繰り広げられていました。アコースティックなのにスリリングと言うそれまでにない強烈な印象を与えてくれました。楽曲はそれぞれが持ち曲を持ち寄っていましたが、スタジオ盤では新曲も加えられています。

基本はフラメンコギターをベースに新しい要素を詰め込んだ感じになっています。フラメンコとは英語ではフュージュンという意味で、いろんな音楽と融合しながら進化することを宿命づけられています。しかし私たちは既に出来上がったフラメンコのイメージだけを持っていますが、退廃はフラメンコではないのです。そして新しい感覚を注ぎ込んだ天才ギタリストパコデルシアの登場により、フラメンコは現在も進化し続ける命を授かったのです。スペインではフラメンコギタリストと言えばサッカー選手以上のスーパースターであり、当時そのトップであったパコデルシアが世界的なギタリストとして認識されたのもこの時です。

アコースティックギター3本だけの演奏ですが、かなり暑くヒートアップした演奏が魅了してくれるスーパーユニットです。尚、ツアーでアルディメオラが参加出来ない時は代役でラリーコリエルが参加していました。アルディメオラはこの後ギターシンセなどを使いながらも現在まで現役で頑張っています。しかし紹介はここまでとさせていただきます。

PALENQUE

beyond the mirage

Mediterranean Sundance

スポンサーサイト




[20080730]

Electric RendezvousElectric Rendezvous
(1988/10/27)
Al di Meola

商品詳細を見る


スーパーギタートリオでのコンサートを成功させたアルディメオラが80年代に入って新境地を開こうとしている作品です。これまで同様スパニッシュなスタイルは一緒なのですが、よりロック的で、テクノの要素も随所に見られる作品です。

1. God Bird Change
2. Electric Rendezvous
3. Passion, Grace & Fire
4. Cruisin'
5. Black Cat Shuffle
6. Ritmo de la Noche
7. Somalia
8. Jewel Inside a Dream

テクノ的な部分はヤンハマーがリズムからリードまでシンセで創り上げているので、そういう印象がします。そして必要以上に速弾きするような事は少なくなっています。勿論速いのですが楽曲の完成度の方を重視しているようになっています。Passion, Grace & Fireではパコデルシアと再共演しています。

ちまたではパンクやヘヴィメタが活気づき、アルディメオラの人気も速弾きよりもアコースティックギターでの人気に変わりつつありました。このアルバムでもスパニッシュギターが至る所で聴かれます。しかし一番目立つのはロックンロールのようなアレンジとシンセを始めとしたエレクトリック楽器によるアレンジです。それはヤンハマーの存在が大きくなっているためです。それはこれまで以上にポップなスタイルにもなっています。とても良いアルバムですが、以前に比べるとおとなしい感じもします。

Cruisin'

Black Cat Shuffle

Ritmo de la Noche

Somalia


[20080729]

Splendido HotelSplendido Hotel
(2008/03/01)
Al di Meola

商品詳細を見る


これまでのアルディメオラの集大成的なアルバムで、アナログ盤では2枚組でした。メンバーもチックコリアやヤンハマー、スティーヴガットなどお馴染みのメンバーが揃っています。80年代に入る前の総決算な作品のようであり、そしてこれまで以上に完成度を高めたアルバムです。

1. Alien Chase on Arabian Desert
2. Silent Story in Her Eyes
3. Roller Jubilee
4. Two to Tango
5. Al Di's Dream Theme
6. Dinner Music of the Gods
7. Splendido Sundance
8. I Can Tell
9. Spanish Eyes
10. Isfahan
11. Bianca's Midnight Lullaby

ラテン系にアラビックなエッセンスをちりばめたオリエンタルなフュージュン作品です。それまではハードロックのリッチーブラックモアが速弾きだと言って喜んでいたギターキッズもアルディメオラにはノックアウトされました。情熱的で妖艶で歌心がある速弾きは、後に出て来るヘヴィメタ系の速弾きギタリストのように無表情なギタープレイとは表現力において雲泥の差があります。

対抗出来るギタリストがいるとしたら、彼のギタースタイルを真似していたコラシアム?時代のゲイリームーアくらいでしょうか。それくらい当時はハードロックファンも含めて認めていたギタリストです。そして曲自体も良く出来ている曲ばかりで、はずれはないと言っていいでしょう。速弾きだけではなくて、いろんな表情も魅せられるギタリストに成長しています。

Silent Story in Her Eyes

Roller Jubilee

Two to Tango

Al Di's Dream Theme

Dinner Music of the Gods

Splendido Sundance

Spanish Eyes


[20080728]

CasinoCasino
(2008/02/01)
Al di Meola

商品詳細を見る


本格的にソロ活動に専念し始めたアルディメオラ。ラテンスタイルのハードフュージュンというスタイルをより発展させた名盤です。まるで映画でのスリル溢れるシーンで使われるようなドラマティックな躍動感溢れる演奏が充満しています。

1. Egyptian Danza
2. Chasin' the Voodoo
3. Dark Eye Tango
4. Seor Mouse
5. Fantasia Suite for Two Guitars: Viva la Danzarina/Guitars of the ...
6. Casino

Egyptian Danzaではアラビア風の作風に仕上げていますが、それでもスパニッシュなスタイルの発展形と言った感じです。アルディメオラはバークリー音楽大学でギターを学んでいましたが、とにかくいかに速く弾くかという事しか頭になかったというくらい、速弾きに命をかけています。このアルバムでもよりいっそうの速いパッセージでのプレイが聴けます。そして速いだけではなく、しっかりと音楽の役割の中での速弾きになっています。

ラテン系と言ってもいろんな国々に分布されている音楽です。そのいろんな国のラテン音楽を掘り下げてフュージュン化しています。マクラフリンがインド音楽なら自分はラテン音楽をもとにしたスタイルを売りにしようとした結果が大成功となりました。民族音楽はアメリカでのブエルースにもつながりますので、理論的にはモードジャズになるのです。そしてマイナー系の鳴きのギターはサンタナ以上に洗練されているかもしれません。

Egyptian Danza

Chasin' the Voodoo

Dark Eye Tango

Fantasia Suite for Two Guitars

Al DiMeola


[20080728]

名古屋場所は白鵬が全勝優勝で幕を閉じました。琴欧州の綱取りもなくなりましたが、名古屋出身の琴光喜が大関として活躍していたので、最後まで盛り上がりました。

上位力士の成績
白鵬 15勝0敗
朝青龍 3勝3敗9休
琴欧洲 9勝6敗
琴光喜 11勝4敗
魁皇 9勝6敗
千代大海 9勝6敗
安馬 10勝5敗
琴奨菊 6勝9敗
稀勢の里 6勝9敗
豊ノ島 10勝5敗


