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[20081117]

九州場所も折り返しの中日を迎えました。元大関の雅山と出島の武蔵川勢が全勝で勝ち進んでいましたが、本日雅山は旭天鵬に敗れ、出島も2敗になりました。武蔵川親方が理事長になったので緊張感のあるいい稽古が出来ていたようですが、後半戦はどうなるでしょうか。

主な上位陣の成績
白鵬 7勝1敗
琴光喜 5勝3敗
魁皇 1勝3敗5休
千代大海 6勝2敗
琴欧洲 3勝5敗
安馬 6勝2敗
把瑠都 6勝2敗
豪栄道 1勝7敗
安美錦 5勝3敗


白鵬が1敗を守っているので、このままトップをいきそうですが、今場所の白鵬はどうも勝ち急いでいるような昔の雑な相撲が目立ちます。捕まえても前に出るよりも一旦後ろに下がるという変な取り組みをしています。相撲感を取り戻さないと優勝は厳しいかもしれません。安馬は2敗ですが、体調は悪くないようです。しかし、立ち合いが出来ていないので、一気に押し込めません。立ち合いは合わせるようにとなっているので、最初から両手をついて相手が両手をつくのを確認してから前に出る練習が必要でしょう。貴乃花、若乃花は最初からこれが出来ていました。昔の二子山部屋ではそういう待った無しの稽古を重んじていたのです。それで横綱になれるのですから全部屋が見習うべきです。

平幕では高見盛が調子がいいみたいです。まわしにこだわらず前に出て行く相撲でいい内容の取り組みが出来ています。安美錦もいい相撲が取れていますが、なぜか下位力士に負けてしまうのです。把瑠都は徐々にいい内容になっていますが、もう少し厳しさのある相撲を取らないと上には上がれないでしょう。さて、今場所は誰が最後に笑う事が出来るのでしょうか。

[20081116]

MirageMirage
(1987/08/10)
Fleetwood Mac

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タスクの後にライブアルバムを出したり、各メンバーがソロアルバムを出すなどしてタスクから又2年のインターバルをおいて出された作品です。さすがにソロアルバムで日頃の鬱憤を吐き出したのか、バンドとして集まるとしっかりとしたチームワークを発揮しています。

1. Love in Store
2. Can't Go Back
3. That's Alright
4. Book of Love
5. Gypsy
6. Only over You
7. Empire State
8. Straight Back
9. Hold Me
10. Oh Diane
11. Eyes of the World
12. Wish You Were Here

80年代に入ってMTVの時代でもあり、PVによってシングルヒットも出しています。この時代になるとさすがにモンスターアルバムの影響力もなく、普通にフリートウッドマックの新作として迎えられます。Hold MeやGypsyといったシングルはテレビから聴こえて来るという時代になりました。彼ららしさは失われていませんが、音がデジタル化され奇麗になりすぎている所が昔からのファンには馴染めない部分でもあります。80年代らしいアレンジは元々彼らのヒット曲の流れにありますので違和感はありませんが、なんか違うなという感じはあります。

曲はどれも良く出来ていますが、音がきれいになりすぎている為か、心に残る感じが以前とは違います。さすがに売れ線の創り方は心得ている感じですが、コンプの効いたミックフリートウッドのドラムのまともな事。ここまで洗練されるとロックバンドとしてみていたファンにとっては馴染めません。他の80年代の作品に比べるとましですが、それらとさほど変わらない感じがします。これ以降のマックは単なる延命をしている時代だと思います。

Love in Store

Can't Go Back

That's Alright

Book of Love

Gypsy

Straight Back

Hold Me

Eyes of the World

Wish You Were Here


[20081116]

TuskTusk
(1994/09/22)
Fleetwood Mac

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モンスターアルバムを創ってしまった後の作品はどうしても慎重になってしまいますが、フリートウッドマックも2年のインターバルをとって、やっと新作を出しました。現在では普通のインターバルですが、当時売れいてる時期にこのインターバルは結構長いです。そして届けられたのがアナログ盤2枚組だったこのアルバムです。2枚組なのでビートルズのホワイトアルバムと同類のように語る人がいますが、そこまでいいものではありません。勿論悪くもないのですが、別物だとも思わなければ逆に期待が大き過ぎてがっかりしかねません。

1. Over & Over
2. Ledge
3. Think About Me
4. Save Me a Place
5. Sara [Edit]
6. What Makes You Think You're the One
7. Storms
8. That's All for Everyone
9. Not That Funny
10. Sisters of the Moon
11. Angel
12. That's Enough for Me
13. Brown Eyes
14. Never Make Me Cry
15. I Know I'm Not Wrong
16. Honey Hi
17. Beautiful Child
18. Walk a Thin Line
19. Tusk
20. Never Forget

確かにメンバーがそれぞれ作品を持ち合わせて創っているので共通点はありますが、前作があまりに良い出来だったので、普通の作品だと思って聴いた方が納得出来るものだと思います。前作のような奇跡は続けて起こる訳ではなく、このメンバーで出来る割といい感じのアルバムだと思った方がいいでしょう。曲の出来映えもいいものが出来ていると思いますが、それだけの内容です。

曲が大すぎて特筆すべき曲がないので散漫な感じがするのも否めません。それでも水準以上のもで、彼らが創ってしまった産業としての音楽シーンが蔓延していく事になる80年代の模範となるようなサウンドが出来上がってしまっています。少しパンクやテクノという当時の流行の音も取り入れているものもあります。それでもフリートウッドマックになっている所が憎めない所です。賛否両論あると思いますが、私としてはそんなに悪くない上出来の作品という言い方になってしまいます。

Over & Over

Ledge

Think About Me

Save Me a Place

Sara

That's Enough for Me

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[20081116]

RumoursRumours
(1994/10/19)
Fleetwood Mac

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フリートウッドマック最大のヒットアルバム、トータル32週にわたって全米ナンバー・ワンを記録し、当時はフランプトンカムズアライブやホテルカリフォルニアと並んで世界的なビッグヒットなったモンスターアルバムです。しかし、このアルバムの作製時、恋人同士だったリンジーとスティーヴィーは分かれており、夫婦だったジョンマクヴィーとクリスティンも離婚しており、私生活ではぎくしゃくしていながらも、バンドとしての共同体においていいものを創ろうという共通の目標をもって創られた名盤です。

1. Second Hand News
2. Dreams
3. Never Going Back Again
4. Don't Stop
5. Go Your Own Way
6. Songbird
7. Chain
8. You Make Loving Fun
9. I Don't Want to Know
10. Oh Daddy
11. Gold Dust Woman

前作でアメリカでは大成功しており、ライブ活動も精力的で、このアルバムは発表前から成功が約束されているも同然でした。その期待以上の出来映えとくれば売れない訳がありません。まず凄いのがシングルヒットです。全11曲のうちGo Your Own Way、Dreams、You Make Loving Fun、Don't Stop、そして日本ではSecond Hand Newsもシングルカットされました。シングルはA面B面ありますので、このアルバムからはほとんどの曲がシングルカットされた事になります。そしてその全てが大ヒットしているのです。

