

チャーリークリスチャン直系のギタリストサルサルヴァドールです。チャーリークリスチャンをコピーしてギターを覚えましたが、
ジャズを演奏するようになるにはチャーリーパーカー達のギター以外の曲もコピーしなければなりません。ですから
ジャズギタリストのギターはまるでホーンのような旋律を奏でるプレイヤーが多いのです。サルヴァドールもそうしたタイプのギタリストで、まるでパーカーのようなソロをとります。
名前からも分かるようにラテン系の人ですが、
音楽的にはそれほどラテンのフレイヴァーはありません。ビバップギターとも言えるソロが特徴です。ですのでそれほど有名なギタリストではありませんが、ビッグバンドとの競演やバンドとしてのアンサンブルに巧くとけ込むタイプのギタリストです。ロックギターと違って、
ジャズギターの場合太いゲージの弦で、セミアコですからナチュラルトーンでもかなり太めの音が出ています。
選曲ではラテン系の曲もあったりしますが、ギターとしては
ジャズ的な演奏でラテンを売りにはしていません。そこが微妙にユニークなサウンドになっています。どちらかというと通好みのギタリストと言えるでしょう。飛び抜けたテクニックは持っていませんが、的確なフィンがリングは素晴らしいものがあります。
Newport Jazz Festival 1958