把瑠都が5枚目で10勝したので三役に返り咲く事が予想されますが、まだまだ体格の良さにたよった勝ち方が続いているので、三役を維持する、または上を目指すならば、もっと試合内容を組み立てる巧さが必要だと思います。豪栄道も雑な取り組みが直らず負け越し。

白鵬は一人横綱でも場所を盛り上げるだけの素晴らしい相撲内容でした。朝青龍は怪我を治して盤石な状態で挑まなければ来場所も厳しいかもしれません。

[20080727]

Elegant GypsyElegant Gypsy
(2008/02/01)
Al di Meola

商品詳細を見る


アルディメオラの出世作になります。このアルバムによって新しいクロスオーヴァーの新鋭としてロックファンにも認識されました。ファーストはリターントゥフォーエヴァー色が強かったのですが、このアルバムからは独自の音楽性を目指すようになっていきます。これまでのようにスパニッシュな要素に加えてラテンリズムを取り入れた作品になっています。ギターもサンタナを思わせるような鳴きのギターが特徴です。

1. Flight over Rio
2. Midnight Tango
3. Mediterranean Sundance
4. Race With Devil on Spanish Highway
5. Lady of Rome, Sister of Brazil
6. Elegant Gypsy Suite

リターントゥフォーエヴァーからはレニーホワイトが参加しています。後は前作同様スティーヴガット、そしてチックコリアの代わりにマハヴィシュヌにいたヤンハマーがシンセでバトルを繰り広げてくれます。そして一番の目玉スペインのフラメンコギターの新しいトップギタリスト、パコデルシアがMediterranean Sundanceで参加しています。これはメオラが熱望した共演で、このセッションが後のスーパーギタートリオに発展していきます。パコデルシアの別名はファイアーで、その速弾きはまるで炎のように妖艶なのです。

Flight over Rioはまるでサンタナのようなラテン系の曲で、速弾きなのに鳴きも効かせるメオラのギタープレイはたちまちのうちにロックファンをも魅了していきました。Race With Devil on Spanish Highwayでのミュート速弾きも強烈で、速いだけではなく歌心もあるのが凄い訳であります。そして他のスーパーギタリストとの違いとしては曲がポップで分かりやすいという事でしょう。ですからフュージュンファンでなくともすぐに親しめる内容になっています。とてもドラマティックで、エレガントな素晴らしい名盤です。

Flight over Rio

Midnight Tango

Mediterranean Sundance

Egyptian Danza/Race With Devil on Spanish Highway

Lady of Rome, Sister of Brazil

Elegant Gypsy Suite


[20080727]

Land of the Midnight SunLand of the Midnight Sun
(1990/10/25)
Al di Meola

商品詳細を見る


キーボード中心だったリターントゥフォーエヴァーにマハヴィシュヌオーケストラに負けないくらいのギター弾きとして大抜擢されたアルディメオラのファーストソロアルバムです。バックにはリターントゥフォーエヴァーのメンバーやジャコパストリアス、アルフォンスムゾーン、スティーヴガットなどそうそうたるメンバーがバックアップして創られた作品です。

1. Wizard
2. Land of the Midnight Sun
3. Sarabande from Violin Sonata in B Minor
4. Love Theme from "Pictures of the Sea"
5. Suite-Golden Dawn: Morning Fire/Calmer of the Tempests/From Ocean ...
6. Short Tales of the Black Forest

デビュー当時からヒゲを生やしていたのでおっさんのようなイメージがありますが、デビューしたのは18歳だったので、かなり若いギタリストでした。彼の売りは何といっても速弾きです。しかもリターントゥフォーエヴァーからの流れによるスパニッシュなスタイルによる速弾きです。マクラフリンを意識していた事もあり、ミュートしながらの速弾きが特徴的です。

スパニッシュなそのプレイはまるで西部劇のテーマのようなイメージもあり、それをハードロックのようなスタイルで弾きこなされると相当カッコいいのです。リターントゥフォーエヴァーよりもより自由に演奏しておりますので、新たなギターヒーローとして当時は祭り上げられていました。まだサウンド的に完成度は低いですが、未完成な分だけいろいろやってくれているので、このファーストアルバムはかなり面白い出来映えになっています。ロックファンにもこの作品からの方が入りやすいと思います。

Land of the Midnight Sun

Love Theme from "Pictures of the Sea"

Suite-Golden Dawn

Short Tales of the Black Forest


[20080727]

The Sixteen Men of TainThe Sixteen Men of Tain
(2000/03/13)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


ホールズワースの20世紀最後のアルバムです。Synthaxeにアコースティックギターとバリエーション豊かなギターサウンドカラーを駆使したプログレ感覚のフュージュンアルバムです。ここまで独自のスタイルを貫き通されたら素直に従うしかありません。

1. The Sixteen Men Of Tain
2. Above And Below
3. The Drums Were Yellow
4. Texas
5. Downside Up
6. Eidolon
7. Above And Below

静と動のコントラストがストーリー性も感じさせるコンセプトアルバムのようなニュアンスを持っています。曲を創るたびに新しいボイシングを発明しているような挑戦を続けています。そしてその全てがジャズの概念をいつでも呼び起こしているようなギターを持った現代のサムライと言っても差し支えないでしょう。

曲の出来映えもよく、作品を出すたびに完成度が増しております。70年代以降、常にトップクラスのギタリストとして君臨してきたホールズワースですが、こちらが思っている以上の所まで自分を高めていっています。この精神が最近のミュージシャンには足りないところです。60年代以降の音楽を聴いて育った私としては、そうしたミュージシャン自身の成長も含めて音楽を楽しむのが当たり前になっていました。そうした生き様を魅せてくれるミュージシャンが皆無の現在においてはいつも物足りなさを感じています。そうした中でのホールズワースの活躍は喜ばしいものです。現在も現役のホールズワースですが、作品紹介はここまでとします。

The Sixteen Men Of Tain

Above And Below

Texas


[20080727]

Heavy MachineryHeavy Machinery
(1997/09/02)
Anders Johansson & Allan Holdsworth

商品詳細を見る


超絶技巧兄弟イェンス&アンダースとのトリオアルバムです。それも全く顔を会わせないで、ハードディスクのファイルデータのやり取りのみでの共演となります。やっと時代にそったテクノロジーを駆使するようになりました。現在でもファイルデータのやり取りのみで曲を完成させる事は可能ですが、ここまで臨場感のある迫力あるプレイは中々ないと思います。