リンジーバッキンガムが歌うGo Your Own Wayとスティーヴィーニックスの妖艶な魅力満載のDreamsはこのアルバムを象徴するようなヒットとなりました。私が個人的に好きなのはクリスティンマクヴィーが歌うYou Make Loving Funです。クリスティンはシンセも弾いていますが、その使い方のさりげなさがセンスが良くてとても良いです。そしてインディアンリズムなChainもアメリカらしくて良く出来ています。後半のベースが歌う流れはかなり苦労して創られていたようです。こういう単なるポップスに終わっていない所が高く広く評価された原因だと思います。

私生活ではドロドロの状態の中、メンバー全員が最高のパフォーマンスを発揮しています。あまりにも売れたアルバムは買わないという天の邪鬼な所がある私ですがこのアルバムは別です。売れすぎて聴き飽きてしまう為に作品を買う必要がない場合がほとんどですが、飽きるとかそういう事を問題なくしてしまうほどの魅力溢れる名盤です。全曲素晴らしい。

Second Hand News

Dreams

Never Going Back Again


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[20081116]

Fleetwood MacFleetwood Mac
(2004/03/22)
Fleetwood Mac

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ボブウェルチが脱退して新しくアメリカの男女デュオ、バッキンガムニックスの二人、歌も歌えるギタリスト、リンジーバッキンガムと女性ボーカリスト、スティーヴィーニックスをそのまま取り入れます。活動の拠点をアメリカに移して、この二人のアメリカ人が創る曲がカントリーロック的な部分もあり、フリートウッドマックが以前から持っていたクリスタルサウンド相まってアメリカで爆発的なヒット作品となりました。ここからビッグヒット期に入ります。これまでの不遇の時代を払拭するかのごとく、フリートウッドマックは瞬く間に時代の寵児となっていくのです。

1. Monday Morning
2. Warm Ways
3. Blue Letter
4. Rhiannon
5. Over My Head
6. Crystal
7. Say You Love Me
8. Landslide
9. World Turning
10. Sugar Daddy
11. I'm So Afraid
12. Jam #2
13. Say You Love Me (Single Version)
14. Rhiannon (Will You Ever Win) (Single Version)
15. Over My Head (Single Version)
16. Blue Letter (Single Version)

リンジーバッキンガムはフィンガーピッキングでロックンロールでも何でも弾きこなすという特徴があります。レコードからは分かりにくいと思いますが、ライブを見ると驚異的なピッキングです。そして女性ボーカリストが二人となったマックは、よりソフティケイテットしたクリスタルなサウンドを完成させていきます。日本では邦題がファンタスティックマックでしたが、本来はバンド名のフリートウッドマックとなっています。これはファーストアルバムと同じですが、心機一転した決意のような思いが込められていると思います。

アメリカ人好みの音楽でシングルヒットを連発しています。カントリーロック調nクリスティンのSay You Love Me、スティーヴィーの妖艶な魅力が早くも発揮されたフュージュンポップなRhiannon、Over My HeadにBlue Letterとヒットしていき、アルバムは瞬く間に全米No1となります。日本ではシングルヒットしましたが、爆発的になるのは次回作を待たなければなりませんでした。

バッキンガムニックスというデュオは何枚かアルバムを出していましたが、あまりぱっとしていませんでした。この頃のスティーヴィーニックスがとてもかわいいのですが、このフリートウッドマックに参加する事により実力以上の力を発揮して一気にスターダムにのし上がりました。このアルバムと次回作は駄作無しの全曲が素晴らしい出来映えでロック史に残る名盤となっています。こちらの方がド地下というと知名度が低いので聴いた感じのお得感はあると思います

Monday Morning

Warm Ways

Blue Letter

Rhiannon

Over My Head

Crystal

Say You Love Me

Landslide

World Turning

I'm So Afraid


[20081115]

Heroes Are Hard to FindHeroes Are Hard to Find
(1990/10/25)
Fleetwood Mac

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ボブウェストンが脱退した事によって4人となったフリートウッドマック、それにより、より音楽的方向性が明確になったアルバムです。全てボブウェルチとクリスティンマクヴィーだけによって曲が書かれています。そしてホーンアレンジとストリングスアレンジにニックデカロを起用しています。

1. Heroes Are Hard to Find
2. Coming Home
3. Angel
4. Bermuda Triangle
5. Come a Little Bit Closer
6. She's Changing Me
7. Bad Loser
8. Silver Heels
9. Prove Your Love
10. Born Enchanter
11. Safe Harbour

前作で明確な方向性を持ったフリートウッドマックはよりクリスタルサウンドを押し進めています。このアルバムは次から始まるビッグヒット期とほぼ同一の流れを持った作品だと言っていいでしょう。タイトルのHeroes Are Hard to Findはホーンセクションが入ったリズム&ブルース色の強い明るい曲で、アメリカを視野に入れた創りになっています。

ボブウェルチはこのアルバムを最後に脱退してスーパーロックグループのパリスを結成する事になるのですが、パリスで展開するフェイザーを効かせたヘヴィーなギターサウンドもここに完成されています。このアルバムはそれなりにこの時期の作品にしては売れましたが、これ以降の作品と比べると知らない人が多いと思います。このアルバムまでのボブウェルチ時代のフリートウッドマックの作品は時代が早過ぎただけで、その後のネオフォークブームやファンクとロックのミクスチャー、フュージュンとポップスのミクスチャーと言う未来を予見している内容になっていて、この時代の作品は今でも見直されるべき名作ばかりです。

ボブウェルチも脱退後はビッグヒットを飛ばして成功しているだけに、この時代のサウンドはもっと広く知られるべきだと思います。ミックフリートウッドのフロアータムを多用したアフリカンなドラミングもこのアルバムから始まっています。ドラミングも革新的なのです。そしてボブウェルチのファルセットを効かせたハーモニーも独特のものです。ソフトロックが好きな人も楽しめるし、ハードロックファンにも通用する演奏力を持っています。この時代のフリートウッドマックの作品は本当にロック界の隠れた宝物なのです。是非発掘していただきたい。

Heroes Are Hard to Find

Bermuda Triangle

Come a Little Bit Closer

Prove Your Love


[20081115]

Mystery to MeMystery to Me
(1994/12/26)
Fleetwood Mac

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前作でまとまりが欠ける原因だったデイヴウォーカーは解雇され、前作で大成長を遂げたボブウェルチが中心となってバンドサウンドが完成した名盤です。後のビッグヒット期にまでつながるクリスタルサウンドが完成したアルバムだと言ってもいいでしょう。ただビッグヒット期のようにビッグヒットがなかっただけで、内容は全然負けていません。

1. Emerald Eyes
2. Believe Me
3. Just Crazy Love
4. Hypnotized
5. Forever
6. Keep on Going
7. City
8. Miles Away
9. Somebody
10. Way I Feel
11. For Your Love
12. Why

