Rock of Agesというライブアルバムで初期のザバンドに区切りをつけた彼らは、これまでのアメリカ音楽探究の旅に補足をつける意味でカバー曲ばかり集めたこの作品を出しました。単なるカバーではなく、ザバンドとしての味付けがされた曲ばかりですが、この作品には賛否両論ありました。
1. Ain't Got No Home 2. Holy Cow 3. Share Your Love 4. Mystery Train 5. Third Man Theme 6. Promised Land 7. Great Pretender 8. I'm Ready 9. Saved 10. Change Is Gonna Come
Third Man Themeは映画第三の男のテーマ曲で、後のラストワルツを思わせるイタリア音楽のような曲です。サムクックのChange Is Gonna Comeでのアレンジはとても爽やかなフォーキーな感じになっていて意表をつきます。バンドとしては一休み的な位置のアルバムかもしれませんが、こうした音楽を聴いた上でザバンドの音楽を振り返って見るというのもいいかもしれません。
1. Life Is a Carnival 2. When I Paint My Masterpiece 3. Last of the Blacksmiths 4. Where Do We Go from Here? 5. 4% Pantomime 6. Shoot out in Chinatown 7. Moon Struck One 8. Thinkin' out Loud 9. Smoke Signal 10. Volcano 11. River Hymn
Life Is a Carnivalからして明らかにこれまでの彼らの音楽性とは違いますので戸惑ってしまうかもしれませんが、カナダ出身の彼らにとってはアメリカのルーツミュージックはどれも興味深いものばかりで、どれもが題材となり得るのです。ホーンセクションを入れたりとポップな感覚にもなっていますが、どれも素晴らしい曲ばかりです。
1. Strawberry Wine 2. Sleeping 3. Time to Kill 4. Just Another Whistle Stop 5. All La Glory 6. Shape I'm In 7. W.S. Walcott Medicine Show 8. Daniel and the Sacred Harp 9. Stage Fright 10. Rumor
1. Across the Great Divide 2. Rag Mama Rag 3. Night They Drove Old Dixie Down 4. When You Awake 5. Up on Cripple Creek 6. Whispering Pines 7. Jemima Surrender 8. Rockin' Chair 9. Look out Cleveland 10. Jawbone 11. Unfaithful Servant 12. King Harvest (Has Surely Come)
weightに匹敵する曲としてNight They Drove Old Dixie DownとUp on Cripple Creekがあり、彼らの代表作になっています。Dixie Downはジョーンバエズがカバーしてヒットさせました。レヴォンヘルム以外はカナダ人だった彼らがディスカバーアメリカンミュージックしています。ブルース以外のアメリカ音楽という新しい発見が若者によってなされた事に意義があります。
試合結果 ○ ルスラン・カラエフ vs ハリッド“ディ・ファウスト” × ゴング開始と同時に打ちまくるカラエフ、新鋭同士の対決となりましたが、ディ・ファウストは冷静にカウンターを狙っていく。無謀ともいえるくらいのカラエフの攻撃に合わせて左フックでダウンを奪ったディ・ファウスト。しかし持ち直したカラエフは2Rにスリーノックダウンを奪って逆転勝ち。カラエフの試合はいつ見ても面白いです。 ○ ジェロム・レ・バンナ vs 澤屋敷純一 × レバンナはリベンジ戦になりますが、リベンジ戦で負けた事がありません。澤屋敷は前回と同じ右に回ってローを打っていく作戦でしたが、レバンナにはちゃんと対策があって、ボディーへのミドルキックで動きを止めていきます。ガードの隙間から打ったパンチで一度ダウンを奪って判定でレバンナが勝ちました。澤屋敷は作戦よりも技術も磨く必要があると思います。 ×レイ・セフォー vs グーカン・サキ○ 新鋭サキはローキック攻め、セフォーはフック攻めで延長までもつれ、疲れたセフォーに手数で勝ったサキが判定勝ち。 ×グラウベ・フェイトーザ vs エロール・ジマーマン○ 新鋭エロール・ジマーマン、略してエロジマンの攻撃が勝り2Rにグラウベから2度のダウンを奪いましたが、耐えたグラウベは3R後半からいつもの攻めが出てきて、打ち疲れたジマーマンがダウン寸前でしたがゴングまで耐えて判定勝ち。 ○レミー・ボンヤスキー vs ポール・スロウィンスキー× 1Rはアグレッシヴなレミーが優勢でしたが、2Rではポールが挽回、しかし3Rに攻勢をかけたレミーが判定で勝ちました。見応えのあるいい試合でした。 ○エヴェルトン・テイシェイラ vs 武蔵× 主催者推薦枠で出てきた武蔵でしたが、いつものごとくパフォーマンスだけは一人前で気合いばかりかけていましたが試合内容はいつものごとく全く試合になっていませんでした。なせこんなにも戦えない男をリングに上げるのか理解に苦しみます。逆にテイシェイラは打たれ強く武蔵のカウンターが当たっても気にせずそのまま攻撃を続けていました。何一つとしていいところのない武蔵は当然のごとく判定負け。負けても首を傾げている武蔵は自分が戦えない男だという自覚がないのでしょうか。もうこんなつまらない男はリングに上げるな。 ○バダ・ハリ vs チェ・ホンマン× ホンマンの復帰戦の相手はバダハリです。かなり体をシェイプしてきたホンマンでしたが、パンチは相変わらず手打ちでした。もっと腰を入れたパンチが打てれば敵無しのはずですが、誰も注意しないのでしょうか。バダハリはKO狙いでローキックから懐に入って顔面を狙います。しかしそこへカウンターのパンチが入り、バランスを崩していたためダウンをとられてしまいます。慎重になったバダハリはローキックとボディー狙いにシフト。チャンスを待って顔面を打とうとしましたが、このボディー攻めがかなり効いてホンマンはダウン寸前でしたが我慢します。判定となりダウンをとられたバダハリでしたがその後の攻勢が評価されてホンマン一票の後はドローで延長戦。しかしボディーをもらっていたホンマンはあばらがいかれていたようで棄権しバダハリの逆転勝利となりました。 ×セーム・シュルト vs ピーター・アーツ○ 絶対王者のシュルトに20世紀最後の暴君アーツが挑みます。アーツは最初から前回でパンチを打っていき、疲れながらも攻撃し続けます。シュルトはカウンター攻撃で攻め返しますが手数で勝ったアーツが判定で勝ちました。控え室にいたジェロムもレミーもリングしたまできて大興奮。4連覇をかけたシュルトはベスト8に残れませんでした。