1. Joint Ventures
2. Beef Cherokee
3. On the Frozen Lake
4. Mission Possible
5. Good Morning Mr. Coffee
6. Siouxp of the Day
7. On the Fritz
8. Tea for One and a Half
9. Never Mind Our Weather
10. Macrowaves

ホールズワースもかなり激しくギターを弾きまくっています。彼自身のソロ作品よりもギターファンにとってはたまらないプレイの連続となります。やはりホールズワースは凄かったと再認識させられる作品です。セッションというスタイルですからインプロヴィゼーションの応酬がけたたましいのです。

ロック界にもギターテクニックの猛者が多くなっていますが、ホールズワースやマクラフリンのギターテクは天文学的なくらい桁違いです。速弾きにおいても一つ一つの音に豊かな表情があるのです。これはエフェクターによって均一化されてしまっているロックギタリストには真似の出来ない事です。それにしても精力的な演奏で大満足です。

On the Frozen Lake


[20080726]

Hard Hat AreaHard Hat Area
(2007/01/08)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


進化し続けるギタリスト、アランホールズワースの絶好調な作品。これまで作り上げてきたスタイルの感性系ともいえる作品です。90年代に入って時代も大きく変わってきているのに、あくまでも自分のスタイルを貫きながら、さらに磨きをかけてきています。

1. Prelude
2. Ruhkukah
3. Low Levels, High Stakes
4. Hard Hat Area
5. Tullio
6. House of Mirrors
7. Postlude

ジャズギターには独特のコードボイシングがある事はこれまでにも書いてきました。フォークギターなどで押さえるコードとは違うのです。それをさらに発展させて自分にしか弾けないような特殊な押さえ方をするのがホールズワースの特徴です。指が長いせいか、なぜか無理矢理な押さえ方をするのです。本人曰く、音の構成ではなく指を押さえたフォームによって美しい配列となるような押さえ方をするそうです。このやり方は私もよくやる事で、音の構成を考えずに押さえ方のフォームにこだわったコードを自分で生み出すのです。そこに必要なスケールなどは後から考えるのです。

ですから特殊なサウンドが出来上がります。彼らは楽譜もなく大まかな流れによって演奏して録音しているようです。つまり即興に近い形で曲が出来上がるのです。私もこのやり方をやっています。ただし私の場合はパソコンで創るので、後でいくらでも編集が出来るのです。ただ、即興で演奏したダイナミズムは記憶されています。生きた音楽はそこが重要なのです。その代わり売れるような音楽にはなりませんが。

売れなくても素晴らしい音楽はたくさんあります。このアルバムもその素晴らしい作品の一つです。ホールズワースのギタリストとしての進化もダイレクトに伝わって来る。ファンにはたまらない作品に仕上がっています。

Low Levels, High Stakes

House of Mirrors


[20080726]

Drive Genius 2Drive Genius 2
(2008/08/08)
Macintosh

商品詳細を見る


これまでDrive Geniusをユーティリティソフトとして利用してきましたが、intel Macを購入してからは以前のバージョンのDrive Geniusでは対応出来なくなっていました。バージョンアップするのを待っていましたが、これまで日本での提供もとだったフロントラインがDrive Geniusの発売元から契約を打ち切られてしまいました。その為新しいintel Macではトリートメントしない状態が続いていました。

現在はiGeekという会社から日本では販売される事になりました。しかしDrive Genius 2へのバージョンアップは無料ではありません。2007年の10月1日以降に旧バージョンをご購入岳は無料で対応してもらえますが、それ以前に購入された方は有料になります。しかし以前のバージョンを持っている人はシリアルナンバー使えば12,267円を7,850円で購入する事が出来ます。このサービスは8月いっぱい間でとの事です。

私も早速購入しました。ソフトはダウンロードして使用出来るシリアルが送られてきます。DVDが8月になったら送られてくるので、それを使って起動ディスクはトリートメント出来ます。早速バックアップ用のハードディスクをデフラグしてみました。まず、インターフェイスが大幅に変わっており、高級感がしますが、英語表示なのでどれが以前のどの機能なのかは調べないと分かりづらいです。でも今は日本語版が出ています。そして処理速度はかなり上がっているようです。

MacProの最高バージョンを購入しているので、以前の環境とは比べにくいですが、処理速度は速いし、他のアプリケーションに負担を全然かけていません。恐らく昔のパソコンスペックでも感じる事だと思いますが、パソコンがかなりレベルアップしているので、その感じ方はよりいっそうです。

パワフルな管理ツール:
パーティション設定
  OSXでパーティションの作成、削除、拡張、縮小、移動が自在にできます。パーティションを設定することで、ドライブがより効率的に使えます。
シュレッダー機能
ドライブ上のフリースペースに残るデータを完全に抹消し、データが漏洩しないようにします。アメリカ国防省の規格に準じた最高レベルの安全性です。
詳細レポート
OSのボリュームや、全てのドライブについて、メモリの利用状況や仕様の詳細をレポートします。
最適化ツール:
デフラグ
スピードと効率を改善するために、ハードドライブの最適化を行います。
ベンチマーク
包括的なスピードテストや、コンフィギュレーション標準値との比較をグラフ表示し、ドライブのパフォーマンスを診断します。
サーフェイススキャン
全てのドライブ、またはOS Xボリュームに対して、一連の非破壊読取りテストを行い、ドライブの安定性を診断します。
セクタ編集(上級ユーザー向け)
ドライブ、ボリュームやファイル上のデータ全てを、直接バイト単位で編集し、調整することができます
重要メンテナンスツール:
複製
ボリュームのスピード複製や、ドライブの完全クローンを作成します。
正常動作の確認
ハードウエア診断により、ユーザーが気づく前にトラブルの予兆を検索します。
修復
ダメージを受けたドライブの修復を行い、操作性の改善を行います。(スピードアップ)
ディレクトリ再構築
消失したり隠れてしまったファイルにアクセスできるよう、OSXのボリューム階層を再構築します。
検証
OSXボリューム階層を診断して障害の有無を検証します。
パーミション修復
OSXのブートボリュームのパーミッションを修正し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
S.M.A.R.T検証
S.M.A.R.T診断コードをハードドライブから読み込んで表示し、ハードウエアのトラブルが起きる前に警告します。


以上が主な機能になります。MACには必需品です。

[20080726]

Wardenclyffe TowerWardenclyffe Tower
(1996/02/01)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


90年代にはいってからの作品で、ホールズワースのギター節が炸裂しているアルバムです。さすがと言える内容ですが、さすがに90年代に入ってもあまり代わり映えがないような気もします。ですがフュージュンアルバムとしてはかなり素晴らしいアルバムです。