ボブウェルチは後にスーパーロックバンドパリスを結成したり、ソロ作品ででもビッグヒットを出していきますが、そのサウンドがこの辺りから既に完成しています。Hypnotizedなどはパリスのセカンドアルバムに入っていてもおかしくないくらいの完成度を持っています。フュージュンスタイルを取り入れた作品ですが、ボブウェルチの場合マイナー調の泣き節とも言える郷愁あるスタイルを生み出しています。クリスティンマクヴィーはWhyなどビッグヒット期と同じレベルでの作品を創りだしています。ただ、時代的にはまだ理解されるのには早かった作品だったのかもしれません。

レゲエ調のForeverやヤードバーズのカバーFor Your Loveも入っていますが、当時のアメリカでの流行だったニューソウルを思わせるKeep on Goingのアレンジなど、時代感覚でも最先端のサウンドだったと思います。それでいてオリジナリティーに溢れ、唯一無二のフリートウッドマックサウンドを確立しています。当時ここまでのサウンドを創っていたバンドは他にはいなかったと思います。

ボブウェルチのギターも彼が中心となった事から変幻自在の大活躍です。Cityではトーキングモジュレーターをワウワウとして使っています。普通のワウワウでは生み出せないようなフィルタリング効果がカッコいいです。もしかしたらオートワウも併用しているのかもしれません。ピーターグリーンがいた頃に完成へと向かっていたバンドサウンドがここにきてやっと前進したと感じさせる力強い名盤です。

Emerald Eyes

Hypnotized

Keep on Going

Miles Away

Somebody

Why


[20081115]

PenguinPenguin
(1990/03/22)
Fleetwood Mac

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ダニーカーワンが脱退してバンドは新しいメンバーを補充しました。ボーカルとギターにボブウェストン、ボーカルにデイヴウォーカー、そしてゲストにキーボードでスティーヴナイが参加しています。そうした変動にかかわらず、バンドサウンドは固まりだしてきています。クリスティンマクヴィーが多くの作品を提供するようになり、ボブウェルチもいよいよボブウェルチ節というのを確立するようになってきています。

1. Remember Me
2. Bright Fire
3. Dissatisfied
4. (I'm A) Road Runner
5. Derelict
6. Revelation
7. Did You Ever Love Me
8. Night Watch
9. Caught in the Rain

フューチャーゲームの裏ジャケットにもペンギンの写真がありましたが、この頃からペンギンが彼らのトレードマークになっていきます。新しいメンバーの加入でRoad Runnerのようなロックンロールのカバーをやったりと試行錯誤している部分もあってバンドの方向性が定まっていませんが、クリスティンマクヴィーのRemember MeやDissatisfiedのような曲に後のフリートウッドマックサウンドが垣間見えます。

そしてボブウェルチの叙情的なBright Fireなどこの時期のマックサウンドを象徴する作品が出来上がっています。それはそれまでのロックバンドにはなかった新しいセンスでありました。この頃はそれはまだ一般受けしてませんがビッグヒット期に華開く事になります。ですので、あまり知られていないこの時期にここまでのサウンドを創りだしていた彼らは侮れません。ラテンなアレンジがかっこいいRevelationなど聴き所は満載です。一般的に知られている作品を一通り聴いて飽きてきている人にとってはお勧めの作品ばかりです。この時代のマックを知らずして真のロックファンとは言えないと個人的には思っています。ボブウェルチファンの私にとっては素晴らしい名盤だと思います。


Remember Me

Bright Fire


[20081115]

Bare TreesBare Trees
(1987/12/22)
Fleetwood Mac

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新生フリートウッドマックの音楽性が次第に固まりだした作品です。フォーキーで私的なシンプルプログレ、ファンクやジャズなどの要素を取り入れたフュージュンライクなポップス。今でこそミクスチャーというスタイルは受け入れられていますが、当時はここまで混ぜこぜだと認識するのが複雑になるため中々売れませんでした。しかし、今ならこうした音楽性は簡単に受け入れられると思います。今こそ再評価されるべき作品達なのであります。

1. Child of Mine
2. Ghost
3. Homeward Bound
4. Sunny Side of Heaven
5. Bare Trees
6. Sentimental Lady
7. Danny's Chant
8. Spare Me a Little of Your Love
9. Dust
10. Thoughts on a Grey Day

アメリカ的なリズムを持った音楽性を取り入れるようになったのはボブウェルチの影響もあると思いますが、ボブウェルチはSentimental Ladyのようなフォーキーで美しい曲も作れるという多彩性を発揮してくれています。この曲は彼がソロ活動する時もセルフカバーされてヒットした名曲です。ここでのオリジナルな作品はバンドで演奏しているという感じでソロ作品と聴き比べるのも面白いと思います。

全体的にはダニーカーワンが頑張っています。70年代にはどのバンドも脱ブルースのオリジナルな作品を創りだしていますが、ダニーも脱ブルースでどこまで表現出来るかを楽しんでいるように感じます。ジャケットは幻想的ですが、それだけではない内容になっています。元々演奏力のあるバンドでしたが、新しいメンバーになってからのまとまりも出てきているようです。又ビッグヒット期も活躍するクリスティンマクヴィーもこの頃から作品を提供しています。このあたりのセンスがクリスタルサウンドと呼ばれていました。

Sunny Side of Heaven

Bare Trees

Sentimental Lady

Danny's Chant

Spare Me a Little of Your Love


[20081114]

Future GamesFuture Games
(1994/12/19)
Fleetwood Mac

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ジェレミースペンサーが脱退した事によって、歌えるギタリスト、アメリカ人のボブウェルチが参加する事になりました。このボブウェルチの参加によってフリートウッドマックの音楽性は大幅に変化していく事になります。そしてこれまではゲスト扱いだったクリスティンパーフェクトがジョンマクヴィーと結婚してクリスティンマクヴィーとして正式メンバーになります。そしてダニーカーワンが頑張ってくれています。

1. Woman of 1,000 Years
2. Morning Rain
3. What a Shame
4. Future Games
5. Sands of Time
6. Sometimes
7. Lay It All Down
8. Show Me a Smile

ボブウェルチがもたらしたものはジャズ的なフュージュンサウンドで、そこにフリートウッドマックが密かに携えていたフォーク的な曲調が相まって独特なサウンドを創りだしていきます。当時はクリスタルサウンドと呼ばれていました。これはビッグヒット期にも使われていましたが、この時代から言われていた形容詞でした。

キーボードが正式メンバーになった事もあり、これまでにはなかったポップな感覚も持っています。初期のブルース期、この後のビッグヒット期の方がお馴染みで、このボブウェルチがいた時期はあまり知られていない事が多いようです。しかし、もし一般的なロックを聴き飽きているのなら、この時期のフリートウッドマックの音楽はまだ開拓されていない宝物の山だと感じる事でしょう。ヒット曲こそありませんでしたが、かなり充実した素晴らしい音楽が眠っているのです。このアルバムではまだボブウェルチも馴染んでいない感じですが、この後からボブウェルチワールドが広がっていく事になります。この作品はまだ初々しい少女のような作品です。