1. 5 to 10
2. Sphere of Innocence
3. Wardenclyffe Tower
4. Dodgy Boat
5. Zarabeth
6. Against the Clock
7. Questions
8. Oneiric Moor

29フレットで低音も出せるバリトンギターというのも使っています。そうした新しい楽器も使ってくれているのですが、その必要性を感じないのが残念です。普通のギターでいろんな事に挑戦してこそギタリストとしての魅力がありますので、新しいタイプのギターでならそれ以上の事を期待してしまうのです。

普通のギターでのプレイに関していえば、又一段と上の領域に達したなというくらいに素晴らしいプレイを聴く事が出来ます。巧いギタリストはさらに努力してもっと上を目指すものなのです。エリッククラプトンのように思うようにギターが弾けるからと言って現状維持だけを考えるような奴は隠居すれば良いのです。日本でもサザンが休業を宣言していますが、何年も前から同じレベルをキープしていたサザンはとうの昔に解散してくれていた方が印象が良かったと思うのは僕だけでしょうか。ミスチルもそうです。同じ事を繰り返すなら新譜はいらないのです。変な方向に怒りの矛先が向いてしまいましたが、ホールズワースは熟練に達しても尚成長しているのが素晴らしいです。

Dodgy Boat

Against the Clock


[20080726]

SandSand
(2007/03/05)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


ジャケットはゴングを連想させるもので、ホールズワースのアルバムだという印象を与えてくれます。内容はSynthaxeを多用した内容でファンには不評です。元々いかにもギターというサウンドを嫌っていたホールズワースにとっては、うってつけの新しい武器でした。ギターシンセが世に出てから決行時間が経っていますが、それほど普及しないのはギターらしく無くなってしまうからでしょう。

1. Sand
2. Distance vs. Desire
3. Pud Wud
4. Clown
5. 4.15 Bradford Executive
6. Mac Man

ギターシンセの使い方で最も成功しているのがロバートフィリップだと思います。シンセの音色なのですが、ギターで弾いているというのが伝わって来るからです。それが伝わってこなければキーボードで弾いていい話になります。ギターシンセの存在意義はやはりキーボードでは出せないニュアンスだと思います。ギター弾きにとってはシンセの表情では物足りない時があります。そういうときにギターシンセなら想い通りに弾けるとなるのです。

鍵盤楽器では鳴らせないニュアンスはあるのです。細かくプログラミングしてしまえば可能でしょうが、それは面倒くさいし、アドリブに発展出来ません。つまり、そういうときに本領を発揮するのがギターシンセだと思います。私もギターシンセが欲しいのですが、現在のギターシンセでそうした繊細なニュアンスを表現出来る機材がほとんどないというのが現状です。楽器の会社がそこまで力を入れて開発してくれていないのです。ですから楽器会社がもっと本腰を入れて開発してくれればギターシンセの可能性はもっと広がると思うのですが、まだ時間がかかるようです。そういう楽器ですから、当時のこのSynthaxeにファンが納得しないのも分かる気がします。ギターはギターらしい音が出ればいいと思っている輩がギターシンセの発展を遅らせていると思います。もっと新しい時代を切り開くアイデアを楽器会社にも持てもらいたいものです。

Pud Wud


[20080726]

SecretsSecrets
(2007/06/18)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


Synthaxeという新しい武器を手に入れたホールズワース。前作では全面的にSynthaxeをフューチャーしていましたが、このアルバムでは普通のギターとバランスよく使用しています。アームを使ったベンディング奏法など、これまでのホールズワースの音楽性をそのまま活かした内容になっています。

1. City Nights
2. Secrets
3. 54 Duncan Terrace
4. Joshua
5. Spokes
6. Maid Marion
7. Peril Premonition
8. Endomorph

これまでどうりのサウンドは良いのですが、これから90年代を迎えようとしているときに何も進化していないような印象もあります。我が道を行くのは良いのですが、さすがにそれでは話題の外になってしまいます。その為この作品あたりからは地味な活動になっていきます。フュージュンも90年代に入ってから再評価されるようにはなりますが、この時点では既に過去の音楽になっていたのです。

さすがにホールズワースを超えるギタリストは現れていませんが、彼のプレイもそれほど驚くような事ではなくなっていました。そういう意味では何も意外性のある作品ではありません。しかし、このスタイルが好きな人にとっては素晴らしいアルバムだと思います。

City Nights


[20080725]

AtavachronAtavachron
(1996/02/01)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


Synthaxeという特殊なシンセサイズドギターを使うようになったアルバムです。これまでもシンセのようなサウンドをギターで出していたホールズワースですが、このSynthaxeを手にしてからは簡単にシンセのようなサウンドを表現出来るようになります。その為ギターらしいニュアンスもどんどん薄れていき、ギターファンからは敬遠されるようにもなっていきます。

1. Non-Brewed Condiment
2. Funnels
3. Dominant Plague
4. Atavachron
5. Looking Glass
6. Mr. Berwell
7. All Our Yesterdays Sea

キーボードも使っていますので、どこがSynthaxeなのか分かりずらいと思いますが、全部ギターだと思っても良いくらい彼の奏法は特殊です。その特殊性に輪をかけてSynthaxeを手にしたものですからよけいに分かりにくくなっていると思います。まるでテクノフュージュンです。

ドラムもシンセドラムを使ったりしているので、以前まであったかっこいいダイナミクスが失われています。当時としては最新のテクノロジーを駆使した内容なのですが、時間が経てば色あせて聴こえるのが80年代サウンドの宿命です。それはこのホールズワースの作品でも同じ事です。しかしその特殊な音楽性が何とか軽薄にならずに済ませています。普通のギターシンセの音とも違うサウンドは中々真似しにくいものです。

Non-Brewed Condiment

Funnels

Atavachron

Looking Glass


[20080724]

Metal FatigueMetal Fatigue
(2008/03/31)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


これまでのバンドにアランパスカというキーボードが加わって、より完成度の高い音楽を創りだしています。発売当時は日本にも来日してホールズワースの人気は上昇していました。元U.K.だとか、神業のギタープレイが聴けるという事で神格化していました。そしてヴァンへイレンのバックアップも大きかったようです。

1. Metal Fatigue
2. Home
3. Devil Take The Hindmost
4. Panic Station
5. The Un-Merry-Go-Round
6. In The Mystery

Metal Fatigueではピッキングハーモニクスを多用したフレーズを弾いています。ピッキングノイズを嫌うホールズワースにしては驚きですが、ヴァンへイレンの影響なのかもしれません。前作同様シンセサイザーのようなギター音もありますが、今回はキーボードもいるためギターらしい音色も目立ちます。ギターらしい音色になるとその神業的なテクニックもくっきりと伝わってきます。