Woman of 1,000 Years

Future Games

Sands of Time

Sometimes

Show Me a Smile


[20081113]

Kiln HouseKiln House
(1990/10/25)
Fleetwood Mac

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ピーターグリーンが離脱して、残されたメンバーで創り上げたアルバムです。残されたギタリスト、ジェレミースペンサーとダニーカーワンが歌もうたって頑張っています。アルバムジャケットはベースのジョンマクヴィーと結婚する事になるクリスティンマクヴィーことクリスティンパーフェクトが描いています。

1. This Is the Rock
2. Station Man
3. Blood on the Floor
4. Hi Ho Silver
5. Jewel Eyed Judy
6. Buddy's Song
7. Earl Gray
8. One Together
9. Tell Me All the Things You Do
10. Mission Bell

サウンド面は大きく変わっています。ジェレミースペンサーの趣味によるロカビリー調を中心として曲が創られています。前作で固められたバンドとしてのダイナミズムやフォーク調のセンスなども継承しているので単なるロカビリーにはなっていませんが、渋いブルースをやるイメージが強い彼らでしたから、こうしたサウンドはかなり軽い感じがします。

前作のスタイルをそのまま受け継いでいればファンも納得だったでしょうが、元々個性の強いメンバーの集まりですので、誰かが欠けるだけで大きくサウンドは変化してしまうのです。特にほとんどのヒット曲を書いていたピーターグリーンがいないという事はかなりのダメージだった事でしょう。そしてジェレミースペンサーもこのアルバムを最後に脱退してしまいます。とある宗教団体との関係が原因だったようですが。つまり、このアルバムは前作とも違うし、次回作とも違うのです。フリートウッドマックにとって一番の異色作です。

Station Man

Hi Ho Silver

Jewel Eyed Judy

Earl Gray

Tell Me All the Things You Do


[20081112]

Then Play OnThen Play On
(1990/09/26)
Fleetwood Mac

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トリプルリードギター編成を最大限に活かした初期フリートウッドマックの到達点とも言える名盤です。ブルースを土台としながらも脱ブルースとなっている新しいオリジナリティーを生み出しています。前作のアルバトロスにその前兆はありましたが、あの音楽性をより発展させた世界を創りだしています。プロデュースは第二期ディープパープルをプロデュースしていく事になるマーティンバーチです。

1. Coming Your Way
2. Closing My Eyes
3. Showbiz Blues
4. My Dream
5. Underway
6. Oh Well
7. Although the Sun Is Shining
8. Rattlesnake Shake
9. Searching for Madge
10. Fighting for Madge
11. When You Say
12. Like Crying Like Dying
13. Before the Beginning

ヤードバーズの後期のサウンドに似ていますし、トラフィックの初期の頃のサウンドに近いものもあります。しかしフリートウッドマックは決してサイケになる事なくプログレッシヴブルースともいえる独自のスタイルを生み出しています。このアルバムに影響を受けたバンドは多くいたと思いますが、これほどまでのサウンドを創りだしたバンドは他にはいなかったと思います。

極めつけはOh Wellでしょう。ジョージャクソンなど多くのミュージシャンがカバーした名曲です。ピーターグリーンが創りだしたギターリフの格好良さは他にありそうでいて他では聴いた事がありません。ここまで凄いバンドがいたという事を現在でも語り継いでいってもらいたいと思います。アコースティックギターとエレキギターとの絡みも見事です。このままの状態でバンドが成長していったならツェッペリンと並ぶか、それを凌ぐくらいのバンドになっていた事でしょう。

しかし、残念ながら中心人物のピーターグリーンがドラッグ摂取過多によりツアーについていけず、そのまま身も心もぼろぼろになって脱退、バンドはジェレミースペンサーが引っ張っていく事になります。ピーターグリーンはその後ソロでも名作を生み出していきますが、このバンドで残していったこの名作は未だに色褪せていません。ハードロックファンもプログレファンもこのアルバムがどれだけの内容であるかは、その後のロックの流れを知っているだけに思いっきり思い知らされる事になるでしょう。

Coming Your Way

Showbiz Blues

My Dream

Oh Well

Rattlesnake Shake

Like Crying Like Dying

Before the Beginning


[20081111]

English RoseEnglish Rose
(2007/09/10)
Fleetwood Mac

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ダニーカーワンというギタリストを入れてトリプルギターとなったフリートウッドマックがアメリカ向けに編集したのがEnglish Roseで、別のレーベルからイギリス向けに発売したのがPious Bird of Good Omenです。その為曲目が重複していますが、ジャケットのユニークさから両方持っていてもいいかもしれません。

1. Stop Messin' Round
2. Jigsaw Puzzle Blues
3. Doctor Brown
4. Something Inside of Me
5. Evenin' Boogie
6. Love That Burns
7. Black Magic Woman
8. I've Lost My Baby
9. One Sunny Day
10. Without You
11. Coming Home
12. Albatross

ギターが3本となった事でより実験的なブルースがやれる事と、シングルヒット曲が満載の入門編としては最適な両作品です。一番有名なのがサンタナがラテン風にアレンジしてカバーしたBlack Magic Woman。ピーターグリーンのオープンチューニングによるスライドドローンが印象的な作品です。サンタナが有名にしてしまった曲ですがこちらが本家本元です。そしてプログレッシヴなインストの名曲Albatrossも代表作です。サイケからプログレになっていく流れは有名ですが、ブルースからプログレへ移行するとこうした文学的な作品になるのでしょう。

Stop Messin' Roundは前作にも入っていましたが、これも彼らの代表作です。ツェッペリンという新しい波が押し寄せていた時代に彼らもしっかりと新しい時代経の準備をしていたように感じます。このままの状態が続いていても面白かったと思いますが、彼らにはそれ以上の変化がこれから起こっていきます。オリジナルアルバムとしては捉えられていない両作品ですが、日本ではこの2枚の方が売れていますので馴染み深いです。

Stop Messin' Round

Jigsaw Puzzle Blues

Something Inside of Me

Black Magic Woman

Without You

Albatross


[20081110]

Mr. WonderfulMr. Wonderful
(2004/10/12)
Fleetwood Mac

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フリートウッドマックのセカンドアルバムはホーンなども取り入れたファンキージャズライクのブルースを展開しています。こうしたセンスはさすがジョンメイオール門下生といえます。バンド以外のゲストミュージシャンも豊富で音楽的な幅が広がっています。これはプロデューサーのマイクヴァーノンの意向でしょうか。

1. Stop Messin' Around (Take 4)
2. I've Lost My Baby
3. Rollin' Man
4. Dust My Broom
5. Love That Burns
6. Doctor Brown
7. Need Your Love Tonight
8. If You Be My Baby
9. Evenin' Boogie
10. Lazy Poker Blues
11. Coming Home
12. Trying So Hard To Forget
13. Stop Messin' Around (Takes 1,2 & 3)
14. Stop Messin' Around (Take 5)
15. I held My baby Last Night
16. Mystery Boogie