16分を越える組曲風の曲があったりとプログレッシヴな創りになっています。プログレといっても80年代ですので、80年代らしいアレンジというか、ホールズワースの場合は他には全く類似しない独自の世界が創られています。こんな音色のギターは他にはありませんし、こんな音色のシンセサイザーも他では聴けません。アレンジの細やかさも行き届いていてホールズワースの絶頂期の作品です。

Metal Fatigue

Devil Take The Hindmost

Panic Station

The Un-Merry-Go-Round

In The Mystery


[20080723]

Road GamesRoad Games
(2002/03/26)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


前作I.O.U.は最初自主制作でしたが、このアルバムからヴァンへイレンの働きかけによりワーナーから発売されています。当初ヴァンへイレンがプロデュースするという噂もありましたが、実際にはヴァンへイレンのプロデューサー、テッドテンプルマンがプロデュースしています。

1. Three Sheets To The Wind
2. Road Games
3. Water On The Brain Pt. II
4. Tokyo Dream
5. Was There?
6. Material Real

全6曲のミニアルバムですが、このアルバムによりホールズワースの人気が徐々に盛り上がるようになります。このアルバムでは一切キーボードは使われていませんが、まるでシンセサイザーのようなバッキングギターのサウンドマジックにはまってしまいます。アームをつかんだままのソロは彼独自の奏法ですが、これにファズをかければ近年のジェフベックサウンドになります。ジェフベックも彼のギターをかなり研究しているようです。

フェイザーではなく、モジュレイターというエフェクトを使用していると思われるサウンドは正にシンセサイザーです。この時点ではまだシンセギターは使っていませんので、普通のギターでここまでのサウンドを創っている事になります。サウンド的には前作の延長線上にあります。ヴォーカルは同じくポールウィリアムスですが、ジャックブルースも参加しています。ベースがジェフバーリン、ドラムがチャドワッカーマンに交代しています。ギターの常識を覆したようなそのプレイはテクノの時代において正に救世主でした。それほど売れてはいないのですが。

Three Sheets To The Wind

Road Games

Water On The Brain

Tokyo Dream

Was There

Material Real


[20080722]

I.O.U.I.O.U.
(2008/03/31)
Allan Holdsworth

商品詳細を見る


数々のバンドを渡り歩いたアランホールズワース。彼が自身のバンドを創って自主制作して出したアルバムです。メンバーはベースのポールカーマイケル、ドラムのゲイリーハズバンド、ヴォーカルはテンペストでも共演していたポールウィリアムスです。当時彼のソロアーティストとして契約してくれるレコード会社はありませんでした。その為の自主制作だったのですが、彼を師匠と崇めるエドワードヴァンへイレンが強くワーナーに彼の作品をプッシュして、このアルバムもようやくワーナーから販売される運びとなりました。

1. Things You See (When You Haven't Got Your Gun)
2. Where Is One
3. Checking Out
4. Letters of Marque
5. Out from Under
6. Temporary Fault
7. Shallow Sea
8. White Line

ヴェルヴェットダークネスのときにはまだ未完成だったホールズワース独特のギタータッチが完成されています。ピッキングやフィンガリングの際に発せられるノイズを極力排した演奏力で、まるでギター以外の楽器のようなニュアンスを生み出しているのです。シンセ的に説明すると音のエンヴェロープ波形がギターとは違うものになっているのです。

そしてコードでもジャラーンといった弾き方ではなく、全ての和音を同時に発音させるので、まるでシンセサイザーを弾いているようなイメージが生まれるのです。これはゴングあたりからやっていた奏法で、ロバートフィリップなども真似しています。独特のワイドなストレッチを用いたコード・ボイシングなど、普通のギタリストとは全く違う発想のもとに生まれた彼独自のギター奏法は、ヴァンへイレンに指が届かないから右手も使っちゃえ、という事態になりライトハンド奏法が生まれたとさえいわれています。

サウンドはフュージュンですが、歌もあり、U.K.やブラッフォードのようなプログレ的なニュアンスもあります。シンセサイザーを必要としないその奏法で、独特な世界がここにはあります。オリジナル性とテクニックいう意味ではマクラフリンと双璧をなすスーパーギタリストの創りだす音世界をご堪能ください。

Things You See

Where Is One

Checking Out

Letters of Marque

White Line


[20080722]

大阪夏の陣、DREAM.5 ライト級グランプリ。本日はその準決勝、決勝が行われました。その合間にワンマッチの試合があり、山本キッドも参戦するはずでしたが、右膝の前十字靭帯を部分断裂のため急遽試合相手が変えられました。

試合結果
5分2R特別ルール
○中村 大介 vs アンディ・オロゴン
打撃ではアンディがいい感じでしたが、攻撃し終えた後の腕をとってのひしぎ逆十字固めがきれいに決まって、アンディはすぐタップしてしまいました。
フェザー級ワンマッチ
○ジョセフ・ベナビデス vs KODO
山本キッドの代わりに出たKODOでしたが、打撃力もあるジョセフに前方裸絞めを決められてしまいました。
○所 英男 vs 山崎 剛
打撃でも寝技でも所の方が上手でした。パンチが何度も決まり、山崎は気を失いかけましたが、そこをつめていくほどの非情さが所にはありませんでした。あればKOでしたが、最後まで決めきれず結局判定で所の判定勝ちとなりました。金的を気にして非情になれなかったのでしょうか。
ミドル級ワンマッチ
○秋山 成勲 vs 柴田 勝頼
狂犬と呼ばれる柴田も秋山には貫禄負け。常に秋山の圧力に押されていた柴田。寝技に入って袖車で失神KO。
ヘビー級ワンマッチ
マーク・ハント vs アリスター・オーフレイム○
お互い打撃が中心の選手ですが、寝技ではオーフレイムの方が経験値があり、アームロックで簡単にマークハントがタップしました。秒殺です。
ライト級トーナメントリザーブマッチ
○ヨアキム・ハンセン vs ブラックマンバ
打撃ではマンバの方が押していましたが、寝技に入ってからはハンセンが上で、腕ひしぎ逆十字固めで勝ちました。
ライト級トーナメント準決勝
○青木 真也 vs 宇野 薫
打撃で突破口を作りたい宇野でしたが、青木が巧く寝技に誘い込み、常に青木が技を仕掛けていました。宇野も得意の返し技で切り抜けましたが、判定で青木が勝ちました。
○エディ・アルバレス vs 川尻 達也
打撃勝負で見応えがありました。川尻のパンチが何発も入っていましたが、次第にアルバレスのパンチも入るようになり、川尻が気を失いかけたところに連打を浴びせれフリーストップとなりました。
ライト級トーナメント決勝
青木 真也 vs ヨアキム・ハンセン○
エディ・アルバレスが川尻戦で眼球損傷、および眼下底骨折の疑いでレフリーストップとなり、リザーブファイトで勝ち上がったハンセンとの対戦になりました。青木はハンセンのパンチを巧く見切り、すぐテイクダウンに持ち込みましたが、ハンセンは巧くガードポジションで対応。上から振り上げたパンチで青木が意識を飛ばされ、そこへ非情なまでの連打でレフリーストップ。何とリザーバーのハンセンが優勝してしまいました。

ライト級初代王者は北欧の処刑人ヨアキムハンセンがとりました。青木が多少過信してハンセンの打撃に注意していれば逆だったかもしれませんが、さすがに何が起こるか分かりません。勝負は非情なまでの攻撃心があるものが勝ち上がるのだという印象を深く持った試合でした。

[20080721]

ベルベッド・ダークネスベルベッド・ダークネス
(2000/07/26)
アラン・ホールズワース

商品詳細を見る


ジョンマクラフリンがギターコンテストで優勝した翌年に優勝したのがこのアランホールズワースです。マクラフリンとはタイプの違うギタリストですが、こうしたスーパーテクニシャンが続々と登場して来る当時のイギリスは凄かったのです。イアンカーとのセッションやジョンハイズマンのテンペストに参加してその名を世界に知らしめました。その後、ソフトマシーンやライフタイム、ゴングなどに参加してU.K.というスーパーバンドにも参加しています。そのホールズワースの最初のリーダー作品になります。

1. Good Clean Filth
2. Floppy Hat
3. Wish
4. Kinder
5. Velvet Darkness
6. Karzie Key
7. Last May
8. Gattox
9. Good Clean Filth
10. Kinder
11. Velvet Darkness
12. Karzie Key
13. Gattox

思いっきりロック色の強いフュージュン作品です。アランパスカ、ナラダマイケルウォルデン、アルフォンソジョンソンといったスーパープレイヤーを従えての作品です。本人はあまり出来映えを気に入っていないようですが、おそらくそれはギターのピッキングによるところでしょう。この後のホールズワースは出来るだけピッキングによるノイズを出さないようなテクニックを身につけます。ハンマリングオンやプリングオフのときに出来るフィンガリングによるノイズも嫌っていたようです。それがこのアルバムでは思いっきりノイズを出しまくったロックギター的なプレイをしているのです。恐らくその辺が気に入らないのでしょう。

しかし、その分ロックファンにはこのアルバムの方が親しみが持てると思います。あまりにもレベルの高いテクニック故に聴いただけでは彼の凄さはダイレクトに伝わってきませんが、こうしたロック的なアルバムなら分かりやすいはずです。フュージュンといってもプログレ的な独自の音楽性を持っているホールズワースですので、好みも分かれると思います。ジャケットにあるように、当時の彼はSGを弾いていました。あまりにもセッションマンとして有名な彼ですが、こうしたリーダー作品も地味ながら出しているのです。

Live in Tokyo


[20080721]

Floating PointFloating Point
(2008/05/20)
John McLaughlin

商品詳細を見る


今年発売された、今のところマクラフリンの最新作になります。インドで録音され、インドのミュージシャン達を集めて創られています。マハヴィシュヌの時とは違う、ハートオブシングスのようなフュージュンサウンドにインド音楽を融合するという新たな試みがなされています。

1. Abbaji (For Ustad Alla Rakha)
2. Raju
3. Maharina
4. Off the One
5. The Voice
6. Inside Out
7. 14U
8. Five Peace Band

マハヴィシュヌで魅せたジミヘンをもっとクレイジーにしたようなプレイはありません。あくまでも洗練された大人のフュージュンサウンドとして、ワールドミュージックとしてのインド音楽を取り入れています。実に新しい世界を創りだそうとしています。マクラフリンは益々盛んなりです。ヒップホップのような一過性の音楽などは無視してきているところが素晴らしい。それでいて常に未来を生み出そうとするバイタリティーに溢れています。

ロックとジャズの垣根を一気に超えた最初のギタリストであり、ギターが主役のフュージュンサウンドの創始者でもあり、彼がこれまで作り上げてきた音楽性は、直接的ではありませんが、現在の音楽に多大な影響を及ぼしています。ギタリストとしても世界最高位に君臨するギタリストであり。進化する事をやめてしまったクラプトンは神様という称号は剥奪しても良いですが、マクラフリンは現在でもギター界の最高神マハヴィシュヌとしての称号を維持しています。今後も新しい挑戦を我々に提示してくれる事でしょう。

Raju

Maharina

Five Peace Band


[20080721]

Industrial ZenIndustrial Zen
(2006/08/01)
John McLaughlin

商品詳細を見る


再びエレクトリックギターを手にしたマクラフリン。もう隠居ぎみの活動になるのかと思いきや、更なる積極的な活動を開始しました。これまでの友人達に捧げた作品が目立ちますが、ハートオブシングあたりからの洗練されたフュージュンサウンドになっています。

1. For Jaco
2. New Blues Old Bruise
3. Wayne's Way
4. Just So Only More So
5. To Bop Or Not To Bop
6. Dear Dalai Lama
7. Senor CS
8. Mother Nature

まず目立つ特徴としては、ジャコパストリアスに捧げたFor Jacoとウェインショーターに捧げたWayne's Wayのようなウェザーレポートサウンドです。ウェザーの方が先にフュージュンを確立していきますが、マハヴィシュヌとは明らかに違うサウンドになっています。そのサウンドをこの時代になって取り入れるというのもユニークです。

Senor CSは明らかにカルロスサンタナに捧げた曲で、サンタナのようなナチュラルディストーションのロングサスティーンでサンタナ風に弾いているマクラフリンの茶目っ気が微笑ましいです。しかしパロディーだけに留まっていないのがこのアルバム全体の印象でもあります。Dear Dalai Lamaはダライラマに捧げた曲で、なぜかアラビア風の旋律になっています。

これまでのマクラフリンにはなかった音楽性を取り入れる事によって、新しい何かを模索しているかのような作品です。彼はまだまだ隠居していなかったのです。生涯現役。それは師匠マイルスデイヴィスが身を以て示した道でもあります。素晴らしい。