ライバルバンドのチッキンシャックからクリスティンパーフェクトがキーボードと歌で参加しています。この人は後にベースのジョンマクヴィーと結婚してクリスティンマクヴィーとなる人です。そしてフリートウッドマックの正式メンバーとして長く活躍する人です。

この時期Stop Messin' Aroundが彼らの代表曲でもありました。Love That Burnsは恐らくレッドツェッペリンのあなたを愛し続けての元ネタだと思われます。6拍子も一緒ですし、何といってもピーターグリーンのボリュームを調整しながらの泣きのギターは完全にジミーペイジにパクられています。それだけ影響力のあるギタリストだったのです。ツェッペリンのブルースが好きならこのアルバムはかなりはまると思います。

Stop Messin' Around

Rollin' Man

Love That Burns

Doctor Brown

If You Be My Baby

Evenin' Boogie

Coming Home

Trying So Hard To Forget

I Held My Baby Last Night


[20081110]

八百長問題は週刊現代が裁判内容とは別の証言を提出するなど、相変わらずとぼけた内容のもので、相撲ファンにとっては今更何を言っているのだというお粗末な内容でした。朝青龍が今場所も休場となり、何かと悪いイメージがつけられている相撲界ですが、安馬の大関取りなど話題が盛りだくさんの本場所です。

初日の主な上位陣の対戦成績
白鵬● 下手投げ ○安美錦
琴光喜○ 押し出し ●豪栄道
豊ノ島○ 押し出し ●魁皇
千代大海○ 押し出し ●普天王
若の里○ 寄り倒し ●琴欧洲
安馬○ 下手投げ ●琴奨菊
北勝力○ 引き落とし ●把瑠都


九州場所は波乱の場所とも言われていますが、初日にいきなり白鵬に土がつくという波乱がありました。白鵬なぜか自分から相手を引き込むような相撲を取っていました。自分から不利な体勢になって勝てる訳がありません。安馬対琴奨菊戦は5回も立ち合いのやり直しがありました。立ち合いが気になってしまってはいい試合が出来る訳はありません。まずは立ち合いの稽古を十分にする事が基本だと思います。九州場所は酒も食い物もうまいし、女もかわいいとくれば波乱含みの場所になってしまうのですが、それだけ面白い試合が期待出来るというものです。今場所の主役は誰になるのか今から楽しみです。

[20081109]

Peter Green's Fleetwood MacPeter Green's Fleetwood Mac
(2004/10/12)
Fleetwood Mac

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カントリーフォークロック、サザンロックに続きましては、少し戻りますが、イギリスで起こったブルースインヴェンションにて活躍した3大ブルースバンドを紹介していきます。まずはフリートウッドマックからです。60年代初期からモッズなどによって黒人音楽がもてはやされるようになっていました。ブルースもアレクシスコーナー、ジョンメイオールの2大巨頭から巣立っていったストーンズなどが広めていました。そしてクリーム以降のディストーションギターによるビッグブルースが流行りだします。これが後のハードロックの元になるのですが、その中でジョンメイオールから巣立っていたドラムのミックフリードウッドをリーダーとしたフリートウッドマックが結成されました。

1. My Heart Beats Like A Hammer
2. Merry Go Round
3. Long Grey Mare
4. Shake Your Moneymaker
5. Looking For Somebody
6. No Place To Go
7. My Baby's Good To Me
8. I Loved Another Woman
9. Cold Black Night
10. World Keeps On Turning, The
11. Got To Move
12. My Heart Beat Like A Hammer (Take 1)
13. Merry Go Round (Take 1)
14. I Loved Another Woman (Takes 1,2,3 & 4)
15. I Loved Another Woman (Takes 5 & 6)
16. Cold Black Night (Takes 1,2,3,4,5 & 6)
17. You're So Evil
18. I'm Coming Home To Stay

このバンドの2枚看板はジェレミースペンサーとピーターグリーンという二人の花形ギタリストがいました。このファーストアルバムではブルースのスタンダードが多くカバーされていますが、かなり本格的なブルースを演奏しています。二人も優れたギタリストがいるバンドというのは珍しく、今ではピーターグリーンの方が有名ではありますが、ジェレミースペンサーも当時は負けないくらいに人気がありました。

ピーターグリーンはミスターレスポールと呼ばれるくらい当時から虎目の美しいレスポールを弾いていました。現在ではそのレスポールはゲイリームーアに譲られています。イギリスでは黒人に対する偏見がアメリカに比べて薄いので、かなり本格的に黒いブルースを演奏しています。当時はこれが一番とんがった音楽だったのです。

My Heart Beats Like A Hammer

I Loved Another Woman / Merry Go Round

Long Grey Mare

Shake Your Moneymaker

My Baby's Good To Me

World Keeps On Turning


[20081109]

After the ReignAfter the Reign
(1994/05/24)
Blackfoot

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ブラックフット最後のアルバムになります。完全に自分たちの音楽を取り戻した感があります。しかし、歌い方はポールロジャースではなく、デヴィッドカバーディルになってしまっています。

1. Sitting on Top of the World
2. Nobody Rides for Free
3. Tupelo Honey
4. Rainbow
5. It's All over Now
6. Road's My Middle Name
7. Hang Time
8. Tonight
9. After the Reign
10. Bandelaro

70年代は非常に期待していたバンドでしたが、ここまでやってこられたという事でも素晴らしいと思います。ハードロックの復興はなりませんでしたが、彼らなりに頑張ったと言えるでしょう。ケンヘンズレイがちょっかい出さなければもっと面白くなっていたと思うのですが、それは残念でした。

ケンヘンズレイが抜けた事で、インディアンの血筋も蘇ったようで、ギターアレンジもさすがです。勢いを感じますが、このアルバムが最後となってしまいました。21世紀になってハードロックバンドといえる猛者達はいないと思われます。ガンズ&ローゼスが新作を出していますが、あんなにインターバルをおくバンドでは何も変えられないでしょう。新しい感性を持った猛者達が現れてくる事を今も願って止みません。

Nobody Rides for Free

After the Reign


[20081109]

Medicine ManMedicine Man
(1990/10/01)
Blackfoot

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Blackfoot - Medicine Man

90年代に入り、ケンヘンズレイが脱退して、やっと以前のブラックフットに戻ってくれました。しかし80年代に出来上がってしまったアメリカンロック的な大げささは引きついてでいます。

1. Doin' My Job
2. Stealer
3. Sleazy World
4. Not Gonna Cry Anymore
5. Navarre
6. Soldier Blue
7. Runnin', Runnin'
8. Chilled to d'Bone
9. Guitar Slingers Song and Dance

フリーの名曲Stealerをカバーしている事で原点回帰の強い意志が伝わってきます。シンセサイザーも使っていますgあ、以前のようにギターリフを中心とした曲が復活しています。暗黒の80年代を切り抜けた事で吹っ切れたような潔さも感じます。

昔ほどの格好良さはありませんが、ここまで復活出来た事に合格点を上げたいと思います。Navarreのようなアコースティックギターによるサザンロックらしい曲もあり、まだ現役なんだという力強さを感じます。

Stealer


[20081109]

Vertical SmilesVertical Smiles
(2002/02/19)
Blackfoot

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ケンヘンズレイの加入により変わり果てたブラックフットの第二弾アルバムです。前作同様サザンロックのかけらもない作品になっています。80年代はハードロックバンドにとっては不遇の時代でしたので、生き残る為には仕方なかった事かもしれませんが、今から思うと自分たちの音楽を全うしていただきたかった。

1. Morning Dew
2. Livin' in the Limelight
3. Ride with You
4. Get It On
5. Young Girl
6. Summer Days
7. Legend Never Dies
8. Heartbeat and Heels
9. In for the Kill

何も感動が起こらないくらいにつまらない作品です。70年代は大好きなバンドだっただけにとりあえず紹介しておきます。たとえばサヴァイヴァーが好きな人とか、後期レインボウが好きな人にはいいのかもしれません。80年代のつまらないロックの典型です。

Legend Never Dies


[20081108]

革命と反乱(紙ジャケット仕様)革命と反乱(紙ジャケット仕様)
(2006/04/21)
ブラックフット

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イギリスでツアー中にユーライアヒープの鍵盤奏者ケンヘンズレイが加入する事になりました。そして出来上がったアルバムは80年代のアメリカンロックを意識したブリティッシュロック作品になっています。分かり易く言うと後期レインボウのような下らない作品になったという事です

1. Send Me an Angel
2. Crossfire
3. Heart's Grown Cold
4. We're Goin' Down
5. Teenage Idol
6. Goin' in Circles
7. Run for Cover
8. White Man's Land
9. Sail Away
10. Drivin' Fool

昔のブリティッシュハードロックになったというのならあまり違和感はなかったでしょうが、様式美だけを追求する形骸化したつまらないロックになっているのです。こんな音楽やるならブラックフットでなくてもいいものを。誰がやっても同じようになる音楽をやって何が楽しいのか。当時の彼らにはそれが分からなかったのでしょう。

当時の売れ線だったかもしれませんが、今聴いてもお粗末な内容です。当時でも私はこの手の音楽が大嫌いでした。後期のレインボウなんて最悪でした。サザンロックのかけらもない内容ですので、悪魔に魂を売ったとしか言いようがありません。大人のロックから一転、ガキのロックにレベルを落とすという大不始末をやらかしてくれました。聴く価値無し。

Send Me an Angel

Teenage Idol


[20081108]

MarauderMarauder
(1990/10/25)
Blackfoot

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80年代ハードロックは少数派になっていました。そこでもヘヴィメタと同じように様式だけにとらわれたつまらないものが多数でした。その中で唯一満足出来たのがこのブラックフットです。イギリスではパンクやテクノに浸食されて唯一ヘヴィメタのみが生き残っていました。アメリカだけが何とかハードロックでも生き残っていける許容箇所がありました。

1. Good Morning
2. Payin' for It
3. Diary of a Workingman
4. Too Hard to Handle
5. Fly Away
6. Dry Country
7. Fire of the Dragon
8. Rattlesnake Rock 'N' Roller
9. Searchin'

生き残ったといっても音楽産業にとって、はっきりと商品価値を提示するには様式にこだわるしかなかったのです。ハードロックはこうであらねばならない、ヘヴィメタはこうであらねばならないという既成概念です。そこで新しい冒険をする事は困難でした。ビッグネームになっていればそれも可能だったでしょうが、ハードロックファンにとっては氷河の時代でした。

その時代を強く生き抜いたこのバンドはたいしたものです。ギターテク的にはヘヴィメタ風のピッキングハーモニックスを多用したりと受け狙いの所もありますが、自分たちのスタイルを貫徹しています。アルバムジャケットは捕獲動物シリーズが続いていて、一発でブラックフットのアルバムだと分かります。有名プロデューサーを起用すればもっと道が開けていたかもしれませんが、それをしなかった事も彼ららしいとも言えます。

Marauder

Too Hard to Handle

Dust My Broom/Fly Away

Rattlesnake Rock 'N' Roller


[20081108]

Tomcattin'Tomcattin'
(1989/05/11)
Blackfoot

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バンド名のBlackfootとはインディアンの部族の名前であり、メンバーの中にもインディアンの血を引くものがいます。インディアンはアフリカの原住民と同じく伝達方式として太鼓を叩いて伝えたりする為、独自のリズムというものを持っています。これがハードロックと融合するとかっこ良かったりするのです。はっきりは分からないかもしれませんが、彼らにもそうした部分はあると思います。

1. Warped
2. On the Run
3. Dream On
4. Street Fighter
5. Gimme, Gimme, Gimme
6. Every Man Should Know (Queenie)
7. In the Night
8. Reckless Abandoner
9. Spendin' Cabbage
10. Fox Chase

時代は80年代に入り、ハードロックというよりはヘヴィメタの方が人気がありました。彼らはそうした時代の音にも敏感に適応出来る柔軟性があります。自分たちの確固たるスタイルは崩す事なく、そうした新しい音は積極的に取り入れています。そういう点が大いに期待出来たバンドでした。ただ時代があまりに激動の中、主流になるには至りませんでした。

ツィンリードギターなど、演奏力はかなりしっかりしていて、往年のハードロックファンにとっては大合格点なのです。1曲でもビッグヒットがあれば違っていたかもしれませんが、限られたファンによって彼らはマイペースに進んでいく事になります。本当にこの時代に満足出来るハードロックバンドは彼らしかいなかったのです。ガンズもまだ出てきていません。

On The Run

Street Fighter

Gimme, Gimme, Gimme

Spendin' Cabbage

Fox Chase


[20081108]

StrikesStrikes
(1988/11/29)
Blackfoot

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レナードスキナードやオールマンブラザースが解散していき、ちまたではディスコ、パンク、ヘヴィメタなどのブームが起こっていました。誰もがサザンロックの終焉を認識していた時期に突如として現れたのがこのブラックフットです。このアルバムが日本でのデビューアルバムになりますが、実はこの前に2枚の作品を出しています。しかし、現在はCD化されていないためこのアルバムから紹介していきます。

1. Road Fever
2. I Got a Line on You
3. Left Turn on a Red Light
4. Pay My Dues
5. Baby Blue
6. Wishing Well
7. Run and Hide
8. Train, Train (Prelude)
9. Train, Train
10. Highway Song