Senor CS


[20080721]

Thieves and PoetsThieves and Poets
(2003/10/14)
John McLaughlin

商品詳細を見る


シャクティを復活させたリメンバーシャクティとしての活動を終えた後の久々のソロ作品です。時は既に21世紀になっていました。もう隠居してもおかしくない年齢だと思っていましたが、こうして新作が届けられると嬉しくなってきます。

1. Thieves and Poets, Pt. 1
2. Thieves and Poets, Pt. 2
3. Thieves and Poets, Pt. 3
4. My Foolish Heart
5. Dolphin
6. Stella by Starlight
7. My Romance

このアルバムでは再びアコースティックギターを使って、ジャズのスタンダードを取り扱っています。オーケストラとの共演で、実に穏やかで美しい音楽を生み出しています。マクラフリンの作品の中でも私的な雰囲気を持っていますが、イージーリスニングとして一般的にも楽しめる内容になっています。

やはり年齢を重ねて来ると、こうした穏やかな世界に至ってしまうのは致し方ないと思います。しかし繊細でありながらも貧弱な音楽にはなっていません。実に豊かな音楽なのです。激しさは求められませんが、たまにはこうした作品もあると生活が豊かになると思います。

cherokee


[20080721]

4人の新入幕力士が入り、若々しい活気溢れる名古屋場所。波乱もあり、綱取りの琴欧州は3敗で綱取りは絶望的です。調子が悪い訳ではなく、精神的な部分で相撲が小さくなっていました。横綱に上るには大関時代から横綱相撲がとれてなくては上がれません。朝青龍は2敗となり休場。場所前から足首が腫れていたりしていましたが、肘を痛めたようです。

主な上位力士の成績
朝青龍 3勝3敗3休
白鵬 8勝0敗
琴欧洲 5勝3敗
琴光喜 7勝1敗
魁皇 5勝3敗
千代大海 6勝2敗
安馬 7勝1敗
琴奨菊 4勝4敗
稀勢の里 2勝6敗
豊ノ島 4勝4敗


全勝の白鵬を1敗で琴光喜と安馬が追いかける展開となっています。白鵬は安定した相撲を取っていますが、まだ直接対決もありますので、どのように変化するのか分かりません。朝青龍不在でも千秋楽まで盛り上がるような活気が溢れています。

[20080720]

The Heart of ThingsThe Heart of Things
(1997/10/21)
John McLaughlin

商品詳細を見る


マクラフリンが新しく結成したバンド、ハートオブシングスです。これまでトリオ形式での活動が多かったのですが、久々にマハヴィシュヌオーケストラ以来の大所帯でのエレクトリックバンドです。エレクトリックギタリストとして追求するべきものが見つかったようで、積極的にエレキギターを弾いています。

1. Acid Jazz
2. Seven Sisters
3. Mr. D.C.
4. Fallen Angels
5. Healing Hands
6. When Love Is Far Away

サウンド的にはフュージュンサウンドです。しかしマクラフリンが創世していた頃のフュージュンとは違い、コンテンポラリーなニュアンスを持ったフュージュンです。メンバー是認テクニシャンなので、マハヴィシュヌのような緊張感を持った演奏なのですが、マハヴィシュヌとの違いは宗教性を感じさせないところです。

その為一般のジャズファンも聴きやすい内容です。しかしマハヴィシュヌにあった超人的なクレイジーなプレイは期待出来ません。マハヴィシュヌとは別物なのです。あの頃のかっこよさはありませんが、フュージュンらしいグルーヴ感は期待出来ます。つまりマハヴィシュヌとは正反対な姿勢なのです。マハヴィシュヌのような鬼気迫る演奏ではありませんが、かなりテクニカルでありますので、一流のフュージュンバンドとしては期待していただいていいです。これが新しいマクラフリンのスタイルなのでしょう。

Acid Jazz Part 1

Acid Jazz Part 2

Seven Sisters Part 1

Seven Sisters Part 2

Mr. D.C. Part 1

Mr. D.C. Part 2

Fallen Angels Part 1

Fallen Angels Part 2


[20080720]

The PromiseThe Promise
(1996/02/06)
John McLaughlin

商品詳細を見る


以前エレクトリックギタリストという総決算的なアルバムがありましたが、このアルバムはその第二弾ともいえる作品です。これまで友好があったミュージシャンが集まった超豪華盤になっています。

1. Django
2. Thelonius Melodius
3. Amy and Joseph
4. No Return
5. Ciego
6. Jazz Jungle
7. Wish
8. English Jam
9. Tokyo Decadence
10. Shin Jin Rui
11. Peacocks

何といってもマクラフリンを敬愛するジェフベックが参加しています。MJQがジャンゴラインハルトへ捧げたDjangoという選曲も渋いですが、ゲストのジェフベックにリードギターを譲っているというのもかなり渋い構成です。テクニック的にははるかにマクラフリンにはかなわないジェフベックではありますが、その表現力においてはマクラフリンもかなわないくらいジェフベックのギターは魅力的です。デヴィッドサンボーンと参加しているまい蹴るブレッカーとのJazz Jungleが驚異的です。Tokyo Decadenceではドラムンベースという新しいフォーマットにも挑戦しています。

スーパーギタートリオの再演としてCiegoではアルディメオラとパコデルシアが参加、シャクティの再演ともいえるWish。スティングがベースで参加しているEnglish Jam。当時の二本の流行語をそのまま使ったShin Jin Ruiという曲もユニークです。全てマクラフリンが過去に生み出してきた音楽を再現したような総決算的なアルバムであり、その中で演奏を楽しんでいるマクラフリンの笑顔が連想されます。これ一枚でマクラフリンのすべてを凌駕している訳ではありませんが、入門編としては最適です。いきなりがつんときたいならマハヴィシュヌが一番おすすめです。

マクラフリンがアコースティックギターからエレキギターに戻った原因としてソニー製のプロセッシングユニットDMP-7があります。マクラフリンはこれをギターから通してそのままPAにつなぐというセッティングで、アコースティックでしか表現出来なかったダイナミクスをエレキギターでも表現出来るようになったようです。つまり、間にアンプを通していないのです。アンプによる音の増幅がマクラフリンが求めていたダイナミクスと隔たりがあったようです。

Django

Wish


[20080720]

After the RainAfter the Rain
(1995/08/08)
John McLaughlin

商品詳細を見る


これはジョンコルトレーンへのトリビュートアルバムになります。トリビュートものが連続して出されたので、もう晩年にさしかかったのかと思っていたのですが、これはあくまでも通過点としてのアルバムに他なりません。