レナードスキナードやフリーの影響が強く感じられるサウンドですが、古いというよりも私はこうしたサウンドに飢えていました。当時英国ではヘヴィメタブームが起こっていましたが、様式美ばかりで革新性がないネオヘヴィメタには失望しておりましたので、このアルバムが出た時は歓喜いたしました。やはり私はハードロックが好きであり、常にハードロックの復興を願っているのです。ですからこのアルバムを初めて聴いた時は大変に彼らに期待したものです。このバンドならハードロックを立て直してくれると思っていたのです。ですが時代はニューウェイヴからテクノの時代に入り、ブラックフットが大きく注目される事はありませんでした。

フリーのカバーWishing WellやまるでレナードのフリーバードのようなHighway Songから彼らのルーツが伺えます。実はボーカルのリックメドロックはレナードがデビューするときはドラマーとして参加する予定でしたが、自分のバンドを創る為に参加せずこのバンドを創っていたのです。スタイルとしては基本的にマウンテンの創るようなハードロックがになっていますが、Run and Hideではキッスやエンジェル以降のセカンドゼネレーションハードロックバンドが創るようなポップな部分も披露しています。ハイライトはレナードのフリーバードを真似しているような構成のHighway Songです。サザンロックの真の後継者として堂々たる名作です。私にとっては個人的に名盤とさせていただきます。

Road Fever

I Got a Line on You

Left Turn on a Red Light

Wishing Well

Train, Train

Highway Song


[20081107]

Skynyrd's First And...LastSkynyrd's First And...Last
(1990/10/25)
Lynyrd Skynyrd

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不慮の事故により解散を余儀なくされたレナードスキナードのラストアルバムであり、ファーストアルバムでもあります。というのもデビュー前に録音されていた作品を編集してラストアルバムにしているからです。追悼の意義も込めてこのアルバムにて解散となりました。

1. Down South Jukin'
2. Preacher's Daughter
3. White Dove
4. Was I Right or Wrong
5. Lend a Helpin' Hand
6. Wino
7. Comin' Home
8. Seasons
9. Things Goin' On

デビュー前であり、ロニーヴァンザントの歌もまだポールロジャースのような雰囲気を出せずにいます。その代わり若々しい彼らの演奏が楽しめます。ローリングストーンズ風のロックンロールやジョニーウィンターのようなスタイルの曲もあります。まだアルクーパーによって色付けされる前の彼らの素な表情を聴き取れます。

売れてからお馴染みになっているリフも既に多用していたりと、持てるアイデアを持て余しているような面白さがあります。ブリティッシュハードロックに影響を受けているといわれている彼らですが、マウンテンからの影響も多大だった事が分かります。この後、残されたメンバーによって再結成されますが、ヴァンザントの歌があってのレナードスキナードだと思いますので、紹介はここまでとします。悲劇のバンドでありましたが、今でもしっかりとアメリカでは生き続けている伝説でもあります。

Down South Jukin'

Preacher's Daughter

White Dove

Was I Right or Wrong

Lend a Helpin' Hand

Wino

Comin' Home

Seasons

Things Goin' On


[20081106]

Street SurvivorsStreet Survivors
(2001/11/20)
Lynyrd Skynyrd

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トムダウドとのコンビネーションで創られたこのアルバムリリースより、ツアーを開始しましたが、不幸な事に飛行機事故によりボーカルのロニーヴァンサント、ギターのスティーブゲインズ、その姉でコーラスのキャシーゲインズを亡くすという悲劇が起きました。ちょうどジャケットで火に焼かれているという事とリンクしてしまい、火無しのジャケットもあります。

1. What's Your Name
2. That Smell
3. One More Time
4. I Know A Little
5. You Got That Right
6. I Never Dreamed
7. Honky Tonk Night Time Man
8. Ain't No Good Life
9. Georgia Peaches
10. Sweet Little Missy
11. You Got That Right (alternate version)
12. I Never Dreamed (alternate version)
13. Jacksonville Kid

What's Your Nameが大ヒットしているのにバンドは解散を余儀なくされてしまいます。後に映画パルプフィクションに使われたThat Smellも馴染みのある曲でしょう。クラシックロックをエアーチェックしている人にはI Know A Littleもお馴染みかもしれません。その他の曲も前作からの流れで軽快ですがレナードらしいサウンドがしっかり創られています。

恐らくあのままツアーを続けていればこのアルバムはもっとヒットしてこのアルバムも名盤と呼ばれていたであろうと思います。しかし、悲劇のバンドとしてこのアルバムは追悼盤のようになりました。死亡したスティーブゲインズは新しく入ったギタリストで、トリプルリードが復活した作品でもありました。かなり軽いロックンロールが多くなっていますが、内容は素晴らしいものです。日本では一部のファンにのみ支持されていますが、アメリカでは今でも熱狂的なファンが多くいるようです。その証拠にYOUTUBEではこれまでの全ての作品全曲動画がありました。全て張っているので、しばらくトップページは重たいかもしれません。あしからず。

What's Your Name

That Smell

One More Time

I Know A Little

You Got That Right

I Never Dreamed

Honky Tonk Night Time Man

Ain't No Good Life

Georgia Peaches

Sweet Little Missy

Jacksonville Kid


[20081105]

Gimme Back My BulletsGimme Back My Bullets
(1999/08/03)
Lynyrd Skynyrd

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エドキングが脱退してツィンリードギターになってしまったレナード。プロデューサーをオールマンブラザースでお馴染みのトムダウドに変更して再スタートを切りました。サウンドは一つ一つの楽器の役割がきっちりと計算されており、サザンファンクなノリが出てきています。その代わり重厚な重さはなくなりました。

1. Gimme Back My Bullets
2. Every Mother's Son
3. Trust
4. I Got the Same Old Blues
5. Double Trouble
6. Roll Gypsy Roll
7. Searching
8. Cry for the Bad Man
9. All I Can Do Is Write About It

リフの創り方がマンネリ化しているのですが、全体のアレンジの幅が広がっているので気になりません。逆にこのごり押し感が癖になりそうです。シャッフル気味の8ビートというフリーよりはオールマン寄りなサウンドになっています。曲はコンパクトにポップになていますが、音楽的な幅が出てきてスケール感は広がっているように感じます。

初期の頃に比べるとおとなしめになったようにも感じますが、南部らしい臭いが出てきてブリティッシュ臭さが薄れています。その為好き嫌いが分かれる所ですが、レナードスキナードらしさはより強調されています。キッスやエアロスミスなどの若手が売れていた頃ですので、それらへの対抗意識もあったのでしょうか。結構売れ線を狙っている風でもあります。この軽さがOKなら好きになれる作品だと思います。

Gimme Back My Bullets

Every Mother's Son

Trust

I Got the Same Old Blues

Double Trouble

Roll Gypsy Roll

Searching

Cry for the Bad Man

All I Can Do Is Write About It


[20081105]

ナッシン・ファンシーナッシン・ファンシー
(2006/06/21)
レーナード・スキナード

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アルクーパーによるプロデュース最後のアルバムになります。彼らがブリティッシュハードロック、特にフリーの影響を受けているという事を感じられる作品になっています。サザンロックファンは勿論、ブリティッシュロックファンにも楽しめるアルバムだと思います。

1. Saturday Night Special
2. Cheatin' Woman
3. Railroad Song
4. I'm a Country Boy
5. On the Hunt
6. Am I Losin'
7. Made in the Shade
8. Whiskey Rock-A-Roller

前作のヒットにより自信を深めた彼らは、より自分たちの目指す音楽を存分に楽しむ事が出来るようになりました。サザンロックといっても、イギリスのバンドが南部音楽を好んでやるような感じを逆に真似してやっている感じがします。レスポールを弾くゲイリーロッシントンはまるでポールコゾフに取り付かれたようなプレイをしますし、ボーカルのロニーヴァンザントはポールロジャースそのものです。

しかしテーマとしては南部の男の心意気を歌っていますので、アメリカでは絶大な人気を得る事が出来ました。8ビートのソリッドなハードロックは70年代初期の流行であり、ハードロックセカンドゼネレーションが出てきたこの頃には古い感じもしますが、こういうサウンドに飢えていたハードロックファンにとっては絶大な人気を得ていました。今聴いてもカッコいいと思えるのはエモーショナルで卓越した演奏力が活かされているからだと思います。こんなにギターリフから曲を作っているバンドは現在は皆無です。エアロスミスだけかもしれませんが、ハードロックファンにはこのスタイルがたまらないのです。

Saturday Night Special

Cheatin' Woman

Railroad Song

I'm a Country Boy

On the Hunt

Am I Losin'

Made in the Shade

Whiskey Rock-A-Roller


[20081103]

Second HelpingSecond Helping
(2008/09/16)
Lynyrd Skynyrd

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このセカンドアルバムもアルクーパーのプロデュースで、バンドの良さを活かしたままポップに仕上げています。ポップというよりキャッチーな曲が多くなっています。その為アルバムもシングルもヒットしてレナードスキナードの名前は一躍知れ渡るようになります。

1. Sweet Home Alabama
2. I Need You
3. Don't Ask Me No Questions
4. Workin' for MCA
5. Ballad of Curtis Loew
6. Swamp Music
7. Needle and the Spoon
8. Call Me the Breeze

彼らの最大のヒット曲Sweet Home Alabamaはサザンロックの讃歌といってもいいくらいの定番になっています。この曲ではニールヤングがサザンマンで南部の保守的な部分を風刺した事へのアンサーソングとなっており、ニールヤングを思いっきり批判しています。又、この曲は格闘家のバタービーンの入場曲としても有名です。

アルクーパーがまとめているのかは分かりませんが、トリプルリードギターもコンパクトにアレンジされています。レナードといえばレスポールとエクスポローラーを連想しますが、このアルバムではシングルコイルのストラトによるハーフトーンでレイドバックな感じも出しています。そして程よいピアノの絡みがいい味を出しています。ボーカルスタイルはオールマンもしくはフリーのポールロジャースの歌唱を継承しています。

Sweet Home Alabama/Don't Ask Me No Questions

I Need You

Workin' for MCA

Ballad of Curtis Loew

Swamp Music

Needle and the Spoon

Call Me the Breeze


[20081103]

レーナード・スキナードレーナード・スキナード
(2006/06/21)
レーナード・スキナード

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オールマンブラザース、サザンロックの正統な継承者として期待されていたレナードスキナードです。ほとんどのサザンロックバンドがL.A.を中心に活動していましたが、彼らは南部、アラバマを中心に活動していた生粋のサザンロックバンドでした。

1. I Ain't the One
2. Tuesday's Gone
3. Gimme Three Steps
4. Simple Man
5. Things Goin' On
6. Mississippi Kid
7. Poison Whiskey
8. Free Bird

アルクーパーに認められ、アルクーパーのプロデュースでレコードデビューします。トリプルリードギターにキーボードもいるという大所帯のバンドです。I Ain't the Oneのフィルインからしてカッチョいいスワンプロックに引き込まれ、3拍子のTuesday's Gone、クラシックロックをかけるアメリカのラジオではお馴染みのGimme Three Stepsがはじまるともう虜になってしまうくらいかっこいいアルバムです。

圧巻は彼らの代名詞でもあるFree Birdでです。バラード調から始まってどんどんテンポアップしていき、トリプルリードギターの乱れ打であります。ブリティッシュロックにも影響を受けている彼らはこうしたサザンロックにメロトロンなどを使ったりしています。他にも有名無名の無数のサザンロックバンドがいましたが、一番サザンロックというと頭に浮かぶバンドです。その代表的な曲が詰まったこのファーストが一番の傑作アルバムといってもいいくらい既に彼らのサウンドが完成されています。サザンロックの名盤です。

I Ain't the One

Tuesday's Gone

Was I Right Or Wrong

Gimme Three Steps

Simple Man

Things Goin' On

Mississippi Kid

Poison Whiskey

Free Bird


[20081103]

Long Road Out of EdenLong Road Out of Eden
(2007/10/29)
The Eagles

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2001年に再結成してライブ活動を行っていたイーグルスがたっぷりと時間をかけて創り上げた復活アルバムです。リリースされたのは2007年になっていました。しかもCDで2枚組というボリュームある作品になっています。音楽性としては初期の頃の爽やかな感じと後期のシリアスで重苦しい感じをまとめあげたイーグルスらしい作品になっています。

ディスク:1
1. No More Walks In The Wood
2. How Long
3. Busy Being Fabulous
4. What Do I Do With My Heart
5. Guilty Of The Crime
6. I Don't Want To Hear Any More
7. Waiting In The Weeds
8. No More Cloudy Days
9. Fast Company
10. Do Something
ディスク:2
1. Long Road Out Of Eden
2. I Dreamed There Was No War
3. Somebody
4. Frail Grasp On The Big Picture
5. Last Good Time In Town
6. I Love To Watch A Woman Dance
7. Business As Usual
8. Center Of The Universe
9. It's Your World Now
10. Hole In The World

メンバーは解散時からドンフェルダーがいない4人体制ですが、さすがに一時代を築いてきた強者ぞろいなので、それなりの出来映えになっています。ただあまりにも曲が多過ぎて、もう少し厳選した方がいい感じなのですが、それもファンサービスだと思えばいいでしょう。動画は全曲ありましたので全て貼付けました。

基本的にはロングランの頃の音楽性が続いています。あそこでイーグルスは完結していたのでしょう。ただタイトル曲のLong Road Out Of Edenはアラビックな旋律から始まるプログレッシヴな大作になっています。再結成でよくここまで創り上げたと思いますが、これといった心に残る曲がないのが残念です。結論としてはロングランまでのイーグルスの作品だけで十分という事です。決して彼らの歴史に汚点となる作品ではありませんが、なくてもいい作品でもあります。

No More Walks In The Wood

How Long

Busy Being Fabulous

What Do I Do With My Heart

Guilty Of The Crime

I Don't Want To Hear Any More

Waiting In The Weeds

No More Cloudy Days

Fast Company

Do Something

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