1. Take the Coltrane
2. My Favorite Things
3. Sing Me Softly of the Blues
4. Encuentros
5. Naima
6. Tones for Elvin Jones
7. Crescent
8. Afro Blue
9. After the Rain

マクラフリンは若い頃からコルトレーンの影響を受けていて、自分のギタープレイにもコルトレーンからのエッセンスを巧く取り入れています。サンタナとの共演でもコルトレーンの曲を選択していましたので、このアルバムは自然に受け入れられるアルバムでもあります。そしてメンバーに選んだのが、コルトレーンのバックを務めていたエルヴィンジョーンズ、そしてオルガニストのジョーイデフランセスコによるトリオ形式です。ランニングベースが聴こえますが、これはおそらくオルガンのペダルプレイだと思われます。だとすると相当凄いオルガニストだと思います。

そしてこのアルバムで展開されているはコルトレーンの音楽を懐かしむのではなく、このオルガントリオでコルトレーンの音楽からインスパイアされてのインプロヴィゼーションをいかに展開していくのかという前向きな姿勢です。ジャズギターに徹しているマクラフリンでありますが、ジャズギタリストとしての幅を広げるためのセッションにもなっています。このトリビュート作品あたりから又エレクトリックギタリストとしての存在意義を世に問うた作品だともいえます。

My Favorite Things part 1

my favorite things- part 2

Sing Me Softly of the Blues

Naima

Tones for Elvin Jones


[20080720]

Time Remembered: John McLaughlin Plays Bill EvansTime Remembered: John McLaughlin Plays Bill Evans
(1993/11/09)
John McLaughlin

商品詳細を見る


ピアニスト、ビルエヴァンスのトリビュート作品になります。ギターとベースのみというシンプルな編成でのビルエヴァンスに体する深い愛情が伝わってきます。ビルエヴァンスはビバップを代表するピアニストであり、モードジャズを生み出そうとしていたマイルスの助けともなりました。

1. Prologue
2. Very Early (Homage to Bill Evans)
3. Only Child
4. Waltz for Debby
5. Homage
6. My Bells
7. Time Remembered
8. Song for Helen
9. Turn Out the Stars
10. We Will Meet Again
11. Epilogue

白人嫌いのマイルスデイヴィスは音楽的な才能があれば白人でも認めてくれるところがありました。それがビルエヴァンスであり、アレンジャーのギルエヴァンスでした。そしてギタリストとして初めて認めてもらえたのがジョンマクラフリンだったのです。そうした共通点と、エヴァンスの音楽は多くのジャズメンが手本としておりました。マクラフリンもギタリストでありながら学ぶところが多かったのだと思います。

いわゆるオーソドックスなジャズギターでありますので、従来のマクラフリンファンには満足出来ない部分もあるかと思いますが、こうした普通のジャズギターを弾くマクラフリンもたまには良いかもしれません。年を取って来るとこうした過去の音楽を見直すミュージシャンが多くいます。マクラフリンも同じだと思っていました。もう保守的な姿勢に入ったのだと思いました。しかし、マクラフリンはこの後も弛む事なく前に向かっていくのです。このアルバムはあくまでもギタリストとしてピアノ曲をどう表現するのかといった一つの挑戦だったのかもしれません。

Very Early

Song for Helen

Turn Out the Stars


[20080719]

Que AlegriaQue Alegria
(1992/04/07)
John McLaughlin Trio

商品詳細を見る


パーカッション奏者のトリロクグルトゥ、ベース奏者のドミニク・デピアッツァと組んだジョンマクラフリントリオとしてのアルバムです。マクラフリンはアコースティックギターでのプレイによるジャズフュージュントリオになります。

1. Belo Horizonte
2. Baba [For Ramana Maharshi]
3. Reincarnation
4. 1 Nite Stand
5. Marie [Bass Solo]
6. Hijacked
7. Mila Repa
8. Qu Alegra
9. 3 Willows

Belo Horizonteを再演するなど、これ間でのアコースティックギターによる音楽の延長線上にあるものですが、トリオという最小限のバンドでどこまで出来るかという事に挑戦しているようです。エレクトリックギターでは自分が表現したい繊細なビブラートのようなニュアンスまでしにくいというのがこの時期のマクラフリンがアコースティックギターにこだわる理由でした。

アコースティックギターによるジャズフュージュンという新しい分野を切り開いたのもこのマクラフリンです。ラテンジャズのフレイヴァーもスパニッシュなギタープレイによりますが、スパニッシュだけに特定出来ないくらいにインターナショナルな音楽性を持っています。この頃のマクラフリンは宗教性が無くなっているので聴きやすいと思います。マハヴィシュヌの頃が好きな私には少しもの足りませんが。

1 Nite Stand

Hijacked

Qu Alegra


[20080719]

John McLaughlin: Concerto for Guitar & Orchestra John McLaughlin: Concerto for Guitar & Orchestra "The Mediterranean"
(1990/03/02)
John McLaughlin、

商品詳細を見る


アコースティックギターを追求するマクラフリンが行き着いた先は、オーケストラとの共演にまで発展しました。以前マハヴィシュヌでも共演した事があるロンドンシンフォニーとの再演となります。ギター協奏曲として作曲された作品です。

1. Concerto for Guitar & Orchestra 'The Mediterranean': I. Rhythmic
2. Concerto for Guitar & Orchestra 'The Mediterranean': II. Slow & Sad
3. Concerto for Guitar & Orchestra 'The Mediterranean': III. Animato
4. Duos for Guitar & Piano: Brise de Coeur
5. Duos for Guitar & Piano: Montana
6. Duos for Guitar & Piano: Two Sisters
7. Duos for Guitar & Piano: Until Such Time
8. Duos for Guitar & Piano: Zakir

音楽的にはクラシック作品といっても良いものです。マクラフリンもスパニッシュやクラシカルなギタープレイに徹しています。しかし遠慮を知らないマクラフリンのギタープレイはかなりプログレッシヴです。強弱のある起伏に富んだ曲構成は飽きる事なく聴き通す事が出来ます。

ドラマティックなサウンドはマハヴィシュヌ時代から得意とするもので、それがオーケストラとしての演奏になっているだけです。後半はKatia Labequeとのピアノデュオで、こちらもクラシカルでありますがポップな調べになっています。ジャズ界、ロック界の最高峰のギタリストに君臨するジョンマクラフリンがクラシック界でも最高のパフォーマンスを展開しています。進化する事をやめたクラプトンには到底到達出来る事のない世界です。

"Mediterranean Concerto" for guitar & orchestra

Brise de Coeur


HOME NEXT
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